ドッグフード評価記事

トライプで有名なドッグフード『ペットカインド 』を徹底解説!

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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今回紹介するドッグフードはトライプを使用している事で有名なペットカインド というドッグフード。トライプとは何ぞや?この辺の話は後で詳しく説明しますが、牛や羊など4つの胃を持つ反芻(はんすう)動物の胃の事です。

 

このドッグフードを紹介しようと思った理由ですが、当サイトのコメント欄にリクエストがあったため。もし気になるドッグフード があればコメント欄にてリクエストお待ちしております。お時間頂きますが優先して解説記事執筆しますので!

 

で、ペットカインドですが、品揃えの良いペットショップなどでも良く見かける商品ですよね。パッケージもなんかプレミアムドッグフード感がするので気になっている方も多いのではないでしょうか?

 

最近だとドッグフードの原料・おやつとして人気のトライプ。そしてそのトライプを主原料にしているペットカインド。非常に良いドッグフードであると思います。ただちょっと気になる点もある

 

今回はそんなペットカインドについて徹底解説していきます。

 

愛犬の健康に直結するドッグフード。動物栄養学に関して素人が製品評価しても信用できないでしょう。私は大学では動物営業学を専攻。その流れで飼料メーカーに入社し毎日のように飼料の配合設計をしてきた実務経験があります。もちろんペットフード案件にも多数関わっています。なので安心して下さいね。

 

ペットカインドを輸入・販売しているリードバディ株式会社はどんな会社か?

ペットカインドの製品性能を紹介する前に販売元情報を簡単に紹介しておきましょう。当サイトではドッグフードの評価はあくまでも使用原料や栄養バランスなどから評価しますが、販売している会社やメーカーの情報は知っておくべき。そう考えています。

 

だって愛犬の食べるごはん。どんな会社が販売しているものか知っておいた方が良いでしょ??

 

で、ペットカインドですが、原産国はカナダのドッグフード。これはOEM商品ではなくカナダでも販売されている商品ですね。OEMとは何か気になる方はこちらの記事を読んでみて下さい。

 

 

そしてこのペットカインド を日本に輸入・販売している会社がリードバディ株式会社という神戸にある会社となります。ペットフードの輸入販売業が主な事業でペットカインド以外にもポーランド原産のエンパイアというドッグフードもここが販売元です。

 

エンパイアは過去に紹介していますので興味のある方はこちらを読んでみて下さい。

超高級ドッグフード!ENPIRE(エンパイア)の製品性能を配合設計のプロが徹底評価

 

ドッグフードの販売元って・・・全然ペット事業と関係ない会社とか多く、ここはペット事業中心の会社なので好感持てますね!ペット博など大型イベントなどでは出店もしており、飼い主と直接接する場も設けている。これも良い。

 

2022年ペット博大阪にて

 

高品質なドッグフードを扱っている信頼性高い会社だと思いますよ!

 

ペットカインドに使用されているルーメンとはそもそも何なのか?

ペットカインドの特徴は何と言ってもトライプが第一原料という事。せっかくなので原料表示を紹介する前にトライプについて説明しておきます。

 

冒頭でも簡単に説明しましたが、トライプとは反芻(はんすう)動物の胃の事。牛や羊、山羊などがそうなります。これら反芻動物には胃が4つあり、第1胃、第2胃、第3胃、第4胃と分かれています。

 

おそらく焼肉で例える方が分かりやすいので、それぞれの名称を紹介しておくと・・・

  • 第1胃:ミノ
  • 第2胃:ハチノス
  • 第3胃:センマイ
  • 第4胃:ギアラ、アカセンマイ

第1胃に関して畜産業界だとルーメンと呼ぶ方が一般的です。

 

思いませんか?牛ってでかい体しているのに草食べている。草でよくあんなに大きくなるな!!って。

 

実は牛など反芻動物って厳密には草を栄養にしていると言うよりは、胃の中にいる微生物が草を分解・発酵。その過程で発生する脂肪酸を栄養素として利用しています。

 

特に第1胃のルーメン4つの胃の中で80%以上を占め、大人の牛なら150〜250リットルという容量。一般的なお風呂が200リットルくらいなので大人の人間ですら入れる大きさです。

 

この巨大なルーメンの中には無数の微生物が存在しており、本来は消化できない繊維質を微生物の力を借りて分解。さらに草に含まれる低品質なタンパク質を高品質な微生物タンパク質に変換。微生物自体も死んだら良質なタンパク質として吸収できる。

 

