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ドッグフード評価記事

アカナアダルトスモールブリードレシピ|小型犬で最もオススメなドッグフードはこれ!

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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今回紹介するのはACANA(アカナ)のアダルトスモールブリードというドッグフードです!

 

当サイトではInstagramを中心にドッグフードのお悩み相談を受けていますが、よく聞かれる質問は『どのドッグフードがオススメですか?』です。

 

これに対する回答って非常に難しく、ドッグフードの正解なんてものはありません。年齢やアレルギーの有無、運動量、犬種、生活環境など様々な要因があるので全てのワンコに合うフードなんてものはない。

 

ただですね・・・アカナに関してはほぼ全てのワンコにオススメできます。アカナと同じ製造元が販売しているオリジンも素晴らしいフードですが、あちらはハイスペック過ぎるので合う・合わないが出てくるはず。

 

 

ドッグスポーツをしているなど運動量は激し過ぎる場合はオリジンで良いかと思いますが、何のドッグフードが良いか悩んでいるならまずアカナを試して欲しい。そんなフードです。

 

私は飼料会社で働いていた経験があり、実務で配合設計を毎日のように行なっていましたが、アカナの配合設計、使用原料、商品コンセプトはそんな私から見ても飛び抜けて優秀です。

 

よくドッグフードの解説サイトで国産で無添加、オイルコーティングがどうのこうの言っているサイトありますけどね。あんなの広告料目当てで書いているだけですよ。

 

だってフードの中身を見れば国産のフードはどう考えても勝てませんからね。別にわたしは海外製ドッグフードをごり押ししている訳でもない。むしろ国産には頑張って欲しい思いもある。

 

でも良いフードを紹介するとなるとどうしても海外製品が中心になる。そして海外製の中でも飛びっきり良いフードがアカナです。

 

今回はそんなアカナの中でも小粒で小型犬向けの『アカナ アダルトスモールブリード』について解説していきます。

 

アカナを製造しているチャンピオンペットフーズ社とは?

アカナを製造している会社はカナダにあるチャンピオンペットフーズ社という会社になります。

 

チャンピオンペットフーズ社は1985年創業。プレミアムドッグフードのみを作るスタイルで『オリジン』と『アカナ』この2つのブランドのみを販売。世界90カ国以上に販売しています。

 

とても素晴らしいメーカーなのですが、ちょっと心配な点として2022年11月1日、アメリカ大手の食品会社であるマース社がチャンピオンペットフーズ社を買収するとの発表をしています。これについての記事はこちらで↓

【悲報】アカナやオリジンを販売しているチャンピオンフーズ社がマースに買収される

 

ただ今のところ買収されたからと言ってフードの中身には影響はありません。マース社としても海外でも評価の高い『オリジン』『アカナ』ブランドが欲しかったはずですので、変に中身をいじる事はしないかと思われます。

 

アカナを購入する際の注意点|リニューアル後の原料表示で内容を確認する!

アカナを購入する、もしくはどんな種類があるかな?と調べる場合、注意点があります。

 

それは原材料について正規代理店にて確認した方が良いという事。というのもアカナってアメリカの工場で生産していたのですが、カナダの工場での生産に戻すことになり商品名・パッケージなどリニューアルしているんですよ。(アメリカ・カナダどちらも自社工場です)

 

2022年1月頃には全てリニューアル後の製品に切り替わっているはずですが、ネットの情報を見ているといまだにリニューアル前の原料表示のなっている事が多いという事。

 

特にAmazonですね!だいたい原料表示がリニューアル前のものです!

 

ちなみに今回紹介するアカナの『アダルトスモールブリードレシピ』だとリニューアル前後でこんな違いがあります。

リニューアル前

■名称:アダルトスモールブリード

■原材料

新鮮鶏肉(12 %)、鶏肉ミール(12 %)、七面鳥肉ミール(12 %)、赤レンズ豆、丸ごとグリンピース、そら豆、鶏脂肪(5 %)、新鮮鶏臓器, (レバー、ハツ、腎臓)(4 %)、ニシンミール(4 %)、新鮮全卵(4 %)、新鮮丸ごとカレイ(4 %)、ニシン油(2 %)、日干しアルファルファ、緑レンズ豆、丸ごとイエローピース、エンドウ豆繊維、新鮮鶏軟骨(1 %)、乾燥ブラウンケルプ、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮丸ごとパースニップ、新鮮ケール、新鮮ほうれん草、新鮮カラシ菜、新鮮カブラ菜、新鮮丸ごとニンジン、新鮮レッドデリシャスリンゴ、新鮮バートレット梨、フリーズドライ鶏レバー、フリーズドライ七面鳥レバー、新鮮丸ごとクランベリー、新鮮丸ごとブルーベリー、チコリー根、ターメリック、オオアザミ、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート、ローズヒップ添加物(1kg中):添加栄養素:亜鉛キレート:100 mg畜産学的添加物: 腸球菌フェシウムNCIMB10415: 600x10^6 CFU

