ドッグフード評価記事

ナウフレッシュドッグフードを徹底評価|ミール不使用は良いがその代償も

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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今回紹介するドッグフードはナウフレッシュ。原産国はカナダですね。

 

日本での販売代理店はグローバルペットニュートリション株式会社となりますが、販売元はpetcurean(ペットキュリアン)となり、同社が販売しているブランドはナウフレッシュ以外に高タンパクフードの『GO!』、オーガニック系で『gather』なんかがあります。

petcurean


 

海外だと他のブランドもあるのですが、日本だとこの3つですね。

 

ナウフレッシュはペットショップなどでも販売されているので見かけた事ある人多いかと思います。最大の特徴、というかアピールポイントは動物性原料はミール不使用の生肉のみ

 

これ自体は良い事ですが、生肉オンリーって事はタンパク質をどこから確保するのか?など問題もあります。

 

では解説していきます。

 

ナウフレッシュの原材料および保証成分|どんな特徴のドッグフードか?

ナウフレッシュはいくつかの商品ラインナップがありますが、今回は代表して『グレインフリー スモールブリードアダルト』で見ていきます。小粒の小型犬向けのものですね。

 

 

原材料および保証成分がこちら。

 

グレインフリー スモールブリードアダルト 原産国:カナダ 内容量:800g、1.59kg、2.72kg、9.98kg
【原材料表示】

ターキー生肉(骨抜き)、乾燥鶏卵、エンドウ豆、ポテト、ポテト粉、エンドウ豆粉、ナチュラルフレーバー(チキン由来)、フラックスシード、キャノーラ油、サーモン生魚(骨抜き)、ダック生肉(骨抜き)、ココナッツ油、リンゴ、エンドウ豆繊維、トマト、アルファルファ、ニンジン、カボチャ、スイートポテト、スクワッシュ(カボチャ類)、バナナ、ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ザクロ、パパイヤ、レンズ豆、ブロッコリー、乾燥チコリ根、パセリ、ペパーミント、乾燥ローズマリー、炭酸カルシウム、リン酸一カルシウム、トリポリリン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化コリン、ビタミン類(ビタミンEサプリメント、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸塩(ビタミンC源)、ナイアシン、d-パントテン酸カルシウム、ビタミンAサプリメント、硝酸チアミン、リボフラビン、β-カロテン、ビタミンB12サプリメント、ビオチン、塩酸ピリドキシン、ビタミンD3サプリメント、葉酸)、ミネラル類(硫酸第一鉄、タンパク質キレート亜鉛、タンパク質キレート鉄、セレン酵母、酸化亜鉛、硫酸銅、タンパク質キレートマンガン、タンパク質キレート銅、酸化マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、タウリン、乾燥ラクトバチルス・アシドフィルス発酵生成物、乾燥エンテロコッカス・フェシウム発酵生成物、DL-メチオニン、L-リジン、塩化カリウム、緑茶抽出物、ユッカシジゲラ抽出物、L-カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール)

【保証成分】

タンパク質 27%以上、粗脂肪17%以上、粗繊維4.5%以下、粗灰分:8.0%以下、水分10%以下

オメガ6脂肪酸:2.6%以上 オメガ3脂肪酸:1.0%以上

カルシウム/リン 1.2%以下/1.0%以下

3,711kcal/kg

 

で、細かな解説をする前にナウフレッシュってフードちょっと変わっていてこういう海外製プレミアムドッグフードって販売元の公式ページ(海外)と日本の正規代理店が運営している公式ページ、比較すると販売元の公式ページの方が情報量多いのが普通です。

 

何なら日本の公式ページは間違った情報を平気で掲載している事も多いのですが・・・ナウフレッシュに関しては日本のページ、つまり正規代理店のグローバルペットニュートリションが運営しているページの方が詳しい情報記載されています

 

ナウフレッシュ検討している方はサラッとでも良いのでグローバルペットニュートリションのページを読んでおく事をオススメします!

グローバルニュートリション

 

ナウフレッシュのタンパク質源

重要なのはここ。タンパク質源ですね。グローバルニュートリションの公式サイトには『100%フレッシュミート&フレッシュオイル』、『乾燥肉やレンダリングミートミールは一切使用していません』ここを強調しています。

 

商品名自体も『フレッシュ』ですし、生肉を全面的にアピールしています。これ自体は良いのですが、その代償も理解しておく必要があるかと思います。

 

今となってはドッグフードで生肉使用しているって特別珍しい事じゃないですが、もちろん熱加工されてない原料ですし高品質な原料であることは間違いない。ただ生肉からタンパク質を確保するのって難しい。ほとんどが水分なので。

 

例えば生肉50%を使っていると明言しているフードで『マックアダムズ』ってフードがあるのですが、そのタンパク質の保証値は17.5%です。非常に少なく感じますよね?ただそれが普通です。

 

 

そこで高タンパクにするにはどうするか?乾燥原料を使う訳です。乾燥原料は水分を蒸発させているのでタンパク質の割合が高くなります。イメージ的にはタンパク質を濃縮させた感じ。一般的なチキンミール だと生肉の約3倍のタンパク質が含まれています。スーパーに行った時にビーフジャーキーの成分を見てください。タンパク質の割合が非常に高いので。

 

でもナウフレッシュの場合、『乾燥肉やレンダリングミートミールは一切使用していません』って書いていますよね?