犬の唾液にはアミラーゼというデンプンを分解する消化酵素が含まれていないのは有名な話ですが、ルーメンの中には微生物がデンプンを分解したグルコースも含まれているし、ビタミン・ミネラルも豊富。

 

また消化途中の草には食物繊維が含まれており、腸内環境を整える効果。そして乳酸菌などプロバイオティクスの働きをする微生物、様々な酵素が存在・・・

 

この様に犬の食べるものとしてトライプは良い事づくしなんですよ!!栄養素としても良質ですし、天然のサプリメントみたいな効能もあります。

 

よくオオカミなど肉食動物が草食動物を捕食する時に真っ先に食べるのが『内臓』と言いますが、肉だけでは補えない栄養素を胃など内臓から摂取しているって事ですね。

 

余談ですが、このルーメンにはちょっとした思い出があってですね・・・

 

畜産の研究現場だと生きた牛の体に穴を開けて常に固定、ルーメンの内容物を調べれる様にしています。こう聞くと残酷と感じるかも知れませんが、牛は健康で痛がるとかないので安心して下さいね。

 

で、その内容物を取り出して微生物の状態、与えた飼料の消化具合などを調べるのですが・・・

 

その内容物取り出すのどうすると思います??

 

手を突っ込むんですよ。穴に手を突っ込んで内容物取り出す・・・これがね・・・すごく温かくて臭い・・・

 

何度もやりましたが、どうにも苦手でした・・・笑

 

話を戻すと、ドッグフードに使用されてるトライプとはほとんどがこのルーメン(第1胃)となります。第2胃も多少使われているようですが、割合的にほとんどがルーメンでしょうね。大きいので。

 

ではトライプの話はこのくらいにしてペットカインドの製品性能について見ていきましょう!

 

ペットカインドの原材料品質・原料表示の情報量について(23点/30点)

当サイトではドッグフードの評価基準として6つの項目を採用し100点満点形式にて評価しています。詳しい評価内容を知りたいという場合はこちらの記事を読んでみて下さい。

ドッグフードランキングサイトが信用できない理由|当サイトが信用されるよう取り組む事

 

※ペットカインドにはいくつかの商品ラインナップがありますが、今回は『グリーンビーフトライプ』を中心に解説していきます。

 

ペットカインドの使用原料について(13点/15点)

ではまずペットカインド(グリーンビーフトライプ)の原料表示を見ていきましょう。

 

ビーフトライプ、牛肉、鶏肉、エンドウ豆、チキンミール、七面鳥ミール、エンドウ豆澱粉、エンドウ豆タンパク、鶏脂肪(混合トコフェロールによる保存処理)、レンズ豆、亜麻仁、ナチュラルフレーバー、キノア、カボチャ、ホウレンソウ、ニンジン、ブロッコリー、クランベリー、りんご、ブルーベリー、バナナ、リン酸二カルシウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、、サーモンオイル(混合トコフェロールによる保存処理)、チコリ根、ビタミン(ビタミンA、ビタミン D3、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、リボフラビン、硝酸チアミン、塩化ピリドキシン、葉酸、ビタミン B12 )、ミネラル(硫酸亜鉛、硫酸鉄、亜鉛タンパク化合物、鉄タンパク化合物、硫酸銅、酸化マンガン、銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、塩化コリン、タウリン、乾燥ラクトバチルス・アシドフィラス発酵物、乾燥ラクトバチルス・カゼイ発酵物、乾燥ビフィズス菌ビフィダム・サーモフィラム発酵物、乾燥ストレプトコッカス・フェシウム発酵物、ユッカシジケラ、ローズマリー、トウガラシ、ペパーミント、タイム、緑茶抽出物

 

ドッグフードは使用している原料の多い順から記載するルールがあり、一番最初に記載されている原料を『第一原料』と呼びます。ペットカインド(グリーンビーフトライプ)の場合は『ビーフトライプ』が第一原料となります。

 

この第一原料がトライプ、ってのが大きな特徴。最近だとトライプ人気してドッグフードの原料として使われている事も増えましたが、第一原料ってのは珍しいですよね。

 

で、冒頭にチラッと言いましたがちょっと気になる部分がある・・・それがトライプなんですよ。トライプって何が良いかって酵素や菌類が含まれているって事。これが天然のサプリメント的な働きをします。

 

ただね・・・残念な事に『熱に弱い』です。後で製造方法の項目で説明しますが、ペットカインドは一般的なドッグフードの製造方法であるエクストルーダー という機械で作られています。これは熱と圧が発生するのがデメリット。

 

つまりドッグフードになった時点でトライプのメリットが失われる、って事です。

 

これメーカー側はどう考えているのかな??って調べてみました。日本の代理店ページでは特に記載がないので、カナダのペットカインド社ホームページ(https://petkind.ca/)で調べたところ・・・

 

Q:Are there digestive enzymes in your green tripe?

