ドッグフード評価記事

金虎の『おさかな』配合設計のプロが徹底評価!国産で魚主体のドッグフードならコレが良い!

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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今回紹介するドッグフードは静岡県焼津市にある大正2年創業、老舗のカツオ節メーカーが販売している『おさかな』というドッグフード。個人的にかなり注目しているドッグフードでおそらく今後もっと有名になるはず、そう予想しています。

 

なぜそう思うか?

 

いくつか理由はありますが、使用原料の品質が良い、製品に関する情報開示量が多い、自社で運用するSNS、ペットイベントに出店など地道な広報活動をしている・・・主な理由としてはこんな感じなのですが、食物アレルギーへの対策が物凄く高い。これも大きな理由ですね!

 

私はこのブログを運営するにあたり数々のドッグフードを調べてきましたが、国産で魚主体の品質が良いドッグフードはどれか?と問われれば自信を持って『おさかな』と答えます

 

ちなみに今回紹介する『おさかな』ですが、2023年10月10日発送分よりパッケージがリニューアルされています。良い機会なので記事も加筆修正いたしました。

金虎おさかなドッグフードの新旧パッケージ比較

 

公式サイトより初回お試し999円/400g(税込・送料無料)やっています。ぜひ一度試してみて下さい。

おさかな公式サイト

 

ではその『おさかな』の製品性能・安全性・価格など徹底評価していきます!

 

愛犬の健康に直結するドッグフード。動物栄養学に関して素人が製品評価しても信用できないでしょう。私は大学では動物営業学を専攻。その流れで飼料メーカーに入社し毎日のように飼料の配合設計をしてきた実務経験があります。もちろんペットフード案件にも多数関わっています。なので安心して下さいね。

 

おさかなを販売している『金虎』とはどんな会社か?自社工場で製造するという信頼性について

ドッグフードの性能を評価するにあたり原材料や栄養成分値が最も重要なのは間違いありません。ただ製造元がどんな会社なのか??これって意外と重要です。

 

その理由ですが、実はドッグフードの業界では受委託生産・・・業界用語でいえば『OEM』という手法が使われる事が多い。OEMというのは『Original Equipment Manufacturing』の略なのですが、簡単に言うと設備のあるメーカーに製品を作ってもらいブランド展開する、って事です。

 

要するにドッグフードを製造する機械ってかなり高額。自社で設備投資するのは厳しい。だったら既に設備ある他のメーカーに頼んで作ってもらう。それを自社ブランドとして販売する、こんな手法ですね!

 

ドッグフードOEMの図解

 

OEMには様々なメリットはありますが、1番のメリットはコストの削減です。利益率自体は自社工場で生産するよりも悪くなるのは当然ですが、設備投資する必要はなく、製造量のコントロールもしやすい。

 

また受ける側にもメリットはあって、工場の余力を有効活用できる。工場稼働率が上がる事は固定費の削減になる。

 

このような感じで双方にメリットがあり、ドッグフードに限らずOEMは様々な業界で活用されています。iPhoneなんかもそうです。開発自体はAppleでするが生産しているのはアジアの工場。これもOEMです。

 

ただドッグフードの業界でありがちなのですが、OEMでブランド展開しているフードって自社で製造していないから情報量がものすごく薄い。また販売元はネットの広告ばかりに注力して肝心のドッグフードの中身はというと大した事ない。価格もスペックに対して高すぎる・・・こんな事が結構あります。

 

実は一度は聞いた事のある有名な国産プレミアムドッグフードって・・・ほとんどがOEMでほぼ中身一緒です。これについてこちらの記事でまとめています。ドッグフードの製造機械別の特徴なども解説しているので、ぜひ一読してみて下さい。

国産ドッグフードランキングを見て購入する前に『フードの特徴』を理解しよう!

 

冒頭でもチラッと言いましたが『おさかな』は創業が大正2年の老舗カツオ節メーカー『金虎』という会社が自社工場にて製造、そして販売しています。

 

やっぱりね、自分のとこで作っている方がプライドあるんですよ!!変な物作ったら自社ブランドに傷が付きます。

 

金虎は水揚げ量日本有数の焼津港から新鮮なカツオやマグロを買い付け自社工場で一貫生産している会社です。そこで発生する端材をドッグフードに利用、端材とはいえ当然品質は良い。だって人間用のものと同じですからね!!

