今回紹介するのはアディクション(ADDICTION)というドッグフード。ニュージーランド産のドッグフードですね!
ドッグフードを選ぶ際の基準、って人によって異なるかと思いますが、『どこの国で製造されてるか?』を基準の一つにするのも良い。様々なドッグフードを調べてきましたが、原産国によって品質レベル、栄養成分の傾向、特色がありますからね。
で、ニュージーランド産である魅力は『原材料の安心・安全』です。ニュージーランドって世界で最も厳しい食品安全管理体制をとっている国の1つとして知られており、BSEや口蹄疫など家畜の重大な疫病がない国。
ドッグフードでも『ZIWI』、『K9ナチュラル』、『イティ』、『ジェントルベイク』など高品質なフードが多いですが、これらのフードはエアドライ製法やフリーズドライで通常のドライフードとは異なる。
では通常のドライフードでニュージーランド産となると・・・日本で購入できるものだと今回紹介する『アディクション』、もしくは『KiaOra(キアオラ)』、この2択になりますが、この二つには大きな違いがあります。
今回はその違い、あとアディクションの中で高タンパクタイプのワイルドアイランズってシリーズがあるのですが、これがとても良いので紹介。そういった内容の記事となります。
アディクションを同じニュージーランド産のキアオラと比較すると面白い
『アディクション』と『キアオラ』、同じニュージーランド産のドライフードですが、根本的に違う点があり、『自社工場製品』なのか『OEM製品』です。
キアオラって原産国はニュージーランドですが、実は日本の会社(レッドハート株式会社)がニュージーランドの工場に製造委託、それを日本に輸入しているフードでつまりはOEM製品です。
OEMとは?
「Original Equipment Manufacturer」の略で他社ブランドの製品を製造する事。ドッグフードの業界ではこれが活発で、国産のプレミアムドッグフードは大体がOEM品。
OEMはドッグフードに限らず様々な分野で行われており、例えば車なら『ソリオ』という車はスズキが販売しているが、この車は三菱にOEM供給されており、三菱だと『デリカD:2』になる
当サイトではOEM製品について否定的な意見を書く事が多いですが、同じ中身で袋だけ違う値段がクソ高いフードを否定しているだけであって、キアオラは日本向けに考えたオリジナルのフードをニュージーランドで製造委託。それを日本に輸入している。こういうのは悪くはない。
海外製のOEMフードって全体的にレベルが高く、OEMだから駄目って事ではないので安心して下さいね。国産のOEMフードに関しては色々と思う事はありますが・・・
海外製のOEMはわざわざ海外で製造委託しているだけあって品質が悪いものってほぼないです。例えばペットショップにも売っている有名どころのフードだとソルビダ(アメリカ)、ビィ・ナチュラル(オーストラリア)、これらもキアオラと同じように海外に製造委託したOEMのフードです。
あえて欠点を言うならば海外現地での評価(レビュー)などが見れない(売っていないのでない)事くらいですね。国産のOEMは主に価格面でクソな場合が多いですが、海外製はそこまで変なものないので安心して下さい。
OEM自体は悪くないですが、やはり愛犬が普段食べるものがどこで作られているのか?これが分かる方が安心じゃありません??
