ドッグフード評価記事

エッセンシャルドッグフード|原材料のうち77%が魚!製品性能を徹底評価

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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今回紹介するのは『エッセンシャルドッグフード』という原材料のうち77%が魚という尖った配合設計のフード。

 

当サイトでは魚を主原料としたドッグフードは可能なら取り入れるべきと考えています。理由はオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)の供給源としてです。

 

犬にとって必須脂肪酸となるのはオメガ6とオメガ3となりますが、オメガ6に関しては不足するって事はまずありません。しかしオメガ3に関しては意識してフード選びしないと不足します

 

そしてドッグフードで使用されているオメガ3の供給源ってほとんどが『亜麻仁』なんですよ。亜麻仁は植物性の原料ですがオメガ3脂肪酸が豊富に含まれ比較的安価でもあるのでドッグフードに使われる定番の原料。

 

ただ亜麻仁には弱点もあって、亜麻仁に含まれるオメガ3はαリノレン酸となります。

 

これは犬の体内でαリノレン酸→EPA→DHAと変換する必要があり、全てを変換できる訳でもありません。つまり犬にとっては利用率の低いオメガ3脂肪酸なんですよね。

 

魚には犬が利用しやすいオメガ3脂肪酸であるEPA・DHAが豊富に含まれているので、できればこちらの方が良い、って事ですね!

 

もちろん肉主体のドッグフードであってもこの点を考慮してサーモンオイルなどを添加してEPA・DHAを強化している事もあります。ですが成分表示にEPA・DHAがどの程度含まれているか記載がないパターンが多い。

 

だから魚主体のドッグフードを取り入れるべき。って事です。

 

で、今回紹介する『エッセンシャルドッグフード』ですが、主食としてのフードとしては正直微妙。ですがEPA・DHAの供給源としてトッピング的な使い方、またはオヤツとしてなら非常に良い

エッセンシャルドッグフード

 

原材料のうち77%が魚ですからね!!

 

ではそんなエッセンシャルドッグフードについて徹底解説していきます。

愛犬の健康に直結するドッグフード。動物栄養学に関して素人が製品評価しても信用できないでしょう。私は大学では動物営業学を専攻。その流れで飼料メーカーに入社し毎日のように飼料の配合設計をしてきた実務経験があります。もちろんペットフード案件にも多数関わっています。なので安心して下さいね。

エッセンシャルドッグフードを販売しているのはどんな会社か?

エッセンシャルドッグフードは原産国がイギリスとなりますが、販売元は株式会社レティシアンです。

 

レティシアンはそう・・・あのモグワンを販売している会社ですね!

あのモグワンを当サイトが評価するとこうなる!なぜ売れているか徹底解説

 

レティシアンの販売しているフードってモグワンをはじめ広告色が強すぎるのでちょっと・・・って思う人多いかと思います。非常に気持ちわかります・・・笑

 

ただ内容的には悪くないんですよ。特にスペックに対しての価格が非常に良い。要するにコスパが良いって事ですね。

 

なぜ広告しまくっているのにコスパが良くなるか?それはレティシアンのフードが基本サブスクだから。つまり定期購入だから、って事です。

 

ドッグフードの業界ではアフィリエイトと呼ばれる広告が活発ですが、これは当サイトのようなブログで商品を紹介する。ブログ経由で商品が売れるとブログ運営者に報酬が入る。簡単に言うとそんな仕組みです。

 

でね、レティシアンのアフィリエイト報酬が入る条件って『初回購入』に対して報酬が発生します。初回に関しては利益マイナスになったとしても後々利益回収できます。定期購入前提なので。

 

この方式を真似した国産プレミアムドッグフードも増えてきましたが、国産は内容が大したものじゃないのに価格が高すぎる・・・笑

 

そんな訳で実はコスパ良いのがレティシアンのフードですね。エッセンシャルドッグフードも通常価格は1.8kgで4,708円(税込)、kg単価だと2,616円ですので安いとは言えません。

 

