ドッグフード評価記事

【ジェントルベイク】出来るだけ栄養は自然由来って考えの方にオススメのドッグフード

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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さて今回紹介するドッグフードは『ジェントルベイク』ってドッグフードですね。ニュージーランド産のプレミアムドッグフードとなります。

 

ニュージーランドって検疫が非常に厳しく、食品の安全基準や品質などについて世界的に高い評価を受けています、そんなニュージーランドで製造されたドッグフード も人気が高い傾向に。

 

ニュージーランド産だと今回紹介するジェントルベイクの他に『ZIWI』『キラオラ』『アディクション 』などが有名ですね。どれも素晴らしいフードと思います。

 

今回の記事は当サイトのInstagramにDMが届いたので執筆しています。

ジェントルベイクドッグフードについて読者からの評価依頼

 

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相談窓口

 

ジェントルベイクを端的に説明すると嗜好性が高く、比較的高タンパクな消化吸収に優れたフード。価格はちと高いが普段のフードとしてはもちろん、オヤツ・トッピングにもオススメ。そんなフードです。

 

こんな方におすすめ

  • よくあるカリカリを食べない、フードジプシーである
  • 品質が良ければ価格が多少高くても問題ない
  • お肉や魚がたっぷりのフードが良い
  • 栄養は出来るだけ自然由来という考え
  • 余計なものがゴチャゴチャ入っているフードが嫌い

 

サンデーペッツ『ジェントルベイク』の特徴について|普通のドッグフードとの違い

ジェントルベイク と他のドッグフードの形状比較画像

上記画像の左がジェントルベイクの形となります。ドッグフードと聞くと右のような粒の形状を想像しますよね。

 

形状だけでなく、ジェントルベイクは他にも普通のドッグフードとは異なる点がいくつかあります。細かな評価をする前にざっくり違いを説明しておきますね!

 

ジェントルベイクは乾燥原料(ミール系)を使用しておらず生肉の配合割合が高い

ジェントルベイクのドッグフードの特徴として原料面だと①生肉オンリーで乾燥原料を使用していない。②生肉の配合割合が高い。③高タンパクを維持している。これらが挙げられます。

 

生肉メインのフードって他にもあるじゃないか?って思われるかも知れませんが、生肉のみで高タンパクを維持している、ここが凄い点です。

 

例えば『マックアダムズ』というフードがあるのですが、これも生肉オンリーで鶏生肉50%使用しているフードなのですが、そのドッグフードとしての保証成分タンパク質は17.50%です。

 

低タンパクで消化吸収の良いフードを探しているならマックアダムズはオススメですよ。記事はこちら

マックアダムズドッグフードチキンを徹底評価!高いけど品質は抜群に良いフード!!

 

意外と低く感じませんか?

 

これは仕方のない事で生肉には水分が多く含まれます。ドッグフードとして加工すると水分はほとんど蒸発する。実質の栄養素として見たときに50%の生肉を使用していたとしても20%確保できれば良いとこなんですよ。

 

なので高タンパクなフードを設計したいなら、事前に水分を飛ばした乾燥原料を使用します。乾燥系原料は水分値が低く、栄養を濃縮した感じになっているのでタンパク値を補強できるからです。

 

でもジェントルベイクって乾燥原料を使用せずタンパク値は35%前後を維持しています。

 

これは生肉の配合割合がかなり高い(64%)な点、さらにその生肉のうちレバーや心臓など内臓系も使用している事が要因と思われます。参考までにこちら『ラム ウィズ トライプ』の原料表示。

 

ビーフ ウィズ トライプ

ラム64%(ラム肉40%、ラムトライプ*、ラムレバー*、ラムキドニー*、ラムハート*)、野菜34.9%(カボチャ、亜麻仁、ニンジン、有機オオウキモ(海藻)、緑イ貝0.2%、ブルーベリー0.2 %、マヌカハニー0.1%、有機リンゴ酢0.1%

*季節により使用します。

 

高タンパクなフードを求めているが、ミール系はちょっと・・・って考えの方には良いかもですね!ミール系が悪い原料とは言いませんが、品質が良いか悪いかは判断しにくいので避けている方も多いでしょうし。

 

独特な形状|クッキーのような四角形は普通のドッグフードと何が違うのか??