 

じゃあどこからタンパク質を供給しているの??ってなると乾燥鶏卵や、エンドウ豆(エンドウ豆粉)である訳です。肉類(魚含め)に関しては確かに生肉オンリーですが、卵、植物性タンパク源については乾燥原料を使用しています。

 

今は様々なプレミアムドッグフードありますが、生肉使う事は別に珍しい事でもないので特別評価すべきものでもないかな、、、というのが正直な印象。ただ卵はもちろんアミノ酸スコアの高いもの。エンドウ豆も植物性原料にしては非常に優秀なアミノ酸スコア。悪い内容ではないです。

 

ですがアミノ酸(メチオニン、リジン)を添加している事を考慮すると・・・原材料由来のものではバランス悪い(植物性由来のタンパク質が多い)のかな?とも考えられたり。

 

ドッグフードって表示の情報が統一されていないので、ものによって情報量にかなり差があります。ナウフレッシュってグルーバルニュートリションのサイトでかなり詳しい分析値が公開されており、非常に好感持てますが、そこまでやるなら動物性原料の使用割合(%)、そしてタンパク値のうち動物性由来のものが何%なのか?

 

この辺りまで開示して欲しかったな、と。他に比べれば情報量多い方ではありますが・・・

 

ちょっと『フレッシュ』の部分を強調しすぎな感じがあります。生肉使用は悪い事じゃない。むしろ良い事だがタンパク質を補強するため無理をする。その結果添加物を余計に使う必要も出てくる・・・みたいな。

 

しかしこれはバランスを整うためにしっかり調整しているとも言える。国産のプレミアムドッグフードとかは総合栄養食にする(AAFCOの基準値満たす)ためだけでバランスどう考えても悪いフードなんていくらでもある。

 

結局のところこのような不安を払拭するためには原料の割合表示(%)しかない。なので当サイトでは%表示しているフードをより高評価しています。

 

同じような事をぐるぐる書いてしまいましたが、タンパク質に関してはこんな感じ。悪い内容ではないと感じます。

 

あと良い点としてグルーバルニュートリションのサイトではこのような説明文がありました。

 

NOW FRESH(ナウフレッシュ)は、調理方法には気を付けました。一般的なペットフードは120-150℃程度まで熱をかける中、低温(90℃)でゆっくり丁寧に調理するSCSB(Slow cooked in Small Batches)製法を採用しています。

 

これpetcureanでは無かった情報なのですが、グルーバルニュートリションは日本ユーザー向けにpetcureanから情報引き出しているのかな?と感じます。90℃くらいの低温加工しているメーカーは他にもありますのでこれは信じて良いかと思います。

 

ナウフレッシュの脂質源源について

次に脂質源について。使用されている主な脂質源はフラックスシード、キャノーラ油、ココナッツ油、となります。

 

フレックスシードは亜麻仁の事。オメガ3脂肪酸源となり、キャノーラ油がオメガ6脂肪酸源(リノール酸)、そしてココナッツオイルは中鎖脂肪酸(MTC)が多く含むという特徴があり、一般的な油に含まれるものは長鎖脂肪酸となるのですが、それと比べると早く消化・分解され体脂肪の蓄積を抑える効果があると言われています。

 

一見問題ないようにも見えますが、少し残念なのはオメガ3脂肪酸が亜麻仁由来のαリノレン酸が主であるという事。これについては別記事にて解説していますので、興味のある方は読んでみて下さい。

 

 

一応魚系原料として『サーモン生魚(骨抜き)』が配合されていますが、表示順からしてそこまで多くない。

 

なのでナウフレッシュを使用する場合は『フィッシュ・アダルト』という魚が主原料の別商品があります。これとローテーションするのをオススメします!

 

ナウフレッシュの価格|コスパは良いか??

タンパク質については生肉を使っている代償としてその他からタンパク質を補強していますが、これは仕方ない面もある。脂質源については【グレインフリー スモールブリードアダルト】単独で見た場合、少し物足りなくも感じますが、魚ベースのものもあるのでローテーションした場合は良いかと。

 

その他はミネラル類は吸収性の良いキレート加工されていますし、【乾燥ラクトバチルス・アシドフィルス発酵生成物、乾燥エンテロコッカス・フェシウム発酵生成物】これらは乳酸菌の一種となりますが、いわゆる腸内環境をよくするプロバイオティクスというやつです。

 

また不足すると心臓病のリスクが高まると言われている『タウリン 』の配合、便臭を軽減する『ユッカシジゲラ抽出物』、など全体的に見て非常に良い配合設計と感じます。

 

では価格はどうなのか?ですが、こちら公式サイトに記載されている価格を紹介しておきます。

 

