今回紹介するドッグフードはファルミナの販売する『N&D(ナチュラルアンドデリシャス)』、原産国はイタリアですね。
こちら読者様より記事書いて欲しいとのリクエストがありました!ペットショップでも取り扱いが増えているフードですので気になっている方も多いかもです!
で、結論から言いますと非常に良い。何が良いってドライフードで抑えておくべきポイントをしっか抑えている。
商品ラインナップも豊富で、保証成分値が様々なものがあるのも良い。例えば海外製プレミアムドッグフードなら『オリジン・アカナ』が高品質なフードとして確固たる地位を得ていますが、高タンパク・高脂質の設計です。もちろんそれが合わない場合だってある。
N&Dに関しては何かしら合うフードがある可能性が高い。そんな印象がありますね!
では解説していきます。
N&Dドッグフードの良い点|ドライフードで重要なポイントが分かりやすい!
N&Dのパッケージには上記画像のようにフードの特徴を説明するマークが色々と付いているのですが、特に重要な2つのマークに赤丸しました。
ここをしっかり理解するとN&D良さそうじゃないか!と感じられるはずです。
ではその2つのマークについて解説していきます。
動物由来のタンパク質が何%なのか『数値』をしっかり明記している点
画像には『動物性由来のタンパク質92%』と記載されていますが、ここが非常に素晴らしい点。商品ラインナップによってこの数値は違うのですが、一番割合多いもので98%のものもあります。
タンパク質のほとんどが動物性由来、ただそれだけの話なのですが、ここ意外と理解できていない方多い。なので詳しく解説しておきます。
N&D キヌア ダイジェスチョン | 原産国:イタリア |
【原材料】 ラム肉、エンドウ豆デンプン、乾燥ラム肉、鶏脂、乾燥全卵、キヌア、乾燥ニシン、フェネル、ニシン油、乾燥ミント、乾燥アーティチョーク、イヌリン、フラクトオリゴ糖、酵母抽出物、オオバコ、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、アロエベラゲル濃縮物、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、ベータカロテン)、ミネラル類(ナトリウム、カリウム、クロライド、カルシウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン)、酸化防止剤(植物油抽出トコフェロール) 【保証成分値】 たんぱく質25.00%以上、脂質12.00%以上、粗繊維1.90%以下、灰分7.50%以下、水分9.00%以下 DHA0.20%以上、EPA0.15%以上、カルシウム0.90%以上、リン0.60%以上、カリウム0.60%以上、ナトリウム0.40%以上、マグネシウム0.09%以上、オメガ6脂肪酸1.90%以上、オメガ3脂肪酸0.40%以上、グルコサミン1200mg/kg以上、コンドロイチン硫酸900mg/kg以上 代謝エネルギー:EM Kcal/Kg 3579 - Mj/Kg 14,97 |
『N&D キヌア ダイジェスチョン』の使用原料・保証成分がこちら。つまり保証成分上のタンパク質25%、そのうち92%が動物性由来ですよ!ただそれだけの話なのですが、ここをしっかり数値として記載しているのが素晴らしいポイント。
分かりやすいよう『HEKA 』というオランダ産のフードと比較してみましょう。
HEKA グレインフリードッグフード ラム | 原産国:オランダ |
【原材料】 フレッシュラム (20%)、乾燥ポテトフレーク、乾燥ラム (14%)、乾燥えんどう豆、乾燥さつまいも、鶏油(5%)、加水分解チキンタンパク質、乾燥ビートパルプ、サーモンオイル(1%)、乾燥ビール酵母、乾燥チコリー (フラクトオリゴ糖源として)、乾燥ハーブ類(イラクサ、ブラックベリーの葉、ヤロウ、フェンネル、キャラウェイ、カモミールの花、 ヤドリギ、リンドウの根、セントーリー )、乾燥ユッカ(0.02%)、タウリン、L-カルニチン、ビタミン類(A、D3、E)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マグネシウム、ヨウ素、セレン)、酸化防止剤(ナチュラルトコフェロール) 【保証成分値】 たんぱく質24.0%以上、脂質12.0%以上、粗繊維3.7%以下、灰分8.0%以下、水分10.0%以下 カルシウム1.4%以上、リン0.8%以上 代謝エネルギー 363.6kcal/100g |