OEMフードって基本的に製造委託先がどこなのかは開示されていません。キアオラも原産国がニュージーランドってだけでどこの工場かは分からない。工場が分からないと製造技術レベル、品質管理体制など得られる情報も少ない。
なのでアディクションのような『自社工場』で製造されているフードに魅力を感じてしまう、ってのはあります。
でね、これは私の推測でしかないのですが、多分、キアオラはアディクションが作っているのではないか?と考えています。使用原料が似ている商品を比較してみましょう。
キアオラ ラム&レバー | |
【原材料表示】 ラム生肉、ドライフィッシュ、えんどう豆、ラムレバー、タピオカスターチ、全粒亜麻仁、鶏脂、天然フレーバー、ミネラル類(塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、ビネガー、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、リボフラビンサプリメント、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンD3サプリメント)、タウリン 【保証成分】 タンパク質 29.0%以上、粗脂肪17%以上、粗繊維4.0%以下、粗灰分:10.0%以下、水分10%以下 365kcal/100g |
アディクション ドッグ ル ラム | |
【原材料表示】 ラム生肉、ドライラム肉、オーシャンフィッシュミール、グリーンピース、タピオカ、ポテト、イエローピース、鶏脂肪、フラックスシード、醸造用酵母、天然フレーバー、ビネガー、シーソルト、フィッシュオイル、ドライクランベリー、ドライブルーベリー、ターメリック、カモミール、ペパーミント、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、塩化コリン、タウリン、DL-メチオニン、炭酸カルシウム、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、ビタミンE、ナイアシン、銅アミノ酸複合体、d-パントテン酸カルシウム、マンガンアミノ酸複合体、亜セレン酸ナトリウム、リボフラビン、硝酸チアミン、ビタミンB12、ビタミンA、塩酸ピリドキシン、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム、葉酸、ビタミンD3、ローズマリーエキス、緑茶エキス、スペアミントエキス、酸化防止剤(ミックストコフェロール) 【保証成分】 タンパク質 22.0%以上、粗脂肪12%以上、粗繊維3%以下、粗灰分:12.0%以下、水分10%以下 326kcal/100g |
原材料及び保証成分はこの通り全く違うのですが、注目して頂きたい部分を赤字にしました。
まず『タウリン 』ですが、アディクションってタウリンを重要視しており、これはタウリンの不足が拡張型心筋症へのリスクが高くなるという研究発表があるからですね。アディクションのフードにはどれもタウリンが配合されています。
ただタウリンについては海外製の高品質なプレミアムドッグフードについてはどこも意識しているので決め手にはならない。
一番怪しいのが酸化防止剤です。ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物、どれも天然由来のものですが、複数の酸化防止剤を使うこの特徴的な配合内容は・・・多分工場が同じだから。
さらに実はアディクションって他社製品を作る・・・つまりOEMをやっている事は分かっています。飼い主向けではなく、OEMを検討している会社向けのウェブサイトで『ADDICTION PRIVATE LABEL』ってサイトがあります。
→https://privatelabel.addictionpet.com/
これらの情報からキアオラはアディクションと同じ工場で作れらているのでは?と考えられる訳です。推測ですけどね。
ついでに粒の形状も比較しておきましょう。
左がアディクションの『ワイルドアイランズ フォレストミートレシピ』、右がキアオラの『ラム&レバー』ですが、ドライフードはサイズに多少バラツキがありますが、まあほぼ同じサイズ。10mmちょっとで平べったいタイプのエクストルーダー製。形状も似ているのでやはり同じ工場かと。
ドッグフードの多くはエクストルーダーって機械で製造されていますが、どういった特徴か?エクストルーダー以外の製造方法は?など知りたい場合はこちらの記事を読んでみて下さい。
アディクションの工場はドライフードの製造技術としては間違いなくニュージーランドトップクラス。使用原料もですが製造技術・品質管理体制についても安心して良いと思いますよ。
アディクションとキアオラ|どっちを選ぶべきか?
推測ではあるがかなり自信がある。キアオラはアディクションと同じ工場で作られた説。
ではアディクションとキアオラ・・・どっちの方が良いか?いくつかの項目で比較していきます。
比較項目①:アレルギー対策としての動物性タンパク源でカンガルーの使用
おそらくドッグフードの知名度としてはキラオラの方がアディクションよりも有名な気がします。ペットショップでもキアオラは販売されている事多いですしね。特に『キアオラ・カンガルー』はアレルギー対策のフードとして人気があります。
でもアディクションにもカンガルーを主原料とする商品はある。内容を比較してみましょう。
キアオラ カンガルー | 容量:400g、800g、2.5kg、4.5kg、9.5kg |
【原材料表示】 カンガルー生肉、ドライフィッシュ、えんどう豆、タピオカスターチ、全粒亜麻仁、鶏脂、天然フレーバー、ミネラル類(塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、ビネガー、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、リボフラビンサプリメント、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンD3サプリメント)、タウリン 【保証成分】 タンパク質 29.0%以上、粗脂肪17%以上、粗繊維4.0%以下、粗灰分:10.0%以下、水分10%以下 365kcal/100g 【価格(公式サイト価格・税込)】 2,310円/400g kg単価:5,775円/kg 3,850円/800g kg単価:4,813円/kg 10,230円/2.5kg kg単価:4,092円/kg 17,600円/4.5kg kg単価:3,911円/kg 29,700円/9.5kg kg単価:3,126円/kg |
