ブログ

犬にウェットフードを与えるメリット・デメリット|基本はドライフードを推奨する理由

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ドッグフードには大きく分けて『ドライフード』と『ウェットフード』の2種類があります。ドライフードとは要するに『カリカリ』ですね。ウェットフードは『缶詰』、『ソーセージタイプ』、最近だと手作りタイプのものなんかも増えてきました。

 

当サイトではドッグフードの解説記事を投稿していますが、ドライフードの記事ばかり書いています。なぜか??

 

私がドライフード好きってのもありますが・・・最大の理由は『特別な事情がない限り、ドライフードを推奨しているから』です。

 

ドライフード好きな理由

どうでも良い話ですが、私がドライフードが好きな理由

→あの小さな粒に様々な工夫、メーカーの思惑が詰まっていて独自性の高いドライフードを見つけるとワクワクするから。ウェットフードは原料ベースでの違いはあるものの加工度という点で独自性は低いため。

 

ではなぜドライフードを推奨しているのか?その最大の理由は『偏食になってドライフードを食べなくなる可能性がある』から、です。

 

ドライフードとウェットフードを比べると嗜好性(食いつき)という点ではウェットフードの方が圧倒的に高くなります。柔らかくて食べやすく、香りも良いですからね。

 

そうするとドライフードを食べなくなる可能性があります。これの何が問題かって・・・

 

将来的に病気になって療法食が必要になった場合困る!!

 

これです!ウェットフードにももちろん療法食としては販売されているものもあります。ただドライフードに比べて非常に選択肢は少ない。

 

例えば腎臓が悪くなって療法食が必要になったとします。腎臓が悪くなるとリン・ナトリウムを制限したフードが必要になってきますが、ドライフードには腎臓ケア用の療法食はいくらでもあります。

 

でもそこでドライフードを食べなかったら・・・??こんな感じで困る訳です。

 

ただウェットフードにもメリットはたくさんあります。そこで今回はウェットフードを与えるメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

 

そもそもウェットフードってどんなもの?飼い主さんがよく勘違いする落とし穴とは??

ウェットフードとドライフードの違い画像

そもそもウェットフードとドライフードって何が違うのか??

 

それは水分含有量の違いです。

 

一般的なドライフードだと水分量は10%程度となるよう設計されています。一方でウェットフードの場合は商品によって幅はありますが75%ほどが水分。ほとんどが水分ですね!

 

ここで飼い主さんがよく勘違いする事があります。それは『ウェットフードの成分表示を正しく見れていない問題』です。

 

ちょっとこちらの画像を見て下さい。これはウェットフードのプレミアムドッグフード・・・『ブッチ ドッグフード』の成分表示です。ソーセージみたいなやつですね。ネットなどで見かけた事ある人多いかと思います。

 

ブッチのタンパク量と水分量

 

粗タンパクが10.5%となっていますよね?なんか低いように感じませんか??

 

比較対象としてネットではどのサイトでも高評価されているドライフードの『モグワン』の成分表示を見てみましょう。

 

モグワンの水分量とタンパク値

タンパク値が10.5%と27%、なんかブッチが少ないように見えますが、実はそうではありません。そう・・・水分量が全然違うので見た目少なくなるのは当然なんですよ。

 

水分がない状態(乾物重量)に計算し直すと・・・

 

乾物重量計算

公式:(表示上のタンパク値)÷ (100−表示上の水分値)× 100=乾物重量

ブッチ:(10.5)÷ (100−74.5)× 100=41.2%

モグワン:(27)÷ (100−9)× 100=29.6%

 

こうなる訳ですね。実質の栄養素としてブッチのタンパク含有量はめっちゃ高い。

 

ドッグフードのタンパク値を気にされる方多いかと思いますが、ドライフードの感覚でウェットフードの栄養成分値を見ると勘違いしてしまいます。

 

そして一番良くないのが・・・低タンパクだと勘違いしてウェットフードを選んでしまうパターン!!