ただ77%が魚ですからね。そう考えるとコスパは良い。(ちなみに定期購入すると最大20%オフになります)

エッセンシャルドッグフード

 

冒頭にも言いましたが、コスパ良いけどこのフードに関して普段使いはオススメしない。理由は総合栄養食ではないから。総合栄養食が品質が良いものだと保証するものではありませんが、必要最低限の栄養素は確保できていると言えます。

 

総合栄養食でないフードをなぜオススメしないか?これについてはこちらの記事を読んでみて下さい

ぼくらのごはん |こんなドッグフードはやめておけ!という典型的なフード

 

ではここからは原料表示をみながら製品性能について解説していきましょう!

 

エッセンシャルフードの原材料品質・原料表示の情報量について(30点/30点)

当サイトではドッグフードの評価基準として6つの項目を採用し100点満点形式にて評価しています。詳しい評価内容を知りたいという場合はこちらの記事を読んでみて下さい。

ドッグフードランキングサイトが信用できない理由|当サイトが信用されるよう取り組む事

 

エッセンシャルフードの使用原料について(15点/15点)

ではまず使用原料について

 

原料表示

魚介類77.5%(生サーモン22%、生トラウト20%、乾燥ニシン18%、乾燥サーモン6%、サーモンオイル6%、生白身魚2%、生ニシン2%、サーモンスープ1.5%)、サツマイモ、エンドウ豆、卵、亜麻仁、アフファルファ、ジャガイモ、エンドウ豆繊維、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、グルコサミン、コンドロイチン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、クランベリー、アサイー、ブルーベリー、マルベリー、リンゴ、トマト、オレンジ、梨、ニンジン、ホウレンソウ、カリフラワー、海藻、マリーゴールド、朝鮮ニンジン、緑茶、ショウガ、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E)

 

ドッグフードの原料表示は使用割合の多いものから記載するルールがあり、最初に記載されているものを『第一原料』と呼びますが、このフードの場合『生サーモン』となります。

 

動物性原料およびタンパク質源について

まず魚介類77.5%というのが凄いですよね。栄養素については後で解説しますが、エッセンシャルフードのタンパク値って27%と比較的高めの設計なのですが、そのほとんどが魚由来のタンパク質という事がわかります。

 

生魚に加えて乾燥の魚を配合している理由ですが、生魚には水分が多く含まれているので、ドッグフードに加工するとほとんどの水分が飛んでしまう。つまり実質の栄養素としては少なくなる。これを防ぐためにあらかじめ水分を飛ばした乾燥させたものを使用している、って事です。

 

サツマイモ、エンドウ豆、卵にもタンパク質は含まれますが、ほどんどが魚由来でしょう。

 

脂質源について

これだけ魚原料を使用しているのにサーモンオイル6%添加。さらに亜麻仁までも使用している。オメガ3脂肪酸がめちゃくちゃ多いってのが分かります。

 

オメガ3が多い事は良いのですが、多ければ多いほど良い、って事でもありません。何事もバランスが大事。これも普段使いのフードではなくトッピング的な使い方をオススメする理由ですね。

 

脂肪酸バランスについては栄養バランスの項目で説明します。

 

その他原料について

その他の原料についても説明しておきます。

 

マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖は『プレバイオティクス』の効果を狙ったものです。

 

プレバイオティクス

プレバイオティクス:大腸内の特定の細菌の増殖および活性を選択的に変化させることより、宿主に有利な影響を与え、宿主の健康を改善する難消化性食品成分。

 

グルコサミン、コンドロイチンは人間の健康食品にも良く使われていますね。関節サポートに効果が望めます。メチルスルフォニルメタン(MSM)は天然のイオウ化合物で炎症を抑える効果があります。

 

ベリー類、野菜類はビタミン・ミネラル・食物繊維源などとして。珍しいものでは朝鮮ニンジンが使われていますね。これには『サポニン』という物質が含まれており、抗酸化作用、免疫力の向上、血流の改善などの効果があります。

 

