ドッグフード評価記事

ペトコトフーズを評価|当サイトがこのフレッシュフードの記事を書く理由

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※当サイトではアフィリエイト広告を利用している場合があります。

 

ドッグフードにおける広告についてこちらの記事で説明しておりますので、良かったら読んでみて下さい。

ドッグフード評価サイトにも『ステマ規制』!当サイトの広告について改めて説明しておきます!

 

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当サイトではドライフードの記事ばかり書いていますが、これには理由があって・・・

  • 私がドライフードについて一番得意だから
  • ドライフードは非常に分かりにくい(製造方法や原材料)
  • 色々なフードがあるが、やっぱり主流はドライフードになると思う

主にこの3点です。

ドライフード以外はちらっと記事内で紹介する事はあっても商品単独の記事を書く事は無かったし、書くつもりもあまり無かったのですが、今回は国産フレッシュフードのペトコトフーズについて。

なぜペトコトフーズなのか?他にもフレッシュフードってあるけどこれなのか??

理由は単純で、ペトコトフーズって飼い主にとって非常に良い商品の伝え方をしている。ここはもっと国産のメーカー、販売者が意識した方が良い、そう感じるからです。

では解説していきます。

ペトコトフーズ公式サイト

ペトコトフーズなどフレッシュフードってそもそも何?ウェットフードとの違いは??

『フレッシュフード』というジャンルが日本に出てきたのは最近の事。そもそもフレッシュフードとは何なのか?ウェットフードとはどう違うのか?

ペトコトフーズについて紹介する前にこれを簡単に説明しておきます。

ただフレッシュフードとはどういうものか?明確に定義されている訳ではないですけどね。

まずフードの分類は水分割合によって上記のように定義されています。これは一般社団法人ペットフード協会にも書かれています。

一般社団法人ペットフード協会

この分類だとフレッシュフードは水分70〜80%くらいはあるのでウェットフードに分類されますが、フレッシュフードはウェットフードと差別化するために作られた名称、みたいな感じですね!

ペトコトフーズと同じくフレッシュフードを販売しているBuddy Foodによるとフレッシュフードは、2014年ごろにアメリカで誕生したらしく、現在はアメリカにおけるドッグフードの20%以上を占めるというデータもあるそうです。
Buddy Food

ウェットフードって実は結構添加物が多い。それは当然で水分量が多いので腐りやすい。あと形状を保つためとろみをつける『増粘剤』なんかは大体使われています。(もちろんそういったもの使ってないものもありますけどね。一般的にという意味で)

増粘剤なんかは天然由来のものが多いので危険性は低いと言えますが、余計なものは入って欲しくない、って考えの方も多い。

フレッシュフードはそういったものを添加せず、出来るだけ添加物を使用せず加工を最小限に抑えたフード

要するにほぼ手作りのフード。手作りは必要な栄養素が足りているか不安、ってのがある。だからビタミン・ミネラルは添加しているけどそれ以外は手作りと一緒ですよ!

みたいなイメージですね!

ペトコトフーズは国産フードの中でおそらく一番飼い主に親切な情報開示している

数々のフードを調べてきましたが、1つ確信している事があってですね・・・

情報開示量が多ければ多いほど信頼できるフード

これです!

なぜペトコトフーズ単体を紹介する記事を書こうと思ったか?ここなんですよね。

原材料の使用割合が詳細に記載されている点

まずここですね!原材料が割合表示されている。それも動物性原料だけじゃなく、野菜など副原料までも。これは非常に良い。

海外製含めてもここまでしっかり記載されている事ってまずないです。国産だとせいぜいトータルの動物性原料が何%使用しているか程度ですね。

どう考えても原材料割合まで記載していた方が飼い主にとって安心感得られるのになぜ記載しないか?

これには大きく2つの理由があります。

  • 割合表示すると誤魔化せない
  • そもそも販売者が詳細な原料使用割合を知らない

まず『割合表示すると誤魔化せない』これなんですが、私自身、実務で配合設計していたのでよく分かりますが人間ウケの良い原材料表示をする事って簡単なんですよ。例えば肉類(〇〇、〇〇、〇〇)と表示しておけば第一原料にしやすくなりますよね。

他には穀物なんかを無駄に種類多く使用して重量比を分散させる。すると少ない動物性原料でも第一原料にしやすくなる。とかね。

フレッシュフードの場合、ほとんどの原料は加工されていない状態ですが、ドライフードの場合は加工された状態の原料を使用する事があります。例えば大豆由来のタンパク質を濃縮した『濃縮大豆タンパク』、こういう原料を使用すれば肉や魚が少なくても保証成分上のタンパク質はいくらでも操作できます。