アディクション ドッグ ワイルドカンガルー&アップル | 容量:500g、900g、1.8kg、4.8kg、9kg |
【原材料表示】 カンガルー生肉、ドライカンガルー肉、グリーンピース、タピオカ、ココナッツオイル、フラックスシード、アップル、醸造用酵母、エンドウ豆タンパク、天然フレーバー、イエローピース、ビネガー、シーソルト、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、塩化コリン、タウリン、DL-メチオニン、炭酸カルシウム、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、ビタミンE、ナイアシン、銅アミノ酸複合体、d-パトテン酸カルシウム、マンガンアミノ酸複合体、亜セレン酸ナトリウム、リボフラビン、硝酸チアミン、ビタミンB12、ビタミンA、塩酸ピリドキシン、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム、葉酸、ビタミンD3、ローズマリーエキス、緑茶エキス、スペアミントエキス、酸化防止剤(ミックストコフェロール) 【保証成分】 タンパク質 22.0%以上、粗脂肪11%以上、粗繊維6.0%以下、粗灰分:12.0%以下、水分10%以下 324kcal/100g 【価格(公式サイト価格・税込)】 2,090円/500g kg単価:4,180円/kg 3,630円/900g kg単価:4,033円/kg 6,831円/1.8kg kg単価:3,795円/kg 16,698円/4.8kg kg単価:3,479円/kg 30,613円/9.0kg kg単価:3,401円/kg |
→楽天でアディクション ドッグ ワイルドカンガルー&アップルを見る
→Amazonでアディクション ドッグ ワイルドカンガルー&アップルを見る
→Yahooショッピングでアディクション ドッグ ワイルドカンガルー&アップルを見る
どちらも価格設定は高め。正直言うとどちらも単純なスペックに対してのコスパは悪いと感じます。ただアレルギー対策として使用する場合はコスパとか言ってられないので仕方がない。
配合設計レベルはどちらも同じような感じですが、保証成分には違いがある。キアオラはタンパク、脂質がそれなりに高く健康なワンコ向けですね。アディクションは脂質がやや低めになっておりカロリーも低い。肥満傾向である場合はこちらの方が良いかと。
ここはどちらが良い、とは言いにくく愛犬に合ってそうな方を選べば良いかと思います。
比較項目②:商品ラインナップの数|高タンパク品を望むのであればアディクション
では商品ラインナップ数で比較するとアディクションの場合、『カンガルー』、『鹿』、『サーモン』、『ラム』、この4種類がタンパク質22〜24%で比較的低タンパクな商品ラインナップが展開されています。
一方でキアオラ は『カンガルー』、『ラム&サーモン』、『グラスフェッドビーフ&サーモン』、『ラム&レバー』、『グラスフェッドビーフ&レバー』、この5種類が28〜30%、やや高めのタンパク質で販売されています。
グラスフェッドとは牧草のみを食べたて育ったという意味。穀物も与えて育てる場合よりも赤身が多くヘルシーでオメガ3脂肪酸の割合が高い。ちなみに日本の和牛などは穀物も与えて育てられているが、その場合は『Grain-fed(グレインフェッド)』と呼ばれる。
スペック・価格面で見ると間違いなくキアオラの方が安い。先ほどカンガルーを紹介しましたが、カンガルーだけちょっと高くてその他はキアオラってもう少し安い価格設定です。(一番単価の安い9.5kgのもので2,500円/kgちょっと)
アディクションはそれよりも高い。3,000円/kgは覚悟しないといけません。
正直この2種類を比べた場合、キラオラをオススメします。(低タンパクのものを求めている場合は別ですが)
ただアディクションには『ワイルドアイランズ』って高タンパク(40%)のシリーズがあって、高タンパクで安全性の高い原料のもの!ってなった場合、これはオススメできる。実は今回紹介したかったのはアディクションのこれなんですよ!
ワイルドアイランズについては原材料や成分値を詳しく紹介しますので興味のある方は読み進めて行って頂ければと。
アディクション・ワイルドアイランズはどんな特徴か?同レベルのスペック『オリジン』との比較
さて、オススメできる高タンパクフードとしてアディクションのワイルドアイランズシリーズですが、商品ラインナップとしては『鹿系』、『ラム&ビーフ』、『魚系』、『鳥系』の4種類がありますが、それら全てタンパク質40%、脂質15%の保証成分、かなり高いスペックになっております。
比較対象するものとなると・・・やはりチャンピオンペットフーズ社の『Origin』ですね。当サイトではチャンピオンペットフーズのオリジンとアカナを最高レベルで評価していますが、それらとワイルドアイランズ は同等レベル・・・と感じています。
愛犬の運動量が非常に高く、オリジンクラスのフードを保てめているが、オリジンがイマイチ食いつき悪かった、って方はこれを試してみると良いですよ。理由としては単純にスペックが似ている・・・だけでなく、オイルの使用方法が異なるため犬によっては嗜好性が違ってくる。
これちょっと解説していきますね。
アディクション・ワイルドアイランズとオリジンの実物を比較
左がアディクション(ワイルドアイランズ ・フォレストミートレシピ)、右がオリジン(オリジナル)となります。
直径はほぼ同じですが、厚みがオリジンの方があるので、実物を見比べればアディクションの方がやや小さく感じるかと思います。
で、画像じゃわかりにくもですが・・・表面のオイル感の違いが分かるでしょうか?
