ドッグフード評価記事

ピエモンテ(Piemonte)|安いけど安全性が高いドッグフードならこれ!

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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当サイトでは品質の良いドッグフード、また読者の方からリクエストのあったドッグフードの評価記事を投稿しています。そうするとどうしてもプレミアムドッグフードとなり、価格が高いもの中心になります。

 

ですが本音として価格は安ければ安い方が良いですよね。

 

ただ安いフードは当然ですが原材料が品質が良いものとは言えません。でも『安全性』に関しては妥協したくない。そんな考えの方も多いのではないでしょうか??

 

そこで今回紹介するのがピエモンテ(Piemonte)というドッグフード。原産国はイタリアものです。後で詳しく紹介しますがAmazonの価格だと546円/kgとかなりの格安。それでいて合成保存料や着色料は不使用。

 


 

格安のドッグフードって・・・なんか着色料バリバリでやたらカラフル・・・ああいうのってちょっと嫌ですよね・・・笑

 

そういうのに比べればこれ良いと思いますよ!もちろん評価点としては低くなります。ただスペックを理解した上で格安ドッグフードを選ぶ事自体は間違いじゃないと思っています。価格も重要な判断基準です。

 

ではピエモンテ(Piemonte)について解説していきましょう!!

 

愛犬の健康に直結するドッグフード。動物栄養学に関して素人が製品評価しても信用できないでしょう。私は大学では動物営業学を専攻。その流れで飼料メーカーに入社し毎日のように飼料の配合設計をしてきた実務経験があります。もちろんペットフード案件にも多数関わっています。なので安心して下さいね。

 

ピエモンテ(Piemonte)を販売しているATSU.Tradingとはどんな会社か?

まずピエモンテはどんな会社が販売しているドッグフードなのか?製品性能を評価する前にこれについて少し触れておきましょう。

 

ピエモンテは『ATSU.Trading』という会社がイタリアより輸入して販売しています。で、ATSU.Tradingは・・・あの有名なペットショップ、クー&リクのグループ会社。

 

クー&リクで生体購入した場合、定期コースを進めてくる『エルモ』というドッグフードがありますが、ピエモンテはそのエルモシリーズの1つとなります。

 

エルモシリーズって実はそんなに悪くないんですよ。アレルギー対策・高タンパク・オーガニックなど様々な商品ラインナップがあり、今回紹介するピエモンテはその中で一番安い商品です。

 

選択肢が多い、ってのは飼い主にとって良い事。エルモもそれなりに高いフードですので、エルモを使っているがもう少し価格安くしたいな・・・そんな場合はピエモンテを試してみるのもアリですね。

 

では肝心の製品性能について解説していきます。

ピエモンテ(Piemonte)の原材料品質・原料表示の情報量について(16点/30点)

当サイトではドッグフードの評価基準として6つの項目を採用し100点満点形式にて評価しています。詳しい評価内容を知りたいという場合はこちらの記事を読んでみて下さい。

ドッグフードランキングサイトが信用できない理由|当サイトが信用されるよう取り組む事

 

※ピエモンテには『サーモン&ライス』『チキン&ライス』『ラム&ライス』、この3つがありますが、今回は『サーモン&ライス』を中心に紹介していきます。

ピエモンテ(Piemonte)の使用原料について(8点/15点)

では使用している原材料について。こちらが実際の商品に記載されている原料表示になります。ただ面白い事に公式サイトでの原料表示はもう少し詳しい情報が記載されています。

 

これがこちら

穀物(米5%以上)、魚(サーモン5%以上)、肉24%、油脂、加水分解動物性タンパク、 野菜(ビートパルプ2%)、ビール酵母1%、ミネラル類、天然栗エキス、ユッカ、F.O.S. (フルクトオリゴ糖)1g / kg、塩化コリン、ビタミンE

 

米とか魚に5%以上の表記があるじゃないですか?これなぜだかわかりますか??

