ドッグフード評価記事

【オージーラムプラス】何かしらの理由で『豆・芋』を避けたい方向けドッグフード

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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今回紹介するフードは『オージーラムプラス』というオーストラリア原産のドッグフードです。

突然ですが『グレインフリー』って言葉に皆さんどういうイメージを抱かれるでしょうか?多くの方は『良い印象』があると思いますが・・・別にグレインフリーだから良いフードって訳じゃないです

そもそもグレインフリーとは『穀物不使用』という意味。似たような言葉にグルテンフリーがありますね。この違いはこちら↓

もちろん穀物の何かにアレルギーがあるならグレインフリーにするべきですが、特に理由がないなら別にグレインフリーじゃなくても良い。

ついでに言えば悪い原料の代表格のように言われる穀物の『トウモロコシ』ですが、アレルゲンとみた場合、そこまで率は高くありません。これは統計的に分かっています。

https://vetfocus.royalcanin.com/en/scientific/grain-free-diets-good-or-bad

これはロイヤルカナンが発表した犬のアレルゲン割合グラフですが、トウモロコシってむしろアレルゲンとしては率が低い原料です。でも良くネット上では『アレルギーになりやすいトウモロコシフリーのグレインフリー』みたいな表現ありますよね?

なぜか?グレインフリーって言葉が非常にマーケティング要素強いワードだからです。つまりグレインフリーにしておいた方が売れる。

ここで問題になってくるのはグレインフリーすると穀物は使えない。しかしドライフードは基本的に粘結剤のような役割で炭水化物が必要です(特殊なフードを除き)。

すると穀物ではない炭水化物源として芋・豆を使う。

そうなると・・・芋や豆がアレルギーだった場合、非常に困る訳ですよ・・・出回っているある程度品質が良さそうなフードはどれもこれもグレインフリーになっちゃいますからね。

前置きが長くなりましたが、今回紹介するフードはグレインフリーではないフードで品質良いもの。炭水化物源は『シリアル』と『米』です。

ややタンパク質高めで低脂質。こういう設計は日本のワンコに合うケースが多い。こういうフード求めている方って多いんじゃないかな?とこの記事を書いてみる事にしました。

オージーラムプラスはどんな特徴あるドッグフードか?

まずは原材料および保証成分を見ておきましょう!

オージーラムプラス容量:900g、8kg(1kg×8)、20kg
【原材料】
ドライラム肉、シリアル、白米、米糠、鶏脂肪、天然フレーバー、ビール酵母、塩、フィッシュオイル、キトサンオリゴ糖、ビタミン・ミネラルプレミックス【アスコルビン酸カルシウム(ビタミンC)、アミノ酸キレート亜鉛、ビタミンEサプリメント、アミノ酸キレートコバルト、アミノ酸キレートマンガン、ビオチン、ビタミンAアセテート、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、硝酸チアミン(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンD3サプリメント、リボフラビンサプリメント、DL-メチオニン、葉酸、アミノ酸キレート銅、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム】、塩化コリン、グルコサミン、ターメリック、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)

【保証成分】
保証分析値:たんぱく質 28%以上、脂質 12%以上、粗繊維 4.5%以下、灰分 11%以下、水分 10%以下、カルシウム 1.45%以上、リン 0.80%以下
代謝エネルギー:370.6kcal/100g/100g

この通り炭水化物源としては『シリアル』と『白米・米糠』となります。シリアルというのは人間の朝食でも良くあるトウモロコシ、オーツ麦、小麦、大麦、米などの穀物を、押しつぶして薄い破片にしたもの。

何を原料にしているかもう少し詳しく記載して欲しかった処ではありますが、まあここは良いとして、重要なのは芋と豆使っていない!って事ですね。

そしてこのフードの輸入代理店は『Y.Kエンタープライズ株式会社』となりますが、アディクションの輸入代理店でもあります。

おそらく、というか間違いなくオージーラムプラスは『Y.Kエンタープライズ株式会社』の販売するオリジナル商品。つまり海外OEMタイプのフード。ペットショップに売っているものだと『キアオラ』とか『ソルビダ』これらと同じタイプです。

オーストラリアのAmazon見ても販売されていないし、つまりはオーストラリアのどこかの工場で製造を委託。日本に輸入しているフード。オーストラリア現地では販売されていないタイプです。

OEMって良い面と悪い面があって、国産のOEMに関してはオススメできる事まずないのですが、海外製はたまに凄く良いものもある。

このフードに関しては内容も悪くない。また後で価格も紹介しますが十分適正価格ですし良いOEMと判断して良いかと思います

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※Amazonは売っていませんでした。

オージーラムプラスの使用原料および保証成分を評価!