細かくは違いますが、保証成分値はほぼ同じですよね。
N&D キヌア ダイジェスチョンの場合、保証成分25%うち【ラム肉、乾燥ラム肉、乾燥全卵、乾燥ニシン】、これら動物性原料から92%供給され、残りの8%がキヌアなどその他原料から供給されている、って事ですが・・・
じゃあHEKAはどうなのか?となると保証成分24%のうち【フレッシュラム (20%)、乾燥ポテトフレーク、乾燥ラム (14%)、乾燥えんどう豆、乾燥さつまいも、加水分解チキンタンパク質】ほぼこれらから24%タンパク質供給されている。
で、生のラム肉はほぼ水分。配合割合20%程度ではほとんどタンパク質は含まれない。動物性原料としては乾燥ラム14%からのものがほとんど。ちょっと計算してみましょう。
あくまでも推測値ですがこのように計算される。ざっくり半分くらいしか動物性由来のタンパク質ではなく、じゃあ残りの半分は?ってなるとポテト、エンドウ豆、サツマイモなど植物性由来のタンパク質って事です。
同じような保証成分値でもその数値が何由来なのか?ここを見るのが重要です。そりゃ犬にとって動物性のタンパク質と植物性のタンパク質を比べれば動物性の方がアミノ酸バランス、吸収性は勝りますからね。
しかし私は飼料会社で配合設計を実務でやっていた。そういう経験があるのでパッとこのくらいかな?と推測できます。ですが普通は出来ないし計算するのも面倒。
N&Dの場合、タンパク質のうち動物性由来のものが何%かしっかり記載されている。つまり保証成分値のタンパク質が良質なもの、と確信できる。だから素晴らしい、って事です。
ちなみにHEKAは売価を抑えているタイプのフードなので、こうなるのは仕方ないです。価格も重要な要素ですので悪いフードとは言いませんし、動物性原料の割合(%)表示しているのも好感持てる。国産の無駄に高いプレミアムドッグフードはもっと動物性タンパク質の比率低いものいくらでもあります。
低温時栄養添加、これは非常に重要|正しくメリットを知ろう!
低温時栄養添加・・・これは当サイトでは何度か言っていますが『オイルコーティングは全てが悪とは言えない』ってやつです。
公式サイトに説明があるので引用しておくと・・・
「低温真空コーティング」製法
「低温真空コーティング」製法は、真空を利用し、ビタミンやミネラルを含むオイルを、キブルの中まで浸透させコーティングする製法です。冷却された状態のキブルに対して行うため、熱による栄養素の破壊を極力減らします。
https://www.farmina.com/jp/farmina/1403-%E9%AB%98%E3%81%84%E5%93%81%E8%B3%AA%E3%82%92%E6%94%AF%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%A8%E7%AE%A1%E7%90%86.html
これおそらく何言っているか分からないと思いますので分かりやすく説明します。
ドッグフード(ドライフード)ってほとんどがエクストルーダーという機械で製造されるのですが、N&Dもエクストルーダー製です。
エクストルーダーとはこの図のようなものですが、スクリューで押し出される時に『高圧』になる。それが押し出されて1気圧になると粒の中に含まれる水分が飛び出します。
その際に無数の小さな『穴』を形成する。これがエクストルーダーの最大の特徴。
そしてよく『オイルコーティングは悪』とネット情報あるじゃないですか?そんな事言っているのは日本だけの話で、じゃあオイルコーテーティングしないって事はオイルを最初から混ぜて高温・高圧で処理される、って事。
つまり熱に弱い必須脂肪酸EPA・DHAは劣化する。ビタミン類も熱に弱いものは劣化しますね。
だから粒にした後で添加するんですよ!だったら高温・高圧じゃないので劣化しないでしょ?