しかし割合(%)表示してしまうと誤魔化せない。

次に『そもそも販売者が詳細な原料割合を知らない』です。

国産のプレミアムドッグフード界はOEMが非常に多いので、そもそも原料の詳細な使用割合を販売者自体が知らない(製造委託先から教えてもらえない)ケースが多いです。

OEMって言葉を知らない方はこちらの記事を読んでみて下さい。簡単に言えばどっかの工場に製造を委託。それを仕入れて自社ブランドとして販売するってやり方です。
オススメ国産プレミアムドッグフードの自社工場製品!つまりOEMではないフード

これね、OEM自体が悪って訳じゃなくて、何ならペトコトフーズも公式サイトにこのような記載があります。

ペトコトフーズは、人間が食べる食品と同じ工場で、人間が食べる食品と同じ衛生基準でごはんを作ることで、安心安全なごはんをお届けしています。

ペトコトフーズは、創業70年の、都内の有名料亭や、大手コンビニエンスストアなどでも食べられているごはんを作る北陸にある食品工場で、毎日まごころ込めて作っています。

食品工場の社長の愛犬がペトコトフーズを食べて元気になったことで意気投合しました。

つまり北陸の食品工場に製造を委託、それを仕入れて売っているのでOEMですね。

ドライフードの方のOEMは中身一緒で商品名だけが違うものが乱立、価格もバラバラ。これが問題なんですよ。

小麦とサツマイモを同じ使用割合にするとしますよ?じゃあどっちを先に記載しようが問題ないですよね?あとは『脱脂粉乳』と『スキムミルク』、これ同じものですが表記する名称を変えて別物っぽくしたり。

残念ながらドライフードの方のOEMはこんな感じなので、使用割合を表示すると中身一緒って分かってしまう。だから製造元は開示していない。つまり仕入れている販売者はそもそも知らない。

OEMって技術力のある工場に製造を委託できる。原料の仕入れを集約できるので結果的に原価が抑えられる。などメリットは色々とあります。

創業70年って結構な歴史あるし商品工場は衛生管理も厳しいですからね。こういうOEMは別に問題ない。

乾物重量時の保証成分値を公式ページに記載している

次に好感持てるな、って感じるのが公式サイトに『乾物重量の保証成分が記載』されている事。

乾物重量ってのは水分がない状態での成分値です。

上記画像はペトコトフーズのビーフメニューなんですが、保証成分のタンパク質9.2%って一見少なく見えますよね?たまに勘違いしている方多いですが、フレッシュフードやウェットフードって水分が非常に多いので当然ですがその他の成分値は低くなります。成分表示は割合ですからね。

正確に栄養成分を見る場合は乾物重量、つまり水分がない状態での数値を見る事が重要。ちなみにAAFCOの基準値も乾物重量時での数値です。

この乾物重量時の保証成分を記載しているってのは非常に親切。

ドライフードは水分量が10%程度なので乾物重量時の成分値とそこまで差はないのですが、水分量多いものだと差が大きい。実際にこのビーフメニューだとタンパク質なら9.2%→26%とかなり違いますよね?

低タンパクなフードを探していて、それでウェットフード与えている・・・って人がたまにいるのですが、それで推奨給餌量与えていると実はすごく高タンパク・・・って事があります。

ドッグフードで多くの飼い主さんを混乱させる要素が『水分』です。今回は保証成分での話ですが、原料の水分値なんかも『鶏生肉』と『乾燥チキン』この水分値の違いがどう保証成分に影響するか?とかね。

乾物重量での成分値は計算によって算出する事ができます。

公式:(表示上の数値)÷ (100−表示上の水分値)× 100=乾物重量

先ほどもいった通り、ドライフードは水分量が少ないのであまり気にする必要ないのですが、セミモイスト、ウェットフード、フレッシュフードの場合は乾物重量で成分値を確認する事をオススメします。

他にも基本的に記載されない炭水化物の数値、あとオメガ6、オメガ3の数値なんかもある。ここも素晴らしいですね!

そんな訳でペトコトフーズの公式サイトは非常に飼い主にとって親切な作りになっている。国産のフード、このレベルが当たり前になると良いのですが・・・と思いますね!

加工工程もしっかり説明されているし、ぜひ公式サイトをチェックしてみて下さい。情報量が充実していると感じられると思いますので!

