予防接種で動物病院に行ったら獣医さんに『もう少し痩せた方が良いですね・・・』って言われたって経験がある飼い主さんは多いのではないでしょうか?
近年ワンコの肥満率は増えており、明治大学が116犬種、9,120頭を調査して肥満率を調査した論文があるのですが、それによると54.9%と半数以上が肥満という結果に。Characteristics of obese or overweight dogs visiting private Japanese veterinary clinics
ちょっと古いデータではありますが、肥満が増えているのは間違いないですよね!
ただ犬の場合は犬種によって骨格が違いますし、同一犬種でも体型が違うって事もあって愛犬が肥満かどうかが分かりにくい。そこで適正体重かどうかを判断する基準としてよく使われているのが『ボディコンディションスコア(BSC)』です。
環境省:飼い主のためのペットフード・ガイドライン〜犬・猫の健康を守るために〜より
と言ってもこれ見ても中々分かりにくい。何か動物病院に行く機会があればついでに適正体重かどうか聞いておきましょう!飼い主が適正体重と思っていても実は肥満気味・・・って場合も多いので。
で、今回はダイエット用フードについて解説。最後に高品質なダイエット用フードを紹介していきます!
そもそもなぜ肥満のワンコが増えているのか??大きな要因はフードが良くなり過ぎたから!
ダイエットフードについて解説する前にですね・・・そもそもなぜ肥満傾向のワンコが増えたのか?それについてですが、フード・オヤツの与え過ぎ。運動不足など様々な要因がありますが、大きな原因として『フードの品質が良くなったから』だと考えています。
つまり昔に比べて1粒あたりの栄養素が高くなった。
これは良い事でもあるのですが、大体のワンコはまあ・・・食べたいだけ食べちゃいますからね。飼い主が気をつけてやらないと太ります。。。
今のドッグフードってエクストルーダーという機械で作られている事が多いですが、その特性が影響していると思うんですよ。エクストルーダーって他のサイトだと『押出し機』と表現されている事もあるのですが、仕組みはこんな感じです。
で、このエクストルーダーという機械はドッグフード だけに使われてる訳ではありません。どっちかと言えば魚の養殖を画期的に進歩させた製造技術です。
スクリュー内部はとても高圧になっています。そこから押し出されると一気に普通の気圧(1気圧)に戻ります。その時に圧力の変化によって粒に含まれる水分が一気に外に飛び出し、無数の小さな穴が形成される。
この無数の小さな穴が形成されるってのがエクストルーダーの特徴です。(図を作るの下手くそなので分かりにくかもですが・・・)
よく『オイルコーティング』とか言っているのは正しくは『コーティング』ではなく、粒を真空状態にしてこの無数の小さな穴にオイルを『浸透』させています。単純にオイルぶっかけるとオイルが垂れ落ちて袋の底がオイルまみれになりますからね。
エクストルーダーがなかった時代はこれが出来なかった。つまりエクストルーダーで製造する事によって1粒1粒にオイルがガッツリ入れられる。カロリーを高くする事が可能になった、って事ですね。
魚の養殖飼料に使われる技術と言いましたが、ハマチとかサーモンなど脂の多い魚の餌はこれが多い。オイルをこれでもか!と添加できるので短期間で成長し効率が良い。最近ではマグロの餌でも使われていたりもします。
ドッグフードもこれと作り方は同じなんですよ。太らす事が目的ではないのでオイルの添加量は養殖用ほどは多くありませんが、サーモンオイルや魚油などオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)を『粒にした後』に添加できるという大きなメリットがあります。
海外製のプレミアムドッグフードはだいたいがこのエクストルーダーという機械で製造されています。それは製造効率が良い、ってのもあるがこの様にオメガ3脂肪酸源のオイルを添加しやすいからです。つまりフードの品質が良くなった!デンプンのα化も起こるので消化吸収も良くなっていますからね。
でもこれ当然ですが1粒1粒の栄養素が高くなったのでうっかり与え過ぎると太っちゃう・・・
つまり近年ワンコが太っている理由・・・それはフードが良くなった弊害な気がします!