形状の画像は先ほど紹介しましたが、ジェントルベイクって四角形のクッキーのような形状をしています。

 

ドッグフードって色々な製造方法がありますが、特に海外製はエクストルーダーという機械で作られている事が多いです。ドッグフード系サイトでは『押出し機』みたいに呼ばれている事もありますが、それがエクストルーダーです。

 

エクストルーダーの仕組みは図で説明するとこんな感じ。

 

ドッグフードを製造するエクストルーダーのシステム図解

 

内部にスクリューがあってそれで押し出されます。この際に高温・高圧になるのでメリットはデンプンのα化が起こる。これは米を炊くのと同じ事で、犬にとって消化しにくいデンプン質が消化しやすい形状になります。

 

デメリットとしては高温・高圧になるのでタンパク質の変性が起こる、って事ですね。

 

一方でジェントルベイクはこのエクストルーダーを使用していません。混ぜ合わされた原料は四角形の形に成形して低温乾燥する・・・工程としてはエクストルーダーよりも単純です。

 

これだと栄養素の劣化は確かに少ない。ただ手間がかかって加工賃が高くなりますね。

 

あとジェントルベイクの四角形の形状ですが、ちょっと大きいです。一片2cmくらいあるので、小粒のドッグフードに比べれば大きいと感じるかと思います。これについて公式サイト上では・・・

 

多くの犬は通常のドライフードだと食べるのが早過ぎる。『噛む』ではなく『飲み込む』ようにして食べており、これは消化不良、胃拡張、便秘、嘔吐など様々な問題を引き起こす可能性がある。

ジェントルベイクの形状は一粒一粒じっくり噛むことでこれら問題を解決できるし、歯もきれいになりやすいです!

 

公式サイトの文章はおそらくニュージーランド本国のものを翻訳ソフト使った文章っぽく若干変だったので要約しておきました。

 

確かにこれは正しいと思います。まあ製造方法的にエクストルーダーは出てくる穴を小さくすれば良いだけなので簡単に小さくできますが、ジェントルベイクのタイプは小さく整形するの大変・・・って問題もあるとは思いますけどね。

 

という訳でサイズとしてはやや大きい。あまりサイズ気にしないワンコなら良いですが、小粒しか受けつけない・・・ってタイプなら手でちぎるなど手間は増えるかと思います。

 

ジェントルベイクの原材料品質・原料表示の情報量(30点/30点)

ではここからはいつも通り使用原料や栄養成分から細かく評価していきましょう!

 

ジェントルベイクはドライフードとして『ビーフ』『ラム』『キングサーモン』『ホキ』が主原料の4種類。さらにそれら4種類にトライプを配合したウィズトライプの合計8種類の商品ラインナップがありますが、今回は『ビーフウィズトライプ』を中心に解説していきます。

 

あ、『ホキ』って何??ってなるかと思いますが、これ深海魚の一種ですね。ちょっと見た目がアレですが美味しい魚。

 

日本じゃ馴染みあまりないですが、世界的に見ればよく食べられている魚です。日本でもほとんどの人が知らずに食べている魚でもあります。白身魚のフライとかチクワなど練り物に入っていたりしますね。ちなみにこんな魚です↓↓

 

ドッグフードの原料となっているホキの画像

 

 

ジェントルベイク(ビーフウィズトライプ)の使用原料について(15点/15点)

こちらがジェントルベイク(ビーフウィズトライプ)の原料表示となります。

 

原料表示

牛肉64%(正肉、ビーフトライプ*、ビーフレバー*、ビーフキドニー*、ビーフハート*)、野菜34.9%(カボチャ、亜麻仁、ニンジン、オオウキモ(海藻))、緑イ貝0.2%、ブルーベリー0.2%、マヌカハニー0.1%、有機リンゴ酢0.1%

E6亜鉛(グリシン水和物の亜鉛キレート) 90 mg、E4銅(グリシン水和物の銅キレート) 2 mg、セレン酵母 0.15 mg、E5マンガン(グリシン水和物のマンガンキレート) 10 mg、ビタミンE  60 IU、ビタミンB1 3 mg、ビタミンD3 600 IU、葉酸 0.2 mg

 

動物性原料およびタンパク質源について

ドッグフードの原料表示にはルールがあり、配合割合の高いもの(重たいもの)から順に記載するルールがあり、一番最初に記載されているものを第一原料と呼びます。

 

このフードだと牛肉64%(正肉、ビーフトライプ*、ビーフレバー*、ビーフキドニー*、ビーフハート)が第一原料になりますね。既に説明しましたが、生肉を多く使っている配合設計となります。

 

野菜系にももちろん多少タンパク質が含まれていますが、これといってタンパク含量が多いものもなく、タンパク質はほぼ動物性由来のもので構成されているはずです。

 

