ドッグフード評価記事

バーキングヘッズ|ドッグフードの評価|原料表示の情報量と価格が魅力

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

今回紹介するドッグフードは『バーキングヘッズ』、原産国はイギリスのプレミアムドッグフードとなります。

このフードに関して魅力的な点は原材料表示の情報量、つまり信頼性が高い事と内容に対する価格設定。そして海外製プレミアムドッグフードは高タンパク・高脂質な設計のものが多いが、バーキングヘッズに関してはそこまでタンパク質は高くない。

犬は雑食性もあるがやはり肉をメインに摂取する動物。つまり栄養成分的に言えば高タンパク・高脂質が合っている、確かにそれは正しいとは思いますが、現実問題全てのワンコが高タンパク・高脂質なフードが合っているか?となるとそうでは無いので・・・

で、タンパク質抑え気味の良いフードを探すとなると国産かヨーロッパ系のフードになる事が多いかと思いますが、原材料表示の情報量がイマイチ・・・って事多いと思います!そんな場合はこのバーキングヘッズがオススメですね。

あと全犬種用の粒サイズがやや大きめなので中型犬〜で高タンパク過ぎず、価格的にもメリットあるフード、そういうの探している方にも需要高いかもですね。

→オンラインショップ(TREATS FACTORY)

バーキングヘッズの原材料表示情報量に関する信頼性

冒頭で言いました原材料表示の情報量について解説していきます。こちらはチキンが主原料の【バーキングヘッズ ボウル リッキン グッドネス チキン 】となります。

バーキングヘッズ ボウル リッキン グッドネス チキン
【原材料】
チキン 50% (31% 平飼い鶏生肉、14% 乾燥チキン、2.5% チキングレービー、2.5% 鶏脂)、米 (26%)、オーツ麦、エンドウ (10%)、ルーサン、サーモン (1%)、ミネラル類、イースト菌 (1000mg/kg)、チコリ根抽出物 (FOS 1000mg/kg)、海藻、乾燥ニンジン (500mg/kg)、ミックス ハーブ (ペパーミント、ローズマリー、オレガノ & タイム 500mg/kg)、ベータグルカン

【栄養添加物】
ビタミン類:ビタミンA 17000 IU、 ビタミン D3 1000 IU、ビタミンE 100mg
微量元素 硫酸鉄2 60mg、硫酸亜鉛 50mg、硫酸マンガン 50mg、グリシン水和物の亜鉛キレートに含まれる亜鉛 15mg、硫酸銅2五水和物 5mg、ヨウ素酸カルシウム 1.5mg、亜セレン酸ナトリウム 0.05mg

【成分】
粗タンパク質 24%、粗脂肪 14%、粗繊維 3.5%、粗灰分 7.5%
388kcal/100g

注目して頂きたい点は原材料表示のほぼ全てに割合(%)表示が記載されているって事。動物性原料だけ%表示されているものでも少ないのに、ここは非常に好感を持てます。

経験上、こういう表示をしているフードはまずハズレ無いです。

で、これだけ詳細な表示をしているとフードの内容も分かりやすく、第一原料としてチキン50%ですが、平飼い鶏生肉と乾燥チキンが大体半々くらいの割合。

そこから【米 (26%)、オーツ麦、エンドウ (10%)、ルーサン】と続きます。こう見ると米、豆の使用割合が高く感じるかも知れませんが、このフードってタンパク質は抑え気味ではあるので炭水化物はそれなりに高くはなります。

ルーサンって聞き慣れない原料名かもですが『アルファルファ』のヨーロッパでの呼び名です。タンパク質もそここそ高く、何よりビタミン、ミネラルを豊富に含むので乳牛への飼料として良く使われるもの。ドッグフードでも普通に使われます。

内容を理解しているのであれば炭水化物がやや多い事って悪では無いです。

また【エンドウ (10%)】、この表示からして生のエンドウ豆でしょうが、例えばここを【エンドウ豆タンパク】にするとタンパク質は大幅にアップする事も可能。ですが動物性原料由来のタンパク質と豆由来のタンパク質ではアミノ酸バランス、吸収性共にやはり動物性由来のものの方が優れている。

なので穀物や豆が『炭水化物源』および粒を成形するための『つなぎ』が主な用途となっており、保証成分値上のタンパク質にはそこまで影響していない。

※もちろん米や豆由来のタンパク質もあるがそこまで多くはないって意味で

バーキングヘッズはドッグフードの製造方法としては一般的なエクストルーダーという機械での製造ですが、これは粒を成形するため炭水化物源がある程度必須となります。

保証成分値上のタンパク質はあくまでも動物性由来のものが主となっている。そんな内容。

で、チコリ根抽出物 (FOS 1000mg/kg)は水溶性食物繊維の一種である『イヌリン』を豊富に含むいわゆる腸内環境の改善が期待できる『プレバイオティクス』ですね。

バーキンヘッズの内容を見て感じるのが・・・

国産のプレミアムドッグフードと似ている。が、タンパク質源の使い方や原材料表示の情報量、脂肪酸バランスなどから国産プレミアムドッグフードの上位互換・・・そんな印象を受けますね!

