さて今回はドッグフード自体ではなく、ドッグフードの酸化防止について。
ドックフードの酸化が怖いって方多いかと思います。確かにドッグフードが酸化してまうと栄養素が損なわれるのはもちろんですが、下痢や嘔吐、肝機能障害や動脈硬化など健康に悪影響を及ぼす事も・・・
一度ドッグフードの袋を開封すると空気に触れてしまいますよね。容器に保存していたとしても毎食空気に触れてしまうので酸化は多少進む。またドッグフードを開封した直後は良い香り(人によっては嫌いかもだけど私は大好き)がしますが、時間が経つと香りが少なくなったって経験あると思います。
風味が落ちてしまい不味くなる・・・どうせなら毎食美味しいもの食べて欲しいですよね!!
で、ドックフードの品質を劣化させる原因ですが『温度・光・空気(酸素)』です!ではどうすれば良いか??それらを全てカットしてしまえば良い。
そこで効果的なのが『真空保存容器』です!今回は我が家が使用しているオススメの真空保存容器(hagoogi フードストッカー10L)を紹介。さらに実は真空保存容器には品質面だけではなく、コスト面でお得になる事も・・・これは記事内で説明します。
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全てのドッグフードは酸化から逃れられないと思っておいた方が良い。
最近のドッグフードだとよく『ノンオイルコーティング』とかを売りにしているフードあります。ノンオイルコーティングだから安心と思ってはいけません。
あれらは製造工程でドッグフードの粒に造粒した後に油を後添加していないだけで、基本何かしらの油は脂肪分として配合されています。
また当サイトの記事を読んで頂いている方はご存知かと思いますが、『オイルコーティング』は悪ではない。
特にオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)は犬にとって非常に重要な栄養素。高品質なドッグフードだとこのオメガ3脂肪酸について考慮された上で配合設計されていますが、熱に非常に弱く酸化されやすいという弱点があります。
なので最初からオイル(魚油とかサーモンオイル)を原料に混ぜてしまうと製造工程で発生する熱や圧力で劣化してしまう。
そこでドッグフードの粒を作った後に粒を真空状態にする。すると気圧の変化を利用してドッグフード内にある無数の小さな穴にオイルを浸透させる事ができます。(これがエクストルーダーという機械の利点)
ドッグフードの粒に無数の穴が形成されるのはエクストルーダーの特徴であり、また真空状態にする設備がないとオイルの後添加はできない。
海外製プレミアムドッグフードだとサーモンオイルなど魚系オイルが使用されているのに、国内プレミアムドッグフードであまり使用されていないのはなぜか??そもそも設備がないから不可能なんですよ。やろうと思っても出来ない。
あとネットでの『オイルコーティング悪説』ですよね。これ完全に広告的な誘導方法です。
そもそも論として工場って出来るだけ工程減らした方がコスト的にお得です。食いつきよくするためだけでにわざわざ設備投資してオイル添加する工程増やすと思います?海外製プレミアムドッグフードで大体のものがなぜオイル添加しているのか??
意味があるからやっている、って事でですね!!
ただし特に魚系オイルは栄養素的には非常に良いものですが、酸化に弱いのは事実。そこは注意しましょう・・・って話です。
何が言いたいかというと・・・全てのドッグフードは酸化を気をつけた方が良い!
これはオイルコーティングされていようがなかろうがです!!
HAGOOGI真空保存容器(フードストッカー)10Lがドッグフードの保存に優れている3つの理由
真空保存容器については色々な商品を調べてみたのですが、最終的にhagoogi フードストッカー10Lを購入し使用しています。
特に良いな、と感じた3つの点について紹介しますね!
①10Lの大容量なので複数または大容量のフードを保存できる!
まずこれが一番良いな、と感じた点ですが、10Lの大容量なので複数のドッグフードを保存できるという点。
メーカーの公式サイトによると2kgの袋なら3個入ると記載されています。これだと例えば多頭飼いでそれぞれフードが違う場合、またはトッピングやフードローテーションのため複数のフードを使用している場合でも全部一気に入れて保存できる!!
ちなみに我が家は3頭多頭飼いなので10kg以上の大袋を購入した時にこれに入れて保存しています。
②ボタン押すだけの簡単操作|自動で真空状態をキープしてくれる
次にこの商品は操作性が非常に簡単。
真空状態にするにはボタンを押すだけ。操作するのはほんとこれだけ。
ちなみに容器内の圧力はセンサーによって管理されており、自動で−20kpaに維持してくれます。つまり空気が入り内部の圧力が高まったら自動で脱気してくれる。
音も静かなので気にならないレベルですね!