脂質源について

次に脂質源について。ドッグフードって基本的に『〇〇オイル』ってものが脂質源として配合されいます。ジェントルベイクにはそれがない。この点かなり珍しい。

 

ジェントルベイクは肉と内臓が脂質減になっています。(ちなみにキドニーは腎臓の事です)

 

製造方法的にオイル配合するのが不向きってのもあるでしょうが、ジェントルベイクってコンセプト的には栄養は出来るだけ自然由来のもので、みたいなフードですので精製したオイルは使っていないのかと。

 

成分値みても十分な脂質があるので心配する必要はなさそうです。

 

あと良い点としてこの配合設計だとオメガ3脂肪酸が不足しそうな気がしますが、これを防止するため『緑イ貝』を使用しているのが良いですね!(亜麻仁のオメガ3はαリノレン酸となり犬が利用しにくい。なのでDHA・EPAなど犬が利用しやすいオメガ3を含む緑イ貝を配合していると思われる)

 

緑イ貝説明画像

 

その他原料について(原料全体まとめ)

その他原料について、ジェントルベイクは『栄養は出来るだけ自然由来』からみたいなコンセプトのフードと言いましたが、これが徹底されており自然由来であっても人工的に加工されたものは入れていない。

 

オイルを配合していないのもそうですし、繊維源などドッグフードならビートパルプ(甜菜類から砂糖を絞り取った後に残る絞りカス)などが多く使われますが、それも使わない。カボチャが主な繊維源になっています。

 

プレミアムドッグフードだと腸内環境に関して良いとされるプレバイオティクス類は大体入っているが、それもない。

 

ビタミン・ミネラルだけは不足するものを仕方なく配合しているが、ザ・自然由来フード!そんな印象を受けます。

 

これは良い・悪いの話ではなくもう好みとしか言いようがないですね。絶対必要なものに関しては原料由来で確保されていますし、商品コンセプトにも合った配合内容。良いと思います。

 

ジェントルベイクの原材料表示の情報量について(15点/15点)

ドッグフードの原材料表示は使用割合の多いものから記載するルールがありますが、各原料が何%配合されているかまで記載する義務はありません。

 

もう一度ジェントルベイクの原料表示を見てみると・・・

 

原料表示

牛肉64%(正肉、ビーフトライプ*、ビーフレバー*、ビーフキドニー*、ビーフハート*)、野菜34.9%(カボチャ、亜麻仁、ニンジン、オオウキモ(海藻))、緑イ貝0.2%、ブルーベリー0.2、マヌカハニー0.1、有機リンゴ酢0.1%

E6亜鉛(グリシン水和物の亜鉛キレート) 90 mg、E4銅(グリシン水和物の銅キレート) 2 mg、セレン酵母 0.15 mg、E5マンガン(グリシン水和物のマンガンキレート) 10 mg、ビタミンE  60 IU、ビタミンB1 3 mg、ビタミンD3 600 IU、葉酸 0.2 mg

 

ジェントルベイクの素晴らしいのは全ての原料について%表示されている事。さらに添加しているビタミン・ミネラルについてまでmg表示されている

 

これは非常に素晴らしいです!ここまでしっかり表示されてるフードってほぼありません。同じレベルで情報公開しているのはフィッシュ4くらいじゃないでしょうかね。

 

 

ジェントルベイク(ビーフウィズトライプ)の栄養成分値・バランス(20点/20点)

次に栄養成分について。保証成分はこちらになります。(ビーフウィズトライプ)

 

保証成分値

粗タンパク質35%以上、粗脂肪16%以上、粗灰分10%以下、粗繊維6%以下、水分12%以下、カルシウム1.1%以上、リン0.9%以上

カロリー:394kcal/100g

 

当サイトでは栄養成分値の項目に関しては基本的に満点評価となります。同一犬種であっても運動量も生活環境だってそれぞれ違う。ベストな栄養成分なんてものはないからですね!

 

ただしバランスが悪すぎたり、高タンパクとアピールしているのに高タンパクじゃない、脂肪酸バランスが悪過ぎる。こんな場合は減点しています。

 

ジェントルベイクは全く問題ないですね!

 

生肉オンリーで35%というタンパク値はすごい。脂肪分もそれなりにある。そして炭水化物が少ない。消化吸収が良いフードだと思いますよ!