リニューアル後

■名称:アダルトスモールレシピ

■原材料

新鮮鶏肉(16%), 乾燥鶏肉(15%), 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとグリーンピース, 丸ごとヒヨコ豆, 乾燥七面鳥肉 (4.5%), 鶏脂肪(4%), 新鮮鶏内臓 (レバー, 心臓) (4%), 乾燥ニシン (4%), 卵 (4%), 生カレイ(4%), フィッシュオイル (4%), 丸ごと緑レンズ豆, 丸ごとイエローピース, エンドウ豆繊維, エンドウ豆スターチ, 生七面鳥レバー(0.5%), 塩, 乾燥ケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと洋梨, 新鮮丸ごとズッキーニ, 乾燥チコリールート, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カブラ菜, 新鮮ビートの葉, 新鮮丸ごとクランベリー, 新鮮丸ごとブルーベリー, 新鮮丸ごとサスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ 添加栄養素(1kg中):3a890 塩化コリン: 700 mg, 3b606 (亜鉛: 75 mg), 3b406 (銅: 11mg), 3a821ビタミンB1: 25mg, 3a841ビタミンB5: 8 mg, 3a831ビタミンB6: 7.5mg, 3a672aビタミンA: 1875 IU, 3a671ビタミンD3: 250 IU, 3a700ビタミンE: 115 IU. 畜産学的添加物: 腸球菌フェシウム

 

 

これ知らなくても大きな問題ではありませんが、やはり正確な原材料・成分値は知っておくべきでしょう。

 

という訳で正しい情報を知るためにもできれば正規代理店で原料表示を確認しておきましょう。公式はここ

ペットフードのアカナ

 

ただこの正規代理店のページ・・・ものすごく使いにくい。ログインしないと商品一覧出てこないし、よくわからない仕様です。めんどくさい場合は楽天のこのショップが良いですよ。配送もしっかりしているしおそらく最安値。

楽天市場 サクラソーケンネル

 

このショップ何が良いかって倉庫が温度管理されている事。あと賞味期限が近いなどアウトレット品があるって事ですね。オリジン・アカナを購入するならぜひチェックしてみて下さい。ちなみに正規代理店よりかなり安いです。

 

なんかAmazonってたまにこういうのあって、価格だけなら最安値だったりするのですが海外製品は並行輸入品とかもある関係でたまにトラブルがある。アカナ・オリジンは人気のあるフードですので信頼できるショップから購入しましょう!

 

アカナ・アダルトスモールブリードレシピの原材料品質・原料表示の情報量(30点/30点)

ではここからはアカナ・アダルトスモールブリードレシピの製品性能について詳しく解説していきます。

 

ちなみに当サイトの評価基準ですが6つの項目を採用し100点満点形式にて評価しています。詳しい評価内容を知りたいという場合はこちらの記事を読んでみて下さい。

ドッグフードランキングサイトが信用できない理由|当サイトが信用されるよう取り組む事

 

アダルトスモールブリードレシピの使用原料について(15点/15点)

アカナ・アダルトスモールブリードレシピの使用原料はこちらになります。

 