 

理由はドッグフードの原料表示ってペットフード公正取引協議会によってルールが設定されており、ペットフードの表示に関する公正競争規約第7条にはこう定められています

 

第7条

事業者は「ビーフ」、「チキン」、「まぐろ」等特定の原材料をペットフードの内容量の 5 パーセント以上使用している場合でなければ、当該ペットフードの名称、絵、写真、説明文 等に当該原材料を使用している旨の表示をしてはならない

 

つまり『サーモン&ライス』って良さそうな響きがありますが、たった5%配合していればこのようにアピールできるって事。

 

こんな風に言うとマイナスな印象を持たれるかも知れませんが、個人的には好感持っています。ルールを守っていると言う点で。この5%ルールを守っているか怪しいドッグフードはいくらでもありますからね・・・笑

 

では使用原料について詳しく見ていくと・・・

 

まずドッグフードの原料表示は使用している割合が多い順から記載するルールがあります。最も多く配合されているもの、つまり最初に記載されている原料を『第一原料』と呼びますが、ピエモンテの場合は『穀物(米5%以上)』ですね。

 

品質の良いプレミアムドッグフードと呼ばれるものは第一原料が動物性タンパク源(肉や魚)になっている事がほとんどですが、格安ドッグフードの場合は原価を抑えるため穀類となっています。ピエモンテもそうですね。

 

穀類といっても色々と種類があります。ドッグフードで多く使われるものはトウモロコシか米。米の方がイメージ良いのでライスアピールしていますが大半はトウモロコシでしょう。使用原料は穀類とまとめるのではなくしっかり記載して欲しいところ。

 

まあこの価格帯じゃ仕方ないですが・・・

 

次に魚(サーモン5%以上)が続きます。サーモンは5%以上使用しているとして、それが生肉なのか乾燥肉なのかわからない。そしてサーモン以外にも何かしらの魚は含まれている。これは原価的に予想するにフィッシュミールでしょうね。いわゆる魚粉というやつです。

 

次に『肉24%』が続きます。謎の表示です・・・何使っているかよく分かりません・・・笑

 

これも原価から予想するにおそらくはチキンミール主体です。チキンミールは水分をあまり含んでいませんので、商品名としては『サーモン&ライス』と言っていますが・・・実質は穀類主体、動物性タンパク源はチキンミールが多く含まれており、サーモンを含む魚がちょっと入っているフード。そんな感じの配合設計になります。

 

かなり表示が不親切ではありますが・・・価格帯を考慮すると仕方ないですね。ただ肉24%の表記があるので何かはよく分からないが動物性タンパク源が24%以上は入っている。ここは一応評価しても良いかと思います。

 

主原料としてはこんな感じ。決して褒めらた内容ではありませんが、ルールを守った上で良くやっているな!!そんな印象です(笑)

 

ただ工夫している部分もあり、加水分解動物性タンパクは動物性タンパク質を加水分解してアミノ酸に分解したもの。製造方法には塩酸を用いる方法と酵素を用いる方法がありますが、塩酸に関しては微量の発がん性物質(クロロプロパンジオール)が生成されると知られています。

 

ただタンパク質を分解するので消化吸収しやすい。あとはアレルギーが発症しにくいといったメリットもあり療法食として使われていたりもします。まあ高いフードならともかく、安いフードのこれは工夫の範疇ですね。

 

ビートパルプは日本語で言うと甜菜(テンサイ)やサトウダイコンと呼ばれる野菜から砂糖を作る過程で発生する副産物で繊維源としてドッグフードにはよく使わています。一部サイトでは生成過程で硫酸を使用しているので危険!!と言っていますが、そこまで気にする必要はありません。

 

むしろビートパルプは水溶性食物繊維と不溶性繊維のバランスが良いからよく使われているのであって、少量配合する分には腸内環境を整える効果が期待できます。

 

栗エキスは香料としての働き。これは天然由来ですし良いでしょう。F.O.S. (フルクトオリゴ糖)は難消化性糖質で腸内環境を整え便臭を抑える働きもあります。

 

全体的にはこの価格帯でよく考えられている、そんな印象です。表示が不親切なのはちょっとよろしくないですが、中身自体は同価格帯ものと比べると悪くないですね。

 

例えば500円/kgくらいだとユニチャームが販売している『愛犬元気』と同じ価格帯ですが、これより断然マシです。仮に愛犬元気を評価するなら15点満点中5点。それよりは良いので8点が当サイトの評価です。

 

ピエモンテ(Piemonte)の原料表示の情報量について(8点/15点)