では使用原料および保証成分を詳しく見ていきましょう!オージーラムプラスはパピー用・成犬用・シニア用がありますが、今回は成犬用を見ていきます。

タンパク質源について

まずはタンパク質源について。保証成分はタンパク質28%とそこそこ高い数値。

ドッグフードの原料表示は使用割合の多い(重い)順から記載するルールがあり、一番最初に記載されている原料。つまり最も重い原料を第一原料と呼びますが、このフードだと『ドライラム肉』が第一原料となります。

ドライラム肉は乾燥させたラム肉、って事ですが乾燥させる事によって水分は蒸発。栄養濃度が高まる。つまりタンパク質の割合が高くなりますので、動物性由来のタンパク質が生肉に比べ摂取しやすくなります。

続くシリアル、白米、米糠、もちろんこれらにもタンパク質は含まれます。ただこれら原料ってそこまでタンパク質含有量は高くなく、あくまでも炭水化物源(エクストルーダー製のフードは粘結剤的な意味合いで炭水化物源は必要)、そしてビタミン・ミネラルの摂取源として使われている。

主なタンパク質源としてはドライラム肉メイン。であると推測できます

例えばここに脱脂大豆とかエンドウ豆タンパクなど植物性タンパク質を濃縮した原料、これらが入っていると植物性由来のタンパク質もかなり多いな!となりますが、そういうものがない。ここは評価アップできる点かな、と。

ただ各原料の配合割合を記載してくれていたらもっと良かったですが、配合割合(%)を記載してくれている方が少ないですからね。

悪くはないと思います!

脂質源について

次に脂質源について。

犬にとっての必須脂肪酸。つまり体内では合成できないので食べ物から摂取する必要があるもの、ですがオメガ6脂肪酸(リノール酸)とオメガ3脂肪酸(αリノレン酸、EPA・DHAなど)となりますが、このフードだと鶏脂肪をオメガ6供給源として。フィッシュオイルをオメガ3供給源として使用されています。

オメガ3脂肪酸は犬が利用しやすいEPA・DHA主体のフィッシュオイル。ここは良いですね。

脂肪酸の話は詳しく解説すると長くなるので別記事にて解説しています。

脂質源については問題ないですね。ただしここも保証成分でオメガ6とオメガ3の分析値を記載して欲しかったが、ここも記載されている方が少ないのでまあ仕方ないかな、と。

その他原料およびオージーラムプラスの総評

もう少し情報公開して欲しいな、って部分はあるもののこのフードが特に情報公開量が少ないって訳ではない。それに主原料の全体的な仕上がりは悪くない。十分プレミアムドッグフード 言える内容かなと感じます。

ミネラル類も吸収性の良いキレート加工されていますし、特殊な原料はそこまで使われていないもののグレインフリーではないフードで癖のない良いフード。そんな印象です。

ただ残念な事を唯一挙げるとすれば『ラムしか種類がない』事ですね。

これせめてチキン、フィッシュの計3種類くらいあればもっと良かったです!

今回は何かしらの理由で豆類を避けたい方へ向けに記事書いていますが、別にそういう理由がなくても十分オススメできるフードではありますね。

オージーラムプラスの価格について!コスパが非常に良いのも魅力!!

次に価格について。公式サイト(Y.Kエンタープライズ株式会社)に記載されている価格を紹介します(2024年7月14日時点)。

オージーラムプラス成犬用価格(税込)kg単価
900g1,650円1,833円/kg
8kg(1kg×8)12,672円1,584円/kg
20kg28,160円1,408円/kg

1,500円/kgくらいのフードとなりますが・・・この内容でこの価格ならすごく良いと思いません??8kgのものも1kgの小分け包装ですし愛犬が小型犬であっても使いやすい。

たぶんこのフードって広告もされていないので知っている方少ないと思いますが、広告されていないフードって大きく分けると2パターンあって、①広告していないから販売数量は伸びない。そこで価格を高くして利益を回収しようとするもの。②広告していないので販売量はもちろん伸びないが、その分価格を抑えてジワジワとファンを増やしていくタイプ。