ペトコトフーズ公式サイト

ペトコトフーズの使用原料・保証成分値について

ペトコトフーズには成犬用総合栄養食の冷凍タイプで『ビーフ』、『ポーク』、『チキン』、『フィッシュ』、『低脂肪チキン』の5種類。常温タイプの総合栄養食も同じく5種類、そんなラインナップです。

今回は『ポーク』の冷凍タイプで見ていきます!

国産豚肉(30%)、国産白米(24%)、国産卵(18%)、国産にんじん(9%)、国産キャベツ(9%)、国産おから(大豆)(2.3%)、フィッシュオイル(1%)、すりごま(1%)、亜麻仁オイル(1%)、寒天(0.2%)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄 、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、B1、B2、B12、D、E、コリン)、ガラクトオリゴ糖液糖、ブロッコリースプラウト粉末、でんぷん分解物、乳酸菌(殺菌)、ビフィズス菌(殺菌)

保証成分(水含んだ状態)
タンパク質:9.0%以上、脂質:5.6%以上、粗繊維:1%以下、灰分:4.5%以下、水分70%以下、炭水化物:9%以上
カルシウム:0.7%、リン0.6%
ナトリウム:0.3%、カリウム1.1%、マグネシウム:0.1%
オメガ6脂肪酸:0.77%、オメガ3脂肪酸:0.3%

保証成分(乾物時)
保証成分(水含んだ状態)
タンパク質:30%以上、脂質:19%以上、粗繊維:3.3%以下、灰分:15%以下、水分0、炭水化物:30%
カルシウム:2.1%、リン1.7%
ナトリウム:0.7%、カリウム3.3%、マグネシウム:0.3%
オメガ6脂肪酸:2.6%、オメガ3脂肪酸:1.0%

122kcal /100g

タンパク質源について

今回はフレッシュフードなのでいつもと少し違う感じで解説していきます。

まず第一原料は『国産豚肉(30%)』ですね。これは当然ですが生肉。豚生肉は約70%が水分です。あと動物性原料としては国産卵(18%)がありますが、これも水分量は全卵で約76%。

生の状態のものって水分量多いので、当然ですが保証成分値も70%くらいになりますよね。

で、注目して欲しいのがつまりこれって『国産豚肉(30%)』+『国産卵(18%)』=48%が動物性原料。フィッシュオイル(1%)も含めるなら49%が動物性原料って事になりますよね?

その保証成分(水分含む)が【タンパク質:9.0%】、少なく感じませんか?

ドライフードの場合はここから乾燥させる。水分が減ることによってタンパク質の割合が上がっていく。なのですが・・・

乾物時の保証成分は【タンパク質:30%】です。水分0ですら30%、いかに生の原料からタンパク質を確保するのが難しいか?イメージできるのではないでしょうか?

だから高タンパクなドライフードって原料で既に乾燥させてタンパク質を濃縮したもの、つまり〇〇ミールが必須になるって事ですね!

ミールってイメージが悪いので乾燥〇〇、ドライ〇〇などの表現を使う場合もあります。

豚肉は部位によって多少違いますが14g /100gがタンパク質含有量。つまり30gだと14×0.3=4.2g。卵は12g /100gがタンパク質量なので12×0.3=3.6g。

4.2+3.6=7.8が動物性タンパク。保証成分値が9%ですので、7.8÷9×100=87

保証成分のうち約87%が動物性原料由来のタンパク質。悪くないと感じます!

脂質源について

脂質源について。

犬にとって必須脂肪酸、つまり体内で合成できないので食べ物から摂取する必要があるものがオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸となります。

オメガ6脂肪酸が不足する事ってまずないのですが、オメガ3は意識して設計しないと不足する。

またオメガ3にも色々と種類があって、犬が利用しやすいオメガ3はDHA・EPAなど魚由来のオイルに多く含まれるもの。よく使われる亜麻仁由来のものはαリノレン酸となりこれは犬は利用するの苦手。

しかし魚系オイルは酸化しやすく、また工場設備の問題もあって国産ドライフードではあまり使われない。脂肪酸バランスが悪いってのが国産ドライフードの弱点だな、、、と思っているのですが・・・