ちなみに国産のプレミアムドッグフードで『ノンオイルコーティング』とかでアピールしているのはマーケティング的な要素が強く、エクストルーダーでの製造じゃないのでそもそもオイルの後添加が出来ない。またエクストルーダーであってもオイルを後添加する設備がないので不可能。
私の知る限り国産プレミアムドッグフードで設備的にこれが出来るものって無いです。大手メーカーはできるけど原材料自体がちょっと粗悪。
酸化しやすい、食いつきを良くするため・・・などマイナスなイメージを植えつけて広告報酬単価の高いフードに誘導しているだけ・・・もしくはエクストルーダーってものをあまり理解してない人がネットの情報鵜呑みにしている。ですね!
(ただエクストルーダーには高温・高圧になるのでタンパク質の変性など栄養素の劣化というデメリットもあります。それも事実。)
オメガ3脂肪酸・・・特にDHA・EPAを犬が摂取するのって非常に大事です。これをドライフードで摂取するのはエクストルーダーの仕組みは良い。オイルコーティングは別に悪くない。意味があってやっていると知っておいて下さい!
高品質なダイエット用ドッグフードってどんなものなのか?カロリーが低ければ良いって事でも無い!
思いませんか?ダイエットフードって各社販売しているけど・・・いつものフードの給餌量を減らすで良く無いの??って。
当然ですが給餌量を減らせば痩せます。それも一つの手段ではあります。
でも単純に給餌量を減らす事って空腹感によるストレスを引き起こしますし、犬にとって必要なタンパク質、脂質、ビタミン・ミネラルを確保する事は重要。
除脂肪体重【LBM(Lean Body Mass)】という言葉がありますが、これは体脂肪以外の、筋肉や骨、内臓などの総重量のことです。理想的なダイエットとはこの除脂肪体重を維持しながら体脂肪を減らしていく、って事です。
人間でもダイエットして体重は落ちたとしても筋肉量落ちたら代謝は悪くなるし決して良いダイエットとは言えないですよね?無理なダイエットをすると代謝が落ちてすぐリバウンドするとかありますよね。それと同じです。
高品質なダイエット用ドッグフードってのはその辺を考慮して配合設計されているものです。
低カロリーなら良いって話かと言えばそうでも無い。先ほどエクストルーダーの話をしましたが、エクストルーダーでは無い製造方法だと根本的にオイルを添加しにくいので低カロリーのフードを作るのは簡単です。三大栄養素のカロリーって「たんぱく質:4kcal/g、脂質:9kcal/g、炭水化物:4kcal/g」です。
オイルは脂質源なので減らせばそりゃカロリーは低くなる。でも脂質源は犬にとって大事ですよね?単純に減らせば良いって事でも無い。
タンパク質も炭水化物もカロリー自体は変わりません。じゃあ炭水化物がすごく多くて低タンパクなフードでも良いの??そうじゃ無いですよね。ワンコは人よりもタンパク質を必要とする動物です。
もう一度言いますが、高品質なダイエット用ドッグフードは除脂肪体重を維持しつつ体脂肪を落とすよう考えられたフードです!