そう、オイルの後添加・・・日本じゃオイルコーティングと言われているやつですね。アディクションはオイルコーティングがされていません。
当サイトではオイルコーティングは悪とは考えていません。ドッグフードって多くのものが『エクストルーダー』という機械で製造されていますが、これは製造工程で高温・高圧になるので熱に弱い魚系オイル(オメガ3脂肪酸源)を活かすには後で添加した方が良い。
なのでアカナ・オリジンをはじめ世界的に評価されている高タンパク・高脂質なフードは大抵がオイルの後添加されている訳です。
ただこのオイル感が苦手なワンコもいる。そして人間からしてもオイルでベタベタしていると嫌、あと酸化が怖い・・・など問題がある。
高品質でスペックの高いフード、それでいてオイルコーティングがされていないフードって珍しいと思うんですよ。ちなみにオメガ3についてはアディクションの場合、魚系オイルに頼らず内臓系原料、緑イ貝などから供給している感じですね。(後で使用原料等は解説します)
この違いがあるのでオリジン・アカナがどうも食べない、って方は試してみると良いですね!
しかしオリジン・アカナとアディクションワイルドアイランズを比べた場合、前者をオススメする
アディクション・ワイルドアイランズシリーズはアカナ・オリジンと同等レベルと感じる・・・と言いました。
でもどっちをオススメするか?ってなるとアカナ・オリジンになっちゃうんですよ。その理由が公開されている情報量が圧倒的に違うから。ちょっと原材料表示を見比べてみましょう。
オリジン・オリジナル | 内容量:340g、2kg、6kg、11.4kg |
【原材料表示】 新鮮鶏肉 (25%), 新鮮七面鳥肉 (8%), 新鮮鶏内臓 (レバー, 心臓) (7%), 生の丸ごとニシン (6%), 生の丸ごとヘイク (5%), 新鮮卵 (5%), 生七面鳥レバー (5%), ディハイドレート鶏肉 (4%), ディハイドレート七面鳥肉 (4%), ディハイドレートサバ (4%), ディハイドレートイワシ (4%), ディハイドレートニシン (4%), 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとヒヨコ豆, 丸ごとエンドウ豆, 鶏脂肪 (3%), 丸ごと緑レンズ豆, 丸ごとピント豆, 丸ごと白インゲン豆, レンズ豆繊維, ポロック油 (1%), エンドウ豆スターチ, 乾燥ケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとズッキーニ, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと洋梨, 乾燥チコリールート, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮ビートの葉, 新鮮カブラ菜, 丸ごとクランベリー, 丸ごとブルーベリー, 丸ごとサスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ 酸化防止剤: 植物油から抽出したトコフェロール: 121mg, クエン酸: 40mg, ローズマリーエキス: 80mg 添加栄養素 (1kgあたり): 3b606 (亜鉛: 105mg), 3b406 (銅: 11mg), 3a821 ビタミンB1: 10mg, 3a672a ビタミンA: 3750 IU, 3a671 ビタミンD3: 500 IU, 3a700 ビタミンE: 80 IU 添加腸球菌: 4b1707 エンテロコッカスフェシウム菌 NCIMB 10415 1x10^9 CFU 【保証成分】 タンパク質 38%以上、粗脂肪18%以上、粗繊維5%以下、粗灰分:9%以下、水分12%以下 カルシウム/リン 1.4%以上/1.1%以上
3860kcal/kg |
ワイルドアイランズ ドッグ アイランドバーズ | 内容量:500g、900g、1.8kg、4.2kg、9kg |
【原材料表示】 鴨生肉、七面鳥生肉、鶏生肉、鶏生レバー、ドライ鶏肉、そら豆、エンドウ豆タンパク、全卵、グリーンピース、タピオカ、鶏脂肪、イエローピース、醸造用酵母、フラックスシード、緑イ貝、マヌカハニー、キウイフルーツ、天然フレーバー、ビネガー、シーソルト、塩化カリウム、塩化コリン、タウリン、DL-メチオニン、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、炭酸カルシウム、ナイアシン(ビタミンB3) 、ビタミンE、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、硝酸チアミン(ビタミン B1)、d-パントテン酸カルシウム (ビタミンB5)、亜セレン酸ナトリウム、リボフラビン、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビタミンA、ビオチン、ビタミンB12、硫酸コバルト、葉酸、ヨウ素酸カルシウム、ビタミンD3、ローズマリーエキス、緑茶エキス、スペアミントエキス、酸化防止剤(ミックストコフェロール) 【保証成分】 タンパク質 40%以上、粗脂肪15%以上、粗繊維4%以下、粗灰分:10%以下、水分10%以下 395kcal/100g |
オリジンの方は動物性タンパク源の割合(%)表示がされているし、オメガ3脂肪酸の含有量、さらにはDHA・EPAの比率まで公開されています。
アディクションってめちゃくちゃ情報量少なくて、間違いなく素晴らしいフードであると感じますが、これあくまでも私の感想になっちゃう訳ですね。
と言っても私は飼料メーカーで働いていた過去があり、実務で配合設計もしていたので自信はあります!