A:As our products are fully cooked, the natural digestive enzymes in green tripe are lost in this process

 

よくある質問的なところでこのように書かれています。訳すと・・・

 

Q:グリーントライプには消化酵素が含まれていますか?

A:製品は全て調理されます。この過程でグリーントライプに含まれる天然の消化酵素は失われます。

 

めっちゃ正直!!笑

 

こういうのもある意味海外製品の好感持てるとこですよね・・・日本だと都合の悪い事は書かない、もしくは曖昧にする。実際に日本のページじゃこの記述ないですしね。

 

ちなみにグリーントライプとは洗浄していないトライプで、人間が食べる焼肉のホルモンのように洗浄済みのものを『ホワイトトライプ』と呼んでいます。

 

一応ペットカインド側をフォローしておくと確かに消化酵素自体は失われています。とは言えトライプは犬にとって必要なアミノ酸も豊富ですし、必須脂肪酸であるオメガ3系、6系脂肪酸も含まれている。非常に良い原料です。

 

ちょっと勿体ない気がしますけどね。

 

余談ですが、トライプの効能を完全に得ようとすると熱を使わないフリーズドライ製法しかない。超高級ドッグフードの『K9ナチュラル』が販売しているフードなんかがそうですね。これ良いですよ。トッピングにオススメ。

 


 

要するにペットカインドの場合、悪くはない。むしろ良い原料だけど製法上その効能を完全に活かせていない。って事ですね。ここはちょっと残念なところ。

 

次にトライプ以外の原料です。牛肉、鶏肉と続きます。これらは生肉なので水分も多く含みます。ドッグフードとなった時は水分がほとんど飛んでしまう。なので動物性タンパク源としての実質の割合が少なくなります。 そのためチキンミールや七面鳥ミールを配合して補っている感じですね。

 

チキンミールを危険な原料と評価しているサイトが多いですが、危険って事はありません。ただ製造工程で熱を処理されまくっているのでタンパク質が劣化している、って事。危険なものじゃないが、タンパク質の品質としては決して良いものとは言えません。

 

海外製プレミアムドッグフードはそれを防ぐため低温で乾燥させた肉などを使いますが、ペットカインドはここは原価の関係で少し品質の悪いものを使用している可能性はあります。

 

公式サイトにはこう記載されていますが・・・乾燥肉として表記されているものもありますし何とも言えない。

PetKindのミールは高品質な可食部分の乾燥肉を指しますが、日本の法律上乾燥肉はミールという表記になります。カナダ食品検査庁の認可を受けた高品質なヒューマングレード食材を使用しているから、愛犬・愛猫に安心です。

 

あとはエンドウ豆系の原料。これはタンパク源も豊富です。ペットカインドって『トライプ・高タンパク・グレインフリー』、こんな感じのコンセプト。エンドウ豆タンパクとか使っていますし、植物性原料からもある程度タンパク値を稼いでいます。悪い事じゃないですけどね。

 

その他良い点としてサーモンオイルの配合。これは必須脂肪酸であるオメガ3系脂肪酸源として優秀な原料。トライプ自体にも含まれているので十分な量が含まれている。

 

あとはタウリンの添加ですね。タウリン自体は犬の体内で合成できるので必須アミノ酸ではありませんが、最近の研究だとタウリンの不足が心臓病への影響があると指摘されています。ここを意識して追加で添加しているのも評価できます。

 

よく考えられているなーと思う配合設計にはサーモンオイル、タウリンが配合されている事が多いです。魚系原料は原料自体にオメガ3系脂肪酸、タウリンが豊富に含まれているので気にしなくて良いですが、肉主体のものはサーモンオイル、タウリン、この2つを意識すると良いドッグフードを選ぶ指標の1つとなるので覚えておいて下さい。

 

続いてビタミン・ミネラル系。その後にくる(乾燥ラクトバチルス・アシドフィラス発酵物、乾燥ラクトバチルス・カゼイ発酵物、乾燥ビフィズス菌ビフィダム・サーモフィラム発酵物、乾燥ストレプトコッカス・フェシウム発酵物)これらはいわゆるプロバイオティクスを期待した微生物です。

 

これらも熱に弱い。ただここは予想になりますがドッグフードの粒に成形後、オイルと一緒に添加するなど工夫はされている気がします。じゃないと効果があまりないので・・・

 

