ドッグフード評価記事

【リリーズキッチン】低タンパクで良いフードを探しているなら検討する価値あり

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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今回紹介するのは『リリーズキッチン』というドッグフード。イギリスのプレミアムドッグフードですね!

 

当サイトでは読者様からのリクエストがあったフードを優先に記事書いていますが、たまには私が紹介したいフードの記事も書いてみようかと・・・

 

で、このリリーズキッチンってフードなんですが、先に言っておくとお値段高いです。5,000円/kgくらいします(ドライフードで)。

 

5,000円/kgという単価はドライフードだとかなり高い部類ですね。一般的なプレミアムドッグフードの2倍くらいのイメージでしょうか。

 

国産のプレミアムドッグフードでも5,000円/kgくらいのものってありますが、正直内容に対して高すぎるものがほとんどです。広告費使いすぎ、もしくは量が売れないので単価設定を高くしているかのどちらか。

 

ではリリーズキッチンは?ってなると・・・これに関しては検討する価値はある。そう思っています。

 

ではそんなリリーズキッチンを解説していきます!

 

目次

リリーズキッチンとはどんなドッグフードなのか?なんと『英国王室御用達』のフード!!

まずリリーズキッチンというのはどんなメーカーなのか紹介しておきます。

 

創業者はヘンリエッタ・モリソンって方なのですが、愛犬のリリーが皮膚の痒みと赤みが発症。おそらくアレルギーですね。このアレルギーは獣医師にも改善することができず、リリーはご飯を食べなくなってきた。

 

そこでモリソン氏は『食べ物に原因があるのでは?』と疑問を抱き、手作りを始めると改善していった。

 

そこから彼女は獣医師をはじめ様々な専門家に話を聞き栄養学を猛勉強。当時モリソン氏は出版社を経営していたのですが、それも売却しドッグフード(ウェットフード)のオリジナルレシピを持ってヨーロッパ全土の工場に訪問。

 

このレシピでフードを作って欲しい!と頼んだが断られ続け、2年の歳月を経てやっと製造してくれる工場を見つける。少量製造したフードは当時一般的なドッグフードの4倍という価格にも関わらずすぐに完売。

 

そこで2008年にリリーズキッチンを立ち上げた。このような流れです。

 

そこからイギリスを代表するナチュラルペットフードブランドに急成長。2015年には環境や社会に配慮した公益性の高い企業に与えられるB Corp(B Corporation)という国際認証制度を取得。

 

さらに凄いのが2019年に「英国王室御用達(ロイヤルワラント)」の称号を授与されています。

https://globalpetindustry.com/article/lilys-kitchen-gets-royal-warrant

 

このロイヤルワラントというのは王室に対して商品やサービスを提供できる会社に授けられる『称号』です。日本で言うところの『宮内庁御用達』みたいな感じですね。

 

有名どころのブランドだとバーバリーとかカルティエなんかがロイヤルワラントです。

 

さすがにここまでの称号となると変なものはあり得なくて、リリーズキッチンの内容もかなり良い。ただしもう一度言いますが値段は高いです。

 

リリーズキッチンの良くない点はあるか?人によっては2つある

さて、そんなリリーズキッチンですが、どんな原材料や保証成分、細かな内容は後で紹介するとして、端的にどういうフードかと言うと『原材料は自然のまま。加工した肉類は使わない』スタイルのナチュラルフード系。オーガニックタイプもあり!こんな感じ。

 

この手のフードはですね、そのコンセプト自体はもちろん良いのですが、成分値に限界がある。つまり高タンパクなフードを作れない、って事ですね。理由は簡単で乾燥原料(タンパク質源)を使用していないから。

 

ドッグフードだとチキンミールなんかが良く使われる乾燥原料ですが、あれらは水分飛ばして乾燥させているので相対的にタンパク値が高くなります。ものによって差はありますが生肉の3倍くらいのタンパク質がある。

 

なので高タンパク系フードには必ず動物性、もしくは豆などタンパク質含有量が植物性原料で乾燥させた原料が使用されています。

 

リリーズキッチンはコンセプト上それらを使用しないので、成分値的にはタンパク値20%ちょっとと低タンパクな部類となります。

 

まずこの点が飼い主を選ぶ。

 

タンパク質の割合がどれくらいが良いか?これは様々な説があって何とも言えないのですが、ドッグスポーツをしている、運動量が半端ない、など活発なワンコに関してはやはり高タンパクなフードの方が合います。

