ドッグフード評価記事

HEKAグレインフリードッグフード がリニューアルしたので再評価してみる!

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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今回紹介するドッグフードは『HEKA グレインフリードッグフード』となります。こちらのドッグフードは2020年12月26日に販売開始したフードですが、2024年6月頃よりリニューアルしたとの発表がありました。

配合内容や製造工場(原産国)、粒のサイズなど変更しているので、リニューアル後のHEKAについて評価していこうと思います!

ちなみにHEKAって『コスパの良いグレインフリーのフード』のようなキャッチフレーズで販売されています。これはリニューアル前もそうですね。当時は1,500円/弱と確かに比較的リーズナブルではあったが、配合内容を見るとお値段通りかな、と。これが当サイトの評価でした。

という訳で旧配合と比較しながら見ていこうかと思います!

HEKAグレインフリードッグフードがリニューアル|どこが変更されたか旧配合と比較

では早速ですが旧配合とどこがリニューアルされたのか見ていきましょう。主原料が近いもので比較します。

リニューアル前

【原材料表示】

トラウト(マス)(冷凍25%)、サツマイモ、サーモンミール(14%)、ジャガイモデンプン、乾燥ビートパルプ、えんどう豆(乾燥)、ジャガイモ粉、加水分解タンパク質、トラウトミール(マス)(1%)、フィッシュオイル、ハーブ(乾燥、イラクサ、グラックベリーの葉、ヤロウ、フェンネル、キャラウェイ、カモミールの花、ヤドリギ、リンドウの根、セントーリー)、ベータグルカン、チコリ(乾燥)、ユッカ(乾燥)

【保証成分】

粗たんぱく質:23%以上、粗脂肪:8.5%以上 、粗繊維質:3%以下、粗灰分:8.8% カロリー:342kcal

原産国:ドイツ

こちらが旧配合。リニューアル後の配合内容はこちら。

リニューアル後

【原材料表示】

フィレッシュサーモン(25%)、乾燥サツマイモ、乾燥エンドウ豆、乾燥サーモン(10%)、ポテトスターチ、乾燥トラウト(5%)、乾燥ビートパルプ、乾燥チコリー(フラクトオリゴ糖源として)、アマニ、サーモンオイル(0.5%)、ミネラル類、乾燥ハーブ類(イラクサ、ブラックベリーの葉、ヤロウ、フェンネル、キャラウェイ、カモミールの花、ヤドリギ、リンドウの根、セントーリー)、乾燥ユッカ(0.02%)、βグルカン(0.02%)、タウリン、Lーカルニチン、ビタミン類(A、D3、E)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マグネシウム、ヨウ素、セレン)、酸化防止剤(植物由来トコフェロール)

【保証成分】

粗たんぱく質:23%以上、粗脂肪:8.5%以上 、粗繊維質:4%以下、粗灰分:7.7%、水分:10%、カロリー:343.1kcal

原産国:オランダ

注目すべき変更点はまず第一原料の動物性原料が冷凍→フレッシュ(生)に変更された点。ここは原料の品質としては良化されたと判断しても良いでしょう。

次に動物性乾燥原料。乾燥原料とはつまり水分を蒸発させてタンパク質含有量を高めている。そういう原料になりますが、旧配合は『サーモンミール14%+トラウトミール1%=15%』、リニューアル品が『乾燥サーモン10%+乾燥トラウト5%=15%』ここは原料内容は違うものの割合としては変わりません。

脂質源に関しては『フィッシュオイル』→『サーモンオイル』と変更されていますが、ここは大きな違いはない。

その他として全体的に原料表示が詳しくなった。あと『タウリン、Lーカルニチン』の配合ですね!ここは良い変更点じゃないかと!タウリンの不足が心臓病に関係している、とよく言われますが、魚系原料に関しては原料自体にタウリンが豊富に含まれるので気にする必要はありません。が、ラム、ターキーにもタウリン添加されてるのでここは安心感がアップしたと言えます。

L-カルチンは脂肪燃焼を手助けし太りにくい身体を作ることが期待できる、と最近ではドッグフードの原料として採用する事が増えてきました。ここも良いですね。

大幅な変更ではないものの品質は向上している、そう判断して良いかと思います!