原料

新鮮鶏肉(16%), 乾燥鶏肉(15%), 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとグリーンピース, 丸ごとヒヨコ豆, 乾燥七面鳥肉 (4.5%), 鶏脂肪(4%), 新鮮鶏内臓 (レバー, 心臓) (4%), 乾燥ニシン (4%), 卵 (4%), 生カレイ(4%), フィッシュオイル (4%), 丸ごと緑レンズ豆, 丸ごとイエローピース, エンドウ豆繊維, エンドウ豆スターチ, 生七面鳥レバー(0.5%), 塩, 乾燥ケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと洋梨, 新鮮丸ごとズッキーニ, 乾燥チコリールート, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カブラ菜, 新鮮ビートの葉, 新鮮丸ごとクランベリー, 新鮮丸ごとブルーベリー, 新鮮丸ごとサスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ 添加栄養素(1kg中):3a890 塩化コリン: 700 mg, 3b606 (亜鉛: 75 mg), 3b406 (銅: 11mg), 3a821ビタミンB1: 25mg, 3a841ビタミンB5: 8 mg, 3a831ビタミンB6: 7.5mg, 3a672aビタミンA: 1875 IU, 3a671ビタミンD3: 250 IU, 3a700ビタミンE: 115 IU. 畜産学的添加物: 腸球菌フェシウム

 

まず先に言っておくとやたらと『新鮮』とか『丸ごと』などの表現が目立ちますよね・・・ちょっとクドく感じますがこれは翻訳の関係でこうなっています。

 

アカナの原料表現

新鮮=freshの翻訳で『冷凍していない』という意味で使われている

丸ごと=wholeの翻訳。例えば魚だと骨などアラの部分を使用しているのではなく、丸ごと全てという意味

 

動物性原料およびタンパク質源について

ドッグフードの原料表示にはルールがあり、配合割合の高いもの(重たいもの)から順に記載するルールがあり、一番最初に記載されているものを第一原料と呼びます。

 

アカナ・アダルトスモールブリードレシピだと『新鮮鶏肉(16%)』ですね。つまり冷凍されていない生の鶏肉です。

 

突然ですが質問です。

 

ドッグフード原料に対する質問

 

おそらく多くの方は『生の鶏肉』の方がイメージ良いと感じるのではないでしょうか?

 

国産のプレミアムドッグフードなんかだとあるあるですが、生の肉=〇〇ミールじゃなくて安心できる良い原料。そんなイメージあるかと思います。

 

これ、どっちが良いって話ではなく、どちらにも良い点・悪い点があります。

 

先ほどドッグフードは配合割合の多い(重い順)から記載するルールがあると言いました。生の鶏肉って70%くらいは水分となります。つまり重い。そうすると当然ですが簡単に最も重い原料となります。

 

しかしドッグフードに加工されると水分量は10%くらになりますよね??

 

そう、鶏肉に含まれる大半の水分は蒸発してなくなります。すると栄養素としての実質の割合はどうなのか??思っている以上に少ないんですよね。

 

国産のプレミアムドッグフードの原料表を見て下さい。だいたい生の肉が第一原料になっています。その方がイメージが良いから。

 

でもアカナのように何%配合されているか記載しているのならわかりますが、間違いなく%表示していません。例えばネット上でSランクとかやたらと評価されている『このこごはん』ってフードありますよね?その原料表示がこれ。

 

このこごはんの原料表示

このこごはんの原料表示

 

鶏肉(ささみ・レバー)が第一原料なのは良いですが、生肉なのでほとんど水分です。そして何%配合されているか記載がないでしょ??

 

これはつまり栄養素としてタンパク質をどこから供給しているかわからない、って事です。

 

確かに生肉は熱加工されていない原料ですし、良質なタンパク源です。良い原料なのは間違いありません。でもそれって%表示があって成り立つんですよ。

 

生肉は重いので第一原料にするのは簡単。これでイメージが良くなりますよね。でも実質の栄養素としては次に続く植物性原料がメイン、ってなっちゃう訳です。実際に『このこごはん』はたんぱく質21.3%と高くないでしょ?

(ちなみにアカナのスモールブリードレシピはたんぱく質31%)

 

じゃあアカナの場合はどうなのか??動物性原料を抜粋すると・・・

 

アカナの動物性原料

新鮮鶏肉(16%), 乾燥鶏肉(15%), 乾燥七面鳥肉 (4.5%), 鶏脂肪(4%), 新鮮鶏内臓 (レバー, 心臓) (4%), 乾燥ニシン (4%), 卵 (4%), 生カレイ(4%), フィッシュオイル (4%),生七面鳥レバー(0.5%)

 

このように動物性原料にはしっかり%表示しており、生肉と乾燥肉を併用している事がわかります。これが海外製のガチプレミアムドッグフードの特徴です。

 

つまり生肉だけじゃ目指しているタンパク値に届かない。なのであらかじめ水分を飛ばして乾燥させたものも同時に使うって事です。

 