 

一方で運動量が多くないワンコに関しては過度に高タンパクである必要はない、こういったフードの方が合っている場合ももちろんあります。

 

この成分値が悪い意味ではなく『スペックが低い』、これが一つ。

 

もう一つがリリーズキッチンは2020年にネスレに買収されている、って事ですね。

https://www.nestle.com/media/news/nestle-purina-petcare-acquires-natural-pet-food-brand-lilys-kitchen

 

世界的に見るとペットフード業界ってマース、ネスレ、ヒルズ、この三社が強いのですが、ヒルズは獣医師との連携という独自路線。マースとネスレは様々なブランドを買収しまくってガチガチに争っている、そんな構図です。

 

大手に買収されちゃうと品質が落ちるのではないか?と心配する方が多く、実際に海外のレビューサイトでもそのような意見は多数見ました。

 

ただネスレ傘下になっているとは言え、リリーズキッチン自体は独立して運営されていますし、それを言ってしまえば当サイトがオススメしている『アカナ・オリジン』もマースに買収されていますしね。

 

 

どうしてもネスレ(ピュリナ)が嫌い!って人もたまにいますので、一応お伝えしておきます。

 

リリーズキッチンの使用原料・原料表示の情報量について(30点/30点)

リリーズキッチンのドライフードにはいくつか種類があるのですが、今回は成犬用『ラムのシェパーズパイ』を中心に説明していきます。

 

その他の商品ラインナップについても後で簡単に紹介します!

 

リリーズキッチンの使用原料について(15点/15点)

ではこちらがリリーズキッチン(ラムのシェパーズパイ)の原料表示となります。

 

原料表示

32%フレッシュラム:新鮮なラム(27%)、ラムレバー(5%)、サツマイモ(20%)、ジャガイモ(16%)、エンドウ豆タンパク質、全エンドウ豆(4%)、全レンズ豆、亜麻仁、ラムグレービー、ミネラル 植物およびハーブ*(1%)、サンフラワーオイル、エンドウ豆繊維、プレバイオティクス(マンナンオリゴ糖2g / kg、フルクトオリゴ糖1.2g / kg)、ジョイントケアミックス(メチルスルホニルメタン200mg / kg、コンドロイチン硫酸200mg / kg、グルコサミン200mg / kg)、ニンジン、パセリ(0.01%)、クランベリー、リンゴ、ほうれん草。植物とハーブ:アルファルファ、ハコベ、クリーバー、ゴールデンロッド、イラクサ、海藻、タンポポの根、セロリの種、ミルクシスル、ゴボウの根、マリーゴールドの花、ローズヒップ

【ビタミン(kgあたり)】ビタミンA 18,000IU、ビタミンD3 1,800IU、ビタミンE 150 IU、L-カルニチン400mg 【微量栄養素(kgあたり)】キレート亜鉛100mg、キレートマンガン10mg、キレート銅9mg、有機セレン0.2mg、ヨウ素酸カルシウム0.5mg

分析成分:粗タンパク質23%、粗脂肪9%、粗繊維3.5%、粗灰分7%、オメガ6 1.5%、オメガ3 1.2%、カルシウム1%、リン0.7%

347kcal/100g

 

動物性原料およびタンパク質源について

ドッグフードでは配合量の多い順に原材料を記載するルールがあり、一番最初に記載されているものを第一原料と呼びます。この場合は『32%フレッシュラム:新鮮なラム(27%)、ラムレバー(5%)』ですね。

 

先ほど説明した通り、リリーズキッチンって動物性原料が生のものを使用していますので、そこから得られるタンパク質って思ったより少ない、って事です。実際に保証成分がタンパク値23%と低めの数値になっていますね。

 

もちろんタンパク質はサツマイモ、ジャガイモ、豆類からも供給されてはいますが、メインはラムからと考えて良いかと思います。と言うのもリリーズキッチンの素晴らしい点は動物性タンパク源だけでなく、その他ほぼ全ての原料について割合(%)表示されている点

 

もしこれが割合表示されておらず、エンドウ豆タンパクの表記があると疑ってしまうのですが、全エンドウ豆を含めての4%なら多少補強している程度と思って良いかと思います。

 

最近グレインフリーのフードが流行っているが、安価なものだと見た目は第一原料が肉類で良さそうに見えるが、生の肉は水分値が多いので重く、第一原料にするのはそう難しくない。