HEKAグレインフリードッグフード公式

HEKAグレインフリーの使用原料および保証成分を評価

ではリニューアルしたHEKAについて使用原料、保証成分について詳しく見ていきましょう。HEKAにはサーモン、ラム、ターキーの3種類がありますが、サーモンは先ほど紹介したのでラムを中心に見ていきます。

HEKAグレインフリードッグフード ラム容量:1.8kg、3.6kg、5.4kg
【原材料】
フレッシュラム(20%)、乾燥ポテトフレーク、乾燥ラム(14%)、乾燥えんどう豆、乾燥サツマイモ、鶏油(5%)、加水分解チキンタンパク質、乾燥ビートパルプ、サーモンオイル(1%)、乾燥ビール酵母、乾燥チコリー(フラクトオリゴ糖源として)、乾燥ハーブ類(イラクサ、ブラックベリーの葉、ヤロウ、フェンネル、キャラウェイ、カモミールの花、ヤドリギ、リンドウの根、セントーリー)、乾燥ユッカ(0.02%)、タウリン、L-カルニチン、ビタミン類(A、D3、E)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マグネシウム、ヨウ素、セレン)、酸化防止剤(植物由来トコフェロール)

【保証成分】
タンパク質:24%以上、脂肪:12%以上、粗繊維:3.7%以下、粗灰分:8%以下、水分:10%以下

カルシウム 1.4% /  リン 0.8%

363.3kcal/g
公式サイトには容量10kgや20kgもあると記載されていますが、販売されていなかったので省いています。

タンパク質源について

まずはタンパク質源について。ドッグフードは使用している原材料のうち重い順から記載するルールがあり、最初に記載されている原料を第一原料と呼びます。

このフードだとフレッシュラム(20%)が第一原料ですね。生のラム肉です。

HEKA公式サイトでも『第一原料がお肉』とアピールしていますが、生肉って70%くらいは水分ですので、実質のタンパク質はそう多くありません。つまりここからのタンパク供給はそう多くなく、乾燥ラム、乾燥エンドウ豆、乾燥サツマイモ、これら『乾燥』原料が主なタンパク質供給源となっています。

つまり植物性タンパク質の割合も多いフード、って事ですね。

よく勘違いされる方がいるのですが、このフードってラム生肉20%、乾燥ラム14%、合計すると動物性タンパク源は34%じゃないですか?(一応加水分解チキンタンパクもあるがややこしいので、別にします)

でも全部生肉で34%なのか?全部乾燥原料で34%なのか?それとも併用して34%なのか?

原料の加工状態によってタンパク質が何由来なのか?それは変わってきます。34%と言ってもその内訳がどうなっているか?ここを見るのが大事って事ですね。

このフードだと保証成分のタンパク質24%ですが、そのうちラム由来のものってそう多くなく、エンドウ豆、サツマイモ由来のものがかなり多い。ここを理解しておく必要があります。やはりアミノ酸バランスや消化性を考慮すると動物性由来のタンパク質の方が犬にとっては良いですからね。

ただこのフードは価格的にはかなり安めに設定されているので、内容と価格、それら納得した上で選ぶのであれば良いと思いますよ!

脂質源について

次に脂質源について。犬にとって必須脂肪酸、つまり体内では合成出来ないので食べ物から摂取する必要があるものがオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸となります。

このフードだとオメガ6脂肪酸(リノール酸)供給源として鶏油(5%)、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)としてサーモンオイル(1%)が使用されています。

ここは悪くない。この脂肪酸バランスってあまり注目されていないように感じますが、特に国産のプレミアムドッグフードってあまり脂肪酸バランスが良くないものが多いです。この話を詳しくすると長くなるので、興味のある方は別記事を読んで見て下さい↓

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その他および全体の総評

その他良い点はタウリンとL-カルニチン。ここは評価を上げても良いポイント。

で、全体の評価としてはこのフードってタンパク質は説明した通り、見た目は動物性原料主体!と感じますが実際は植物性の乾燥原料を使う事でコストを下げています。

また『乾燥ポテトフレーク』の使用割合が多い。これってじゃがいも由来のデンプンなので、炭水化物が多い訳ですよ。だからタンパク質はそう高くなく割合的に炭水化物が多めなフードになっている。

ただ後で価格についても触れていきますが、これで価格が高かったらボロクソに評価しますが、内容と価格のバランスは合っていると感じます。

価格も重要な要素ですのでそこを理解した上でなら良いフードと言えるのではないでしょうか。

HEKAグレインフリーの価格|コスパは良いのか?

