ドッグフード評価記事

ドッグフード最高峰の1つと言える!オリジンドッグフードを徹底解説!

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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よくドッグフードって『国産』と『海外製』どちらが良いの??って聞かれる事が多いのですが・・・

 

悔しいけど海外製の方が品質が良い傾向が高い。というのも日本の場合って大手メーカーが製造・販売しているものって格安のものばかり。海外の場合は大手メーカーがこれでもか!!って品質の良いドッグフードを作っていたりする。

 

まさに今回紹介するオリジンが海外メーカー本気タイプのドックフードですね・・・笑

 

あとこれは私が飼料メーカーに勤めていたのでわかりますが、大手メーカーの方が同じ原材料のドッグフードを製造するにしても原価が安くなり、品質が良くなります。

 

原価については原料を大量に購入できるので仕入れ単価が安くなる。これはイメージできるかと思います。

 

品質について設備が良いというのもありますが、栄養素が均一になる、これが大きい。

 

これイメージつきにくいと思いますが、ドッグフードって基本的には栄養強化のためにビタミン・ミネラルなどの添加物を配合しています。これらは微量なため1回の製造ロットである程度の量を製造しないと均一に混ざらない

 

ドッグフードには成分表示が記載されていますが、小さいメーカーだと実物を成分分析すると結構バラツキがあったりします。

 

オリジンに話を戻すと、オリジンを製造しているカナダのチャンピオンペットフーズ社。ここ本当に凄い。プレミアムドックフードのみを作っていて世界90カ国で販売しています。

 

飼料メーカーで働いていましたのでいくつもの工場に出入りした経験ありますが・・・ここは今の日本じゃどう頑張っても勝てない。素直にそう思います・・・笑

 

ではそんなオリジンの製品性能について徹底評価していきましょう!

愛犬の健康に直結するドッグフード。動物栄養学に関して素人が製品評価しても信用できないでしょう。私は大学では動物営業学を専攻。その流れで飼料メーカーに入社し毎日のように飼料の配合設計をしてきた実務経験があります。もちろんペットフード案件にも多数関わっています。なので安心して下さいね。

 

オリジンを製造しているカナダのチャンピオンペットフーズ社とはどんな会社か?

ドッグフードの評価点はあくまでも原料や栄養バランス、価格などから採点していますが、当サイトではそのドッグフードをどんな会社が製造・販売しているか?これも重要視しています。

 

だって愛犬のごはん、どんな会社が作っているか知っている方が安心じゃありませんか??

 

冒頭でも少し紹介しましたが、オリジンを製造しているカナダ・チャンピオンペットフーズ社について紹介しておきましょう。

 

チャンピオンペットフーズ社はカナダの会社で1985年創業。プレミアムドッグフードのみを作るスタイルで『オリジン』と『アカナ』この2つのブランドのみを販売。現在では世界90カ国以上に販売しています。

 

オリジンは品揃えの良いペットショップなら売っていますし、ペット博など大型イベントには必ず出店しています。パッケージに見覚えがある方も多いのではないでしょうか。

 

数々の賞を受賞しており、海外での評価も非常に高い。わたし趣味で海外YouTubeのドッグフードランキング動画をよく見るのですが、だいたいどこでも高評価されています。

 

そして配合設計はかなり尖った内容。詳しくは後で解説していきますが、スペックが高すぎて逆に合わないワンコも多い。そんなフードですね・・・(笑)

 

だって動物性タンパク源(肉や魚)の配合割合はMAX90%、タンパク質は38%〜44%あります。だって日本で売っているプレミアムドッグフードってタンパク値25%くらいですよ?とんでもないですよね!!

 

ではドッグフードの原材料や栄養バランスについて評価していきましょう!