③USB充電式なのでどこでも使える。何んら旅行先でも使える!フル充電なら約30日連続使用可能
あと良い点としてコンセント式じゃなくてUSBでの充電ができる、ってのが良い。
これだとどこでも使えますし、保存容器を好きな場所に置いておける。フル充電しておけば約30日連続使用可能なのでズボラな私にもピッタリ・・・笑
あと10Lの大容量なのでそれなりの大きさがあるので多少邪魔ですが、旅行など出先でも使えるのは良い。うちは3頭多頭飼い、さらにごまちゃん中型犬なので2、3日の旅行であってもそれなりの量のフードは必要ですからね。
フードが足らなくなって旅行先のホームセンターにて購入。普段は絶対買わないようなフードで妥協する・・・ってのが防げます!!
保存性だけじゃない!真空保存容器を使えば結果的にフードのコストが安くなる!!
冒頭で言いましたが、真空保存容器は品質面だけではなく、コスト面でお得になる事があると書きましたが、その理由は大容量のフードを購入しても心配がなくなるから!です。
ドッグフードって袋のサイズが大きくなれば大きくなるほど安くなる。
しかしドッグフードって開封後は一ヶ月を目安に使い切りましょう・・・とか言われますよね?これは酸化など品質が劣化してしまうためです。
ですが真空保存容器があればどうでしょう??そこの問題が解消されます。
例えばですね・・・こちらのフード。アカナのパシフィカですがこれを例に説明していきますね!
アカナシリーズって320g、2kg、6kg、11.4kgの商品ラインナップがあります。320gはほぼお試しサンプルみたいなものなので、その他の価格を比較します。
ちなみに価格は我が家がよく利用する楽天のサクラソーケンネルというショップの価格。このショップ良いですよ。
価格 | kg単価 | |
2kg | 6,006円 | 3,003円/kg |
6kg | 14,630円 | 2,438円/kg |
11.4kg | 20,790円 | 1,824円/kg |
かなり単価が違うでしょ?
11.4kgはさすがに今回紹介したhagoogi フードストッカー10Lでも入り切りません。ただ入り切らなかった量は知れているので、十分使えるかなと感じました!
まあここは愛犬の体重、頭数などで容量・個数を考えれば良いかな、と。
11.4kgは多いにしても、例えば普段2kg包装のフードを購入しているとします。
アカナパシフィカだと2kgと6kgだと400円/kgくらい単価が違ってきます。このフードの給与量は活発なワンコだと5kgの体重で90g程度。一ヶ月を30日で計算すると2,700gです。すると単価600円違えば1,080円/月も違いが・・・
11.4kgだと単価差が2kgに比べて1,179円/kgもあるので1,179円×2.7kg=3,183円/月ですね!
今回はアカナパシフィカで比較しましたがどのドッグフードでも基本的に大容量の方が安い。真空保存容器をうまく利用すればすぐ元取れます!毎日のフードの劣化が少なくなりますしね!
ちなみに今回アカナパシフィカで比較した理由ですが、これ良いフードだとは思うのですが魚系原料いっぱい利用してフィッシュオイルも6%の配合。オメガ6とオメガ3のバランスが2.0%/2.0%以上とかなりオメガ3脂肪酸割合が高いフード。
つまり長期保存に向かない。私も真空保存容器を購入する前は6kgまでしか買った事ないです。
それを真空保存容器で保管して問題ないか検証してみた訳ですが、十分満足できる内容。脱気してフタを開けるとドッグフード開封直後と同じような香りがします!
ぜひ真空保存容器検討してみて下さい!
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ただし小型犬1頭とかだと真空保存容器じゃなく『真空パック機』の方が良い!
とは言えですね・・・愛犬の体重によっては1kg使い切るにも時間はかかる。2kg袋でもかなり多い・・・
さすがにそうなってくると大容量の真空容器は向かないかな、とは思います。あれは多頭飼い、中・大型犬、あとフードローテーションなどで複数のフードを使っている。そんな場合には役立つと思います。
でもそうじゃない場合は食品の保存に使う真空パック機ですね。結局これが便利。
我が家はドライフードに関しては真空保存容器。自作したオヤツは真空パック機、って感じですが、もちろん真空パック機はフードの保存にも使えます。動画で紹介しますね!
真空パック機も高いものから安いものまで色々とありますが・・・
我が家で愛用しているのはアイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) フードシーラー 真空パック器 VPF-S50ですね!もっと脱気強いものもありますが、まあこれで十分かな?と。価格もお手頃ですし(本体5,500円くらい)。
余談ですが、こういう真空パック機があれば人間用の食材にも使うじゃないですか?
楽しくなって色々なものを真空パックしてきたのですが、ドッグフードだけなら紹介したアイリスオーヤマのやつで十分とは思います。が、水分を多く含むもの。例えば作り過ぎたカレーとか、ミンチ肉とか、そういうのは厳しい。
水分ごと脱気してしまいうまくパッキングできません。なので様々なものをパッキングする予定、って場合はちょっと良いの買った方が良いです。例えばこういうの。高いですけどね!
→真空パックんChef 2では今回はここまで。愛犬の体重や頭数、フードの使い方など何がベストかはそれぞれ違うと思います。こちらの記事を参考にドッグフードの酸化防止、何が良いか考えてみて頂ければと!