そこで重要になってくるのがさっきの『穴』で、真空状態にする事によってその穴に『オイル』を浸透させる事ができます。またビタミンなどもオイルと混ぜる事ができるので、劣化していない脂肪酸・ビタミンが1粒1粒に均等に入れられる。
こういう技術です。
確かに表面にぶっかけるだけのスプレーオイル式のやり方もありますが、この『真空状態にしてオイルを浸透させる』ものとは別のもの。オイルコーティングが全て悪って事ではないです。
日本のプレミアムドッグフード作っている工場はこの真空にする機械、真空コーターを持っていないんですよ。だからやろうと思っても同じ事できません。
海外製のプレミアムドッグフードってよく使われるのがサーモンオイル、N&Dだったらニシンオイルなど魚系オイルが使われていますが、国産プレミアムドッグフードって魚系オイル使っていない事がほとんどじゃないですか?扱いが難しくて使えないんですよ。設備もないし。だから脂肪酸バランスが微妙。これが国産の弱点。
この真空状態でオイルを浸透させる方式はN&Dだけの技術、って訳ではなく海外製の高品質なプレミアムドッグフードでは普通に行われている事ですが、説明はちょっと下手くそとは言えしっかり公式サイトとパッケージに記載しているってのが良いですね。
この技術は飼料業界だと主に魚の飼料で使われています。脂の多い魚、例えばブリとかだとこれによって魚油を大量に注入できるのでハイカロリーな飼料が作れる。だから短期間で成長する、って事。
つまりN&Dは使用原料が良いし商品ラインナップも豊富。公開している情報量も多く、製造技術も高い。だから高評価できるフードって事です。
重要な2つのマークについては解説しましたが、その他にもGMOフリー(遺伝子組み換え作物フリー)、天然由来の酸化防止剤、酸化防止剤のため窒素充填、など内容はもちろん安全性についても信用して良いフードだと感じます。
N&Dドライフードを商品別に特徴を解説|豊富なラインナップから愛犬に合うものを見つけて下さい!
N&Dの魅力はその商品ラインナップが豊富、これもあると感じます。タンパク質源を動物性原料主体、このコンセプトはどれも共通していますが、そのタンパク質源が何の動物性原料なのか?またタンパク質の保証成分値(高タンパクなのか中タンパクなのか)の違い。
あとは炭水化物源の違い、など選択肢が色々とある。
ただ逆にどれを選べば良いか分からない、って方もいるかと思いますので、日本で販売されている商品もの全て各商品の特徴を解説しておきますので参考にしてみて下さい。
N&Dキヌア|悩んだらまずこれ!|低〜中タンパク・体重管理用も良し|動物性由来のタンパク質92〜94%
まずはN&Dキヌアシリーズ。人間の食べ物としてもスーパーフードとして知られる『キヌア』を配合したシリーズ。キヌアは見た目は穀物っぽいですが、分類上は雑穀。なのでグレインフリーのフードでもありますね。
キヌアは米などに比べ糖質が少なく低GIなので血糖値の上昇を抑え肥満防止。またビタミン・ミネラルが豊富。特に犬にとって要求量の多い鉄分が多く含まれる。ドライフードって安定して粒の形に成形するため炭水化物がどうしても必要になるのですが、キヌアを使う、ってのは非常に良いと感じますね!
で、N&Dキヌアシリーズの特徴としては低〜中タンパク帯でシングルプロテインの設計。(※スキンコートがシングルプロテイン。他は複数のタンパク源)
シングルプロテイン:動物性原料が一種類のみ使用。何かしらアレルギーがある場合使いやすい。
愛犬が活発な性格で運動量が多い、とかなら後で紹介する『プライム』、もしくは『パンプキン』をおすすめしますが、そういう事情がないのであればまずは『N&Dキヌアシリーズ』を試してみると良いと感じます。また特にアレルギーがなければローテションするのも良いですね!
