今回紹介するのはZIWIのスチーム&ドライ。ZIWIと聞くと日本ではエアドライのイメージが強いですが、実は海外ではこのスチーム&ドライ、そしてフリーズドライ製品も販売されています。
2024年インターペット大阪で発表されていたので気になっている方も多いのではないでしょうか？？
ZIWIらしく動物性原料はたっぷり85%。単純な動物性原料の割合だけで見るとエアドライ（96%）の方が多いですが、85%って十分過ぎるほど高い数値でありますし、他にはない独自の製法。
またエアドライより若干タンパク質・脂質を抑えた保証成分値。そして当サイトとして注目しているのが『食感』ですね！
当サイトではドッグフードの関するお悩み相談をしていますが、フードジプシーになっちゃっている方で改善する可能性の1つが『食感』です。ほとんどのフードはエクストルーダーという機械で製造されていますが、ものによって若干違いはありますがやや硬くその食感を嫌う場合があります。
そこでオーブンベイク、エアドライ、コールドプレスなど製造方法が違うものを試すと改善するケースがあるのですが・・・
このZIWIスチーム&ドライは他にはない製造方法のフードですし、実際に私も食べてみましたが、味・食感共に非常に良い。これは嗜好性高いだろな、と感じます。
そんな訳で今回はZIWIスチーム&ドライについて既存のエアドライや近い食感のフードと比較しつつ紹介していきます。
ZIWIスチーム&ドライの特徴｜製造方法および原料と保証成分値
ZIWIスチーム&ドライは『ビーフwithパンプキン』『チキンwithオーチャードフルーツ』『ラムwithグリーンベジタブル』、この3種類がありますが、『ビーフwithパンプキン』の使用原料および保証成分値を見てみましょう。
ZIWIスチーム&ドライ（ビーフwithパンプキン） ※動物性原料：85%
【使用原料】
ビーフ生肉、ビーフラング生肉、ビーフトライプ生肉、ビーフレバー生肉、ビーフハート生肉、ビーフプラズマ（血漿）、ビーフスプリーン生肉（脾臓）、ビーフボーン（グルコサミンとコンドロイチン硫酸の供給源）、レシチン、ビーフ脂肪、乾燥グリーンピース、乾燥緑レンズ豆、カボチャ、ビーフカーティリッジ（軟骨）、乾燥カボチャ、乾燥アップルポマース、天然香料、乾燥キヌア、フィッシュオイル、ルタバガ、ニンジン、ビーツ、ミネラル類（リン酸二カリウム、硫酸マグネシウム、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、セレン酵母、マンガンアミノ酸複合体）、乾燥チコリルート、乾燥ケルプ、塩化コリン、海塩、酸化防止剤（クエン酸、天然ミックストコフェロール）、ビタミン類（ビタミンEサプリメント、チアミン硝酸塩、パントテン酸カルシウム、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ビタミンD3サプリメント、葉酸）、ローズマリーエキス
【保証成分】
粗タンパク質：34%以上、粗脂肪：28%以上、粗繊維：4%以下、水分：12%以下、灰分：12%以下
オメガ3脂肪酸：0.5%以上 コンドロイチン硫酸：2000 mg/kg以上 グルコサミン ：800 mg/kg以上
代謝エネルギー：440 kcal/100g
では比較対象としてZIWIエアドライのビーフがこちら
ZIWIエアドライ（ビーフ） ※動物性原料：96%
【使用原料】
ビーフ生肉、ビーフトライプ生肉、ビーフハート生肉、ビーフラング生肉、ビーフレバー生肉、ビーフキドニー生肉、ビーフボーン、ニュージーランド緑イ貝、ビーフカーティリッジ（軟骨）、ビーフスプリーン生肉（脾臓）、レシチン、パセリ、乾燥アップルポマース、イヌリン（チコリルート由来）、ミネラル類（リン酸二カリウム、硫酸マグネシウム、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、セレン酵母）、乾燥オーガニックケルプ、海塩、酸化防止剤（クエン酸、天然ミックストコフェロール）、ビタミン類（ビタミンEサプリメント、チアミン硝酸塩、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ビタミンD3サプリメント、葉酸）
【保証成分】
粗タンパク質：38%以上、粗脂肪：30%以上、粗繊維：3%以下、水分：14%以下、灰分：12%以下
コンドロイチン硫酸：3000 mg/kg以上 グルコサミン ：1000 mg/kg以上
代謝エネルギー：490 kcal/100g
比較して見ると動物性原料の使用率が11%ほど違いますが、その差がスチーム&ドライには乾燥グリーンピース、乾燥緑レンズ豆の豆類、そしてカボチャが使用されています。これによって植物性タンパク質がやや含まれている、炭水化物量が若干上がっている。
したがってエアドライに比べるとややタンパク質・脂質は少なく、若干ではあるが炭水化物量が高くなっている。
そんな設計ですね！とは言えこれはZIWI間での比較であり、一般的なエクストルーダー製のフードは製法上、原料の『つなぎ』として必ず炭水化物源が必要。そのため小麦や米、グレインフリーのフードであれば豆や芋、そういった原料が必須。
つまりエクストルーダー製は炭水化物量が多くなる傾向がありますが、スチーム&ドライは必須ではない。
カボチャなど炭水化物源は使用されているものの少量です。高タンパク・高脂質な設計ですが、それってつまり低炭水化物って事。
使用原料面で両者を比較すると、もうこれは好みですね。