このフードって完全に②のタイプだと感じます。

例えば国産のプレミアムドッグフードってめちゃくちゃOEMのフードが多い。販売方法としては『OEM×アフィリエイト広告』でネット上での露出を高めているフードが目立ちますが、OEMで広告全然していないフードもあります。そういうフードはアフィリエイト広告しているフードと値段合わせてくるんですよ。

つまり販売数量は伸びないけど、売れれば利益率めちゃくちゃ高い。って事ですね。広告費かかってないので。

海外製のものは複数の会社が同じOEMフード扱っている事は稀ですのでこういうのが起こりにくい。そしてこの『オージーラムプラス』のようにたまに凄く掘り出し物・・・みたいなフードがある。

もちろん全てのワンコに合うフードなんてものはないので、このフードも全員にオススメできるって訳ではありませんが・・・

何かしらの理由で豆・芋系を避けたい。それでいて高品質なフードを探している・・・って方には良いフードと思いませんか!?

海外製OEMの例外パターン

例えばペットショップでも良く見かける『ソルビダ』ってフード。これは株式会社ライトハウスって日本の会社がアメリカのドッグフードメーカーに製造委託。日本に輸入している海外OEMのフードなので株式会社ライトハウスしか取り扱っていません。

しかし海外製OEMでも複数の会社が取り扱っている・・・って例外パターンはあります。その代表格が『プラぺ』『ワンピーフード』『グレンコ』などのフード。その中でもコスト含めて色々な面で一番お得なのが『ウルフインサイト』だと思っています。我が家もこれメインフードの1つにしていますしね。

 ウルフインサイト公式

良かったらこちらの記事読んでみて下さい↓

ウルフインサイトを評価|高品質・高タンパク・グレインフリーでコスパ良し!

オージーラムプラスの実物を『画像』と『動画』で紹介!!

まずはこちらが実物の画像となります。正方形っぽい形で8mmくらいですね。小粒タイプ表記のものって10mmくらいのものが多いので小粒の中でもやや小さめ。

小型犬向けではあるかな、といったサイズではあります。

次に動画で。画像だとどうしてもサイズのイメージが付かないってご意見も頂きましたので、今後は極力動画でも紹介していくようにしました!

いつもウィペットごまちゃんに撮影邪魔されます・・・笑

我が家のワンコはあまり粒のサイズって気にしないのですが、小さいと食べない、または大きくないと丸呑みしたむせる・・・などありますのでサイズの参考にして頂ければ!

オージーラムプラスの総評|グレインフリーじゃないフードとしてコスパ・内容共に良い!

さて今回はオージーラムプラスを紹介して見ましたが、グレインフリー『ではない』フードとして非常にオススメできるフードかな、と。冒頭で別に『グレインフリーだから良いフードって訳じゃない』と言いました。そしてグレインフリーは非常にマーケティング要素の強い言葉だと。

でも現実問題としてグレインフリーにしていないと売れにくいので、良いフードって大体がグレインフリーだったりする訳ですね。だから困る(人もいる)。

さらにこういう状況なのでそれなりに単価が高めのフードはグレインフリーまみれになる。一方で格安ペットフードは原価を抑えるために穀物を使用するので、グレインフリーが良い!と勘違いするような状況になっている。

こんな感じですね!

当サイトではドッグフードに関するお悩み相談を行なっていますが、『グレインフリーも試したんですけど・・・』って言う方非常に多い。完全に勘違いしている。もう一度言います。

別にグレインフリーだから良い訳ではない!

極端な事言えばタンパク質源は全て豆で不足するアミノ酸・ビタミン・ミネラルなどは別添加、肉一切使わず総合栄養食を作ろうと思えば作れます。これもグレインフリーですからね。でもこれ魅力あります?ないですよね。

グレインフリーではないフードで品質の良いフードを探している方はぜひこの『オージーラムプラス』、試して見て下さい。

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では今回はこの辺で。こちらに当サイトで高評価だったフードをまとめていますので、ドッグフード選びに迷ったらこちらも参考にして下さい。

ドッグフードおすすめランキング表|6項目で公平な評価をしています

あと最近公式ライン始ました!今までドッグフードのお悩み相談はInstagramのDMをメインにしていたのですが、ありがたい事に相談件数も増えてきてインスタのDMだと限界を感じてきてですね・・・

良かったらこちらも登録して頂けると嬉しいです。

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

金虎はおさかなドッグフードだけじゃない!オヤツもオススメな理由

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