すごく腹が立つ事あって、ネットで検索したら上位に出てくるタイプのサイト。よく『これは体重管理用ではないですが・・・』みたいな前置きで無理やり紹介されているフードありますけどね、あれ全部アフィリエイト報酬高額なやつですからね・・・
成分見ると低カロリーとか言っているが、別にそこまで低カロリーじゃなかったり、低脂肪と言っているが確かに低脂肪ではあるが低タンパク値で繊維量も低く、高炭水化物の配合。それをよくもまあダイエットにオススメとして紹介するな!と。
当サイトも冒頭で宣言していますが、アフィリエイト広告は取り入れています。でもあーいうサイトがあるのでアフィリエイトのイメージが悪くなる。特にダイエットって愛犬の寿命にも影響する重要な事。あまり変なものを紹介するのはちょっとどうかと思う・・・
冒頭のアフィリエイトの宣言についてもう一度リンク貼っておきます。ドッグフードの広告における問題点についても書いていますのでぜひ一読してみて下さい。
では物凄く前置きが長くなってしまいましたが、オススメのダイエット用フードを紹介しておきます。
ダイエットが必要か微妙なラインだが、肥満予防をしておきたい飼い主さんにオススメフード
まずは愛犬が肥満って程ではないが、ちょっと気になる、肥満予防をしておきたい。そんな方へのオススメフードを紹介しておきます。我が家のミニピンひびちゃんもそうなのですが、体質的に太りやすい・・・そんなワンコにもオススメです。
ソルビダ グレインフリーチキン 室内飼育体重管理用
ソルビダ グレインフリーチキン 室内飼育体重管理用 | |
原産国 | アメリカ |
動物性タンパク源 | チキン・サーモン |
タイプ | グレインフリー |
サイズ展開 | 900g、1.8kg、3.6kg、5.8kg |
【原材料表示】 オーガニックチキン生肉、乾燥チキン、オーガニック乾燥豆類、オーガニック乾燥ヒヨコ豆、オーガニックエンドウ豆粉、オーガニックタピオカ粉、オーガニック乾燥アルファルファ、天然フレーバー、オーガニック乾燥ジャガイモ、オーガニック挽き割りフラックスシード、乾燥サーモン、エンドウ豆でんぷん、食塩、オーガニックひまわり油*、乾燥トマト繊維、オーガニック乾燥ケルプ、オーガニック乾燥リンゴ、塩化カリウム、乾燥ビール酵母、サーモンオイル*、チキン軟骨(グルコサミン、コンドロイチン源)、ミネラル類(亜鉛、鉄、銅、コバルト、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、タウリン、オーガニックひまわりの種、乾燥かぼちゃ、乾燥ブルーベリー、オーガニック乾燥にんじん、乾燥ブロッコリー、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンE補助食品、ナイアシン補助食品、ビタミンB1硝酸塩、D-パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、リボフラビン補助食品、ビタミンA補助食品、ビタミンD3補助食品、ビオチン、ビタミンB12補助食品、葉酸)、オーガニック乾燥クランベリー、乾燥チコリ根(イヌリン、フラクトオリゴ糖源)、乾燥セージ、L-カルニチン、乳酸、ユッカフォーム抽出物、ガーリックパウダー、プロバイオティクス微生物(イースト菌、乳酸菌、麹菌、糸状菌、枯草菌)、酸化防止剤(ミックストコフェロール) *ミックストコフェロールで保存
【保証成分】 タンパク質:24%以上、脂質:9%以上、粗繊維:4.5%以下、粗灰分:9.5%以下、水分10%以下
【脂肪酸】 オメガ6脂肪酸1.6%、オメガ3脂肪酸1.6%
【カロリー】 310kcal/100g
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オーガニック系って単純なスペックに対してのはコスパ悪いです。原料に対しての安心感は確かにありますが、その分原料費が高くなります・・・
ここは飼い主さんの価値観によって評価が変わると思っており、個人的にはオーガニックにまで気にする必要はないかな・・・って考え。他に良いフードいっぱいありますからね。
ただこの【ソルビダ グレインフリーチキン 室内飼育体重管理用】はオーガニック要素を抜きにしても、体重管理用フードとして全体的なバランスが非常に良く、低カロリーでありながら嗜好性も高くなるよう配合設計されている。
脂肪酸に関してもサーモンオイル配合、【オメガ6脂肪酸1.6%、オメガ3脂肪酸1.6% 】と非常に良い数値になっており、ここも良い。
プレバイオティクス・プロバイオティクスにも考慮されており、プレミアムドッグフードとして欲しい要素はしっかり残しつつ、体重管理用に仕上げた!そんなフードです。
プロバイオティクス:腸内環境をよくする善玉菌そのものを摂取する
プレバイオティクス:善玉菌のエサとなるもの(マンナンオリゴ糖など)を摂取する
価格ですが、公式サイトに掲載されている定価はこちら。
税込価格 | kg単価 | |
900g | 2,838円 | 3,153円/kg |
1.8kg | 5,071円 | 2,817円/kg |
3.6kg | 9,460円 | 2,628円/kg |