エアドライはほぼ肉！みたいな使用原料ですが、これが魅力である一方で、高スペック過ぎる。多少は野菜などが含まれていても良いのでは・・・って考えの方もいる。
しかし植物性タンパク源、特に豆系のアレルギーを理由にエアドライを選んでいる方も多く、スチーム&ドライは植物性タンパク源も含まれるのでそういう場合は適さない。
どちらも素晴らしい内容である事は間違いありません。
そして製造方法について。エアドライについては過去記事にて解説していますので、興味がある方は読んでみて下さい。
今回紹介するスチーム&ドライは名前の通り、まずはスチームにて調理する。その後の乾燥工程はエアドライで行う。そんな製造方法。
スチームで調理する利点ですが、他にこのようなフードがないので予測となりますが、エクストルーダーよりは間違いなく低温である事。あと料理の世界での話ですが、栄養素が流出しにくいと言われています。これと同じメリットはあるように感じますね。
ZIWIスチーム&ドライの食感はオーブンベイクに似ている｜オーブンベイク難民にオススメです！
わたし新しいフードを入手すると必ず自分でも食べるようにしているのですが、ZIWIスチーム&ドライを食べた感想としては、食感だけならオーブンベイクにかなり近いです。
サクサクとしたクッキーのような食感ですね。
エアドライとも食べ比べましたが、サクサク感はスチーム&ドライの方が強い。このサクサク食感が好きってわんこが意外と多い。
オーブンベイクってエクストルーダー製と比べて低温での加工となりますので、タンパク質の変性など栄養素の劣化が少ない。これもメリットですが、案外この食感が良い、ってのもメリットだったりします。
しかしですね・・・
カナダの鳥インフルエンザの影響で、オーブンベイクの肉類が主原料のフードが輸入規制かかっている問題。ロータスが終売になったり、生き残っているフードも魚系のみで肉系がない。この問題が長引いています。
これに困っている方はこのZIWIスチーム&ドライは試す価値あるんじゃないかと感じます。ビーフ、ラム、チキンの3種類ありますからね！
ただオーブンベイク系はここまでハイスペックな設計にはなっていませんので、例えばオーブンベイクトラディションの魚系のものとスチーム&ドライを混ぜる、でも良いと思います。
ZIWIスチーム&ドライの価格について｜エアドライと比較してみる
次に価格について。せっかくなのでエアドライと比較して紹介しようと思ったのですが、現時点（2024年9月26日）でまだ公式サイト（正規代理店）には価格が記載されていませんでした。
一般販売はもう少し先なのかな？価格が発表されたら追記するようにしますね！
ちなみにですが、ZIWIの正規代理店ってトランペッツになるのですが・・・ここのサイトめちゃくちゃ使いにくい。
卸売はともかく、個人向けには販売する気あまりないんじゃないかな？って疑っています。ログインしないと商品情報すら見れませんからね。
ZIWI系購入するならサクラソーケンネルというショップで良いと思いますよ。販売価格自体は同じですが、ポイント考慮すると圧倒的にサクラソーケンネルの方がお得です。
サクラソーケンネルとは？
我が家がアカナ・オリジンを購入する時によく利用しているショップですが、ZIWIに関しては販売価格は同じ。ただしその他フードは公式サイト（正規代理店）よりやすかったりします。なぜ安いかはアカナ・オリジンの記事読んで頂ければ。
→高品質なドッグフードなら【アカナ・オリジン】をオススメする理由
倉庫も温度管理されているし、サクラソーケンネル良いですよ！
| 454g | 1kg | 2.5kg | 4kg | |
| ZIWIエアドライ（ビーフ） | 6,270円 | 10,230円 | 23,980円 | 37,180円 |
ZIWIスチーム&ドライのサイズを画像と動画で紹介
ZIWIスチーム&ドライの画像がこちら。だいたい10mmくらいですね。サイズはメーカーによって表現が違うのですが、小粒表記で大きくて10mmくらい。
大きめの小粒、そんなイメージです。
では動画の方が分かりやすいかと思いますので、サイズ気になる方はこちらの動画を参考にしてみた下さい。
手がよだれでドロドロになりました・・・笑
当サイト看板犬ウィペットのごまちちゃんは何でも食べるタイプの犬です。ただブログやっている関係で様々なフードを食べていますが、テンションの上がり方には差は多少感じます。
これは・・・最上級にテンション上がっていましたね！
まあ中身が中身なので当然とも言えますね。
ZIWIスチーム&ドライ｜高品質でかつ独自性の高いフード！フードジプシーの方は試してみて！
さて今回はZIWIのスチーム&ドライを紹介してみました。
エアドライに関してはイティとかアブソルートなど他にも色々選択肢はありますが、スチーム&ドライは無い。面白いフードが日本に上陸してきたな、と感じます。
お値段はお高めであると予想できますが、この手のフードは脂質の割合が高くなるので、その分カロリーは高い。つまりカロリーベースで給餌量を見た場合、一般的なフードよりは給餌量が少なくなります。
一食あたりで計算すると思っているほど高くなかったりもしますので、今までしっくりくるフードが見つかっていないフードジプシーの方。またはオーブンベイク難民の方は試してみる価値あるフードだと思いますよ！
では今回はこの辺で。今回はここまで。こちらに当サイトで評価の高かったフードをまとめていますので、フード選びに迷ったらこちらも参考にして頂けると嬉しいです！