 

よく『ヒューマングレード』とか言いますが、基準なんてものはありません。どう考えても自社で使うかつお節、刺身用の魚と同じものを使っている、これの方が信頼感高いです。

 

ではここからは『おさかな』をなぜそんなに高評価しているのか?具体的に原料や栄養成分について解説していきます。

おさかなの原材料品質・原料表示の情報量について(25点/30点)

当サイトではドッグフードの評価基準として6つの項目を採用し100点満点形式にて評価しています。価格についてプレミアムドッグフード としてはポピュラーな『アーテミス・アガリクス』というフードを5点採点としてそれをベンチマーク(基準)に採点しています。

 

 

まずは最も重要視している原材料の品質と原料表示の情報量について解説していきます。

おさかなの使用原料について(15点/15点)

金虎おさかなドッグフードの原料表示

では最初に使用原料を見ていきましょう。

 

原料表示

魚介類(まぐろ、かつお、かつお節、かつおエキス)、でん粉類(さつまいも、ばれいしょ)、脱脂大豆、酵母、マッシュポテト、なたね油、ごま、食物繊維、野菜類(トマト、かぼちゃ、ブロッコリー)、ミネラル類(Ca、P、Cl、K、Na、Zn、Fe、Cu)、ビタミン類(C、コリン、E、ナイアシン、パントテン酸、A、B2、B6、B1、葉酸、B12)

 

動物性原料およびタンパク質源について

ドッグフードの原料表示は配合割合が多いものから記載するというルールがあります。最も多く配合されているもの、つまり一番最初に記載されているものを『第一原料』と表現しますが、おさかなの場合は魚介類(まぐろ、かつお節、かつお、かつおエキス)が第一原料となります。

 

主原料である魚介類については人間の食品用として使われるものの端材ですので、品質としてはこれ以上ない信頼性です。最近では『ヒューマングレード』という表現がよく使われていますが、じゃあヒューマングレードである根拠は??となると怪しいものも多いですからね・・・

 

ヒューマングレードとは

人間が食べることができる品質水準の原材料という意味。おさかなは人間用の食品工場で発生する端材を使っているので、完全にヒューマングレードであると信用できる。

 

ドッグフードの原料として魚は非常に良い原料。高タンパク低カロリー、嗜好性も高く、オメガ3系脂肪酸の代表格であるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。(人間と同じく犬にとってもオメガ3系脂肪酸は必須脂肪酸であり、食事から摂取しなければならない)

 

でも魚を主原料にしたドッグフードって少ないですよね?理由は原価が高いから。肉類と比べて魚は圧倒的に高い。

 

また品質についてですが、ドッグフードに使われる魚の原料って『フィッシュミール』や『魚粉』と表示されているものが多く、これは主に南米チリ、ペルーなどから船を使って輸入したものです。

 

その輸送する際にですね・・・エトキシキンという酸化防止剤が絶対に添加されています。これは魚粉に含まれる油が酸化して発火、火事にならないよう国際規則で義務付けられているんですよね。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、エトキシキンとは発がん性がある物質とされています。

 

輸入物の魚粉はほぼエトキシキンが添加されている。でも国内に輸入された後に工場でエトキシキンを使用しなければ原料表示する義務はありません。これがキャリーオーバーと呼ばれるもので、人間の食品にも結構あります。

dogfood-carry-over

 

キャリーオーバーとは

原材料中には含まれるが使用した食品には微量で効果が出ないため、食品表示法に基づく食品表示基準によって表示を免除される事。つまりドッグフードだと愛犬の健康を考えてエトキシキンを使用していないものを選んでも実は微量ながら添加されている事がある。

 

では国産の魚粉ならどうなのか??これは私が飼料メーカーに勤めていたのでわかりますが・・・品質良くないんですよ・・・笑

 