5.8kg | 13,860円 | 2,390円/kg |
愛犬の体重がちょっと気になるな、普段から予防しておこう、くらいならこのフードオススメ。ちなみにネットで購入する場合、公式サイトより楽天やAmazonの方が安いです。同じ価格でもポイントを考慮するとネットショップの方がお得。
フィッシュ4ドッグ スーペリアウェイトコントロール
フィッシュ4ドッグ スーペリアウェイトコントロール | |
原産国 | イギリス |
動物性タンパク源 | サーモン |
タイプ | グレインフリー |
サイズ展開 | 400g、1.5g、3.0kg(1.5kg×2)、6kg、12kg(6kg×2) |
【原材料表示】 サーモン:26.39% 、ポテト:25.95% 、エンドウ:25.68% 、サーモンミール:10.99% 、サーモンオイル:2.2% 、サーモンダイジェスト:1.76% 、ピーファイバー:1.76% 、サンフラワーオイル:1.32% 、※ビタミン&ミネラル:0.88% 、オキアミミール:0.88%、 酵母エキス:0.79%、 モルトエキス:0.56% 、海藻ミール:0.43% 、微細藻類(高DHA):0.18% 、天然酸化防止剤(ローズマリー及びトコフェロール抽出物):0.18% 、緑イ貝エキス:0.04% 、スピルリナ:0.01% ※ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、抱水アミノ酸亜鉛キレート、抱水アミノ酸銅キレート、無水ヨウ素酸カルシウム
【保証成分】 タンパク質:19.25%以上、脂質:5%以上、粗繊維:5.25%以下、粗灰分:8%以下、水分:10%以下
【脂肪酸】 オメガ6脂肪酸1.6%、オメガ3脂肪酸1.5%
【カロリー】 324kcal/100g
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フィッシュ4ドッグは『原料表示が全て割合(%)表示』されている点が素晴らしく、これだけでも信用できるフードと言えます。
こちらに体重管理ではない『スーペリアアダルト』について解説した記事があるのですが、体重管理用のウェイトコントロールとコンセプト的にはほぼ同じ。興味がある方は読んでみて下さい。
魚は非常に低アレルゲンなのでアレルギーに悩んでいる場合もこれ良いですね。
公式サイトに記載されている価格はこちら。
税込価格 | kg単価 | |
400g | 1,705円 | 4,263円/kg |
1.5kg | 5,115円 | 3,410円/kg |
3.0kg(1.5kg ×2) | 9,383円 | 3,128円/kg |
6.0kg | 16,500円 | 2,750円/kg |
12kg(6.0kg×2) | 29,700円 | 2,475円/kg |
どうしても魚が主体のフードは原料費が高いのでkg単価も高くなってしまいますが、この内容でこの価格であれば妥当ではないかな、と思います。
愛犬が活発な正確で運動量は十分にあるが肥満気味・・・そんな場合にオススメなフード
普段散歩はしっかりする。ドッグランなどでもしっかり走る・・・でも体重が増えてきた。そんな場合ももちろんあります。体重が増えるのって消費カロリーよりも摂取しているカロリーが多い、って事ですので運動量が多いワンコであっても太らない訳ではないですよね。
ただ活発なワンコであればやはりタンパク値は多少高めであった方が良い。こちらではタンパク値が高めで体重管理用に設計されているフードを紹介します。
アカナ ライト&フィットレシピ
アカナ ライト&フィットレシピ | |
原産国 | カナダ |
動物性タンパク源 | 鶏、七面鳥、卵、魚(ニシン、カレイ) |
タイプ | グレインフリー |
サイズ展開 | 2kg、11.4kg |
【原材料表示】 新鮮鶏肉 (20.5%), 乾燥鶏肉 (20%), 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとグリーンピース, エンドウ豆繊維, 新鮮鶏内臓(レバー, 心臓) (5%), 乾燥七面鳥肉(5%), 乾燥ニシン (4%), 卵 (4%), 生カレイ (4%), 丸ごとヒヨコ豆, 丸ごと緑レンズ豆, 丸ごとイエローピース, エンドウ豆スターチ, 鶏脂肪 (1%), フィッシュオイル (1%), 生七面鳥レバー (0.5%), 塩, 乾燥ケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと洋梨, 新鮮丸ごとズッキーニ, 乾燥チコリールート, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カブラ菜, 新鮮ビートの葉, 新鮮丸ごとクランベリー, 新鮮丸ごとブルーベリー, 新鮮丸ごとサスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ 酸化防止剤: 植物油から抽出したトコフェロール: 121mg, クエン酸: 40mg, ローズマリーエキス: 80mg 添加栄養素(1kgあたり): 3a890 塩化コリン (コリン): 700mg, 3b606 (亜鉛: 112.5mg), 3b406 (銅: 11mg), 3a821 ビタミンB1: 25mg, 3a841 ビタミンB5: 8 mg, 3a831 ビタミンB6: 7.5mg, 3a672a ビタミンA: 7500 IU, 3a671 ビタミンD3: 1000 IU, 3a700 ビタミンE: 100 IU 添加腸球菌: 4b1707 エンテロコッカスフェシウム菌 NCIMB 10415 2.2x10^6 CFU 【保証成分】 タンパク質:35%以上、脂質:11%以上、粗繊維:8%以下、粗灰分:7%以下、水分12%以下