 

これが一番怖い。

 

運動量が少ないから、動物病院でタンパクを抑えたフードにしましょうと言われたから・・・、何かしらの理由でタンパク質低めのフードを探している場合に勘違いしてウェットフードを選んでしまう。

 

でも実は実質的な栄養素としてみれば高タンパクだった・・・これ結構あります。

 

逆に高スペックなフードを探しているが、ウェットフードの特徴を理解しておらず低スペックなフードと勘違いしている事も・・・

 

ウェットフードの栄養成分を見るときはあくまでも『乾物重量』で見る方が混乱しないかと思います。ドライフードはそこまで水分量多くないので気にする必要はないんですけどね。

 

という訳でドライフードとウェットフード何が違うか??それは水分量の違いです。そしてドライフードとウェットフードは同じ目線で栄養成分を見ると勘違いしてしまうケースがある。ここ注意しましょう!!

 

ちなみにブッチは我が家のごまちー大好物。たまにトッピングでご褒美としてあげています。高いのでたまにですけどね・・・笑

 

ブッチすきー
ごまちー

 

わたし
高いからたまにね・・・

 

ブッチジャパンインク

 

ドライフードに比べてウェットフードが勝るメリット5つ

ではここからはドライフードに比べてウェットフードのメリットは何なのか?以下5つのメリットを紹介していきます。

  • 水分補給ができる
  • 嗜好性が良い
  • 良質な栄養素
  • 満腹感
  • 保存期間の長さ

ウェットフードは食事と同時に水分を補給できる(シニア犬には特に有効)

ウェットフードのメリット:水分補給しやすい

先ほども言いましたが、ウェットフードはその名の通り多くの水分が含まれています。つまり食事と一緒に水分補給を同時にする事が可能です。

 

シニア犬などで特にありますが、水を飲んでくれないと困りますよね。

 

犬が水分不足になると脱水状態を引き起こしたり、泌尿器系の病気になる、または悪化させる恐れがあります。

 

あまりにも水を飲んでくれない場合はウェットフードを試してみるのも手ですね!

 

ウェットフードはドライフードに比べて嗜好性(食いつき)が良い。フードジプシーの場合は検討

ウェットフードのメリット②:嗜好性

冒頭でも言いましたが、当サイトは基本的にはドライフードを推奨しています。ただ食べてくれない事にはどうしようもありませんよね・・・

 

ウェットフード柔らかく香りも良いのでドライフードに比べると食いつきは良くなる傾向があります。

 

様々なドライフードを試してみたが飽きずに食べてくれるフードが見つからない・・・そんなフードジプシーになってしまっているならウェットフードを試してみる価値はあります

 

最近のドライフードはエクストルーダーという機械で製造されるのが主流です。エクストルーダー で製造されたものって良くも悪くもそれなりに硬い。これが苦手って場合もあります。噛む力が衰えたシニア犬にも良いですね。

 

高品質なうウェットフードの場合、ドライフードに比べて良質な栄養素を摂取できる

ウェットフードのメリット:良質な栄養素

ウェットフードと言っても品質には幅がありますが、高品質なウェットフードならドライフードに比べ良質な栄養素を摂取する事が可能です。

 

ドライフードは製法上どうしても『熱』が発生します。タンパク質など熱に弱い成分は熱によって劣化する。これは避けれない事です。

 

ウェットフードはドライフードに比べると低温での調理が可能ですので、良質な栄養素という点では魅力的ですね!

 

ウェットフードのみで必要な栄養素を得るには量を食べる必要がある!

ウェットフードのメリット:満腹感がある

ワンコって基本食べるの大好きじゃないですか??

 

普段ドライフード与えている飼い主さんならイメージできるかと思いますが、『一体どれだけ食べれば満腹になるんだろう・・・』って思いませんか??

 

でも食べたいだけ食べさせると肥満になるし・・・

 

ウェットフードは何度も言っていますが、水分の含有量が多い。ウェットフードのみで必要な栄養素を得ようとすると量が多くなります

 

普段ドライフード与えている飼い主さんが、たまにウェットフードをあげてみる。商品に記載されている適正給餌量をみると何か多く感じる・・・理由は水分量が多いからです。

 

そうするとワンコとしては食べがいがある。要するにお腹いっぱい食べれるって事ですね!!

 

案外これが最大のメリットと言えるかも?愛犬が嬉しそうにバクバク食べている姿って最高に可愛いですからね!

 

ウェットフードは開封前ならドライフードに比べ保存期間が長い!