ドッグフードは原材料の使用割合が多い順に記載するルールがありますが、各原料が何%配合されているかまでは記載する義務ありません

 

高品質なプレミアムドッグフードの中でもほんの一部だけ%表示されています。分かりやすいようネットではどのサイトでも絶賛されているモグワンを例にしてみましょう。

 

モグワンの主原料表示:チキン&サーモン56.5%(放し飼いチキン生肉 21%、生サーモン 12%、乾燥チキン 12%、乾燥サーモン 7.5%、チキングレイビー 2%、サーモンオイル 2%)・・・・

 

これだと何が何%配合されているか分かりますよね?ピエモンテはこちら

 

穀物(米5%以上)、魚(サーモン5%以上)、肉24%・・・・

 

何が何%か分かりません。肉24%ってありますが、そもそも何の肉かがよく分からない。このように格安のドッグフードってどうしても原材料表示の情報が少なくなります。これはピエモンテが悪いと言うよりだいたいがそう。何なら国産のプレミアムドッグフードですら%表示しているものってまずありません。

 

と言う訳で当サイトの評価としては15点満点中8点。

 

この評価基準ですが、%表示をしていないだけのフードは10点で採点しています。ただピエモンテさらに使用原料が分かりにくい。そのためさらに減点して8点と採点しています。

 

ピエモンテ(Piemonte)の栄養成分値・栄養バランスについて(15点/20点)

次に栄養バランスについて。これ・・・そんなに悪くない。

 

タンパク値は25%と比較的高くこの価格帯だとかなり優秀です。トウモロコシ由来のタンパク源が多く含まれてそうではありますが、数値としては立派です。

 

ちなみにピエモンテはAAFCOの基準をクリアした総合栄養食として販売されています。

 

AAFCOとは

AAFCO(読み方:アーフコ、アフコ)とは、全米飼料検査官協会(The Association of American Feed Control Officials)の略称。ペットフードの栄養基準や原材料、表示に関する基準を公表している米国の団体。日本でもAAFCOの基準を使われており、『総合栄養食』として販売するにはAAFCOの基準を満たす必要がある

 

ただ公式サイトにはカロリー抑え目とありますが、そんなに抑え目ではないですね。比較的高めの設計です。

 

数値だけ見れば悪くはない。ただAAFCOの基準は参考程度にしかなりません。植物性タンパク質も動物性タンパク質も同じタンパク質として扱われますからね・・・

 

やはり犬にとってのアミノ酸バランスを考えると動物性原料由来のタンパク質の方が良いのは間違いない。これは知っておいて下さいね。

 

で、当サイトの評価としてはバランス的にはよく考えらている。この価格までよくここまで仕上げた!使用原料を考慮すると満点はつけれないが、20点満点中15点の評価とします。

 

ピエモンテ(Piemonte)は安全への取り組みを行なっているか(15点/20点)

当サイトでは安全への取組について①アレルギーの対策、②安全性に関わる認証制度など取得しているか、この2点を特に重要視しています。

 

一応今回紹介している『サーモン&ライス』はアレルギーに考慮した商品・・・らしいのですが、確かに魚はアレルギーの原因になりにくい原料として知られています。ただこの配合設計だとサーモン主体とは言えない。そこまで評価はできませんね。

 

次に安全性に関する認証制度について。これはエルモを紹介した時に書いているのでさらっとだけ説明しますが、エルモシリーズを製造しているのはイタリアのMonge&C.S.p.a社です。ここはイタリアだと大手の製造メーカーですので企業規模から安全性について一定の信頼はして良いかと思います。

 

ただ安全への取り組みなどしっかり情報公開しているメーカーも多いため、エルモについては20点満点中15点で評価しています。ピエモンテは同じ工場で製造されているので同じ点数にしておきます。

 

ピエモンテ(Piemonte)は人工の酸化防止剤・着色料を使用していないか(10点/10点)

ピエモンテが評価できるのはここですね!

 

同じ価格帯のドッグフードだとやたらとカラフルな着色料を使用していますが、これって犬にとっては何のメリットもない。ピエモンテは格安ドッグフードではあるが合成着色料・保存料など使用していません

 

パッとみた感じは良さそうなドッグフードでしょ?