オリジン・オリジナルの原材料品質・原料表示の情報量について(30点/30点)

当サイトではドッグフードの評価基準として6つの項目を採用し100点満点形式にて評価しています。詳しい評価内容を知りたいという場合はこちらの記事を読んでみて下さい。

ドッグフードランキングサイトが信用できない理由|当サイトが信用されるよう取り組む事

 

※オリジンにはいくつかの商品ラインナップがありますが、今回は一番スタンダードなオリジン・オリジナルを解説していきます。

オリジン・オリジナルの使用原料について(15点/15点)

オリジンは使用している原材料についてかなりのこだわりがあり、特徴として①動物タンパク源の使用割合が高い②使用している動物タンパク源の種類が豊富で鮮度が高い③真の無添加に近い・・・・こんな特徴があります。

 

商品コンセプト自体が犬はオオカミが祖先。DNAの97%が同じ。だったら野生の狼が食べているようなものをドライフードで再現しよう!そんな考えで配合設計されています。

 

これは確かにそうで、ほとんどのドッグフードって『無添加』と言っているものでも厳密には無添加じゃありません。栄養強化のためビタミン・ミネラル(人工のもの)を添加しています。

 

要するに使用している原材料由来の栄養素ではAAFCOの基準を満たせないって事です。『無添加』って表現されるもの・・・あれは『人工の酸化防止剤』『人工の着色料』が無添加なだけであって、本当に無添加なのか?と言われればそうではないです。

 

国産の広告色が強いプレミアムドッグフードにありがちですが、やたらと無添加を強調しているもの・・・本当の意味では無添加じゃないんですよ・・・笑

 

で、オリジンですが添加している人工の添加物が非常に少ないのが特徴。亜鉛くらいですね。なぜ少なくしても良いのか?それは使用している原材料の種類が豊富なので原料由来の栄養素でほぼ犬にとって必要な栄養素が得られるからですね!

(商品ラインナップによって添加ビタミン・ミネラルは異なります)

 

では実際の原料表示を見ていきましょう!

オリジンオリジナル

新鮮鶏肉(13%), 新鮮七面鳥肉(7%), 新鮮全卵(7%), 新鮮鶏レバー(6%), 新鮮丸ごとニシン(6%), 新鮮丸ごとカレイ(5%), 新鮮七面鳥レバー(5%), 新鮮鶏ネック(4%), 新鮮鶏心臓(4%), 新鮮七面鳥心臓(4%), ディハイドレート鶏肉(4%), ディハイドレート七面鳥肉(4%), ディハイドレート丸ごとサバ(4%), ディハイドレート丸ごとイワシ(4%), ディハイドレート丸ごとニシン(4%), 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごと緑レンズ豆, 丸ごとグリーンピース, レンズ豆繊維, 丸ごとヒヨコ豆, 丸ごとイエローピース, 丸ごとピント豆, 丸ごと白インゲン豆, ニシン油(1%), 鶏脂肪(1%), 鶏軟骨(1%), フリーズドライ鶏レバー, フリーズドライ七面鳥レバー, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとズッキーニ, 新鮮丸ごとパースニップ, 新鮮ニンジン, 新鮮丸ごとレッドデリシャスリンゴ, 新鮮丸ごとバートレット梨, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮ビートの葉, 新鮮カブラ菜, ブラウンケルプ, 丸ごとクランベリー, 丸ごとブルーベリー, 丸ごとサスカトゥーンベリー, チコリールート, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ 酸化防止剤:天然成分から抽出したトコフェロール 添加栄養素(1kg当たり):亜鉛キレート: 100㎎ 添加腸球菌:エンテロコッカスフェシウムNCIMB10415: 600x10^6CFU

 

まず先に説明しておくべき事があって・・・ぱっと見た感じ『新鮮』とか『丸ごと』がやたら強調されているような印象ありませんか??

 

なんか凄いアピール強いな!?って感じるかもしれません。実はこれには理由があって『翻訳』の問題なんですよ・・・

 

『新鮮』というのは『fresh』というのを翻訳している訳ですが、新鮮という意味もそうですが、『冷凍していない』という意味で使われています。オリジンで使っている肉類の多くは生産現場から3日以内で搬送、そして2日以内にはドッグフードとして加工されています。その間に冷凍処理されていないものを『新鮮』と表現しているって事です。

 

次に『丸ごと』ですがこれは『whole』を翻訳しているから。魚系原料でよく使われていますが『ホールミール』って事です。ドッグフードにおける魚系の原料は『魚粉』または『フィッシュミール』として表示されている事が多いですが、これ何の魚なのか?肉だけなのか?骨などアラの部分だけなのか?よくわかりませんよね??

