ドッグフード評価記事

Wish(ウィッシュ)ドッグフード|国産と海外製では全く異なる評価内容

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ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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今回紹介するドッグフードはWish(ウィッシュ)ってフードなんですが・・・

これ皆さん、国産なのか海外製なのかどっちをイメージするでしょうか??

ウィッシュって株式会社パーパスという会社が販売しているフードとなりますが、国産も海外製(アメリカ)も両方あります。

国産の場合はウィッシュジャパンって名称で販売されていますね!

この国産は・・・

すごく高いです。原材料見ればすぐ分かるOEMなんですが、たまにペットショップでも見かけますし国産のOEMで小売するとやはりこうなりますよね、って印象。

ちなみに9,460円/1.5kgで販売されているのでkg単価は6,307円/kg(2025年1月時点価格)、かなり高い。

OEMとは?

OEMが何か知らない場合はこちらの記事を読んでみて下さい。

オススメ国産プレミアムドッグフードの自社工場製品!つまりOEMではないフード

ペット系イベントなどでたまに見かけるので個人的には国産の印象の方が強いのですが、今回紹介したいのは海外製の方

海外製もOEMですが、こちらもやや高いものの検討する価値あるかな、と感じます。

という訳で今回は国産ではなく海外製(アメリカ)のウィッシュについて解説していきます!

ウィッシュドッグフードは小分けで使いやすく保証成分の幅があるので選択肢が広いフード

ウィッシュの利点としては上記画像の通り『小包装』であるという点。

サイズ展開がこのようになっているのですが・・・

容量包装
720g120g×6
1.8kg300g×6
5.4kg420g×12
18.1kg18.1kg

18.1kgはブリーダーパック的な位置づけでしょうから、一般の飼い主さんの場合だとどれも小分けされている。どうしてもドライフードは開封後の酸化が心配、ってのはありますのでこれは嬉しいって方多いように感じます

同じく小分け包装しているタイプのフードならロットプレミアってフードなんかがありますね。
ロットプレミア(LOT PREMIER)小分け包装が魅力の高タンパクフード!

次に保証成分値ですが、ウィッシュって【タンパク質:32%、脂質15%】と【タンパク質:24%、脂質:14%】のシリーズがある。

フードって『アカナは高タンパク!』みたいにブランドによって保証成分値は決まっている事が多いので、選択肢が複数ある、ってのは飼い主にとっては嬉しいとも言えます。

ではウィッシュの使用原料・保証成分値をもう少し詳しく見ていきましょう。

ウィッシュ・ドッグフードの使用原料、保証成分値について

ウィッシュって通常商品を『ウィッシュ』、何か特殊な原料を使用したものを『ウィッシュ ソリューション』、このようにシリーズ展開しています。

商品ラインナップ

ウィッシュ(成犬用):『イノシシ、フィッシュ、ターキー』、『ターキー』、『サーモン』、『鹿、ホワイトフィッシュ、ターキー』

ウィッシュ(パピー用):『イノシシ、フィッシュ、ターキー』、『鹿、ホワイトフィッシュ、ターキー』

ウィッシュソリューション:『関節HAS-2』、『ヴィーガン』、『乳酸菌KTー2』

商品ランナップとしてはこのような感じ。

今回はウィッシュソリューションより『関節HAS-2』を購入してみましたので、その内容を見ていきましょう!

ウィッシュソリューション 関節HAS-2

【原材料】
七面鳥肉、七面鳥肉粉、乾燥えんどう豆、乾燥ひよこ豆、えんどう豆粉、鶏脂、ナチュラルフレーバー、乾燥亜麻仁、乾燥トマト粗、乾燥ビートファイバー、ベジタブルミックス(にんじん、セロリ、ビート、パセリ、レタス、クレソン、ほうれん草)、塩、乾燥じゃがいも、サーモンオイル、クランベリー、ブルーベリー、乾燥ケルプ、乾燥チコリ根、酵母培養液、アカシア食物繊維、グルコサミン、鶏足抽出物(HAS-Ⅱ)、リン酸-水素カルシウム、塩化カリウム、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、コバルト、タンパク化亜鉛、タンパク化鉄、タンパク化銅、タンパク化マンガン、セレン)、塩化コリン、ビタミン類(E、ナイアシン、B1、パントテン酸、A、B6、B2、D3、ビオチン、B12、葉酸)、アスコルビン酸、ユッカフォーム抽出物、乾燥エンテロコッカスフェシウム、乾燥ラクトバチルスアシドフィルス、乾燥アスペルギルスニガー、乾燥トリコデルマ・ロンギブラキアタム、乾燥バチルスサブチルス、酸化防止剤(ミックストコフェロール、クエン酸)