あとタウリンが配合されていますが、近年タウリンの不足が心臓病に関係しているって研究発表があり、高品質なドッグフードだとタウリン配合されている事が多い。ただタウリンって魚に豊富に含まれていますので、あえて添加する必要があるのだろうか?とも感じます。まあ入っていて悪いものではありませんが。

 

使用原料の総評

魚由来の原料が77.5%と非常に高く、タンパク値を確保するため乾燥肉も使用。脂質源はオメガ3供給源が多く、腸内環境を整えるプレバイオティクスも意識している。

 

使用原料としては悪いものもないですし、非常に良い内容ではないかと思います。

 

エッセンシャルドッグフードの原料表示の情報量について(15点/15点)

次に原料表示の情報量について

 

ドッグフードの原料表示は多いものから順に記載するルールがありますが、各原料が何%配合されいるかの割合までは記載する義務はありません。実際にプレミアムドッグフードとして販売されている多くのドッグフードも%表示まではしていません。

 

ではもう一度原料表示を見てみましょう。

 

原料表示

魚介類77.5%(生サーモン22%、生トラウト20%、乾燥ニシン18%、乾燥サーモン6%、サーモンオイル6%、生白身魚2%、生ニシン2%、サーモンスープ1.5%)、サツマイモ、エンドウ豆、卵、亜麻仁、アフファルファ、ジャガイモ、エンドウ豆繊維、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、グルコサミン、コンドロイチン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、クランベリー、アサイー、ブルーベリー、マルベリー、リンゴ、トマト、オレンジ、梨、ニンジン、ホウレンソウ、カリフラワー、海藻、マリーゴールド、朝鮮ニンジン、緑茶、ショウガ、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E)

 

魚介類として77.5%、さらにその内訳まで記載されています。ここまでしっかり記載してくれると安心ですね!

 

海外製のプレミアムドッグフードってこの%表示してくれているものがある、ってのが良い。国産は高いフードでもまずありません。実務で配合設計していた経験上、%表示をしなくて良いなら色々と誤魔化せます・・・笑

 

エッセンシャルドッグフードの情報量は文句なしに満点評価して良い内容です。

 

エッセンシャルドッグフードの栄養成分値・バランス(15点/20点)

次に栄養成分値について。保証成分はこちらになります。

 

保証成分

タンパク質:27%以上、脂質14%以上、粗繊維5.25%以下、灰分:9.5%以下、水分:9%以下

オメガ3脂肪酸:4% オメガ6脂肪酸:1%

エネルギー:358kcal /100g

 

悩ましいのがオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスです。このバランスはかなり珍しい。ここまでオメガ3割合が高いものは初めてみました。

 

日本だと総合栄養食として販売するにはAAFCOの基準をクリアする必要があります。AAFCOでもこの脂肪酸割合について基準があるのですが、オメガ3:オメガ6=1:30が上限値です。

 

エッセンシャルドッグフードはオメガ3:オメガ6=4:1になっているじゃないですか?オメガ3の方が多いというのも珍しい。

 

プレミアムドッグフードだとオメガ3:オメガ6=1:5くらい。ちょっとオメガ3が少ないな、って感じるものでも1:10くらいのバランスになっています。

 

例えば同じレティシアンが販売しているモグワンだとオメガ3:オメガ6=1:1.8です。これでもかなりオメガ3が高い数値。当サイトはオメガ3の比率が高い事に関してはマイナス評価をしていません。ただこれはちょっと特殊すぎると感じる訳ですよ・・・

 

あとは総合栄養食ではない(公式サイトに記載がない)事ですね。

 

内容的には非常に良いと思います。不足しそうと感じるミネラルなども添加されているので、おそらくこれ単体で与えても問題ないとは思いますが、脂肪酸バランス・総合栄養食ではない、この2点を考慮すると満点評価はしにくい。

 

という訳で栄養バランスについて15点 /20点で評価しておきます。

 

エッセンシャルドッグフードは安全への取り組みを行なっているか(15点/20点)