 

国産の魚粉でよくあるのが『調整魚粉』というもの。これは食品加工場や養殖場で死んだ魚などをかき集めて魚粉に加工する。肉の部分が少ないので『タンパク値』が低くなる。なので輸入魚粉(ホールミール)を混ぜてタンパク調整を行う・・・こういうものがあります。

 

オリジンで使っている原料ではそういう『訳のわからない』原料が使われていない。そして『どの部分』を使っているのかをしっかり記載しているので日本語に翻訳した時にこんな感じになってしまう・・・って事です。

 

ちなみに『ディハイドレート』ですが、これは90℃という低温で乾燥させたもの。高温で乾燥させるとタンパク質が『変性』するため品質が劣化します。これを防止するためオリジンでは乾燥工程を低温で行なっている。それをディハイドレートと表現しています。

 

よく〇〇ミールが危険!!とか言うじゃないですか?例えばチキンミールなどがそうですが、あれって食品化工場なので発生する可食部以外から油を抜き取った搾りかす。家畜の飼料原料やペットフードに使われています。レンダリング原料と呼ばれるものですね。

 

私は飼料メーカーで働いていたのでレンダリング工場によく出入りしていましたが、その経験から言うと危険なものではない。ただ熱加工されまくっているので栄養素としてみた時に高品質なものとは言えない。低温乾燥させたものはレンダリング原料とは異なり栄養素の劣化が少ないのが特徴ですね。

 

こんな感じで前置きが長くなりましたが、原料がどのように管理されているか?そしてどの部分を使用しているか?それらを無理やり日本語に翻訳するとこんな感じになっているって事です。

 

では原材料について見ていくと・・・なんか凄いですよね??

 

ドッグフードの原料表示には配合割合が多いものから記載するルールがあります。一番最初に記載されているものを『第一原料』と呼びますが、オリジンで言えば『新鮮鶏肉(13%)』が第一原料となります。

 

格安のドッグフードって第一原料が『穀物(トウモロコシや米)』になっている事が多く、第一原料が動物タンパク源(肉や魚)である事は品質の良いドッグフードを選ぶ指標の一つとなりますが・・・オリジンの場合2番目、3番目、4番目・・・・・ずらっと動物性タンパク源が表示されている・・・

 

ちょっとここで国産のフードと比較して見ましょう。このレベルのドッグフードは国産のものだと比較対象がないので苦しいのですが・・・ネットのドッグフード評価サイトでSランクだの絶賛されている『このこごはん』をの原料を見てみましょう。

 

このこごはん

鶏肉(ささみ、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、昆布、乳酸菌、セレン酵母、L -トレオニン、ミネラル類(牛骨未焼成カルシウム、卵殻未焼成カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パンテトン酸カルシウム)

 

第一原料で『鶏肉(ささみ、レバー)』となっていますよね?じゃあ良いじゃないか??って思うでしょ?

 

確かに多いものから表示するルールなので良い。ですが注意点があります。それは多いものとは『重いもの』から表示すると言う事。生肉の場合って当然ですが『水分』が多く含まれてます。

 

それをドッグフードと加工すれば水分は飛びます。最終製品としては10%くらいまで低くなる。実質栄養素として利用されている部分は・・・ほとんど次に表示されている玄米と米。これは一見良さげなプレミアムドッグフードによくある事

 

ちなみに当サイトでは『このこごはん』をこちらの記事でボロクソに評価しています・・・笑

 

オリジンについては生肉はもちろんですが、低温乾燥した栄養素が劣化していない乾燥肉も使われており、タンパク源が動物性由来で品質が良いものと確信できます。

 

しかも様々な種類のものを使用しており、原料由来の栄養素が豊富。追加栄養素として亜鉛しか添加していないでしょ?する必要がないんですよ。ちなみに亜鉛に関しては犬って人に比べて亜鉛の要求量がかなり高い。

 

AAFCOでの基準値だと80mg /kg(成犬期)なのですが・・・これを自然由来から得ようとすると、亜鉛の含有量が多いと知られている食材の牡蠣でも32個分に相当します。ちょっと厳しいですよね。なので極力自然由来の栄養素だが、どうしても厳しい亜鉛だけ添加している。

 

凄くないです??