補足としてアカナのようなプレミアムドッグフードで使用されている『乾燥肉』はチキンミールを代表する〇〇ミールとは全く違います。〇〇ミールとは専門用語でレンダリング原料と呼ばれるもの。

 

チキンミールの製造工程

チキンミールの製造工程

 

ざっくりこんな感じで製造されますが、熱加工されまくっているのでタンパク質が変性して劣化している、って事ですね。チキンミールに限らず〇〇ミール系はだいたいこんな感じです。

 

アカナに使用されているものはレンダリング原料ではなく、私たちが食べるものと同じ鶏肉を乾燥させたものですので、ドッグフードに加工されても良質なタンパク源としてワンコが利用できるって事です。

 

ちょっと余談が多くなりましたが、アカナ・スモールブリードレシピの動物性原料は肉だけでなく魚系の原料も使用して文句のつけようがない内容となっています。

 

動物性原料以外としては豆類が植物性のタンパク源です。穀物使っていないのでグレインフリーのフードですね!

 

脂質源について

次に主な脂質源ですが、鶏脂肪(4%)とフィッシュオイル (4%)が使用されています。さすがアカナ、当然のように魚系の油を使用していますね。

 

魚系の油をドッグフードに使用する理由はDHA・EPAの供給源としてです。オメガ3系脂肪酸と呼ばれるこれらは犬にとって必須脂肪酸となり、食べ物から摂取する必要があります。

 

多くのドッグフードではこれらが不足しがちなんですよ。なので海外製のプレミアムドッグフードだと必ずオメガ3系脂肪酸は意識したような配合設計になっています。

 

ここも全く問題ないですね。文句のつけようがありません。

 

その他原料について

その他の原料としてはフルーツや野菜がふんだんに使用されてます。これらは繊維源として消化のサポート。またビタミン・ミネラルの供給源にもなっています。

 

そして特徴的なのがターメリック, オオアザミ、ラベンダーといったハーブ類。ハーブ系は組み合わせなどがありちょっと難しく勉強中ではあるのですが、ここは長年プレミアムドッグフードのみを製造しているチャンピオンペットフーズ社。

 

ハーブに関してはかなりのノウハウがあり、信頼できる生産者によって栽培されたもののみを使用するというこだわり。

 

 

使用原料についての総評

文句のつくようのない配合内容です。よくもまあここまでのフードを作っているなと素直に感心します。当サイトの評価としてはもちろん満点評価です。

 

アダルトスモールブリードレシピの原料表示の情報量について(15点/15点)

先ほども言いましたが、ドッグフードの原料表示は多いものから順に記載するルールがあります。ただし各原料が何%配合されいるかの割合までは記載する義務はありません

 

ほとんどのドッグフードは%まで表示しておらず、特に国産のフードはプレミアムドッグフードと呼ばれているものでさえ%表示されていません。実際に先ほど比較対象で紹介したSランクとか言われている『このこごはん』であっても%表示されてません。

 

アカナ・スモールブリードレシピの原料表示は先ほど紹介しましたが、動物性原料の何が何%まできっちり表示されています。ここが高評価できるポイント。

 

アカナ表示票

 

さらにこれに詳しくは次の『栄養成分値・バランス』の項目で評価しますが、脂肪酸についても記載されています。ここも素晴らしい。

 

原料表示がこれ以上詳しく公開されているフードってまずないです。一応あるにはあるのですが、知っている限り1つだけ。CARNA4というかなり特殊なフードとなりますが、あれはドッグフードに含まれる酵素の分析値まで公式サイトで公開されています。

CARNA4(カーナ4)|ドッグフードで1番良いものは?と問われるとこれかも

 

CARNA4が特殊すぎるだけで、アカナの情報量は全てのドッグフードの中でもトップクラスなのは間違いありません。もちろん当サイトの評価も満点評価とします。

 

アカナ・アダルトスモールブリードレシピの栄養成分値・バランス(20点/20点)

次に栄養成分値について。保証成分はこちらになります。

 

保証成分

たんぱく質:31%以上、脂肪:17%以上、繊維:5.0%以下、灰分:7.0%以下、水分12%以下

カルシウム/リン 1.4%/1.1%以上

オメガ6/オメガ3:2.6%/1.0%以上(DHA /EPA:0.3%/0.3%)

 

基本的に当サイトの評価基準では栄養バランスについて満点評価となります。犬にとっての最適な栄養バランスなんてものは存在しません。ライフステージや性格、飼育環境によって最適な数値は変わってきます。