バーキングヘッズの使用原料・保証成分値について

では実物を用意しましたので、より詳しく原材料表示・保証成分値を見ていきましょう。

用意したものは『ヘア・ネセシティーズ サーモン』でサーモンが主原料のものとなります。

ヘア・ネセシティーズ サーモン

【原材料】
サーモン 50% (26% スコットランド産フレッシュサーモン、20% 乾燥サーモン、4% サーモンオイル)、サツマイモ (26%)、ジャガイモ、エンドウ (10%)、ルーサン、ミネラル類、イースト菌 (1000mg/kg)、チコリ根抽出物 (FOS 1000mg/kg)、海藻、乾燥ニンジン (500mg/kg)、ミックス ハーブ (ペパーミント、ローズマリー、オレガノ & タイム 500mg/kg)、ベータグルカン

【栄養添加物】
ビタミン類:ビタミンA 17000 IU、 ビタミンE 100mg、ビオチン 0.15mg
微量元素 硫酸鉄2 60mg、硫酸亜鉛 50mg、硫酸マンガン 50mg、グリシン水和物の亜鉛キレートに含まれる亜鉛 15mg、硫酸銅2五水和物 5mg、ヨウ素酸カルシウム 1.5mg

【成分】
粗タンパク質 24%、粗脂肪 13%、粗繊維 3%、粗灰分 7.5%
368 kcal/100g

タンパク質源について

第一原料はサーモン50%、タンパク質源としての内訳は【26% スコットランド産フレッシュサーモン、20% 乾燥サーモン】となりますが、先ほどチキンのもので解説した通り生の原料だけではタンパク質を確保しにくい。

だからタンパク質を補強するために乾燥サーモン(タンパク質の割合高いので)を使用、そして植物性原料ではそこまでタンパク質供給が高いものを使っていないので、保証成分値としては中程度の24%。

タンパク質の内容としては十分高品質と判断して良いと思います。

ちなみにですが、やろうと思えば植物性原料からのタンパク質はほぼカットして、タンパク質は動物性原料がほとんど、みたいなフードを設計する事も可能です。その場合は生の豆を使うのではなく『エンドウ豆デンプン』など植物に含まれるデンプンを精製した、そんな原料を使用します。だったらタンパク質は供給されませんからね。

そのタイプのフードがN&Dファルミナなんですが、問題は・・・価格が高くなるって事ですね!

価格については後で紹介しますが、バーキングヘッズは2,000円/kgくらいのフード。一方でファルミナは倍くらいしますので・・・

かなりアレルギーが強くてどの原料からタンパク質が供給されているか把握しておきたい、とかならN&Dファルミナをオススメしますが、ほとんどの場合は気にする必要はないかな、と。

価格も重要な要素ですしね。

脂質源について

次に脂質源について

ここがちょっと変わっており、犬にとっての必須脂肪酸、つまり体内で合成できないので食べ物から摂取しなければならない脂肪酸がオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸となります。

普通はオメガ6脂肪酸源として植物性オイル、例えば菜種油とか米油もしくは動物性のチキンオイルなどが使用されます。オメガ3脂肪酸源は植物性のものなら亜麻仁、動物性のものならサーモンオイルなど魚系のオイルですね。

バーキングヘッズの『ヘア・ネセシティーズ サーモン』に関してはこのオメガ6脂肪酸供給源が無い

こう聞くと大丈夫??ってなるかもですが私はこれはこれでアリだと感じます。

と言うのもオメガ6脂肪酸(リノール酸)ってのは様々なものに含まれており不足する事ってまず無いです。一方でオメガ3脂肪酸は意識して摂取しないと不足しがち。

例えばサーモン主体の『ヘア・ネセシティーズ サーモン』は主原料も魚でサーモンオイル4%配合、オメガ6脂肪酸含有量が高いオイルは添加されていないので、かなりオメガ3比率が高いと言えます。

なので『ヘア・ネセシティーズ サーモン』だけでなくローテーションで他のものを与えるとか。(チキンが主体のものは鶏脂が配合されている)

もしくは国産のプレミアムドッグフードを愛犬に与えている場合、国産のプレミアムドッグフードは間違いなく海外製のものに比べてオメガ3の部分が弱いです。なので比較的成分値が近い『ヘア・ネセシティーズ サーモン』、これをオメガ3強化としてローテーションに組み込むなど。

ちょっと癖があるものの特徴を把握しておけば問題ないと思います。

その他原料およびバーキングヘッズの総評

その他としてプレバイオティクスとしてのチコリ根抽出物、抗菌・抗酸化作用のあるそこまで癖が強くないハーブ類。

タンパク質源は生原料と乾燥原料を併用して良質なタンパク質を確保、これはここ最近の海外プレミアムドッグフードの主流なやり方。脂肪酸バランスもサーモン主体のものはやや尖っているものの全体として見れば脂肪酸バランスは良い。

原材料表示も非常に詳しく記載されていますし、十分プレミアムドッグフードと言える内容と感じます。

唯一残念な点を挙げるとするなら、原材料表示が詳しいけど、成分表示の情報量がやや少ないくらいですかね。先ほどの脂肪酸バランスなんかもそうですが、成分値に関しては最低限な情報。

何か気になる部分があるなら販売店に問い合わせてみるのが良いですね。

バーキングヘッズの総評としては・・・

タンパク質抑え気味な海外製プレミアムドッグフードとしては内容・価格考慮して十分オススメできるフード、です。

バーキングヘッズの粒の形状を画像と動画で紹介!