それを利用して見た目は良さそうなグレインフリーのプレミアムドッグフードに見えるが、実際は豆系のタンパク質を濃縮した原料を多く使用してタンパク質を稼いでいるフードも多い。

割合(%)表示をするとそのような誤魔化しが出来ないので、割合表示しているフードは非常に信頼性が高い。

 

タンパク質全体ですが、別に高タンパクが良い、って話ではなく結局のところ愛犬に合っているかどうかが重要。低タンパクなフードを求めている方ももちろんしますし、タンパク供給源がラムとわかる透明性の高い表示にもなっている。

 

ここは十分評価できる内容と言えます。

 

脂質源について

次に脂質源について。この『ラムのシェパーズパイ』だと必須脂肪酸のうちオメガ3脂肪酸が亜麻仁、そしてオメガ6脂肪酸がサンフラワーオイル(ひまわり油)から供給されていますが、当サイトでは何度も言っているオメガ3は亜麻仁に含まれるαリノレン酸より、魚系オイルに多いEPA・DHAの方が良い。

 

ここどうなんだ!?ってなりますよね。

 

亜麻仁とサーモンオイルの違い

 

これなんですが、おそらく主原料がラム、またラムレバーも使用しているから。農林水産省のHPにも記載されていますが、ラムってEPA・DEAを含み、また放牧で育てたラムは特に高濃度のオメガ3が含まれているとされています。

農林水産省

 

実際に他の商品ラインナップを見ると『チキン&ダッグ』とかどう考えてもEPA・DHA供給源が厳しそうだな、と感じるものに関しては『サーモンオイル』が配合されています。

 

脂質源に関してもしっかり考えられた内容だと感じますね!

 

ちなみに脂肪酸の話を詳しくすると長くなっちゃうので興味のある方は別記事を読んでみて下さい。

 

 

その他原料および使用原料まとめ

その他特質すべき点としてはプレバイオティクス、プロバイオティクスにも考慮されているし、関節ケアに効果が期待できる成分がジョイントケアミックス(メチルスルホニルメタン200mg / kg、コンドロイチン硫酸200mg / kg、グルコサミン200mg / kg)として配合されている。

(メチルスルホニルメタンは抗炎症作用によりアレルギーを軽減する効果が期待できる樹木から取れる天然の硫黄成分)

 

またミネラル類はキレート加工されており、吸収性が良いものを使用している。ハーブ類も使用しておりプレミアムドッグフードとして抑えるべきとこは抑えている、そんな印象ですね。

 

余談ですが関節サポートのグルコサミン、コンドロイチン、これらドッグフードで使われる事って多いですが、効果のほどは・・・となるとおそらく無い。人間でもそうなのですが、効果が確認されたという研究報告が無い。むしろ効果がなかったと言う報告が多いです。

 

ただ100%効果がないのか?となるとそれはなんとも言えない・・・

 

ただ個人的には入っていないより、入っている方が良いと思っています。過度な期待はできませんが『あったら良いな』ってやつです。

 

まあこういうのって誇大広告になっているケースもあるが、リリーズキッチンに関しては(メチルスルホニルメタン200mg / kg、コンドロイチン硫酸200mg / kg、グルコサミン200mg / kg)このように配合量も明記されている。これは良い。

 

全体的な評価としてはかなり良い内容。そして情報公開量も多く、信用できる内容と言えるのではないでしょうか。

 

リリーズキッチンの原料表示の情報量について(15点/15点)

では当サイトで重要視している原材料表示の情報量について。

 

既に簡単に紹介していますが、リリーズキッチンの素晴らしい点は動物性原料だけじゃなく、植物性原料も割合表示されている点。これって非常に珍しく、海外製プレミアムドッグフードだと動物性原料のみ割合表示されているものはあるんですよ。そしてそういうフードって高タンパクのフードに多い。

 

これは高タンパクのフードって動物性原料の使用割合が多いので原材料表示を伏せる必要がない、表示しても飼い主に悪い印象を与えない、ってのもあるかと思います。

 

もちろん当サイトの評価としては満点評価しておきます。

 

リリーズキッチンの栄養成分値・栄養バランスについて(20点/20点)

次に保証成分値について。先ほどの『ラムのシェパーズパイ』で保証成分の部分をもう一度紹介しておきます。

 

粗タンパク質23%、粗脂肪9%、粗繊維3.5%、粗灰分7%

オメガ6 1.5%、オメガ3 1.2%

カルシウム1%、リン0.7%

347kcal/100g

 

何度も言っていますが、リリーズキッチンはその原料配合内容から高タンパクにはならない内容です。見ての通りタンパク値は低めで、さらに低脂肪。

 

でも全ての飼い主さんが高タンパクフードを求めてる訳じゃないですよね?