 

続いて動物性タンパク源以外のものとしてレンズ豆やヒヨコ豆が配合されていますが、これにも意味があって低GIの炭水化物という事。人間でも血糖値の上昇を抑える低GI食品は注目されていますが、これは犬にとっても同じ。低GIの原料は脂肪の蓄積を抑える効果があるので肥満防止に効果が見込めます

 

ここまでする必要があるのか!?って感じの原料内容ですよね。さすがは世界レベルで評価の高いチャンピオンペットフーズ社のオリジン。

 

ダメなとこを見つけようとしても無い。当サイトの原材料評価としては満点を付けざるを得ない。15点満点中15点です。

 

オリジンの原料表示の情報量について(15点/15点)

では次に原料表示の情報量について。原材料表示の情報量はメーカー側にある程度任されている部分があり、商品によってかなりの差があります。

 

先ほど原材料表示は『多いものから記載する』と言うルールがあると言いましたが、何を何%配合しているか。割合までは記載する義務はありません。

 

さっきの『このこごはん』もそうですが、『鶏肉(ささみ、レバー)』と記載されていてもそれが何%なの??ってなりますよね。

 

オリジンは動物性タンパク源の使用割合まできっちり記載している。言う事ありませんね。こちらも満点評価をつけざるを得ない。

 

オリジンの栄養成分値・栄養バランスについて(20点/20点)

では次にオリジンの栄養成分を見ていきましょう。

 

粗たんぱく質(以上) 38 % 、脂肪分(以上) 18 %、 粗繊維(以下) 5 % 、粗灰分(以下) 8 % 、水分(以下)12 % 、カルシウム(以上) / リン(以上) 1.4 % / 1.1 % 、オメガ6脂肪酸*(以上) 3 % オメガ3脂肪酸*(以上) 1 % DHA / EPA (以上) 0.2 % / 0.2 % グルコサミン*(以上) 1400 mg/kg コンドロイチン硫酸*(以上) 1200 mg/kg、3900 kcal/kg

 

さすがこの配合内容だと高タンパクになるな・・・と38%と言うかなり高い数値ですね!

 

ちなみに粗たんぱく質の『粗』についてよく質問を受けるのですが、なんか粗悪な・・・みたいに勘違いしている人多いが、これって成分分析をすると微量ながらたんぱく質以外のものも含まれた数値となります。なので完全にたんぱく質のみでは無いので『粗』と言う言葉が入ります。

 

粗たんぱく質と表示していないドッグフードもありますが、『粗』が入る方が正解です。

 

ここまで高タンパクが必要かな?と言う意見もあります。あまりにも高タンパクであるものは腎臓に負担がかかる説もありますが、これについては科学的な根拠がない、とチャンピオンペットフーズ社は完全に否定していますね。

 

根拠としては腎機能に影響あるって説はラットでの実験によるもので犬に関しては適用されない。勝手に主張している訳じゃなく、しっかりと研究した上で主張しています。

https://intl.orijenpetfoods.com/wp-content/uploads/2016/05/Effects_of_High_Protein_on_Renal_Function.pdf

 

高タンパクについては色々と説があるので何とも言えない。確かに腎臓病への療法食はタンパク値が抑えられているケースも多いが、これはタンパク量というよりはタンパクに含まれるリン含有量を抑えるという意味合いが強いですし・・・

 

まあ高タンパクが問題になるのであれば世界的にここまで評価されていないでしょう。ただ全てのワンコに合うか?と言えばそうとも思わない。シニアや運動量の少ないワンコにとってはオーバースペックだとは思います。

 

なのでオリジンに比べるとタンパク値を多少落とした『ACANA(アカナ)』が別ブランドで販売されている。そんな感じですね。それでも30%くらいはあるので結構高い数値ですが、30%前後であればだいたいのワンコに合うかと思います。

 

アカナについて

アカナについてはこちらの記事で詳しく解説しております。小型犬用のフードを中心に解説していますが、基本は同じなのでアカナに興味ある方は読んでみて下さい。

アカナアダルトスモールブリードレシピ|小型犬で最もオススメなドッグフードはこれ!