当サイトでは安全への取組について①アレルギーの対策、②安全性に関わる認証制度など取得しているか、この2点を特に重要視しています。

 

まずアレルギーについてですが、エッセンシャルドッグフードの場合、魚が低アレルゲンである。そしてグレインフリーである事をアピールしています。魚が底アレルゲンなのは間違いじゃないですし、グレインフリーだから安心という訳じゃありませんが、小麦などアレルギー傾向が高いは確か。

 

アレルギーについては良いと思います。

 

次に安全性に関わる認証制度ですが、公式サイトにはこのような記載があります。

 

欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)が定める厳しい基準を“全て”クリアした安心の施設で生産されたフード

 

問題はないでしょうが、当サイトではISOや国際食品規格(IFS)など外部の認証制度を取得している場合のみ満点評価しています。ここは少しマイナスしておきましょう。−5点

 

エッセンシャルドッグフードは人工の酸化防止剤・着色料を使用していないか(10点/10点)

危険とされている人工の酸化防止剤や着色料は使用していませんが、特に酸化防止剤についてはもう少し記載は欲しいところ。原料表示をみると緑茶とビタミンEが含まれいるので、それが天然由来の酸化防止剤として働いていると思われます。

 

エッセンシャルドッグフードの製造方法について(5点/10点)

当サイトではドッグフードをどのように製造しているか?これについても重要視しています。

 

ただあまり製造方法について公式サイトで詳しく説明しているものってありませんよね・・・エッセンシャルドッグフードについても説明はありません。

 

形状から判断するにエクストルーダーという機械で作られたものだと思われます。これはドッグフードでは一般的な製造方法となります。

 

当サイトではエクストルーダーで作られた場合、基礎点として5点。その他工夫した製造工程がある、または公式サイトでしっかり製造方法を説明している場合は加点しています。エッセンシャルドッグフードに感じては基礎点の5点のまま評価しておきます。

 

エッセンシャルドッグフードはスペックに見合った価格であるか?8点/10点

最後に価格について。当サイトでは単純な価格ではなく、スペックに合った価格なのかを評価しています。

 

原材料のうち77%が魚。タンパク値は27%、これで通常価格は1.8kgで4,708円(税込)、kg単価だと2,616円/kg。これは悪くない。

 

ちなみに5袋(1.8kg×5)の定期購入すると最大20%オフとなります。この場合、2092円/kgでこれが最安値ですね。1袋定期購入の場合だと10%オフで2,354円/kgとなります。

 

使用原料から考えると十分評価できる内容。8点 /10点としておきましょう!

 

エッセンシャルドッグフードの総合的な評価は83点!普段のフードに混ぜると良い!!

エッセンシャルドッグフードの総合的な評価ですが83点となりました。一応点数つけましたが、これあまり意味のない数値ですね・・・笑

 

やはりメインで与える主食としてはオススメできないんですよ。

 

ただ普段のフードに1割程度混ぜてトッピング的な使い方をするのであれば良い。特に鶏や牛など肉主体のフードを与えているなら混ぜる用として検討する価値ありですね。

 

オメガ3を強化するためサーモンオイルを別で買って添加するという方法もありますが、手間がかかるし、どれだけ添加すれば良いか適正な量がわかりにくいという問題があります。

 

こういうやつですね↓↓

 


 

オススメの使い方としてはニュートロくらいのそれなりに品質が良くコスパの良いフードをメインに。そこに1割くらい混ぜる。そんな使い方をするとコスパを抑えた上でフード全体の質がグッと上がります!

 

エッセンシャルドッグフード公式サイト

 

ではエッセンシャルドッグフードについてはこの辺で。こちらに当サイトが紹介したフードで評価点が高かったものをランキング形式にて紹介しています。よかったらこちらも参考にしてみて下さい。

 

ドッグフードおすすめランキング表|6項目で公平な評価をしています

 

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

金虎はおさかなドッグフードだけじゃない!オヤツもオススメな理由

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