 

結局のところは愛犬に合うか合わないかが重要。当サイトでは総合栄養食ではないもの、またたまにあるのですが明らかに成分値が間違っているもの、そいういうものに関しては減点しますが、保証成分値に関しては基本的には満点評価にしています。

 

リリーズキッチンは安全への取り組みを行なっているか?(15点/20点)

使用原料、そしてその情報公開量は素晴らしい内容でした。

 

では安全性についてはどうか??当サイトではアレルギーに対する対策、そして製造工場での安全性への取り組みなどの項目で評価しています。

 

さて、リリーズキッチンのドライフードってなのですが、会社はイギリスですが実は原産国・・・つまり製造されている国ってドイツなんですよ。この理由が分かるでしょうか??

 

そう、OEMなんですよね。当サイトの記事を読んで頂いている方はOEMが何かはご存知かと思いますが、要するに自社工場で製造しているのではなく、他社に製造を委託している、って事です。

 

まあ会社の成り立ち自体がレシピ持って色々な工場を回った・・・って事なのでOEMなのはそりゃそうですよね。

 

OEM自体が悪・・・って事ではないのですが、製造工場に配合設計を丸投げ、中身ほぼ一緒のフードがパッケージだけ変えられて大した内容ではないのに高値で販売されている、そういうのを批判しています。国産のプレミアムドッグフードで広告色の強いものは・・・だいたいそんな感じですね。

 

設備レベルが高い工場で生産する、ってのはOEMのメリットでもあるのですが、デメリットとして工場の情報量が少ない、そして工場が何の原料を扱っているか分からない。これがあります。

 

 

こちらリリーズキッチン公式サイト(イギリスの公式サイト)の商品説明の一部なのですが、先ほど紹介したラムのフードはグレインフリーのフードです。つまり穀物不使用。

 

でも注意書きに『穀物を使用している工場で製造されているので混入する可能性がある』と記載されています。

 

なぜこういう事が起こるのか?OEMだからですね。

 

ただこういう飼い主にとって不都合な真実を公開しているのって逆に好感を持てます。国産のものってこういう情報は絶対に隠しますからね・・・笑

 

余談なのですが、当サイトは国産だと『金虎 おさかな』というフードをオススメしていますが、その理由に金虎って会社はアレルギー対策のため『アレルギー傾向が高い原料を持ち込まない工場を1から作った』ってのがあります。

 

 

例えば重度の小麦アレルギーだったとします。当然ですが飼い主としてはグレインフリーのフードを選びますよね?でもOEMの場合は原材料に小麦が含まれていなくても、微量ながら小麦が混入している可能性がある、って事です。

 

特にアレルギーがない場合はそこまで過度に心配する必要はありませんが、愛犬が強いアレルギーがある場合、『自社工場なのかOEMなのか?』、ここは少し意識した方が良いかと思います。

 

リリーズキッチンの評価ですが、OEMなので製造工場の情報量が少ない。ただB Corp(B Corporation)の認証。そしてロイヤルワラントという強力な称号を得ている。これら考慮して15点/20点と評価しておきます。

 

まあ商品ラインナップも豊富ですし、オーガニックの製品もある。飼い主としては選択肢も多く、十分評価できる内容だとは思いますよ。

 

リリーズキッチンは人工の酸化防止剤・着色料を使用していないか(10点/10点)

当然ですがかなり原料へのこだわりがあるリリーズキッチン。危険とされている人工の酸化防止剤、着色料などは使用されていません。

 

リリーズキッチンのコンセプトはビタミン・ミネラルに関しては人工のものを使用するのは仕方ないが、その他は天然由来のものを使用。そして肉類ばかりでなく、20〜30%くらいは植物由来のものも使用した方が良い。そんな考えです。

 

よく『無添加』って表記がありますが、あれって『人工の酸化防止剤』や『人工の着色料』が無添加なだけであって、ビタミン・ミネラルについては人工のが使用されています。

 

こういう曖昧な表現について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい。

 

 

リリーズキッチンについてこの項目は心配しなくて良いですね!