ウェットフードのメリット:保存性

ドライフードの場合、だいたいの賞味期限は製造から約1年となります(開封前なら)。

 

それに比べウェットフードは開封しなければ3年くらい賞味期限が設定されているものも多く、保存期間が非常に長い。ただ開封後は冷蔵保存したとしても1日と短くなりますが・・・

 

災害時の備えとして常備しておくなど、非常食としては使いやすいと言えます。

 

ドライフードに比べてウェットフードのデメリットは??

ウェットフードのデメリット

ではウェットフードのデメリットは?

 

まず冒頭でも言いましたが、ウェットフードは嗜好性が高い・・・つまり美味しいのでドライフードを食べなくなる可能性があります。これが一番厄介ですね!

 

また値段もドライフードに比べて高い。コスパはよろしくありません。

 

毎日の食事なので手間がかかるか?これも需要な要素ですが、これに関しては圧倒的にドライフードの方が楽です。適正給餌量を測るもの楽ですし、缶詰の場合だと洗い物も増えますからね・・・

 

そしてウェットフードは柔らかく歯に残りやすいので口内環境を悪化させる可能性があります。

 

人間の唾液は弱酸性で虫歯菌が繁殖しやすいのですが、犬の唾液は弱アルカリ性なので虫歯菌は繁殖しにくい、そんな特徴があります。ただアルカリ性の場合、歯垢が石灰化するスピードが早く歯周病になりやすい。

 

歯に食べかすが残りやすいウェットフードは歯磨きをサボると口内環境が悪化する場合がありますので気をつけて下さいね。

 

余談ですが、わたしドッグフードオタクではありますが、まあまあの歯磨きオタクでもあります・・・笑

 

数々の歯磨きグッツを試しましたが、ペーストタイプなら『C.E.T酵素入り歯みがき』がオススメ。

 


 

歯磨きを物凄く嫌がる場合は『マキシガード』がオススメ。

 


 

色々と試した結果、この2つを併用するのが一番効果があると感じています。歯磨きグッツで良いの探している方はぜひ試してみて下さい。

 

手作りフードもウェットフードと言えるが、手作りは基本的に推奨しない理由

ウェットフードってメリットも非常に多いのですが、やはり価格的に高いですし普段使いするのにはちょっと・・・って方多いかと思います。

 

では自分で手作りするのはどうか?手作りが一番愛情こもったご飯ですしね!!

 

ただ当サイトは基本的には手作りフードはオススメしません。理由はリスクが大きいから。

 

犬にとって必要な栄養素を手作りでまかなうのは非常に難しい。例えば犬にとって『亜鉛』の要求量は非常に高い事はわかっており、体重あたりで換算すると犬は人間の約5倍の亜鉛が必要です。

 

実際にロイヤルカナンの発表している記事で『手作りフードの亜鉛不足による健康被害』というものがあるのですが、必要な亜鉛が足りておらずこのような事態を引き起こしています。

ロイヤルカナン 犬と猫の栄養成分辞典

 

動物栄養学を専攻していた私であっても正直言います。毎日の食事を手作りでやるのは無理。自信がありません。

 

という訳で手作りフードは慎重に!週1回手作りのフード作ってあげるとかは良いかと思いますけどね!私も週末は我が家の愛犬達になんか作ってあげています!!

 

最近だと手作りフードタイプでAAFCOの栄養基準を満たすフードも増えてきました。例えば『PETOKOTO FOODS』とかが人気ありますね。手作りのフードを与えたいならこういうのを試してみるのも良いかと思いますよ!

 



 

お値段はまあ・・・高いので、私はメインはドライフード与えますけどね。ウェットフードもたまに買いますが、トッピングもしくはご褒美として与えています!

 

では今回はこの辺で。当サイトでは基本的にドライフードをオススメしていますが、もちろんウェットフードが合う場合もあります。あなたの愛犬にとってベストなフードを探してあげて下さい!当サイトはその手助けができるよう頑張っていきます。

 

ドライフードについて、オススメのフードをまとめた記事がこちら。フード選びに迷ったらこちらも参考にしてみて下さい。

ドッグフードおすすめランキング表|6項目で公平な評価をしています

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

金虎はおさかなドッグフードだけじゃない!オヤツもオススメな理由

金虎公式ショップ

-ブログ