【脂肪酸】 オメガ6脂肪酸2.2%、オメガ3脂肪酸0.9%【DHA/EPA 0.3%以上/0.3%以上】
【カロリー】 307kcal/100g
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ドライフードの中でアカナは間違いなくトップクラスのフード。色々なドッグフードを紹介している私が言うのもアレですが・・・迷ったらとりあえずアカナを試してみれば良い。そう思っています。
当サイトの看板犬ウィペットのごまちゃんもたまに他のフードも与えますが、ほぼアカナ食べていますね!
アカナは様々な種類のフードを展開していますが、全体的に高タンパクで高脂質なフードが多いです。そんな中でダイエット用として販売されているこの『ライト&フィット』は高タンパクでありながら脂質はやや抑えめ。低炭水化物の設計。35%というタンパク値でありながらカロリーは307kcal/100g。
活発なワンコならこれがイチオシです!価格ですが、公式サイトの価格はこちら
公式サイト | 税込価格 | 送料 | 送料込 kg単価 |
2kg | 7,480円 | 770円 | 4,125円/kg |
11.4g | 25,300円 | 770円 | 2,287円/kg |
公式サイトの価格はこれなんですが、アカナって公式サイトの価格が謎に高くてですね・・・ネットショップで買った方が圧倒的に安いです。普通はメーカーや正規代理店から直接購入した方が安くなる・・・って思うじゃないですか?
実はそうではなくて、一番安いのって販売力のある卸売店だったりします。メーカーや正規代理店が安売りしちゃうと販売店が売ってくれなくなるからですね!アカナはこの差額が大きいのでネットショップから購入するのがお得です!
で、どこから買えば良いかですが、アカナに関しては楽天のこのショップがオススメ!倉庫が温度管理されており、価格も安い。ちなみに公式価格を紹介していますが、このショップだと・・・
楽天市場 サクラソーケンネル | 税込価格 | kg単価 |
2kg | 4,862円 | 2,431円/kg |
11.4g | 16,645円 | 1,460円/kg |
こんなに違います・・・
アカナ以外にも高品質なフードを数多く取り扱いしているのでぜひ覗いてみて下さい。我が家もこのショップのヘビーユーザーです!!
エンパイア スペシャルバランスダイエット小粒
エンパイア スペシャルダイエット小粒 | |
原産国 | ポーランド |
動物性タンパク源 | 鹿、キジ、ヤマウズラ、ガチョウ、鴨、七面鳥、イノシシ |
タイプ | グレインフリー |
サイズ展開 | 300g、800g(400g×2)、1.8kg(450g×4)、12kg |
【原材料表示】 鹿肉、キジ肉、ヤマウズラ肉、ガチョウ肉、鴨肉、七面鳥肉、ジャガイモ、イノシシ肉、鹿レバー、乾燥キジ肉、乾燥ヤマウズラ肉、乾燥ガチョウ肉、乾燥鴨肉、乾燥七面鳥肉、イノシシレバー、鹿脂肪、乾燥鹿レバー、イノシシ脂肪、乾燥イノシシレバー、エンドウ豆、甜菜繊維、ビール酵母〘MOS源〙、すりおろしリンゴ、イラクサ、タンポポ、ガーデンパセリ、オオアザミ、アルファルファ、ドライエッグ、サーモンオイル、カシス、リン酸二水素ナトリウム、チコリ、クコの実、L-カルニチン、グルコサミン、コンドロイチン、パイナップル、ユッカシジゲラ、ミネラル類(鉄、銅、マンガン、亜鉛、セレン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、 E、ナイアシンアミド、B1 、B2 、B6 、B12 、C 、パントテン酸カルシウム、葉酸、ビオチン、塩化コリン)、ローズマリー抽出物(天然の酸化防止剤として) 【保証成分】 粗蛋白質 : 28.5%以上、粗脂質 : 12.0%以上、粗灰分 : 7.5%以下、粗繊維質 : 3.5%以下、水分 : 10%以下
【脂肪酸】 オメガ6脂肪酸 : 3%以上、オメガ3脂肪酸 : 1%以上【DHA : 0.3%、EPA : 0.2%】
【カロリー】 338kcal/100g
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ジビエを多く使用しているエンパイア。ジビエは低アレルゲンってのも魅力ですが、畜産系の肉に比べ高タンパクで低脂質。さらには脂肪をエネルギーとして燃焼するために必要なビタミンB2も豊富に含まれ、肉ではあるがオメガ3脂肪酸の含有量も高い。
ダイエットにも非常に適した動物性タンパク源なんですよね!