 

ドックスポーツをしている。毎週ドッグランに行っている。散歩の時間がやたら多い・・・というか多くないと満足しない。そんなワンコなら最適な設計ではないかと。

 

学術的にも最適な栄養バランスってのは色々と説があり、同一犬種であっても生活環境や性格が異なるのでこれが正解!!って栄養バランスはありません。ドッグフードのコンセプトに合った栄養バランスなのか?これが重要だと当サイトは考えています。

 

別に高タンパクでもないのに高タンパクと宣伝しているなんちゃってプレミアムフードとかありますからね・・・

 

という訳でオリジンはコンセプトに合致した栄養成分・バランスとなっており20点満点の評価とします。

 

オリジンは安全への取り組みを行なっているか(20点/20点)

当サイトでは安全への取り組みについて『アレルギーへの対策』、『安全性に関わる認証制度の取得』この2点を重要視して採点しています。

 

まずアレルギーの対策について。これに関してチャンピオンフーズ社は特別なアピールはしていません。原材料表記をしっかりしているので見ましょう!ってスタイルですね・・・笑

 

まあこれは確かにそうで、アレルギーなんてものは何が原因になるかは分かりません。日本のプレミアムドッグフードだと低アレルゲンとか、小麦グルテンフリーを強調しますが(強調しないと売れない)、鶏、牛、豚、魚、穀類、なんだってアレルギーになる可能性はあります

 

小麦はアレルギーになる傾向が高いと知られていますが、チャンピオンフーズ社はアレルギーどうのこうのというよりは炭水化物否定派なので使っていない。そんな感じ。

 

品質管理ですが、これはかなりレベルが高いです。

 

工場は国際的な食品安全システムの認証規格であるSQFおよびSFSF(Safe Feed/Safe Food)認証を取得。というか工場に関しては異常なこだわりです。一切他社工場に委託する事なく自社工場での製造。また他社から委託を受ける事も一切しない。

 

これら品質管理のレベルは人間用の食品工場はもちろん製薬業界にも匹敵するレベルで管理されています。原料供給先についても生産者情報はしっかり開示されており、トレーサビリティ可能なもの。文句のつけようがない・・・

 

ちょっと面白い話があってですね。オリジンを製造・販売しているチャンピオンフーズ社ですがネスレが買収しようと動いていた事があるんですよ。ネスレって日本じゃコーヒーのイメージありますが、世界最大の食品会社でペット事業もやっています。『ピュリナワン』のブランド名で日本でもドッグフード販売していますね。

 

海外じゃピュリナって粗悪なドッグフードの代名詞みたいなノリで評価されているので、プレミアムドッグフードとして確固たる地位の『オリジン』『アカナ』ブランドが欲しかった。そこで買収に動いた。

 

これに対し海外の愛犬達は猛反発。余計なことするな。ネスレに買収されたら絶対品質悪くなる!!みたいな騒動がありました(笑)

 

買収のその後

なんとネスレが買収すると予想されていましたが、最終的にマース社が買収する事になりました!詳しくはこちら

【悲報】アカナやオリジンを販売しているチャンピオンペットフーズ社がマースに買収される

 

オリジンは人工の酸化防止剤・着色料を使用していないか(10点/10点)

オリジンのコンセプトは栄養素は極力自然由来。余計なものは入れないスタイルですので人工の酸化防止剤・着色料は当然ですが使用していません。

 

というかビタミンやミネラルでさえほぼ使っていないのは恐ろしい。特に国産のプレミアムドッグフードで『無添加』と強調しているやつ。あれ誤魔化しですからね!

 

もちろん当サイトの評価は10点満点。本音だともっと点数つけたいくらいです。

 

オリジンの製造方法について(10点/10点)

多くのドッグフード評価サイトではドッグフードの製造方法について全く触れていませんが、当サイトではドッグフードがどのように作れているかについても重要視しています。

 

 

原料のとこで少し説明しましたが、オリジンの凄いとこはタンパク質の変性・アミノ酸バランスの変化を抑えるために低温での乾燥やフリーズドライ製法の原料を使用しているところです。

 

食材を加熱するとタンパク質を構成しているアミノ酸と糖が結びつきメイラード反応という現象が起こります。パンを焼いたらキツネ色になるじゃないですか?あれがメイラード反応です。

 

ドッグフードも基本的には製造工程で熱を使うのでメイラード反応を起こします。で、メイラード反応は嗜好性を増加させる効果があり、これは犬においても効果があると言われています。

 

美味しくなるから良いんじゃ?と思うかも知れませんが、嗜好性が上がるのと同時にアクリルアミドなど有害物質が発生。さらにタンパク質の利用率も低下します。

 

これ人間の世界だと魚にメイラード反応を増進させる『キシロース』を添加。その魚を焼き魚にするとよりキレイにキツネ色の焦げ目が付いて美味しくなる・・・みたいな裏技的方法があるのですが、ドッグフードにも応用されていて格安のドッグフードにキシロースが入っている事も多い。