ドッグフードって公開している情報量が国によってかなり差があり、オリジン・アカナのチャンピオンペットフーズ社があるカナダは情報量非常に多く、最高レベルだと思います。
ニュージーランドのドライフードに関しては日本と同じレベルの情報量なので同じ基準で評価すると高評価しにくい、、、そんな事情があります。
アディクション・ワイルドアイランズの使用原料および保証成分を評価
では細かく使用原料を見ていきましょう。アディクション・ワイルドアイランズシリーズには4種類の商品ラインナップがありますが、今回は代表して鹿肉メインの『フォレストミートレシピ』を紹介します。
使用原料および保証成分はこちら
ワイルドアイランズ ドッグ フォレストミートレシピ | 内容量:500g、900g、1.8kg、4.2kg、9kg |
【原材料表示】 鹿生肉、鹿生ハート、鹿生トライプ、フィッシュミール、そら豆、エンドウ豆タンパク、牛脂肪、全卵、グリーンピース、醸造用酵母、タピオカ、イエローピース、フラックスシード、緑イ貝、マヌカハニー、キウイフルーツ、ドライビーフ肉、天然フレーバー、ビネガー、塩化コリン、タウリン、DL-メチオニン、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、炭酸カルシウム、ナイアシン(ビタミンB3) 、ビタミンE、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、硝酸チアミン (ビタミン B1)、d-パントテン酸カルシウム (ビタミンB5)、亜セレン酸ナトリウム、リボフラビン、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビタミンA、ビオチン、ビタミンB12、硫酸コバルト、葉酸、ヨウ素酸カルシウム、ビタミンD3 、ローズマリーエキス、緑茶エキス、スペアミントエキス、酸化防止剤(ミックストコフェロール) 【保証成分】 タンパク質 40%以上、粗脂肪15%以上、粗繊維4%以下、粗灰分:10%以下、水分10%以下 395kcal/100g |
タンパク質源について
まずタンパク質源について。ドッグフードでは配合割合が高い(重い)ものから順に記載するルールがあり、一番最初に記載されるものを『第一原料』と呼んだりしますが、このフードだと『鹿生肉』が第一原料。
さらに鹿生ハート(心臓)、鹿生トライプ(胃)と生の原料が続いています。
ただし生原料は水分を多く含むので生肉からのタンパク質供給は意外と少ない。そのためフィッシュミール、エンドウ豆タンパクなどでタンパク質を補強している形ですね。
この内容ですが、動物性原料の割合、そして全タンパク質に占める動物性タンパク質の比率はかなり高いと感じます。というかこのレベルの配合内容だと割合表示すれば良いのに・・・
割合表示がされていないのはちょっと残念ではありますが、タンパク質源については動物性原料が豊富で非常に良い内容だと感じます。
脂質源について
次に脂質源について。高タンパクなフードって脂質も多めである事が多いですが、高タンパクフードの中では控えめな15%の設計。
主な脂質源としては牛脂肪がオメガ6脂肪酸源、フラックスシード(亜麻仁)がオメガ3脂肪酸源となっています。
ただフラックスシードには弱点があって、オメガ3脂肪酸がαリノレン酸であるという事。なぜ弱点か?詳しく知りたい方は別記事を読んでみて下さい。
簡単に説明すればαリノレン酸は犬が利用しにくいオメガ3脂肪酸で、できれば犬が利用しやすいEPA・DEAの方が望ましい、って事です。
その対策として『緑イ貝』が配合されている。これは非常に良いですね。
その他特筆すべき点・マヌカハニーの使用
特徴的なのが全ての商品ラインナップで『マヌカハニー』が使用されているという点。
マヌカハニーとはニュージーランドに生息するマヌカの木の花の蜜から取られた蜂蜜で通常の蜂蜜よりも高い抗酸化、殺菌作用があると知られています。こういうのはニュージーランドらしくて良いですね!