ちなみに日本だとオイル添加・・・よくオイルコーティングと表現してあまり良い印象ありませんが、別にこれはダメって事はありません。こちらの記事の後半にその理由を書いていますので、興味がある方は読んでみて下さい。

 

 

そして最後にハーブ類ですね。トウガラシが配合されているのは珍しい。これについては公式サイト(日本代理店)にて防虫効果のため配合されていると記載されていました。まあ少量なので犬にとって問題はないかと思われます。

 

全体的に非常に良く考えられた設計。ただトライプの機能を活かせてない事、動物タンパク源として原価を抑えるためチキンミールの使用、ここは多少減点して当サイトとしては15点満点中13点と評価します。(※ミール系は判断しにくいです)

 

ペットカインドの原料表示の情報量について(10点/15点)

ドッグフードの原料表示は多いものから順に記載するルールがありますが、各原料が何%配合されいるかの割合までは記載する義務はありません。実際にプレミアムドッグフードとして販売されている多くのドッグフードも%表示まではしていません。

 

ではもう一度ペットカインドの原料表示を見てみると・・・

 

ビーフトライプ、牛肉、鶏肉、エンドウ豆、チキンミール、七面鳥ミール、エンドウ豆澱粉、エンドウ豆タンパク、鶏脂肪(混合トコフェロールによる保存処理)、レンズ豆、亜麻仁、ナチュラルフレーバー、キノア、カボチャ、ホウレンソウ、ニンジン、ブロッコリー、クランベリー、りんご、ブルーベリー、バナナ、リン酸二カルシウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、、サーモンオイル(混合トコフェロールによる保存処理)、チコリ根、ビタミン(ビタミンA、ビタミン D3、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、リボフラビン、硝酸チアミン、塩化ピリドキシン、葉酸、ビタミン B12 )、ミネラル(硫酸亜鉛、硫酸鉄、亜鉛タンパク化合物、鉄タンパク化合物、硫酸銅、酸化マンガン、銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、塩化コリン、タウリン、乾燥ラクトバチルス・アシドフィラス発酵物、乾燥ラクトバチルス・カゼイ発酵物、乾燥ビフィズス菌ビフィダム・サーモフィラム発酵物、乾燥ストレプトコッカス・フェシウム発酵物、ユッカシジケラ、ローズマリー、トウガラシ、ペパーミント、タイム、緑茶抽出物

 

何が何%入っているかわかりませんよね?

 

ここは結構重要なポイントで、私は実務で配合設計していましたのでその経験から言うと・・・%表示しないで良いなら見た感じ良い原料表・成分表は作れちゃいます。

 

ただこれはペットカインドが悪いと言うよりほどんどのフードは%表示していませんけどね。当サイトでランキング記事作っているのですが、%表示しているフードって総合点90点以上の文句が付けにくい超高品質なフードばかりです。

ドッグフードおすすめランキング表|6項目で公平な評価をしています

 

当サイトでは%表示はしていないが、その他必要な事は記載している場合15点満点中10点で評価しています。なのでペットカインドも10点評価。

 

ペットカインドの栄養成分値・バランス(20点/20点)

成分保証値

粗タンパク質:32.0%以上、粗脂質:16.0%以上、粗繊維質:4.0%以下、水分:10.0%以下

オメガ6:3.0%以上 オメガ3:1%以上 カロリー:365.7Kcal/100g

 

非常に良い設計です。高タンパクでありながらそこまでカロリーも高くない。そして注目すべきはオメガ3系脂肪酸の1%以上という数値。これは肉類主体のフードとしては結構高い。サーモンオイルの配合が効いていますね!

 

製品コンセプトにも合った数値ですし、ここは満点付けても良いかと思います。なので20点評価。

 

ペットカインドは安全への取り組みを行なっているか(18点/20点)

当サイトでは安全への取組について①アレルギーの対策、②安全性に関わる認証制度など取得しているか、この2点を特に重要視しています。

 

まずアレルギーに関してですが、日本のプレミアムドッグフードの場合・・・グレインフリーだから低アレルゲン・・・みたいな誤解を生む記載をよく見かけますが、アレルギーはグレインフリーであろうが発症する可能性はあります。

 

小麦は確かにアレルギーの発症率高めですが、トウモロコシなどはそこまで高くないし、そもそもアレルギーは穀物だろうが肉・魚、何でも発症する可能性はある。

 

グレインフリーだからと変な表現をしていないのは好感持てますね!

 

あと今回紹介している『グリーンビーフトライプ』については複数の動物タンパク源を使用していますが、アレルギーのワンコにも選びやすいよう単一の動物性タンパク源商品ラインナップもあります。SAP(Single Animal Protein)と記載されているものがそれです。

 


 

これも選択肢が多いので評価できますね!