フレッシュフードは混ぜれば良いだけですからね。

混ぜて急速冷凍しているので酸化とか気にする必要もないし。

そんな訳で亜麻仁オイル(1%)に加えてフィッシュオイル(1%)も使用。オメガ6は原材料由来のものから。オメガ3比率も高めだし良い内容と判断して良いかと感じます。

その他原料およびペトコトフーズの総評

ペトコトフーズに限らずフレッシュフード全般に言える事なんですが、海外製のプレミアムなウェットフードと比較した場合、炭水化物はそれなりに多いです。

海外製の値段お高い缶詰はほぼ肉、みたいなフードは多いですからね。

ただ炭水化物自体が悪とも言えませんし、ほぼ肉、みたいなフードは乾物重量で見ると超高タンパク・超高脂質になるって事。ドライフードでもそうですが、多少は炭水化物入っている方が合うってケースも多い

海外製のフレッシュフードもいくつか調べてみましたが、フレッシュフードは大体こんな感じですね。

家で手作りしたような内容。ただ不安要素であるビタミン・ミネラルに関しては強化している。

正直言いますとドライフードに関しては日本ってかなり遅れていると感じます。機械設備もそうだし技術的な面も。フレッシュフードは良くも悪くも加工度が低い。

フレッシュフードが気になるって方は国産で全く問題ないと思いますよ。

あとその他原料について、非常に良いと感じるのが『ブロッコリースプラウト粉末』を採用している点。

スプラウトとは植物の種子が発芽して出てきた新芽の事ですが、植物って発芽すると種子の状態には無いビタミンが生成されたり、ミネラルも豊富。非常に栄養価が高い。配合量はそう多く無いでしょうが、原価も高いもの。

これをわざわざ採用しているって事は『できるだけ自然由来の栄養素を』って想いが感じられる。

そして既に説明した通り、ペトコトフーズって非常に親切な公式ページ。十分にオススメできる内容です!

ペトコトフーズの実物を画像と動画で紹介!

ではペトコトフーズを購入してみましたので実物を画像と動画で紹介しておきます。↑こちらが解凍した状態のもの。

で、うちのワンコに実食してもらいました!たいぶテンション上がっていましたね・・・笑

ウェットフードもそうですが、食事と同時に水分を摂取できるってのがフレッシュフードのメリットではある。

ドライフードのトッピングにも良いかと思います。

ペトコトフーズの価格について

では価格について

冷凍タイプの価格はこちらになります。

通常価格(税込)定期購入
100g×8パック6,100円4,880円
100g×12パック8,600円6,880円
100g×24パック16,225円12,980円
100g×48パック32,250円25,800円
2025年2月12日時点価格

5種類の価格は全て同じ。定期購入にすると20%オフですね!

この価格がどうなのか?これは正直何とも言えない。ドライフードだったらコスパが良いかどうかは大体分かりますけどね。

フレッシュフード自体がそう多くないですし、ドライフードと比べるのも違うと思うので、この内容に価値を感じるかどうか、ですね!

ちなみに公式サイトに食事量計算してくれるサービスがあり、トッピング用に使う場合でも併用するフードのカロリーも考慮して給餌量算出してくれるので、これ非常に便利。興味のある方はこれを参考に愛犬の一食あたりの値段を見てみると良いですね。

ペトコトフーズ公式サイト

ペトコトフーズの総評|フレッシュフードだとこれオススメ!

ペトコトフーズの魅力ってやはり情報公開量です。ここまで詳細な情報を公開しているフードってまずない。

この点もっと評価されても良い、と感じますね!

ペトコトフーズ以外にも有名どころのフレッシュフード、例えば『ココグルメ』とか『Buddy Food』などありますが、どれも悪くはないです。

ただ情報公開量の差で少しペトコトフーズの評価は高くしたい、そんな感じですね。

お試しもあるので気になる方は試してみて下さい。私も今回お試しを購入しました。ちなみにビーフ、ポーク、チキン、フィッシュの4パックで税込499円。(100g /1パック)

ペトコトフーズ公式

また他のフレッシュフードもこの記事を参考にして頂ければ内容理解しやすいと思いますので!活用して頂けると嬉しいです。※他のフレッシュフードは書く予定ないです。やっぱり当サイトはドライフード中心でやっていきたいので。

では今回はここまで。

少しお知らせ。試験的にYouTubeやってみようかと考えております。ブログの内容を動画でやる、みたいな。動画の方が伝わりやすい事もありますからね。その際はよろしくお願いいたします。公開したら公式LINEとSNSで報告させて頂きます!

当サイトでは主にドライフードに関する記事を書いていますが、こちら1記事だけオヤツに関しての記事書きました。

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