余談ですがマヌカハニーって口内環境の改善にも注目されており、歯磨きをめちゃくちゃ嫌がるワンコの場合、これ使うと良いって聞きます。
アディクション・ワイルドアイランズの価格について|コスパは良いか?
ものは良い。でも価格はどうなのか?
という訳でアディクション・ワイルドアイランズ の価格も紹介しておきます。こちら公式サイトに掲載されている価格ですが、楽天やAmazonも大体同じ価格です。鹿ベースのフォレストミートだけがちょっと高く、他は同じ単価となります。
フォレストミート(鹿) | 価格(税込) | kg単価 |
500g | 2,365円 | 4,730円/kg |
900g | 4,070円 | 4,522円/kg |
1.8kg | 7,953円 | 4,418円/kg |
4.2kg | 17,457円 | 4,156円/kg |
9kg | 36,311円 | 4,034円/kg |
その他 | 価格(税込) | kg単価 |
500g | 2,090円 | 4,180円/kg |
900g | 3,630円 | 4,033円/kg |
1.8kg | 6,831円 | 3,795円/kg |
4.2kg | 15,312円 | 3,646円/kg |
9kg | 30,745円 | 3,416円/kg |
どう感じるでしょうか??
ちょっと高い気がします!ちなみにオリジンと比較すると、容量が同じではないので比較が難しいですが、公式サイト上の価格はこちら。
オリジン・オリジナル | 価格(税込) | kg単価 |
340g | 1,958円 | 5,759円/kg |
2kg | 8,800円 | 4,400円/kg |
6kg | 22,000円 | 3,667円/kg |
11.4kg | 30,800円 | 2,702円/kg |
こう見るとそこまで変わらないように見えますが、オリジン・アカナって販売店によって価格にかなり差があってですね・・・
なぜ価格に差があるかはこちらの記事を読んでもらうとして、私のよく利用するショップ(楽天 サクラソーケンネル)だと11.4kgであれば24,640円なのでkg単価で2,161円/kg。印字不良などアウトレット品だともっと安いのあります。
→高品質なドッグフードなら【アカナ・オリジン】をオススメする理由
定価で比べれるとタンパク値はワイルドアイランズ の方が若干高いですし、妥当な価格、とみて良いですが、お得なショップまで見て比較するとややコスパが悪く感じてしまう。そんなところですね。
単純に高タンパクで高品質なもの、となるとオリジンをオススメしますが、オリジン試した上で別のものを検討している、そんな場合は試す価値のあるフードかと。
または現在キアオラ、もしくはアディクションの普通のタイプを使用していてより高タンパクなフードを試してみたい、そんな場合はスムーズに移行できるかと思います。
良いフードなのである程度高くても妥協できるって場合はいきなり試しちゃっても良いとは思いますけどね。
→Yahooショッピングでアディクション ワイルドアイランズ を見る
アディクションについて思う事|最近これペットショップに売っているんですよね。
アディクション、特にワイルドアイランズどう感じたでしょうか?良さそうなフードと思いませんか??
アディクション自体は前から知っていたのですが、なんとこれペットショップに売っていたんですよ。最近のペットショップって品揃え良くなりましたよね。しかも個人でやっているこだわりフード販売タイプの店ではなく、大手ペットショップです。
フードにこだわる人が多くなり、ペットショップのバイヤーさんも色々と考えとるな、と感じました。アディクションを並べるのはセンス良いと思います!!笑
あ、最後にもう一度言っておきますが、キアオラとアディクションの関係は私の勝手な推測ですからね?私はどのドッグフードがどこで作られているか?つまりどこのOEMなのか?って予想するのが趣味ですので書いてはみましたが、信じるか信じないかはあなた次第・・・ってやつでお願いします!!
あとアディクションにはちょっと特殊な『低温乾燥フード』というものもあり、そちらについては別記事で紹介していますので、良かったら読んでみて下さい。
では今回はこの辺で。こちらにオススメのフードをまとめておりますので、良かったら参考にしてみて下さい。