リニューアルしたHEKAの価格について。コスパ良いのか?ここ見ていきましょう。

公式サイトに記載されている価格はこちら。

HEKAグレインフリードッグフード価格(税込)Kg単価
1.8kg3,080円1,711円/kg
3.6kg(1.8kg×2)5,790円1,608円/kg
5.4kg(1.8kg×3)8,040円1,489円/kg
※通常購入の価格

ただし上記は通常購入なので定期購入すれば10%オフとなります。つまり5.4kgのものだと1,340円/kgと安くなる。この単価は悪くはない。使用原料を考慮すれば妥当なラインかな、と。

ちなみにですが、多少高くなっても良いが、使用原料が良くてコスパの良いフードって何?ってなると当サイトでは『ウルフインサイト』ってフードをオススメしています。

動物性原料が『80%』、『65%』『60%』と3つのラインナップがあり、原料の違いによる商品ランナップも豊富。かなりコスパ良く我が家でもメインフードの1つとして採用しています。

 ウルフインサイト公式

良かったらこちらの記事も読んでみて下さい!なぜウルフインサイトがコスパ良いのか?その理由は色々とあるのですが、詳しく解説しています!

合わせて読みたい

HEKAグレインフリーの粒の形状について画像と動画で紹介!!

ではHEKAの粒を紹介しておきます。HEKAってちょっと粒のサイズについて謎な事があって、公式サイト上の説明ではサーモン:0.6cm、ラム:0.6cm、ターキー:0.8cm、となぜかターキーだけ少し大きい

おそらくですがこのフードってOEMなのでその辺りが関わっているのかな?と予想していますが、まあそこは良いとしてまずは画像で。

サーモンとラムに関しては小粒タイプのフード、そうイメージして頂いたら大丈夫かと思いますが、気を付けたいのがターキーですね。公式サイト上には0.8mmと記載されていますが、これって厚みなのでイメージしている以上に大きく感じるかと思います。

粒のサイズに関しては何を好むかは愛犬のサイズ、また個体差もありますのでどれくらいが良いかは一概に言えませんが、超小型犬の場合だとターキーに関してはちょっと大きいかな、と感じます。

では画像だと分かりにくいかもなので動画を撮っておきました。参考にして頂ければと。

HEKAグレインフリードッグフード|内容を理解した上では検討する価値あり!

さて今回はリニューアルしたHEKAグレインフリードッグフードを紹介してみました。

これよく間違った理解している方いるのですが『グレインフリー』だから良いフードって訳じゃないです。別にアレルギーがないなら穀物入っていても良い。それにトウモロコシとかが悪いフードの代表格のように言われますが、トウモロコシがアレルゲンってそんなに無いですからね。

グレインフリーでも良いフード、悪いフードはあります。

HEKAってどんなフードかと言うとグレインフリーでプレミアムドッグフードと言えるギリギリラインまで原価を安くした。そんなイメージのフードです。ですがこれって悪い事ではなく、コストも大事な要素。

それに内容はしょぼいグレインフリーのフードで値段は立派。みたいなフードはいっぱいありますからね。内容と価格が合っているのでこれはこれで良いフードなんじゃないかな、と感じます。

そして例えば中・大型犬の場合、ちょっとスペックを落としてコスパの良いフード。こういう考え方はありです。HEKA単体で与える必要もないですし、粒の大きいターキーをサブで使うとかでも良い。

今はまだリニューアル後、販売開始したばかりで供給面が安定していない気がしますが(10kg、20kgの大袋が売っていない)、案外人気出るかも?と感じています。

HEKAグレインフリードッグフード公式

では今回はこの辺で。こちらに当サイトで評価が高かったフードをまとめていますので、ドッグフード選びに悩んだらこちらも参考にして下さい。

ドッグフードおすすめランキング表|6項目で公平な評価をしています

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

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