 

ただし最低限クリアすべきAAFCOの基準すらクリアしていない。脂肪酸バランスが悪い。商品コンセプトと合っていない。そんな場合は減点しています。

 

アカナ・スモールブリードレシピの場合はタンパク質31%と結構高めのフードとなります。ただこのくらいなら活発なワンコなら何も問題ない。むしろ望ましい程度のタンパク値です。

 

別ブランドのオリジンは40%以上ありますからね。そこまでになると合う・合わないが出てくるかと思います。

 

で、注目して欲しいのはここ。

 

アカナの脂肪酸バランス

 

まずそもそもですが、オメガ6とオメガ3の成分値を記載しているフード自体が少ないです。しかしここって非常に重要で、このオメガ6とオメガ3のバランスが非常に重要!!

 

AAFCOでも基準があるのですが、オメガ6:オメガ3=30:1が最大値として設定されています。ちょっとわかりにくですよね?

 

つまりドッグフードに含まれているオメガ6脂肪酸の1 /30はオメガ3を確保しようね!って事です。

 

AAFCOとは?

AAFCO(読み方:アーフコ、アフコ)とは、全米飼料検査官協会(The Association of American Feed Control Officials)の略称。ペットフードの栄養基準や原材料、表示に関する基準を公表している米国の団体。

日本でもAAFCOの基準を採用しており、総合栄養食として販売するにはAAFCOの基準を満たす必要がある。

 

オメガ6は必須脂肪酸ですが、炎症作用を促進する効果があり、摂取しすぎは良くない。なので抗炎症作用があるオメガ3を同時に摂取。このバランスが重要です。

 

オメガ6が多すぎるとアレルギーなど炎症性疾患を発症しやすくなると言われています。

 

そこでしっかり配合設計を考えられているものならオメガ6:オメガ3=5:1とか4:1くらいのバランスに設計しています。

 

アカナ・スモールブリードレシピはこのバランスが2.6:1とかなりオメガ3脂肪酸の割合が高め。それに加えてDHA・EPAの割合が高い事もわかります。

 

ドッグフードにおけるオメガ3はDHA・EPA・αリノレン酸、この3種類となるのですが、αリノレン酸は犬の体内でEPA→DHAと変換する必要があり、その変換も全てが行われる訳じゃないので、利用率が低いと言う欠点があります。

 

亜麻仁がドッグフードのオメガ3脂肪酸供給源として定番の原料ですが、あれってαリノレン酸がほとんどなので犬にとって利用しにくいオメガ3脂肪酸って知っていました??

 

そこでプレミアムドッグフードにはサーモンオイルやフィッシュオイルなどDHA・EPAが豊富に含まれている油を使用しているって事ですね!

 

このバランスについて何が正解!ってのはありません。ただ数々のドッグフードを調べたドッグフードオタクの私としてはアカナ・スモールブリードの『2.6:1』は抜群にバランスが良いと断言します!

 

栄養成分・バランスについて当サイトの評価はもちろん満点評価です。

 

アカナは安全への取り組みを行なっているか(20点/20点)

当サイトでは安全への取り組みについて『アレルギーへの対策』、『安全性に関わる認証制度の取得』この2点を重要視して採点しています。

 

オリジンの記事でも紹介しましたが、アカナを製造しているチャンピオンペットフーズ社はアレルギー対策について特別なアピールはしていません。

 

穀物不使用のグレインフリーとなっていますが、これはアレルギー対策というより低GIの原料を使用して血糖値の急激な上昇と肥満防止の効果を狙ってのことです。

 

グレインフリーのフードは小麦やトウモロコシの代わりとしてジャガイモなどを使用するパターンが多いですが、アカナは低GI値の野菜やフルーツを使ってます。

 

ちょっとここでアレルギーについて正しく学んでおきましょう。

 

よく信用のならないドッグフード評価サイトだと『グレインフリーだからアレルギーが安心』みたいな表現をして、グレインフリーのフードに誘導します。

 

要するにだいたいのフードってトウモロコシが含まれていますが、トウモロコシを粗悪な原料として不安を煽る。そして広告報酬が高いグレインフリーのフードに誘導するって感じです。

 

このパターンの場合はだいたいモグワンに誘導してきます。モグワンって当サイトでも高評価していますが、高評価するべきポイントはそこじゃない・・・

モグワン

だってトウモロコシと鶏肉どちらがアレルギー多いと思います??