グレインフリー スモールブリードアダルト 価格(税込) kg単価
800g 2,728円 3,410円/kg
1.59kg 5,280円 3,321円/kg
2.72kg 8,580円 3,154円/kg
9.98kg 27,280円 2,733円/kg

※公式サイトは税込5,500円未満の場合は、別途配送料550円(税込)

 

フードの内容は非常に良いと思いますが、ちょっとコスパは悪いかな、という印象。これポイント等考慮すると公式サイトより楽天やAmazonの方がお得ですね。本体価格は同じなので。

 

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ナウフレッシュはどんな場合にオススメか?小粒タイプの高品質なフードを探している方

ナウフレッシュの特徴を解説したところで、どんな場合にオススメできるフードなのか?ですが・・・

 

小粒で良いフード(やや高タンパクで高品質なもの)を探している場合じゃないかと。ナウフレッシュってカナダ産ですが、カナダって全体的にフードのレベルは高いと感じます。でも全体的に粒が大きめ。

 

アカナ・オリジンが分かりやすいかと思いますが、内容的に良いな、って思っても粒のサイズが・・・って声をよく聞きます。

 

 

では実際に粒の大きさを比較してみましょう。

 

ナウフレッシュのスモールブリード(左)、アカナのアダルトスモールブリード(中)、アカナの通常粒(右)で比較してみました。

 

アカナ・アダルトスモールブリードとはほぼ同じですが、若干ですが直径は小さめですね。一応成分も紹介しておきましょう。

 

アカナ・アダルトスモールレシピ 内容量:340g、2kg、6kg
【原材料表示】

新鮮鶏肉 (16%), 乾燥鶏肉 (15%), 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとグリーンピース, 丸ごとヒヨコ豆, 乾燥七面鳥肉 (4.5%), 鶏脂肪 (4%), 新鮮鶏内臓 (レバー, 心臓) (4%), 乾燥ニシン (4%), 卵 (4%), 生カレイ(4%), フィッシュオイル (4%), 丸ごと緑レンズ豆, 丸ごとイエローピース, エンドウ豆繊維, エンドウ豆スターチ, 生七面鳥レバー (0.5%), 塩, 乾燥ケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと洋梨, 新鮮丸ごとズッキーニ, 乾燥チコリールート, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カブラ菜, 新鮮ビートの葉, 新鮮丸ごとクランベリー, 新鮮丸ごとブルーベリー, 新鮮丸ごとサスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ 酸化防止剤: 植物油から抽出したトコフェロール: 121mg, クエン酸: 40mg, ローズマリーエキス: 80mg 添加栄養素(1kgあたり): 3a890 塩化コリン: 700mg, 3b606 (亜鉛: 75mg), 3b406 (銅 : 11mg), 3a821 ビタミンB1: 25mg, 3a841 ビタミンB5: 8mg, 3a831 ビタミンB6: 7.5mg, 3a672a ビタミンA: 1875 IU, 3a671 ビタミンD3: 250 IU, 3a700 ビタミンE: 115 IU 添加腸球菌: 4b1707 エンテロコッカスフェシウム菌 NCIMB 10415 2.2x10^6 CFU

【保証成分】

タンパク質 31%以上、粗脂肪17%以上、粗繊維5%以下、粗灰分:7%以下、水分12%以下

カルシウム/リン 1.4%以上/1.1%以上

オメガ6/オメガ3=2.6%以上/1.0%以上、DHA/EPA 0.3%以上/0.3%以上

 

3510kcal/kg

公式ショップ

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私がよく利用する楽天のショップ

楽天市場 サクラソーケンネル

 

タンパク質はアカナと比較するとやや低め。ですがそれが良い、って方もいるかと思います。

 

ちなみにナウフレッシュの通常粒に関してはこれじゃなくて良いかな、と。もちろん悪いフードじゃないですが、この価格帯なら他を検討する方が良いかな、と。

 

ナウフレッシュについてまとめ

 

最後に重要なポイントをまとめておきましょう。

 

ナウフレッシュ、1番のウリは100%フレッシュミート(生肉)であるという点。確かに生肉なのか乾燥原料なのか、はたまたレンダリング原料(ミール)なのか、とよく分からないフードってあります。ここをしっかり明確にしているのは良い。

 

ただ今は生肉使用のフードって珍しい訳ではなく、ちょっとアピール力に欠けるかな、とも。

 

そして生肉を使用している、って事はどこからタンパク質を補強しているのか?それを知っておくべきですね!

 

オススメするのは小型犬の飼い主さんで、極端にタンパク質が高くなくても良いが、それなりには高タンパクで小粒なフードを探している場合。また与え方としては脂肪酸バランスを考慮してターキー(七面鳥)ベースのものと魚ベースのものをローテーションする。

 

こんな感じですね。

 

ナウフレッシュ 、ペットショップでも良く見かけるフードですし今のところ供給面も安定している。良いフードだと思いますよ!

 

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では今回はこの辺で。こちらにオススメのフードをまとめておりますので、良かったら参考にしてみて下さい。

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