国内って魚粉工場はほとんどなく、あるにはあるのですが、魚の加工場で発生する加工残渣(骨やアラの部分)、養殖場で発生する死んだ魚などをかき集めて魚粉にしています。おまけに肉の部分が少ないのでタンパク値が低くなる。これを補うために輸入魚粉をブレンドしてタンパク調整するので業界では調整魚粉と呼ぶ事もあります。

 

実物の匂いを嗅ぐとわかりますが・・・とても臭い・・・

 

品質的には輸入魚粉の方が圧倒的に良い。アンチョビー(カタクチイワシの総称名)を丸々原料にしているので栄養価・品質共に良い。でもエトキシキンはほぼ確実に入っている。

 

さらに言うと国産魚粉も輸入魚粉もドッグフードの表示上では同じ表示で『魚粉』または『フィッシュミール』と表示されます。これは原料の原産国まで記載する義務はないため。

 

つまり魚粉の品質は原料表示上から判断できない、って事です。

 

おさかなに使用している原料は焼津港で水揚げされた新鮮なカツオ、マグロですのでこういった不安を回避できます。

 

そして使用しているのは乾燥原料ではなく生の状態。生の原料は品質面では非常に良いのですが、生原料だけだと水分値が多いのでタンパク質を確保しにくい、そんなデメリットがあります。なので脱脂大豆(大豆から脂を抜いたもの)でタンパク強化している、そんな設計ですね!

 

脂質源について

次に脂質源について。おさかなの大きな特徴として『アレルギーになりやすい原料を持ち込まない工場を一から作った』ってのがあります。具体的には【小麦・畜肉・卵・乳製品】ですね。これいついては後で詳しく説明しますが、一般的なドッグフードってオメガ6脂肪酸源として鶏脂を使用する事が多いがそれができない。

 

実は精製されたオイルってタンパク源はほとんど除去されているので、鶏アレルギーであっても鶏オイルでアレルギー反応を起こす事って稀です。ですが完全にタンパク質を除去しているか?と言えば微量に残っている事もある。

 

なのでそこまで心配しなくても良いが、重度のアレルギーなら避けるべき・・・そんな感じなのですが、オイルも畜肉系オイルを使っていないとは徹底していますね!

 

そこでオメガ6脂肪酸供給源として『なたね油』を採用。なたね油はオメガ6脂肪酸(リノール酸)とオメガ9脂肪酸(オレイン酸)が豊富に含まれ、微妙ですがオメガ3脂肪酸(αリノレン酸)も含む脂肪酸バランスの良いオイル。

 

オメガ9脂肪酸(オレイン酸)は必須脂肪酸ではないですが、コレステロールをコントロールして動脈硬化を予防する働きがあります。

 

畜肉系オイルを使用しない、それでなたね油を採用、良い選択だと思います!

 

犬の必須脂肪酸

犬にとっての必須脂肪酸はオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸(αリノレン酸、EPA、DHA)です。必須とはつまり体内で合成する事ができないので食べ物から摂取しなければいけないものです。ドッグフードはこのオメガ6とオメガ3のバランスが非常に重要となりますが、特にオメガ3脂肪酸は不足しがちと言われています。

 

ただし知っておいて欲しい事として、αリノレン酸は犬にとって利用しにくいオメガ3脂肪酸です。当サイトではどちらかと言うと国産より海外製プレミアムドッグフードを高評価していますが、その理由が国産のプレミアムドッグフードはオメガ3脂肪酸についてあまり考慮されていないものがほとんどだから。

 

国産のフードはオメガ3脂肪酸源としてαリノレン酸を多く含む亜麻仁をよく使用しています。

 

αリノレン酸は犬の体内に入ると【αリノレン酸→EPA→DHA】と変換するのですが、犬はこの変換が苦手。つまり変換率が悪い。なのでオメガ3脂肪酸の理想は魚系オイルなんですよね。高品質な海外製プレミアムドッグフードはそこを考慮して、サーモンオイルや魚油を配合しています。

 

亜麻仁とサーモンオイルの違い

 

ただおさかなは主原料が【まぐろ・かつお】です。EPA・DHAを多く含むため原料由来のものが期待できます。

 

その他原料および使用原料まとめ

その他の使用原料について。野菜は緑黄色野菜を中心に、酵母には犬にとって必要なミネラル類が多く含まれているのでこれも良い。食物繊維もサトウダイコン由来のものを使用しており、これは腸内環境を整える効果があります。