しかもエンパイアは使用する肉へのこだわりが凄まじく、冷凍している肉は使わない。乾燥肉は自社で乾燥加工しています。
そのエンパイアがダイエット用として『スペシャルダイエット小粒』を展開しており、これも非常に良い配合設計。ちなみに小粒とありますが対象は小型犬〜中型犬です。
※エンパイアは2023年8月中旬から順次リニューアルを行っています。こちらで紹介している内容はリニューアル後のものとなります。
公式サイトの価格はこちら。
税込価格 | kg単価 | |
300g | 1,650円 | 5,500円/kg |
800g(400g×2) | 3,520円 | 4,400円/kg |
1.8kg(450g×4) | 6,600円 | 3,667円/kg |
12Kg | 30,800円 | 2,567円/kg |
公式サイトの価格とネットショップの価格は同じなので、ポイントを考慮するとネットショップの方がお得かな、と思います。
本格的なダイエットが必要な場合は療法食も検討しよう!
これまで紹介したフードは一気に体重を減らすというよりは除脂肪体重を維持しつつゆるやかに体重を減らしていく・・・そんなフードです。
ですが場合によってはかなり制限されたスペックのダイエットフードを与えたようが良い事もあります。そんな場合は体重管理用の療法食を検討するのもアリ。療法食の特徴としては繊維質がかなり高く設計されており腹持ちが良い。
満腹感を維持しつつ体重を減らしていく・・・そんな内容です。ただ療法食とまでなると体重を減らすために特化して配合設計されているので、食いつきが悪いフードになりがちです。つまりはワンコにとって美味しくない。
わかりやすいのがロイヤルカナンとかサイエンスダイエットの体重管理用の療法食です。あれらは確かに体重は落ちる。ただ愛犬が何でも食べるタイプなら良いのですが、偏食傾向があると食べない・・・って事が多い。
療法食が必要になる前に普段から体重管理に気を使ってあげるのが大事なんじゃないかな、と思います。
ではこちらでは療法食レベルではありながら、嗜好性や原料の品質に気を使っていると感じるフードを紹介しておきますね!