ピエモンテ実物

 

ピエモンテ(Piemonte)の製造方法について(5点/10点)

当サイトではそのドッグフードがどのように製造されているか?これについても評価項目を設けています。

 

世の中にある大体のドッグフードはエクストルーダーという機械で製造されています。(たまに違うのもありますが・・・)

 

ピエモンテについても形状・質感からエクストルーダー で作られているものですね。当サイトではエクストルーダー で製造されているものを基礎点5点。さらに工夫した製造工程がある。または公式サイトで詳しく製造方法について発信している、そんな場合は加点する。このように採点しています。

 

ピエモンテについては一般的な製造方法であり、他に特筆する事もないので基礎点の5点のままで評価しています。

 

ピエモンテ(Piemonte)はスペックに見合った価格であるか?8点/10点

冒頭にも言いましたが、格安ドッグフードとしては良い。それがピエモンテです。Amazonで3kg包装で1,639円。つまりkg単価だと546円/kg。

 

ドッグフードの価格帯って最も安い部類で300円/kg、品質に気を使う飼い主さんがよく利用するもので1,000〜1,300円/kg、プレミアムドッグフードと呼ばれるもので2,000円/kg〜

 

大体ですがこんな感じです。546円/kgは格安の部類ですね。


 

ただ当サイトでは単純な価格ではなく、スペックを考慮した上で価格を評価しています。

 

では同一価格帯のものと比較してみましょう。比較対象はユニチャームが販売している『愛犬元気』、こちらはAmazonで511円/kgで販売されています。その原料表示がこちら

 

愛犬元気

穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、パン粉、コーングルテンフィード、フスマ等)、肉類(チキンミール、ビーフミール、ポークミール、チキンエキス、ビーフパウダー等)、動物性油脂、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)、脱脂大豆、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、ビール酵母、チーズパウダー、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)

タンパク質22.0%以上 脂質10%以上 粗繊維4.5%以下 粗灰分8.5%以下 水分10.0%以下 エネルギー355kcal /100g

 

これに比べれば良くありませんか??訳のわからない着色料がいっぱい入っているし、脱脂大豆使っているのでここでタンパク値を稼いでいるがタンパク値は22%。ピエモンテの方が高い。魚も使用しているが配合順的にピエモンテの方が配合割合が高いと予想できる。

 

愛犬元気の方が使用原料が詳しく記載されている点は評価できます。が、穀類や肉類の中身って原価を安くしようとすると同じような感じになるのでそう変わらないはずです。

 

どっちを買うか?私だったら間違いなくピエモンテを買いますね!!

 

という訳でコスパは悪くない。格安の中でも比較的オススメできるドッグフードがピエモンテです。当サイトの評価としては価格について8点と評価します。

 

ピエモンテ(Piemonte)総合評価は69点!!格安の中では良いドッグフード

では総合的な評価ですが当サイトのピエモンテの評価は69点となりました。

 

オススメできるかと言われれば・・・オススメはできないのですが、格安ドッグフードの中では良いドッグフードだと思いますよ。

 

冒頭でも言いましたが、安いドッグフードを選ぶのは別に悪くない、そう考えています。ネット上にある信用ならないドッグフード評価サイトって格安のドッグフードをボロクソに評価する。そして安全なドッグフードはこちら!みたいな感じでアフィリエイト報酬が高いフードへ誘導します。

 

そういうの嫌いなんですよね・・・笑

 

納得しているのであれば安いフードでも良い。それが当サイトの考え方です。でもせっかくなので安いフードの中でもより愛犬に良さそうなものを探してあげて下さい。

 

当サイトで紹介するドッグフードはプレミアムドッグフード中心になりますが、需要があればこんな感じで格安ドッグフードについても紹介していこうと考えています。

 

もしこんなドッグフードを紹介して欲しい。コスパ的にこれってどうなの??みたいな要望あればコメント欄に記入して下さい。可能な限り対応しますので!!

 

 

こちらもオススメ!当サイトが『公平』に評価したドッグフードのランキング記事です。ドッグフード選びに悩んだら参考にして下さい。

ドッグフードおすすめランキング表|6項目で公平な評価をしています

 

 

 

 

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

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