 

リリーズキッチンの製造方法および粒の大きさを画像で紹介(5点/10点)

では製造方法について。そして実物の粒のサイズについて紹介しておきます。

 

製造方法はドッグフードとしては一般的な方法であるエクストルーダーという機械で作れていますね。当サイトではエクストルーダーの製造である場合、基礎点として5点。それに加えて公式サイトで製造方法について詳しく紹介されている。または何か独自の製造工程がある、などあれば加点しています。

 

リリーズキッチンについては基礎点の5点のまま評価しておきます。

 

次に粒の大きさなんですが・・・これがまあまあ大きい。

 

こちら実物になるのですが、縦に長い感じで大きです。

 

これだけだと分かりにくかもなので比較対象として記事内でチラッと紹介した『金虎 おさかな』の画像も紹介しておきましょう。

 

 

よく『小粒』として販売されているものは10mmくらいのものが多く、それらに比べれば倍くらい大きいですね。

 

ここは評価の分かれるところ。うちのワンコは中型犬のウィペットごまちゃんは全く問題ないとして、小型犬でミニピン、イタグレがいますが粒が大きくても普通に食べます。

 

が、大きい粒を食べない、って方もいるし、また小粒は早食いしてむせるので小型犬であっても大粒の方が好み、って方もいますね。

 

リリーズキッチンはスペックに見合った価格であるか?5点/10点

では最後に価格について。

 

リリーズキッチンの正規代理店は『株式会社からだ想い』となるのですが、そこの価格で見ていきましょう。

 

容量 価格(税込)
オーガニックベイクドチキン&ベジタブルドッグ 1kg 5,665円/kg
その他 1kg 4,895円/kg

 

この通り結構お高い。使用原料がオーガニックのものだけ高めに設定されており、その他は全て同じ単価です。

 

さて、この価格が内容に対して妥当かどうか?ですが、正直判断が難しいところ。原料表示の情報量など信頼度を含めて考えれば高いは高いけど検討する余地はあると思います。

 

国産の広告だけで売っている中身大した事のないプレミアムドッグフードよりはよっぽど価値がある

 

ただ動物性原料がもっと豊富で実績あるフードでもここまでの価格にはならない。原料のこだわりも感じられますが、OEMってのは要するに外注ですからね。原価はやや高くなる、ってのはあります。

 

悩んだ結果ですが5点/10点で評価しておきます。

 

ちなみにですが、購入するなら公式サイトも大手ネットショップも単価は同じなので、ポイントを考慮するとネットショップの方が良さそうですね。Amazonは取り扱いなかったですが、楽天とYahooショッピングにはあります。(ただしYahooショッピングは扱う商品少なかった)

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リリーズキッチン・ドライフードのラインナップ|特にオーガニックのはありかも?

先ほどはラム主体の『成犬ラムのシェパーズパイを紹介しましたが、その他にも種類がありますので簡単に紹介しておきます。

 

リリーズキッチンが気に入った、って方はローテーションするのも良いですし、あと個人的には『オーガニックベイクドチキン&ベジタブルドッグ』に関してはオーガニック系のフードでここまで使用原料が詳細に記載されているものっておそらく無いので特に良いのではないかと感じますね。

 

ちなみにウェットもありますが、当サイトはドライフードメインで紹介しておりますので、ウェットフードに関しては省略します。ウェットも内容は非常に良いと思いますよ。すごく高いけど・・・

 

オーガニックベイクドチキン&ベジタブルドッグ

オーガニックベイクドチキン&ベジタブルドッグ 原産国:ドイツ
【原材料】40%新鮮なオーガニックチキン、有機米、有機大麦、有機オート麦、有機米タンパク質、有機全エンドウ豆(3.5%)、有機全レンズ(3.5%)、グレイビー、ミネラル◆有機植物およびハーブ*(1%)、プレバイオティクス(マンナンオリゴ糖2g / kg 、フラクトオリゴ糖0.1g / kg)、有機ニンジン(0.1%)、有機ブロッコリー(0.04%)、有機ほうれん草(0.04%)、有機パースニップ(0.04%)、有機蜂蜜 有機植物とハーブ:アルファルファ、ターメリック、クリーバー、ゴールデンロッド、イラクサ、海藻、タンポポの根、セロリの種、ミルクシスル、ゴボウの根、マリーゴールドの花、ローズヒップ