 

圧倒的に鶏肉です。

 

ロイヤルカナンのデータ

こちらロイヤルカナンの研究データですが、アレルギーの原因となるのは牛肉が最も多く、次にPoultry(家禽)が続きます。家禽とは人間が利用するために飼育されている鳥の総称ですね。鶏も含まれます。

 

そしてその次に多いのがWheat(小麦)となります。確かに小麦はアレルギーの原因となる可能性は高い。なので最近だと小麦グルテンフリー のフードが増えてくている、って事ですね。

 

ではトウモロコシはというと・・・Corn(2.9%)と別に高くないでしょ?むしろかなり低い。

 

アレルギーってのは何であっても発症する可能性があります。グレインフリーだから安心って事はありません。悪とされている小麦やトウモロコシより鶏肉の方がアレルギーの発症率高いんですよ?

 

で、なぜ牛や鶏がアレルギー多いのか?これは同じものを食べ続けるとアレルギーになりやすくなるという特徴があります。ちょっと図で解説しますね。

 

アレルギーの図解

アレルギーの特徴

 

例えば今まで鶏肉に関して全く問題なかったが、急にアレルギーが発症する。そんなケースもあります。

 

この図で言えば、鶏肉を食べ続けてある日突然アレルギーとなってしまった感じですね。では色々な食材を食べて鶏肉に集中させなかったらどうなるか?

 

フードローテーションの意味 図解

 

様々な食材を食べることによってアレルギーが発症するリスクを抑える、って感じですね!

 

最近だとフードローテーションというのが推奨されています。これは原材料の異なるドッグフードに定期的に切り替える事。この目的は特定の原材料に集中させないためです。つまりアレルギー発症リスクを抑える事ができます。

 

とは言えローテーションさせるのも面倒じゃないです??じゃあ最初からたくさんの食材から作られているドッグフードで良いんじゃない??

 

でも大体のドッグフードって動物性タンパク源は鶏肉だけ。だって鶏肉が一番原価安いから。あっても鶏肉に加えてもう1種類くらい。

 

複数の動物性タンパク源が配合されており、安心安全な品質の良いドッグフードってあるのか??

 

ってなるとアカナとかオリジン。オリジンはハイスペックすぎるのでとりあえずアカナを試してみて!!

 

これが当サイトがアカナをオススメする理由です。

 

ただし複数の動物性タンパク源が配合されているフードが合わない場合もあります。それは既に何かしらのアレルギーがある場合ですね。アカナはアカナシングルというシリーズがあり、これは1種類の動物性タンパク源で作られています。

 

既に何かしらのアレルギーがある場合、アカナシングルからアレルギーに該当しないものを選びましょう。ラム、ポーク、魚(イワシ)、豚の商品ラインナップがあります。

 

アレルギーの説明が長くなってしまったので『安全性に関わる認証制度の取得』についてはサラッと流しておきます。オリジンの記事でも紹介していますしね。

 

アカナの製造工場は製薬工場にも匹敵するレベルで品質管理されており、安全性に関わる認証制度はSQFおよびSFSF(Safe Feed/Safe Food)認証を取得しています。

 

工場ではアカナ・オリジンのみを製造しており、他の工場に委託もしない。また他のブランドを受託製造もしないというスタイルで品質管理について心配する要素はありません。

 

もちろん当サイトの評価も満点です。

 

アカナは人工の酸化防止剤・着色料を使用していないか(10点/10点)

このクラスのフードだと当然ですが、危険と言われている人工の酸化防止剤、意味のない着色料などは使用されていません。

 

アカナで使われている酸化防止剤はトコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキスとなり、どれも自然由来の安心できるものです。

 

アカナの製造方法について(10点/10点)

多くのドッグフード評価サイトではドッグフードの製造方法について全く触れていませんが、当サイトではドッグフードがどのように作れているかについても重要視しています。

 

まずドッグフードというのはエクストルーダー という機械で製造される事がほとんどです。アカナについてもエクストルーダーで製造されいます。

 

ただエクストルーダーは高温・高圧で加工されるのでタンパク質が熱によって変性、品質が劣化するなどデメリットもあります。もちろん熱と圧によってデンプン質がα化して消化吸収しやすくなるというメリットもありますけどね。

 