【保証成分】
タンパク質:25.0%以上、脂質:14.0%以上、粗繊維:5.5%以下、粗灰分:9.0%以下、水分:10.0%以下
代謝エネルギー350kcal/100g

タンパク質源について

まずはタンパク質源ついて。

第一印象としてここ最近の主流の設計であるという事。まず生肉を第一原料に。生肉だけじゃタンパク質は確保しにくいので乾燥原料として七面鳥肉粉を使用。

ウィッシュは形状からエクストルーダーって機械で製造されている事は間違い無いですが、エクストルーダーで粒を成型する場合はバインダー的な役割で炭水化物源が必須となります。

ここで小麦など穀物を使う事が多いのですが、最近はグレインフリーの人気が高いので豆類を使う。

豆はタンパク質含有量も多いので、炭水化物源としてもですが、タンパク質源としても利用できる。

これが最近主流な設計。

安価なフードの場合は植物性の乾燥原料、特にタンパク質を分離した脱脂大豆やエンドウ豆タンパクが使われる事多いのですが、『乾燥えんどう豆』を使用しているものの保証成分値のタンパク質に対して動物性原料の割合はそれなりに高いと感じますね。

ただ動物性原料の使用割合などの記載はないのであくまでも推測となり、もう少し情報開示してくれていたら良いのにな、とも。

良い点として公式ページに『七面鳥粉・サーモン粉』など乾燥原料についての記載があるという点

Q:七面鳥粉・サーモン粉とは、どういった原材料ですか?

A:ドッグフード・キャットフード製造の前段階で、乾燥し粉状にした原料です。

生肉原料と同じものを乾燥し粉状にしています。

粉状にすることにより、生産時に均等に混ざりやすく、水分値が低いため、ドッグフード・キャットフードの最終的な栄養価の決定に役立ちます。

また、弊社の粉原料に副産物は含まれておりませんので、ご安心ください。(生肉・生魚肉の60~70%は水分です)

https://hr-purpose.com/pages/19/

七面鳥粉って要するに『ターキーミール』なんですよ。イメージの問題で乾燥〇〇とか脱水〇〇、〇〇粉、と表現する事もありますが、結局はミールです。

ミールって悪いイメージ抱いている方多いですが、特に高タンパクなフードを作ろうとするとミールって必須です。生肉は7割くらいは水分ですからね。

ただ一方でミールは品質の見極めが難しい。このように公式サイトで説明があるのは好感持てます。

ウィッシュのタンパク質源についてまとめると、配合内容の情報量が少ないので推測となるが、そう悪くない。十分にプレミアムドッグフードと言って良い内容。

脂質源について

犬が体内で合成できないので食べ物から摂取する必要があるのがオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸。

オメガ6脂肪酸(リノール酸)の主な供給源が『鶏脂』、オメガ3の主な供給源が『乾燥亜麻仁』、『サーモンオイル』です。

オメガ6脂肪酸が不足するって事はまずないので、ドッグフードをみる場合、注目するのがオメガ3なのですが・・・

乾燥亜麻仁は亜麻仁オイルではなく、乾燥した亜麻仁ですのでタンパク質もそれなりに含まれます。タンパク質供給源としても使われていますが、脂質源として見た場合、亜麻仁由来のαリノレン酸。

ただしこれは犬にとって利用しにくいオメガ3脂肪酸ですので、犬が利用しやすいEPA・DHAを多く含む『サーモンオイル』を使用しているって事。

脂肪酸について

脂肪酸について詳しく解説すると長くなっちゃうので詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい

犬に重要な『オメガ3脂肪酸』|亜麻仁ではなく魚系を推奨する理由

脂質源について使用している原料は全く問題ありませんが、ここもできればオメガ6とオメガ3の比率など公開して欲しかったな、と。

バランスが重要ですからね!