【ビタミン(kgあたり)】ビタミンA18,000 IU、ビタミンD3 1,800 IU、ビタミンE150 IU

【微量栄養素(kgあたり)】キレート亜鉛50mg、キレートマンガン10mg、キレート銅9mg、有機セレン0.1mg、ヨウ素酸カルシウム0.5mg【保証成分】

粗たんぱく質 23%, 粗脂肪 12.0%, 粗繊維 3.5%, 粗灰分 6.0%

オメガ 6 2.4%, オメガ 3 0.3%, カルシウム 1.0%, リン 0.8%

 

363kcal/100g

チキンの配合量40%、ほぼ全てがオーガニック原料を使用。リリーズキッチン公式サイトによるとオーガニック原料の中には非オーガニックのものと比べて原料費が20倍になるものもある、と記載されています。

 

オーガニック系だとソルビダ、ヤラー、あとちょっとマイナーですがアーガイルディッシュあたりが日本だと有名ですが、原料の割合表示されてませんからね。どれも良いフードなんですが、透明性という面ではリリーズキッチン、良いと思います。

 

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エイシャントグレイン農家のビーフシチュー

エイシャントグレイン農家のビーフシチュー 原産国:ドイツ
【原材料】43%フレッシュ牛肉:新鮮な牛肉(36%)、牛レバー(7%)。 じゃがいも(18%)、ライ麦(13%)、卵、スペルト小麦(4%)、サツマイモ、ミネラル、アマランス(2%)、キノア(2%)、牛脂 植物およびハーブ*(1%)、サーモン 油、ジャガイモタンパク質、ニュートリショナルイースト、プレバイオティクス(マンナンオリゴ糖1.3g / kg、フルクトオリゴ糖0.8g / kg)、ニンジン、リンゴ、ジョイントケアミックス(メチルスルホニルメタン200mg / kg、グルコサミン150mg / kg、コンドロイチン硫酸150mg / kg)、クランベリー 、 ほうれん草。植物とハーブ:アルファルファ、ハコベ、クリーバー、ゴールデンロッド、ネトル、海藻、タンポポの根、セロリの種、ミルクシスル、ゴボウの根、マリーゴールドの花、ローズヒップ

【ビタミン類(kgあたり)】ビタミンA 18,000IU、ビタミンD3 1,800IU、ビタミンE 150IU、タウリン1000mg、L-カルニチン500mg

【微量栄養素(kgあたり)】キレート亜鉛100mg、キレートマンガン10mg、キレート銅9mg、有機セレン0.2mg、ヨウ素酸カルシウム0.5mg(1kgあたり)

粗タンパク質21%、粗脂肪15%、粗繊維2.5%、粗灰分6.5%

オメガ6 1%、オメガ3 0.3%、カルシウム1%、リン0.9%

 

381kcal/100g

ビーフが主原料のこちら。特徴的なのは古代小麦とも呼ばれる『スペルト小麦』が使用されている事ですね。人間の場合、ですけどスペルト小麦は普通の小麦と比べてアレルギー反応を起こしにくいとされています。

 

犬に関しては分からないのと、スペルト小麦であってもグルテンは含まれているので愛犬が小麦アレルギーなら避けた方が良いですね。

 

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エイシャントグレイン素朴なチキン&ターキードッグ

エイシャントグレイン素朴なチキン&ターキードッグ 原産国:ドイツ
【原材料】新鮮なチキン(35%)、ライ麦(14%)、新鮮なポールトリー(チキン、ターキー、アヒル、ウズラ)(11%)、スペルト小麦(10%)、ジャガイモ、豚レバー(3%)、サツマイモ(2 %)、亜麻仁 、チキングレイビー、キノア(1.5%)、アマランス(1.5%)、ジャガイモタンパク質、ミネラル 植物およびハーブ*(1%)、サーモンオイル、卵、プレバイオティクス(マンナンオリゴ糖1.3g / kg、フルクト- オリゴ糖0.8g / kg)、にんじん、りんご、ジョイントケアミックス(メチルスルホニルメタン200mg / kg、グルコサミン150mg / kg、コンドロイチン硫酸塩150mg / kg)、クランベリー、ほうれん草。植物とハーブ:アルファルファ、ハコベ、クリーバー、ゴールデンロッド、イラクサ、海藻、タンポポの根、セロリの種、ミルクシスル、ゴボウの根、マリーゴールドの花、ローズヒップ