アカナを製造するチャンピオンフーズ社は世界トップレベルの工場を有しており、タンパクの変性への対応策として低温での乾燥(ディハイドレート)やフリーズドライされた原料を使用するなど数々の工夫がされています。

 

当サイトではエクストルーダーでの製造は基礎点として8点、それ以外に何か工夫しているものがあれば加点評価しています。アカナについては文句なしの満点評価で良いでしょう。

 

ちなみにですがこれが実際のアカナ(スモールブリードレシピ)の粒になります。

 

アカナ・スモールブリードレシピの粒

アカナ・スモールブリードレシピの粒

 

当サイトを見てくれている方にはいくつかの記事でお伝えしていますが・・・オイルコーティングは悪いものじゃありません

 

海外製プレミアムドッグフードの場合、ほぼ確実にオイルコーティングがされてます。日本だとこのオイルコーティングが悪いものとして認識されています。まあこれは広告の影響なんですけどね・・・

 

ドッグフードの製造工程はざっくりですがこのような製造工程となっています。

 

ドッグフードの製造工程

ドッグフードの製造工程

 

このような『ライン工程』となるのですが、オイルコーテイングをするという事は工程が1つ増えるという事です。

 

ドッグフードメーカーだって利益を出さなければ会社として成り立ちません。工程を増やすという事は当然コストも上がります。意味もなくそんな事すると思いますか??

 

上記図で言えば2と3の間にオイルコーティングの工程が入る訳ですが、先ほども言ったようにエクストルーダー という機械は高温・高圧になるので栄養素が劣化するというデメリットがあります。あとは油の酸化ですね。

 

それを防止するため熱に弱い成分をオイルと一緒に後で添加する。このためにオイルコーティングはされています

 

今回紹介したアカナ・スモールブリードレシピにはフィッシュオイルが配合されています。EPA・DHAといったオメガ3脂肪酸供給源として非常に良い原料ですが、これらは非常に酸化しやすい。

 

なので極力酸化しないよう、後で添加しているって事です。おそらくフィッシュオイルにビタミンとかプロバイオティクス類(腸球菌フェシウム )を混ぜた上添加しているはず。

 

このように意味があってやっています。

 

なんでオイルコーティングが悪みたいになっているか?これは完全に広告の影響でオイルコーティングは酸化しやすい、食いつきをよくするため、とかよくわからない理由をつけます。

 

で、オイルコーティングをしていない安心・安全なフードはこれ!みたいな感じで誘導する訳ですね。広告報酬のデカいドッグフードに・・・

 

ちなみにこのような表面がオイリーじゃないのがオイルコーティングされていないフード。画像は『このこごはん』のものです。

オイルコーティングされていないドッグフード

このこごはん

 

オイルコーティングって実はドッグフードに油をぶっ掛ければ良い、って話ではなく真空状態にする設備もいるしノウハウも必要。

 

国産のプレミアムドッグフードのサイトを見ているとオイルコーティングしていません!!みたいな謎のアピールしていますけど、そもそも出来ないんですよ。設備がないから。

 

さらに言えば国産のプレミアムドッグフードはOEMで中身ほぼ同じ。工場も同じなので似たドッグフードばかりになる。広告の仕方も似たようなものばかりに。そこでお金儲けしか頭にないサイト運営社によってオイルコーティングが悪のような間違った情報が垂れ流される。

 

これが現状です。

 

この記事を読んでくれている方はオイルコーティングについて正しい知識を持って下さいね。

 

参考記事

OEMを知らない方はこちらの記事を読んでみて下さい

国産ドッグフードは『OEM×広告』で信用できない!その理由を『実例』付きで解説

 

アカナはスペックに見合った価格であるか?8点/10点

最後に価格について。当サイトでは単純な価格ではなく、スペックに見合った価格なのか?これを考慮して採点しています。

 

原料や品質にこだわって原価が高くなるのは仕方がありません。ただドッグフードはどう考えてもそこまで品質が高くないのに馬鹿みたいに価格が高いもの、結構あります。特に国産のプレミアムドッグフードはその傾向が高いですね。

 

アカナの価格ですが、どのの価格を紹介するか悩ましい。正規代理店の価格が高いですからね・・・

正規代理店 トランペッツ

 

今回は私もよく利用している楽天のショップ価格を紹介してみます。

 

税込価格(スモールブリードレシピ) 価格 kg単価
340g包装 1,014円 2,817円/kg
2kg包装 4,170円 2,085円/kg
6kg包装 9,500円 1,583円/kg

 

普通に良いと思いません??