 

全体的に見ると余計なものを入れていないシンプルな配合内容。ただ抑えるべきところは抑えており、脂質源のチョイスに工夫も感じられる。そして何より主原料の品質が抜群に良い。

 

国産プレミアムドッグフードの中だとここまで信頼性高いフードはないのでは?と感じます。

 

では評価をまとめておきます。

 

評価項目 点数 備考 採点 ※満点は15点
【タンパク質】
高品質と納得できる原材料を使用しているか? -5〜5 人間の食品用 5点
動物性原料が主なタンパク質源と納得できるか? -5〜5 脱脂大豆で一部補強 3点
乾燥系動物性原料の品質は良いものを使用しているか?(不使用の場合3点) -5〜3 不使用 3点
その他オリジナリティなど加点要素 0〜3 食品会社と同じものを使用 1点
【脂質】
オメガ3脂肪酸について考慮された原料か? -3〜3 主原料のまぐろ・かつお 3点
その他オリジナリティなど加点要素 0〜1 0点
【その他】
機能性原料を使用しているか?(プロバイオティクスなど) 0〜1 0点
その他オリジナリティなど加点要素 0〜1 0点
15点/15点

おさかなの原料表示の情報量について(10点/15点)

ドッグフードの原料表示は多いものから順に記載するルールがありますが、各原料が何%配合されいるかの割合までは記載する義務はありません。実際にプレミアムドッグフードとして販売されている高級なドッグフードも%表示しているものってほぼないのが現状です。

 

ではおさかなの原料表示を見てみましょう。

魚介類(まぐろ、かつお、かつお節、かつおエキス)、でん粉類(さつまいも、ばれいしょ)、脱脂大豆、酵母、マッシュポテト、なたね油、ごま、食物繊維、野菜類(トマト、かぼちゃ、ブロッコリー)、ミネラル類(Ca、P、Cl、K、Na、Zn、Fe、Cu)、ビタミン類(C、コリン、E、ナイアシン、パントテン酸、A、B2、B6、B1、葉酸、B12)

 

絶賛しているおさかなですが、残念ながら%表示まではされていません。わかりやすいようにどのドッグフード評価サイトでも高評価されているモグワンの原料表示を見てみましょう。

 

チキン&サーモン56%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E)、乳酸菌

 

動物性原料について%表示までされているのがわかるかと思います。%表示までしてくれるとより製品スペックが判断しやすくなるのでここは少し残念ですね。

 

ただ国産のドッグフードで%表示しているものって今流行りの『フレッシュフード』だと%表示しているものありますが、ドライフードだと見た事ないです。ここは国産全体の課題な気がしますね。

 

 

原料表示の情報量について上には上がいるので満点をつける事はできませんが、その他必要な事は記載されていますので15点満点中10点と評価します。

 

おさかなの栄養成分値・栄養バランスについて(20点/20点)

おさかなドッグフードの成分表示

保証成分

粗たんぱく質:25%以上、粗脂肪:9%以上、 粗繊維質:5%以下、 粗灰分:10%以下、水分:10.0%以下

カロリー:346kcal/100g

 

当サイトでは栄養成分値についてAAFCOの基準を満たした総合栄養食の場合は特に減点していません。ドッグフードの成分値は様々なものがありますが、同一犬種であってもライフステージ、性格、生活環境が違いますし、これがベスト!って成分値なんてものはありません。

 

AAFCOとは

AAFCO(読み方:アーフコ、アフコ)とは、全米飼料検査官協会(The Association of American Feed Control Officials)の略称。ペットフードの栄養基準や原材料、表示に関する基準を公表している米国の団体。日本でもAAFCOの基準を使われており、『総合栄養食』として販売するにはAAFCOの基準を満たす必要がある。

ただしヨーロッパ系のフードの場合はAAFCOじゃなくてFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の基準を採用している事もある。

 

我々飼い主が愛犬の様子をよく見て合った成分値を探っていくしかない、そう考えています。

 