 

次に『安全性に関わる認証制度など取得しているか』ですが、公式サイトをみる限り特に記載はありません。カナダ本国のサイトも見たのですが、私の英語力にも疑問はありますが・・・多分ない。後でわかったら修正しますが、今の時点では評価はしにくい。

 

という訳でこちらの項目については他のドッグフードで同条件の場合、若干のマイナスをして18点評価としていますので同じ点数にしておきます。

 

ペットカインドは人工の酸化防止剤・着色料を使用していないか(10点/10点)

これについては問題ありませんね。

 

このクラスのドッグフードにはまず人口の酸化防止剤や着色料は使用されていません。

ペットカインドの製造方法について(5点/10点)

当サイトではドッグフードをどのように製造しているか?これについても重要視しています。

 

一般的にドッグフードってエクストルーダーという機械で作られていますが、ペットカインドも同じくエクストルーダー での製造です。

 

エクストルーダーは製造工程で熱と圧が発生するのでタンパク質の変性による劣化などデメリットはあります。

 

一方でデンプンのα化など犬にとって消化しにくいものが消化しやすくなるというメリットもあり、海外のプレミアムドッグフードもほとんどのものがエクストルーダー 製造。それを考慮すると今の主流の配合設計には合っている。そう当サイトでは考えています。

 

当サイトは製造方法の評価をエクストルーダーを使用している事が基礎点として5点。その他に何か工夫した工程がある。または公式サイトで製造方法についてしっかり情報公開している、こんな場合については加点しています。

 

という訳で製造方法については5点の基礎点評価。

 

トライプが第一原料ってのは非常に面白いと思いますが、製造方法との相性が悪いですね。非常に勿体ない

 

ペットカインドはスペックに見合った価格であるか?8点/10点

最後に価格について。当サイトでは単純な価格ではなく、スペックに見合った価格なのか?これを考慮して採点しています。

 

まずは公式サイトの価格を紹介しましょう。

 

公式サイト価格 袋単価(税込) 送料 送料込kg単価
230g包装 715円 550円 5,500円/kg
907g包装 2,475円 550円 3,335円/kg
2.72kg包装 5,720円 無料 2,103円/kg
6.35kg包装 11,550円 無料 1,819円/kg
11.34kg包装 18,150円 無料 16,01円/kg

※送料は5,000円以上で無料

 

スペックから考えてメリットを感じるのは6.35kg包装からですね。このスペックで2,000円/kg切ってくれるのはコスパ良い。ただ小型犬1匹ならちょっと多い。

 

使いやすい容量としては2.72kg包装くらいですが、まあ悪くない。相場から考えるに妥当な価格帯と言えます。ちなみに公式サイトもAmazonや楽天と言ったネットショップもそんなに値段変わりません。ポイントとか考慮するとネットショップの方がお得かも知れませんね。

 


スペックを考慮した上で価格は妥当なもの。ただめちゃくちゃコスパ良いかと言えばそこまででもない。そんな印象ですね。当サイトとしては価格について8点の評価。

 

ペットカインドの当サイト総合的な評価は84点!十分にオススメできるフード!!

さてでは総合的な評価ですが、合計84点となりました。

 

ペットカインドって海外製プレミアムドッグフードのグレードとしては気持ち下の方・・・そんなイメージがあります。点数もそんな感じに収まりましたね・・・笑

 

でも悪くないですよ!こういう独自性のあるフードって個人的には非常に好き。

 

ペットカインドってカナダのメーカーですが、そんなに大きくないメーカーなんですよ。小規模メーカーがこういう独自性のあるフード製造・販売しているのって応援したくなる。

 

日本もマジで見習って欲しい。国産ドッグフードってOEMのコピー商品まみれですからね・・・笑

国産ドッグフードは『OEM×広告』で信用できない!その理由を『実例』付きで解説

 

価格も豆類でタンパク値は稼いでるとは言え32%でこの価格なら悪くない。同じカナダのメーカーだとオリジンとかアカナを製造しているチャンピオンフーズ社が有名ですが、高いですからね。

 

高タンパクで継続しやすい価格のフードを探しているのであればペットカインド良いと思いますよ!

 

ではペットカインドについてはこの辺りで。

 

当サイトでは公平に評価したランキング記事も作成しています。ドッグフード選びに迷ったらこちらも参考にしてみて下さい。

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

金虎はおさかなドッグフードだけじゃない!オヤツもオススメな理由

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