 

ジェントルベイクは安全への取り組みを行なっているか?(12点/20点)

当サイトでは安全への取組について①アレルギーの対策、②安全性に関わる認証制度など取得しているか、この2点を特に重要視しています。

 

まずアレルギーについてですが、ジェントルベイクはグレインフリーのフードとなりますが、今のプレミアムドッグフードってグレインフリーもしくはグルテンフリーでである事はほとんどですよね。なので特別加点はしません。

 

商品ラインナップは『ビーフ』『ラム』『キングサーモン』『ホキ』の4種類。キングサーモンとホキは魚ですし、主原料の種類はそこまで多くはない。ただし『ウィズトライプ』じゃないものは完全に動物性原料が単一になっている。ここに魅力感じる方も多い気がします。参考までにラム単一の原料表示を紹介しておきます。

 

ラム

ラム64%(ラム肉、肝臓、腎臓*、心臓*)、野菜34.9%(カボチャ全体、亜麻仁、ニンジン、オオウキミオ(海藻)、緑イ貝0.2%、ブルーベリー0.2 %、マヌカハニー0.1%、リンゴ酢0.1%

*季節により使用します。

 

主原料がラムでも鶏脂使っている・・・とかありますからね。

 

次に『安全性に関わる認証制度』について。ドッグフードでも製造工場で安全に関する認証制度を取得する流れになっていますが、これについては特に説明なし。製造方法とか原料に関する記載はあるが、この部分について何もないのはちょっと残念な点ですね。

 

ただこの手のフードを作るのって小規模メーカーです。大手は効率悪い方式を採用しないので。小規模メーカーはこの点どうしても弱くなるので仕方ないですね。

 

上記考慮して12/20点と採点しておきます。

 

ジェントルベイクの製造方法について(8点/10点)

当サイトはドッグフードをどのように製造しているか?これについても重要視しています。

 

製造方法については既に説明しましたが、よくあるエクストルーダーではなく、四角形に成形、そして低温で乾燥させたもの。これと同じような製法のドッグフードもあるにはあります。国産でも『ドッグフード工房』なんかがそうですね。

 

製造方法の特性を考慮した配合設計にもなっており、十分に評価できる内容ではある。ただジェントルベイクって良くも悪くも作り方が家でも作れるようなものです。特殊な原料はコンセプトから外れるので使わないし、非常に評価がしにくい。悩んだのですが8点/10点で評価しておきます。

 

ちなみに当サイトはエクストルーダーで製造されたものは基礎点5点。そこに原料や製造工程で何か工夫している。または公式ページで製造方法についてしっかり説明しているなどあれば加点するようにしています。

 

ジェントルベイクは人工の酸化防止剤・着色料を使用していないか(10点/10点)

これについては問題ありませんね。

 

人工の酸化防止剤や意味のない着色料など危険とされているものは使用されていません。添加されているビタミンEが酸化防止剤として働いています。ちなみにビタミンEはドッグフードの表示だと『トコフェロール』と表示されている場合もありますね。

 

ジェントルベイクはスペックに見合った価格であるか?8点/10点

最後に価格について。当サイトでは単純な価格ではなく、スペックに見合った価格なのか?これを考慮して採点しています。

 

ジェントルベイクは公式サイトの価格だと『ウィズトライプ』シリーズだと3,190円/1.3kgとなっています。これはどの商品も同じ値段ですね。kg単価だと2,454円/kg。

 

ただし公式サイト上では販売しておらず購入するとなると実店舗かネットになりますが、ネットだと送料込で4,000円/1.3kgくらい。kg単価だと3,076円/kg。

 

この製造方法ってめちゃくちゃ効率悪いし、動物性原料もかなり多く使っている。単価としては妥当なライン。いや・・・コスパ良いと思います。

 

ただ値段が値段なので広くはオススメしにくいですけどね・・・笑

 


ジェントルベイクの総合点は88点!これオヤツ・トッピングに良いよね!

さて、ジェントルベイクですが総合点88点となりました!非常に良いフードだと思います。欠点は価格が高いくらいですね。

 

これもちろん普段のフードとしても良いですが、オヤツ・トッピングに非常に良いと感じます。

 

余計なもの一切入ってませんし、ここまでの内容なら当然ですが嗜好性は高い。トッピングとして少量ふりかけるのも良い。ふやかすのもアリですね。フードジプシーの方は試してみる価値あると思います!

 

では今回はこの辺で。こちらに当サイトで評価の高かったフードをまとめたランキング記事を作成しています。フード選びに迷ったらこちらもぜひ参考にしてみて下さい。

ドッグフードおすすめランキング表|6項目で公平な評価をしています

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

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