その他原料およびウィッシュの総評

で、この『関節HAS-2』は名前の通りHAS-2がアピールポイントですので、ここちょっと触れておきましょう。

【HAS-2】ってのは鶏が体の大きさの割に小さい足で体を支えている。それってヒアルロン酸の生成に関係するHAS-2が関節の強化に影響しているんじゃ?みたいな所からきており、人間のサプリでも使われています。

犬について効果があるのかは何ともですが、調べてみるとウサギに経口投与した場合、軟骨損傷部位の修復に効果があったとの事例はあります。

この手の機能性原料って効果があるかないのか、人によっては訳のわからないものは配合しないでシンプルな方が良い、と賛否はありますが個人的には好きですね。

犬に良い効果があったら良いな、って視点は大事だと思うんですよ。

まあ・・・いや、それは薬機法無視していない?みたいな誇大広告に使われたりもする分野ですので、難しいところですけどね。

全体的に見てそう気になる点もないですし、良いフードだとは思います。

ウィッシュ・ドッグフードの粒を画像と動画で紹介!

↑こちらがウィッシュ(関節HAS-2)実物の画像となります。

10mmくらいの小粒と言われるサイズですね。

画像だけでは分かりにくいかもなので動画でも紹介しておきます。

ウィッシュの価格について|小分け包装考慮すれば悪くない単価!

価格について。

公式サイトに記載されている価格がこちらになります。

価格は税込720g(120g×6)1.8kg(300g×6)5.4kg(450g×12)18.1kg
ワイルドベニソン2,310円5,060円14,300円28,600円
ワイルドボア2,310円5,060円14,300円28,600円
ターキー2,035円4,400円11,550円22,000円
サーモン2,035円4,400円11,550円22,000円
HAS-Ⅱ(ソリューション)2,255円5,280円14,080円-
ヴィーガン(ソリューション)2,255円5,280円14,080円-
キス(ソリューション)2,255円5,280円14,080円-
2025年1月時点価格 

上記が成犬用の価格ですが、一般の飼い主さんなら多くても5.4kg(450g×12)だと思いますのでkg単価で見ると2,139円/kg〜2,648円/kg。

この価格ですが悪くはないと感じます。鹿、イノシシなどジビエ系は原価高くなりがちですし、内容考慮すると適正価格帯かな、と。小分け包装ってコストも上がりますしね。

実は今回のフード、近所のペットショップで買ってきました。

つまり小売りでも売っているって事なんですが、小売りで売っててこの価格は頑張っている

当ブログで『ニュートラム』ってフードをオススメする事多いですが、あれはOEMではなく自社工場製、それに加えて基本小売りはせずネットで販売しているからあの価格に出来る、ってのがありますからね。

ちなみに、国産の方のウィッシュジャパン。近い容量だと5kg(500g×10)で5,280円/kgです。

海外製取り扱いつつ国産のOEM売るパターン他にもあって、アボダーム、ピナクル売りながらスマイリー売っているBiペットランド。ミシュワンなんかもそう。

パーパス株式会社としてはどっちを売りたいか、ってなるとウィッシュジャパンな気がしますが、海外製のウィッシュも頑張って欲しい、良いフードなので。

ウィッシュの総評|国産はコメントしにくいが海外製は十分検討する価値あるフード

さて今回はウィッシュというドッグフードを紹介してみた訳ですが、海外製のウィッシュに関してはOEMにありがちな情報量の少なさ、これはあるものの内容・価格的にメリットを感じるフード

かなりの数のドッグフードを調べてきましたが、ドッグフードの価格ってほんと難しい。

ウィッシュってネット上での広告はほとんどしていない。小売りであったり、イベント系で認知度を上げているイメージがありますが・・・

国産のウィッシュは数多くある国産OEMの影響受けている印象はありますね。

ただこれ事情も分かるんですよ。

OEMって最低ロットがあって、これは工場によって2tだったり4tだったり、使用する原料によっても違ってくるのですが、それを売り捌く必要がある。

多少はロスになっても高利益にして売る、もしくは広告費ガッツリ使って薄利多売に寄せる、このどちらかじゃないと成り立たない。

消費者的にはどっちになろうが高い。

でも広告費使わず利益あまり乗せない形にすると根本的に売れない。やっぱりある程度広告しないと認知度広まらない、って現状ありますからね。

海外製はマース、ネスレ、など世界的にシェアの高いメーカーのフードが相場を決めている感があるので、そこまで変な価格にならない。一方で国産はすごく難しい。

こういう現状を何とか出来ないかな?とブログ書いていたり、その他色々活動しているのですが・・・

先は長いですね!

では今回はこの辺で。フード選びに迷ったらこちらに当サイトで評価が高いものをまとめていますので、良かったら参考にしてみて下さい。

ドッグフードおすすめランキング表|6項目で公平な評価をしています

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

アレルギーを除き全てのワンコにオススメ。特に肉系のオヤツ を与えている方はぜひ魚系も取り入れてやって下さい!

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