 

格安ドッグフードの例

穀類(とうもろこし、米、小麦粉、玄米等)、肉類(チキン等)、植物性たん白、油脂類(パーム油、大豆油、ひまわり油等)、食物繊維(ビートパルプ)、たん白加水分解物、大豆、キシロース、野菜類(にんじん、トマト)、緑茶抽出物、ミルクパウダー、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(グリシン、システイン、メチオニン)、保存料(ソルビン酸K)、着色料(カラメル色素)、酸化防止剤(BHA、BHT)、pH調整剤

 

格安のドッグフードって穀物ばっかでどう考えても美味しくないでしょ?なのに案外ガツガツ食べたりするじゃないですか?こういう裏技的な方法で嗜好性を上げている、って事です。でもそれは栄養的な面で言えば決して良い方法ではない

 

話を戻すとオリジンではそういう栄養素が劣化する要素を少しでも減らすため原料の乾燥工程にも気を使っている。って事ですね。ここまでやっているドッグフードは世界的に見ても珍しいですよ。

 

もちろん当サイトの評価としては10点満点です。

 

オリジンはスペックに見合った価格であるか?8点/10点

今まで絶賛してきたオリジン。問題は価格です。ここまでの品質だと・・・やっぱり高い。

※当サイトでは単純な価格ではなく、スペックに見合った価格なのか?これを考慮して採点しています。

 

では価格についてですが正規販売代理店の価格だと、2kg包装のもので7,700円(税込)+660円(運賃)なのでkg単価にすると4,180円/kg。高いですよね・・・笑

 

ただ正規代理店がやる気ないというか、売る気がないというか・・・Amazonとか楽天に比べて高すぎます。ネットショップだと2,000円/kgくらいになる。さらに賞味期限が短いものとかなら2,000円/kg以下でも普通に売っています。

 

しかも正規代理店のページがめちゃくちゃ使いにくい。トランペッツってサイトなんですが、会員登録してログインしないと商品情報すら見れないという謎仕様

 

これなんでこんな感じなのかペット博の時に聞いたんですよ。このサイト使いにくいですよね??って。すると『会員様のみに取引させて頂いておりますので・・・』とよくわからない返答が返ってきました。

 

このやる気があるのかないのかわからない正規代理店ですが、一応登録する価値はあります。1つはAmazonや楽天だと売っていないもの、容量のものがある。例えばダイエット用の『オリジンフィット&トリムドッグ』などはネットショップだとあまり売っていない印象。

 

そしてログインしないと商品情報見れないが、原材料・成分値はAmazonとかに比べて見やすい。

 

まあ会員登録したからと言って購入しないといけない訳じゃないので、とりあえず登録してどんな商品があるか見る。気に入ったものがあれば楽天かAmazonで買う。これが一番安く購入できる方法かと思います。

正規代理店トランペッツのページ→【ORIJEN オリジン】


 

で、評価としては2,000円/kgとするならかなり価値ある。この品質で2,000円/kgなら非常にコスパが良い。10点満点評価でも良いが正規代理店価格を考慮すると悩んだ結果8点/10点としました。

 

ちなみにオリジンを購入するのであればオススメのショップはこちら。なぜオススメか理由はいくつかありますが、倉庫が温度管理されている。配送にできる限り気を使っている。賞味期限が近いアウトレット品がありたまにお得に購入できる、ですね!私もよく利用しています。

楽天市場 サクラソーケンネル

 

オリジンの当サイト総合的な評価はドッグフードの最高峰の1つ(98点)

オリジンの当サイト評価は98点とほぼ満点の評価に。ドッグフードの最高峰の1つである事は間違いありません。

 

世界一のドッグフードを作ろうというチャンピオンフーズ社の心意気が感じられる配合設計ですし、はっきり言ってこのレベルのフードは国産だと無いです。

 

ただ冒頭でも言ったようにスペックが高過ぎてここまで必要なのか?という問題はありますね。やはり日本って小型犬+室内犬が多いですし、海外との生活環境は違います。

 

暇さえあればドッグランに行っている。ドッグスポーツをしている。毎日の散歩が修行レベル。そんなわんこなら試してみる価値はありますよ!

 

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

金虎はおさかなドッグフードだけじゃない!オヤツもオススメな理由

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