今回は国産プレミアムドッグフード、『げんかつごはん』について。私が【ある意味理想】って言っているフードなんですけどね。
このフードはですね、北海道に工場(ピリカペットフードラボ)があるのですが、ショップ兼工場のようになっていて【誰でも製造している様子を見学できる】、ここが素晴らしい!
前々から行ってみたいと思っていたのですが、やっと行くことが出来ましたので報告レポートです!
と、言いましても既にYouTubeの方には動画公開しておりますので視聴して頂いた方もいるかもですが・・・笑
この【誰でも見学できる】ってのは案外重要ポイントでその辺り含めて解説していきます!
げんかつごはんがある意味理想な理由①『工場見学』は簡単に出来ない|国産フードのちょっとした闇

国産のプレミアムドッグフードってほとんどがOEM、つまりフード製造を外部委託したもの。げんかつごはんのように自社工場で製造しているフードって実は少ないのですが・・・
よし!ドッグフードを作ろう!!
ってなった場合ね、ほとんどの事業者は『どこでドッグフードを作ってくれるんだろ?』って考えになるんですよ。
つまりOEMを受けてくれる工場を探す、って事です。
自分達で工場を建設する・・・って考えにはまずなりません。莫大な費用が必要ですし、リスクも高いですからね。
それは良いとして・・・
普通はここで工場を見学するって流れになりますよね?だって自社製品を製造している現場を確認するって当たり前・・・というか製造現場見ない事には自信持って販売できないと思いません??
でもOEM工場って中を見せてくれません。
もちろん大手企業であったり、何かしらの影響力がある人なら別ですが基本的には見学NGなんですよ。
つまりほとんどの国産プレミアムドッグフードって工場にどんな設備があるのか?品質管理はどうなっているのか?ってのを自分の目で見る事なく販売されているって事。
はっきり言って販売者自体がフードの事をイマイチ分かっていない。
なので薄い内容の広告ばっかしているでしょ?
『げんかつごはん』を販売しているピリカさんも最初はOEM工場を探したらしいです。ですが自分達の考える配合設計を受けてくれない。そもそも工場見学をさせてくれない。
・・・じゃあ自社工場にするしかない!
そしてなんか悔しいから『私たちの工場は誰もが見れる状態にする!』
こんな流れで誕生したのが【げんかつごはん】です。
この【誰もが製造している様子を見れる】ってのが私がある意味理想のフードと言っている理由の1つ。
札幌の繁華街からそう遠くないので、北海道旅行の際にでもぜひ寄ってみてはいかがでしょうか!
余談ですが・・・私は元々、畜産・水産系の飼料メーカーで働いていて、その経験を活かしてブログ書いているんですけど、あの業界は工場見学って頻繁にあるんですよ。生産者に工場を見てもらう、ですね!
そりゃ生産者さんにしても自分達が飼育している鶏・豚・牛・魚がどんな工場で飼料が作られているか?見たいのは当然じゃないですか?
一方でペットフード系はそういう文化がなくてブラックボックス化している。
これも国産フードの内容が微妙な要因の一つなんじゃないかな、と。
げんかつごはんがある意味理想な理由②原材料が本当の意味でヒューマングレード

よく『ヒューマングレード』って表現あるじゃないですか?
別にこれって明確な基準がある訳でもないし、言ったもん勝ちの世界。
例えば人間が食べる品質のチキンを乾燥させてもヒューマングレードのチキンミールですが、普段チキンミール食べます?って話ですし、エンドマメタンパクとかもね・・・いや筋トレでプロテイン飲んでる人は別として、食べないだろ・・・
みたいなね。
ヒューマングレードって言っておかないと売れない・・・って事情は分からないでもないですが、何でもかんでもヒューマングレードって言い過ぎ。
で、『げんかつごはん』なんですが、本当に人間が食べるものを原料としている。
例えば鶏肉は『中礼内(なかさつない)の鶏』、これはブロイラーと違って十勝平野で放し飼いされている鶏。何なら人間が食べるものより良い気が・・・
みたいな原料。
すると原料費がめちゃ高くなってああなる訳ですね・・・笑
『げんかつごはん』って販売しているピリカの社長さんがトイプー飼っていて、『うちの子に安心して与えられるごはん』みたいな考えから作られたフードなんですが、一切妥協せずやるとこうなっちゃった・・・って言っていました笑
もちろんね、おそらくカリカリ系フードとしては日本で一番高いかも?みたいなフード。高タンパク・高脂質ながっつりしたフードならやはり海外製フードがオススメですし・・・広くはオススメしにくい。
が、知っていて損のないフードであるのは間違いないです。
ドライは5種類のランナップがあるので気になる方は公式サイトで愛犬に合いそうなものがないかチェックしてみて下さい。※ウェットもありますよ。
ドッグフードの酸化問題を検証した結果から『げんかつごはん』を考察
↑こちらの動画。『国産プレミアムドッグフード』、『カナダ産高タンパク・高脂質なエクストルーダー製』、『ニュージーランド産エアドライ』、『ニュージーランド産フリーズドライ』この4つについて酸価(AV)の数値を調べたのですが・・・
この結果から考察するに・・・
オイルを混ぜた状態で原料を熱加工すれば低温であろうがある程度酸化する。そしてノンオイルコーティングが酸化しにくいとは限らない、ってのが示唆されました。
では海外製のようにオイルを後添加するのが良いのか?ってなりますが、オイルの後添加は物性上エクストルーダー製(しか出来ない)のでオイルの酸化はともかく、タンパク質の熱変性など他の要素で見れば低温加工の方が勝るのは間違いない。
どの加工方法が一番良いか?ってなると難しい・・・
で、『げんかつごはん』に関してはオーブンベイク系の低温加工。わたしこのフードを最初に見た時は値段以外の内容だとオメガ3系脂肪酸がちょっと弱い・・・そう感じていたんですよ。
EPA・DHAが豊富に含まれるタイプの原料(脂質源)は使用されていませんからね。
ただこれに関しては別売りのボトルタイプのものを購入するって手もある。『げんかつごはん』を購入する方ならそれくらいのコストアップは許容できるでしょうし・・・

カリカリ系ならこうするのが一番良いのかも?とも感じています。
ちなみにこの画像のものは我が家もたまに購入するのですが、fish4のサーモンオイル。1プッシュで0.5ml出てきて空気が内部に入らない構造。こういうの使うと良いですね!
→Yahooショッピングでフィッシュ4サーモンオイルを見てみる
オススメしたいがオススメしにくい『げんかつごはん』|原価がそうなるのも分かるが・・・

一度暇な時にやってみて欲しいのですが、自分が思う理想のドッグフードを設計してみる。で、ざっくりで良いので原材料費を計算する。
生の肉を使用すると乾燥工程で水分が蒸発するので乾燥後重量はざっくりですが60%くらいは水分飛びます。つまり乾燥後40%くらいの重量になる。
そこ考慮して原価どれくらいになるか計算してみて下さい。
まあまあ高くなるはず。そこに人件費や加工賃乗っかるので・・・
真面目に作るとドッグフードってめちゃ高くなるんですよ。※もちろん乾燥原料(ミール系)を使用したらそんなに水分飛びませんけどね。
げんかつごはんが高くなるのは分からないでもない。でもこの価格は・・・とオススメしにくい面もあって、このフードはいつも悩みます。
公式LINEとかSNSのDMで実際に与えている方の話を聞くと評判良いですけどね!
では今回はこの辺で。今後はこのようにどこか取材行くような内容も増やしていければな、と考えております!