【ビタミン類(kgあたり)】ビタミンA 18,000IU、ビタミンD3 1,800IU、ビタミンE 150IU、タウリン1000mg、L-カルニチン500mg

【微量栄養素(kgあたり)】キレート亜鉛50mg、キレートマンガン10mg、キレート銅9mg、有機セレン0.1mg、ヨウ素酸カルシウム0.5mg(1kgあたり)

粗タンパク質22%、粗脂肪12.5%、粗繊維2.5%、粗灰分7.3%

オメガ6 1.9%、オメガ3 0.7%、カルシウム1.1% リン0.9%

 

369kcal/100g

鶏系をメインにしたこちら。ちょっと注目して欲しいのは先ほどの牛メインとこれのミネラル添加量が違う点。

 

真面目に配合内容考えているドッグフードってミネラルとかビタミンの添加量を配合内容によって変えます。主原料が違えば不足する量が違ってくるのって当然だと思うじゃないですか?

 

でも実際はドッグフードってビタミン・ミネラルに関しては『プレミックス』といって事前に混ぜられたものを使うのがほとんどで、同じ工場で作られたものって同じプレミックスを使うケースが多い。

 

要するに総合栄養食にするために多めに入れておく、って事ですね。でもそうすると何かが過剰になったり、不足する。

 

手間とコスト面で同じプレミックスを使う、ってのは理解できますが本来は原材料に応じて変えるべきなんですよね。細かい事ですかこういうのも真面目に配合設計を考えているな、と感じる点ですね。

 

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成犬ダックとサーモン、野生鹿のレシピ(グレインフリー)

成犬ダックとサーモン、野生鹿のレシピ 原産国:ドイツ
35%フレッシュダッグとサーモンと鹿肉:新鮮なダッグ(20%)、サーモン(10%)、鹿肉(5%)、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク質、全レンズ豆、全エンドウ豆、卵、亜麻仁、ミネラル、ダッググレイビー、ニュートリショナルイースト 植物およびハーブ*(1%)、プレバイオティクス(マンナンオリゴ糖1.8g / kg、フルクトオリゴ糖1.1g / kg)、ニンジン、 リンゴ、ジョイントケアミックス(メチルスルホニルメタン200mg / kg、グルコサミン170mg / kg、コンドロイチン硫酸125mg / kg)、クランベリー、ブラックベリー、ほうれん草。植物とハーブ:アルファルファ、ハコベ、クリーバー、ゴールデンロッド、イラクサ、海藻、タンポポの根、セロリの種、ミルクシスル、ゴボウの根、マリーゴールドの花、ローズヒップ

【ビタミン(kgあたり)】ビタミンA 18,000IU、ビタミンD3 1,800IU、ビタミンE 150IU

【微量栄養素(kgあたり)】キレート亜鉛50mg、キレートマンガン10mg、キレート銅9mg、有機セレン0.1mg、ヨウ素酸カルシウム0.5mg

粗タンパク質22%、粗脂肪13%、粗灰分6%、粗繊維3%

オメガ6 1.8%、オメガ3 1.1%、カルシウム 1.1%、リン0.8%

 

368kcal/100g

こちらはグレインフリータイプでアヒル、サーモン、鹿肉が主原料となっています。

 

グレインフリーが良い、って場合はこれとラム、チキン&ダッグのものを交互に与えるのがオススメですね。

 

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成犬ラムのシェパーズパイ(グレインフリー)

成犬ラムのシェパーズパイ 原産国:ドイツ
32%フレッシュラム:新鮮なラム(27%)、ラムレバー(5%)、サツマイモ(20%)、ジャガイモ(16%)、エンドウ豆タンパク質、全エンドウ豆(4%)、全レンズ豆、亜麻仁、ラムグレービー、ミネラル 植物およびハーブ*(1%)、サンフラワーオイル、エンドウ豆繊維、プレバイオティクス(マンナンオリゴ糖2g / kg、フルクトオリゴ糖1.2g / kg)、ジョイントケアミックス(メチルスルホニルメタン200mg / kg、コンドロイチン硫酸200mg / kg、グルコサミン200mg / kg)、ニンジン、パセリ(0.01%)、クランベリー、リンゴ、ほうれん草。植物とハーブ:アルファルファ、ハコベ、クリーバー、ゴールデンロッド、イラクサ、海藻、タンポポの根、セロリの種、ミルクシスル、ゴボウの根、マリーゴールドの花、ローズヒップ