ナチュラルハーベスト レジーム(スモール)
ナチュラルハーベスト レジームスモール ※大粒のものもあり | |
原産国 | アメリカ |
動物性タンパク源 | チキン、ニシン |
タイプ | 小麦グルテンフリー |
サイズ展開 | 1.1kg |
【原材料表示】 チキンミール(米国、ブラジル、アルゼンチン )、精製白米(米国 )、ニシンミール(カナダ、チリ )、玄米(米国 )、セルロース(米国 )、ポテト(米国 )、オーツ胚芽(カナダ、米国 )、 加水分解チキンエキス(米国 )、えんどう豆繊維(カナダ )、大麦(カナダ、米国 )、ビール酵母(米国 )、海塩(米国 )、フラクトオリゴ糖(米国 )、炭酸カ ルシウム(米国 )、グルコサミン塩酸塩(米国 )、コンドロイチン硫酸塩(米国 )、ユッカ抽出物(米国、メキシコ )、ビタミン E(米国、フランス )、クエン 酸(デンマーク )、キレート亜鉛(米国、メキシコ )、キレート鉄(米国 )、ナイアシン(スイス )、L – カルニチン(チェコ )、キレート銅(米国 )、ビタミン A(フランス、ドイツ )、キレートマンガン(米国 )、硝酸チアミン(ドイツ )、パントテン酸カルシウム(イギリス )、リボフラビン(ドイツ )、塩酸ピリドキシ ン(ドイツ )、酸化マンガン(米国、メキシコ )、ビオチン(フランス )、ビタミン B12(フランス )、ビタミン D3(スイス )、ヨウ素 (EDDI)(インド )、葉酸(フランス )、セレン酸ナトリウム(米国 )、ヨウ化カルシウム(米国、カナダ )、酸化防止剤 ( ローズマリー抽出物 )( 米国、アルゼンチン、日本 ) 【保証成分】 粗蛋白質 : 25%以上、粗脂質 : 5%以上、粗繊維質 : 10%以下、粗灰分 :5.5%以下、水分 : 10%以下
【脂肪酸】 オメガ6脂肪酸 : 1.3%以上、オメガ3脂肪酸 : 0.4%以上【DHA :0.11、EPA :0.07g 】
【カロリー】 286kcal/100g
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ナチュラルハーベストは真空パックが特徴のフードですが、療法食として『レジーム』が販売されています。
当サイトではドッグフードのOEMについてやや批判的な内容の記事を書いている事が多いのですが、中身同じもので値段だけは高く広告の力だけで売っているフードを問題視しており、OEM自体が悪とは言っていません。
OEMとは
OEMについて知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい
ナチュラルハーベストもOEMフードなんですよ。でも海外製ドッグフードの内容は素晴らしいが、生活環境が違う日本で同じものを与えて良いのか?そんな考えから5年の開発期間を経て作られたオリジナルのフードであり、完成したのは1997年。今では多くの飼い主さんに支持されているフード。
原料の原産国やフードの成分値も全て公開しており、安心感も抜群に高い。
ちなみにこのレジームは療法食ではありながらAAFCOの基準をギリギリクリアするような設計で総合栄養食です。ここもオススメできるポイントですね!
公式サイト上の価格はこちら(小粒のスモールではなく通常サイズのものは2.27kg /袋で販売されています)
1.1kg/袋 | 税込価格 | kg単価 |
1袋 | 2,860円 | 2,600円/kg |
2袋セット | 5,500円 | 2,500円/kg |
4袋セット | 10,560円 | 2,400円/kg |
8袋セット | 20,240円 | 2,300円/kg |
真空パックなので大袋のサイズがなく、セットならちょっと安くなる・・・って感じですね。小型犬の飼い主さんならこっちの方が嬉しい人多いかもですね!
ちなみに今回紹介しているのは療法食の『レジーム』ですが、通常成犬用の『メンテナンス』シリーズも良い。控えめなスペックになっており、肥満予防に非常に良いフードですよ!
肥満は寿命にも影響する!自分で食べるもの選べないワンコのために普段から気をつけてあげよう!
愛犬が健康で少しでも長生きして欲しい!私も含めワンコが好きすぎる飼い主さん達は全員そう思っているはずです。
だから少しでも良いフードを!とネットで調べまくっている内に当サイトのような弱小ブログサイトに迷い込む訳ですね・・・笑
今回ダイエット用フードについて書いてみました。肥満って人間でもそうですが、当然ワンコも寿命に影響します。その手の論文もいくつかあるのですが、例えばアメリカの大手動物病院グループである『Banfield Pet Hospital(バンフィールドグループ)』のデータ(50,000 頭以上、12犬種)から寿命に関する統計を行った結果があるのですが、それによると・・・
標準体型に比べ肥満の犬は最大で2.5年寿命が短くなるという結果が出てきます。
Study finds overweight dogs live shorter lives
肥満になると糖尿病や心臓病のリスクが高まるのでこの結果は当然といえば当然なのですが、『ダイエット=健康』はイメージするけど、『ダイエット=寿命』って案外イメージしにくいのではないかな?と紹介してみました。
この記事が愛犬のダイエットについて考えるキッカケになれば幸いです。