おさかなのタンパク値は25%となります。これくらいの数値が合っている、ってワンコは多いと思いますよ。当サイトの看板犬ウィペットのゴマちゃんは寝ている時以外は暴れている・・・運動量めちゃくちゃ多い。そんな場合は海外製の高タンパク・高脂質の方が合っていますけど、多くのワンコはこれくらいが良い。

 

評価項目 点数 備考 採点
【栄養成分】
AAFCOもしくはFEDIAFの基準を満たしているか? 0〜10 総合栄養食 10点
【脂肪酸数値】
オメガ3およびオメガ6の数値について記載があるor使用原料から良いバランスと判断できる 0〜5 使用原料から判断 5点
15点/15点

おさかなは安全への取り組みを行なっているか(20点/20点)

多くの飼い主さんはドッグフードについて『安全』を重視しているのではないでしょうか?

 

メーカーがどのような安全への取り組みを行なっているのか?ここはしっかりと確認しておきたいポイントでしょう。実は私がおさかなを絶賛しているのはこの『安全への取り組み』が素晴らしいってのもあります。その理由が・・・

 

アレルギーに考慮して工場を一から建設した、って事。

 

なぜそれが凄いのか?ドッグフードって①原料を混ぜ合わせる②粒に成形する③乾燥させる④包装する、めちゃくちゃ簡単に言うとこの4つの工程で製造されています。つまりこの4工程のライン製造ですね。

 

ドッグフードの製造工程

 

では同じラインで鶏肉を原料としたドッグフードと魚を原料にしたドッグフードを製造するとします。するとどうなるか??

 

使用原料が混ざる可能性がありますよね。これを食品業界ではコンタミと言います。

 

コンタミとは

コンタミとはコンタミネーション(混入)の略。 食品を製造する際に、原材料としては使用していないにもかかわらず、特定原材料等が意図せず混入してしまう事をコンタミと言う。

 

おさかなを製造している工場はこのコンタミを防止するため、犬でアレルギー原因とななりやすい小麦、乳、卵、牛肉、鶏肉、羊肉を一切持ち込まない工場を一から作った。ここが凄い。

 

さらにおさかなの製造元である金虎は人間用の食品メーカーであり、原材料の調達から消費までの安全、安心を確保するための国際的な認証ISO22000を取得しています。このノウハウをドッグフード工場にも応用できるのも評価できるポイントですね。

 

ここまで安全性についてしっかり取り組んでいる。その情報をしっかり公開しているメーカーは中々ないです。当サイトとしては安全性の取り組みについて20点満点中、20点の最高評価。

おさかなは人工の酸化防止剤・着色料を使用していないか(10点/10点)

おさかなには着色料・酸化防止剤などは一切使われていません。

 

あと酸化防止剤が使用されていない、って事は当然ですが酸化には弱い。おさかなの場合はパッケージの中に脱酸素剤を封入、無酸素包装にする事で酸化による品質の劣化を防止しています。開封後はこの効果は無くなりますが、密封できるチャックがついているのでこれが非常に便利。

 

おさかなドッグフードの袋の実物

 

これ天然由来の酸化防止剤くらいは使っても良い気がしますが、1kg包装だからすぐ使い切るのでアリなのかな、と。1kg包装なのでそこまで心配する必要はありませんが、どうしても開封後の酸化が心配、って場合は真空保存容器を使うと便利ですよ!

 

我が家は10Lの大容量のもの使っていますが、もう少し容量小さいものもあるので、よかったら参考にしてみて下さい。

 

 

着色料・酸化防止剤は使われていませんのでここは10点満点評価です。

おさかなの製造方法について(8点/10点)

おさかなはエクストルーダーという機械を使用して製造されている。これは公式サイトにしっかり記載されています。

 

製造している機械までしっかり公開しているのって珍しくありません??