【ビタミン(kgあたり)】ビタミンA 18,000IU、ビタミンD3 1,800IU、ビタミンE 150 IU、L-カルニチン400mg

【微量栄養素(kgあたり)】キレート亜鉛100mg、キレートマンガン10mg、キレート銅9mg、有機セレン0.2mg、ヨウ素酸カルシウム0.5mg

粗タンパク質23%、粗脂肪9%、粗繊維3.5%、粗灰分7%

オメガ6 1.5%、オメガ3 1.2%、カルシウム1%、リン0.7%

 

347kcal/100g

既に紹介したラムメインのものですが、一応紹介しておきます。

 

リリーズキッチンのドライフードでは一番低脂肪なフード。低タンパク、低リンである事で選ぶ飼い主さんもいるような気がします。

 

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成犬チキン&ダック田舎風キャセロール(グレインフリー)

成犬チキン&ダック田舎風キャセロール 原産国:ドイツ
42%チキンとダック:フレッシュチキン(31%)、フレッシュダック(8%)、鶏の肝臓(3%)、 サツマイモ(29%)、全粒豆(6.5%)、全粒レンズ豆、エンドウタンパク、亜麻仁、卵、ジャガイモプロテイン、チキングレービー、ミネラル ◆植物およびハーブ*(1%)、サーモンオイル、マンナンオリゴ糖1.3g / kg、フラクトオリゴ糖0.8g / kg、ニンジン、リンゴ 、ジョイントケアミックス(グルコサミン175mg / kg、メチルスルホニルメタン175mg / kg、コンドロイチン硫酸125mg / kg)、クランベリー、ほうれん草*植物とハーブ:アルファルファ、ハコベ、クリーバー、ゴールデンロッド、イラクサ、海藻、タンポポの根、セロリの種子、ミルクシスル、ゴボウの根、マリーゴールドの花、ローズヒップ

【ビタミン(kgあたり)】ビタミンA18,000 IU、ビタミンD3 1,800 IU、ビタミンE 150IU

【微量栄養素(kgあたり)】キレート亜鉛100mg、キレートマンガン10mg、キレート銅9mg、有機セレン0.2mg、ヨウ素酸カルシウム0.5mg

粗たんぱく質 23.5%, 粗脂肪 12.0%, 粗繊維 3%, 粗灰分 7.0%

オメガ 6 1.8%, オメガ 3 1.2%, カルシウム 1.1%, リン 0.8%

 

359kcal/100g

チキンとダッグメインのグレインフリータイプ。この原料だとオメガ3(EPA・DHA)が厳しいかな?と思えばサーモンオイルがしっかり添加されていますね。

 

やはり脂肪酸組成についても意識していると思われます。

 

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古代小麦入っているやつは別にそれでなくても良い、って気がするのでまず試すとなると『成犬ダックとサーモン、野生鹿のレシピ』、『成犬ラムのシェパーズパイ』、『成犬チキン&ダック田舎風キャセロール』、この3つをローテーションするのが良いと思いますよ!

 

オーガニックに関しては好みですね!

 

リリーズキッチンの総評|85点!だが低タンパクフードなら検討する価値あり!粒はデカいが・・

リリーズキッチンの総合点ですが85点となりました!

 

が、点数なんてものはどうでも良くて、OEM系は情報量がどうしても少なくなるので点数が低くなりがち。それでいて85点は非常に良いのではないかと!

 

このフードってもっと有名になっても良いフードだと思うんですよね。だって低タンパク系のフードで原材料が割合表示されているものってある??って考えてみると・・・ない。フィッシュ4、トライバルあたりは割合表示されていますが、魚オンリーとコールドプレスなのでちょっと癖ありますし。

 

イマイチ有名じゃない理由って販売店が広告していない、ってのもありますが日本って小型犬が圧倒的に多いので粒のサイズがデカイのが原因かな、と。

 

中型犬〜大型犬には内容的には良いと思いますよ。が・・・単価が合わない。

 

ただ粒のサイズは構気にしすぎな方も多い気もしますけどね!

 

単価があれですので広くはオススメしにくいですが、良いフードだと思います。では今回はこの辺で。ドッグフード選びに迷ったらこちらにオススメのフードをまとめておりますので、良かったら参考にしてみて下さい。

ドッグフードおすすめランキング表|6項目で公平な評価をしています

 

 

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

金虎はおさかなドッグフードだけじゃない!オヤツもオススメな理由

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