 

6kg包装だと1,583円/kgとこの品質でこの価格ならかなり良い!だってね、この記事内で何度か比較対象しているどこのサイトでもSランクだの評価されている『このこごはん』、あれ3,000円/kgくらいしますからね。

 

その謎に高い価格にはサイト運営者への高額なアフィリエイト報酬が含まれているからであって・・・

 

まあ当サイトもお金儲けしたければ同じ事すれば良いのですが、ワンコを愛する飼い主さんには嘘つきたくないので・・・笑

 

ちなみに私がこの楽天ショップをよく利用する理由ですが、記事内でも言いましたが自社倉庫が温度管理されている点。これは安心できますね。そしてアウトレット品があってお得に購入できる場合がある事。

 

実はあともう1つ理由があってですね。

 

ショップの紹介ページにこんな一文があります。

 

ペットフードは大切な家族の為の食べ物です。
運送会社のトラックの荷台、集配センターは土足で作業する不衛生な環境です。
通販ですので必ず運送会社を利用しないといけないのですがその様な環境でもお客様のもとにはきれいな状態で商品を納めさせて頂くよう最大限の努力をしています。

 

これね・・・ほんとそうなんですよ。

 

わたし転職する合間に暇なので集荷場でバイトした経験あるのですが、まじで環境劣悪です。こういった事を意識しているってだけでも好感持てます。

 

という訳でオススメのショップがこちら。今回紹介したスモールブリードレシピ以外にもアカナシリーズ取り扱いありますし、アカナ以外にもオリジン、ZAWIなどなど・・・

 

扱っているフードは高品質なものばかりです。ぜひチェックしてみて下さい

 

楽天市場 サクラソーケンネル

 

ちなみに当サイトのアカナに対する価格の評価ですが、8点にしておきましょう。正直10点満点でも良いのですがオリジンを8点評価にしている点と、やはり小型犬用として使いやすい2kg包装で2,000円/kg以上。

 

品質面を考慮すると納得できる金額ではありますが、高いと言えば高いですからね。

 

アカナの総合的な評価98点!オリジンと同じく最高峰のドッグフードの1つ

さて総合的なアカナの評価ですが98点!!まあオリジンと同じ点数になるのは当然と言えば当然なんですけどね。

 

ちなみにオリジンとの違いは動物性タンパク源の割合です。オリジンの方が動物性タンパク源が多いので、タンパク質も40%↑とかなりのハイスペックとなっています。

 

我が家にはウィペット、イタグレといった非常に運動量が多い犬種いますのでオリジンでも良いですが、ほとんどの場合アカナで良いかと思います。

 

また今回は小粒の小型犬向けスモールブリードレシピを紹介しましたが、たまにいますが小粒じゃないと食べない・・・そんな場合を除き通常アカナでも問題はありません。

 

スモールブリードレシピのように複数の動物性タンパク源が配合されているのも良いですが、ちょっとオススメな方法が魚原料を主体としたアカナ パシフィカというフードがあります。


アカナ パシフィカ ドッグレシピ 2kg【ドッグフード】【正規品】

 

記事内でも言いましたが、脂肪酸バランスが不明、またはバランスが悪いフードって非常に多い。そんな場合、アカナのパシフィカを普段のフードに少し混ぜてやる。パシフィカは魚主体ですのでEPA・DHAのサプリメント的な使い方ができます。

 

全てアカナじゃないのでコストを抑えた上でバランスの良い食事になります。

 

サーモンオイルとかを買って添加する方法もありますが、面倒ですし酸化しないようにする扱いも必要ですからね。

 

信用できる楽天のショップを最後にもう一度貼っておくので、ぜひあなたの愛犬に合うフードを探してやって下さい。アカナは非常に良いフードですよ!自身を持ってオススメします!!

 

楽天市場 サクラソーケンネル

 

 

では今回はこの辺りで。こちらに当サイトが紹介したフードで評価点が高かったものをランキング形式にて紹介しています。よかったらこちらも参考にしてみて下さい。

 

ドッグフードおすすめランキング表|6項目で公平な評価をしています

 

 

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

金虎はおさかなドッグフードだけじゃない!オヤツもオススメな理由

金虎公式ショップ

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