 

エクストルーダー自体はドッグフードを作る機械としては一般的なもの。そこまで珍しいものではありません。エクストルーダーを使って成形したものをEP(エクストルーデットペレット)と業界では呼びます。EPの利点はデンプンがα化して消化吸収が良くなるという点です。

 

身近な例で言えばお米を食べるときに水と一緒に炊くじゃないですか?すると柔らかくなって食べやすくなる。これがデンプンのα化、または糊化と言います。逆に炊く前の生米の状態はβデンプンと言い腐りにくいが消化吸収しにくい。

 

エクストルーダーは成形する際に熱と圧力がかかるので、デンプンがα化して消化吸収しやすくなる。これがエクストルーダーの特徴です。

 

ちなみにドッグフードはEP以外もあります。例えばペレットマシーンを使って成形したDPとかですね。ドライペレットと呼びますが、これは単純に混ぜ合わせた原料を固めただけ、って感じでα化はあまりしない。粒の形状も綺麗ではなく、機械自体もエクストルーダーに比べて安い。

 

たまに小さなペットイベントで見かけるのですが、形状がボロボロ。それを手作り!!みたいにアピールしているよく分からないドッグフード・・・あれはDPです・・・

 

EP自体はそこまで特殊な製造方法とは言えませんが、しっかりその情報を公開しているってのは高評価ですね。

 

おさかなの粒は7〜9mmサイズとなりますが、動画の方がわかりやすいかなーと、当サイトのInstagramで動画撮っておきました。フォローしてくれると嬉しいです!

 

 

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当サイトではエクストルーダーを使用した製造の場合、基礎点として5点。そこから公式サイト上で製造方法について説明しているか?何か独自の工程などがあるか?など加点要素があれば加点しています。

 

おさかなについては公式サイト上の説明がしっかりしているので8点/10点で採点しておきます。

おさかなはスペックに見合った価格であるか?8点/10点

多くのドッグフード評価サイトでは単純に価格のみを評価していますが、当サイトではスペックに対して妥当な価格なのか?それも考慮して評価しています。

 

良い原料を使えば高くなるのは当然ですからね。

 

ではおさかなの価格なのですが・・・

通常価格 2個セット 定期購入(10%オフ)
3,300円/kg  ※送料別途 6,600円/1kg×2  ※送料無料 5,940円/1kg×2 ※送料無料

※送料無料の場合でも、北海道、沖縄県、離島については別途配送料必要

 

定期購入を利用して10%オフにしてもkg単価だと2,970円/kg。魚は原価高いので仕方がない。この品質、スペックであれば妥当なラインとも言えるが・・・単純な価格としてはやはりちょっと高い。

 

公式サイト上には全犬種対応とありますが、さすがに大型犬は厳しいですね。1kg包装ですし、小型犬向きのプレミアムドッグフードだと思います。

 

魚主体のドッグフードで使用原料の品質や安全性を考慮すなら納得できる価格です。それは間違いない。でもどうしても原価が高い。それらを考慮すると・・・当サイトでは8点と評価します。

 

おさかなの総合的な評価は価格は高めだが、原料の品質・安全性など非常に良い!(91点)

おさかなの当サイトの総合的な評価としては91点。使用原料の品質・安全性・栄養バランスなど重要な項目は文句なしの評価です。

 

しかし原価が高いので仕方ないが高いと言えば高い。スペックを考慮すれば納得できる内容ではありますけどね。ネットでよく広告に出ているドッグフードの中にはどう考えてもスペックに対して単価高いもの、普通にあります。

 

おさかなに関しては高いけど、高い事も納得できるドッグフード、そんな印象です!

 

ちなみにおさかなは我が家の愛犬もたまに食べているフード。我が家は3頭の多頭飼いでして、どのワンコもすごい食いつきは良いです。こんなブログ運営しているのでドッグフードは色々と買ってしまう。定期購入はしていませんが、ミニピンのビビちゃんがアレルギー体質なのでこれメインでも良いかな、って考えています。

 

 

実際に与えてみた感想としてはすごく良いです。ただわんこによってはフードの硬さがネックになるかも?とも感じます。一般的なフードよりやや硬い。シニアやパピーの場合、ふやかす方が良いかも知れません。

 

硬いのをガシガシするのが好きなわんこなら全く問題ありません。むしろ食べ応えがあって良いかと思います。

 

公式サイトにて初回限定ですが999円/400g(税込・送料無料)で販売されているので、まずはこれで試してみるのが良いかと思いますよ!

おさかな公式サイト

 

 

 

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

金虎はおさかなドッグフードだけじゃない!オヤツもオススメな理由

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