こちらがバーキングヘッズ(ヘア・ネセシティーズ サーモン)の実物となります。

縦横どちらも10mmくらいでここ最近は超小粒なものが多いですが、それと比べるとやや大きめなサイズですね。

画像だけじゃ分かりにくと思うので動画でも紹介しておきます。

ただしこれは全犬種用とされているもののサイズです。大型犬用とか小型犬用と記載されている商品もあるので粒サイズが気になる場合は販売店に確認するのが良いですね!

我が家は4kg、5kg、12kgの多頭飼いですが、小型犬も少し大きめなサイズの方が好むので問題ないですが・・・

バーキングヘッズの価格について|供給面の不安はややあるが価格的なメリットは十分感じる

バーキングヘッズの魅力として価格が適正、これはあると感じます。

公認オンラインショップの価格がこちら

商品2kg6kg12kg
成犬用チキン3,850円10,395円17,600円
成犬用サーモン4,070円11,550円17,930円
成犬用白身魚4,180円11,880円18700円
2025年10月15日時点税込価格

チキンだと2kgで1,925円/kg、12kgの大袋だと1,467円/kg、悪くない価格。

ちなみに魚系がちょっと高くなっていますが、チキンが動物性原料の中で圧倒的に原価安いです。同スペックで原材料違いのフードを作った場合、魚系は間違いなく原価が高くなりますが、ここはメーカーによって値段設定の考え方が違います。

利益率悪くても魚系も統一する場合もあるし、バーキングヘッズのように原価に応じて価格設定を変えている場合もある。

あまり大きな声じゃ言いにくいですが・・・価格統一しているタイプのフードは魚系が実はお得だったりしますね・・・笑

ま、いずれにせよ価格は適正価格、、、むしろ良心的な部類と感じます。

今回は代表的な成犬用のフードを紹介しましたが、シニア用や体重管理、パピー用など他にもあるので気になる方はチェックしてみて下さい。またこちらのショップは賞味期限近いものや袋破損品などアウトレット商品もあるので、定期的にチェックしてみるのも良いかもです。

→オンラインショップ(TREATS FACTORY)

バーキングヘッズ|プレミアムドッグフードとして重要な部分は抑えている好印象なフード

さて今回は原産国イギリスのバーキングヘッズを紹介してみました。

ちなみにバーキングヘッズってグレインフリーのものもあればそうじゃないものもあったり混在している感じですが・・・

多くの方が勘違いしている事としてグレインフリーだから良いフードって訳じゃないです。グレインフリーでもエクストルーダーで製造するなら炭水化物源は必須となるので豆とか芋を穀物の代わりに使っているだけ。

豆いっぱい使って保証成分値のタンパク質がほとんど豆由来じゃないか・・・ってフードもグレインフリーだし、タンパク質ほとんどが良質な動物性原料由来のものもグレインフリー。

また穀物、ドッグフードで使われる原料だと米とか小麦、トウモロコシが多いですが、小麦はややアレルゲンとなる傾向高めですけど、その他はそんなに高くないですからね!

グレインフリーが流行ったのは間違いなくマーケティングの影響。

バーキングヘッズに関してはそういう流行りに乗っからず、プレミアムドッグフードとして重要な部分はしっかり抑えている。そんなフードと感じます。

価格も悪くないし私はこのフード、中・大型犬の飼い主さんに需要高い気がします。

大型犬は小型犬に比べれば代謝速度の関係でそこまで高タンパク・高脂質でなくても良い。もちろん運動量がやたらと多い、とかなら別だがこれくらいのスペックは需要高い気がする。大袋もあるしね。

冒頭にも言いましたが、良いドライフード探しているとアカナ・オリジンみたく北米系の高タンパク・高脂質タイプのフードに行き着く事が多い。でもそれが全てのワンコに合うか?ってなるとそうじゃない。

で、粒大きめでタンパク質抑え気味の良い感じのフードって案外無いですからね。

→オンラインショップ(TREATS FACTORY)

ウェットも・・

当サイトはドライフードをメインに解説するサイトですのでウェットはあまり触れませんが、バーキングヘッズのウェットは非常にコスパ良いと感じます。

では今回は以上で。この記事がフード選びの参考になれば嬉しいです!

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

金虎はおさかなドッグフードだけじゃない!オヤツもオススメな理由

金虎公式ショップ

-ドッグフード評価記事
-