ただしオススメはするが価格は抜きにして、の場合です。価格は後で表にして紹介しますが、内容は良いもののちょっと高い
ではN&Dキヌアシリーズの各商品の特徴を解説していきます。
N&Dキヌア|ダイジェスチョン(お腹の健康サポート)ラム(フェネル入り)|94%動物性タンパク質
N&Dキヌア ダイジェスチョン | 原産国:イタリア |
【原材料】 ラム肉、エンドウ豆デンプン、乾燥ラム肉、鶏脂、乾燥全卵、キヌア、乾燥ニシン、フェネル、ニシン油、乾燥ミント、乾燥アーティチョーク、イヌリン、フラクトオリゴ糖、酵母抽出物、オオバコ、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、アロエベラゲル濃縮物、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、ベータカロテン)、ミネラル類(ナトリウム、カリウム、クロライド、カルシウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン)、酸化防止剤(植物油抽出トコフェロール) 【保証成分】 たんぱく質25.00%以上、脂質12.00%以上、粗繊維1.90%以下、灰分7.50%以下、水分9.00%以下 DHA0.20%以上、EPA0.15%以上、カルシウム0.90%以上、リン0.60%以上、カリウム0.60%以上、ナトリウム0.40%以上、マグネシウム0.09%以上 オメガ6脂肪酸1.90%以上、オメガ3脂肪酸0.40%以上、グルコサミン1200mg/kg以上、コンドロイチン硫酸900mg/kg以上 代謝エネルギー:EM Kcal/Kg 3579 - Mj/Kg 14,97 |
N&Dキヌア・ダイジェスチョン、これオススメです!25%くらいの中タンパク帯なら自信を持ってオススメできる内容。『お腹の健康サポート』として販売されている商品ですが、腸内細菌のエサとなるプレバイオティクス類にこだわっているという印象。
タンパク質は94%が動物性由来。第一原料はラム(生肉)ですが、生肉だけだと水分量が多く実質のタンパク質が少ない。なので乾燥ラム肉、乾燥全卵、乾燥ニシンで補強。ここで単価を下げようとすると植物性の乾燥原料を使用したりするのですが、そういう事をしていない。
だから94%という高い動物性タンパク質割合を実現している。残り6%が主にキヌア由来のタンパク質、って事ですね。
また炭水化物源としてはキヌアを使っているのが特徴ではあるが、キヌアは原価も高いですし、『エンドウ豆デンプン』で補強。
エンドウ豆デンプンはエンドウ豆に含まれるデンプンを取り出したもの。目的としてはデンプン(炭水化物)を粒を成形するバインダー(ノリのイメージ)として使っています。
似たような原料名でエンドウ豆『タンパク』があるが、あれはエンドウ豆のタンパク質を濃縮したもの。N&Dはそういう原料を使っていないので動物性タンパク質の割合が高い
脂質についてもEPA・DHAが豊富なニシン油が使用されており、既に説明した通り真空コーターを使用した酸化による品質劣化を防いでいる。
非常に良い配合設計だと感じます。悩んだらまずこれで良いかと!
N&Dキヌア|スキン&コート(皮膚・被毛健康サポート)|シングルプロテイン|92%動物性タンパク質
N&Dキヌア スキン&コート ダック | 原産国:イタリア |
【原材料】 ダック、乾燥ダック、エンドウ豆デンプン、ニシン油、キヌア、亜麻仁、ココナッツ、ウコン、イヌリン、フラクトオリゴ糖、酵母抽出物、オオバコ、乾燥ビール酵母、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、アロエベラゲル濃縮物、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、ベータカロテン)、ミネラル類(ナトリウム、カリウム、クロライド、カルシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン)、酸化防止剤(植物油抽出トコフェロール) 【保証成分】 たんぱく質23.00%以上、脂質12.00%以上、粗繊維2.80%以下、灰分7.90%以上、水分9.00%以下 DHA0.20%以上、EPA0.10%以上、カルシウム1.00%以上、リン0.80%以上、オメガ6脂肪酸2.20%以上、オメガ3脂肪酸0.40%以上、グルコサミン1200mg/kg以上、コンドロイチン硫酸900mg/kg以上 代謝エネルギー:EM Kcal/Kg 3534 - Mj/Kg 14,78 |
N&Dキヌア・スキン&コートシリーズは『皮膚被毛健康サポート用』として販売されてる商品ですが、つまりはアレルギー対策ですね。
4種類の商品ラインナップがありますが『ニシン』、『ウズラ』、『ベニソン(鹿)』、『ダッグ』それぞれシングルプロテインの設計。どれもアレルゲンとなる傾向が低いものなので、愛犬が何かしらのアレルギーで悩んでいる、って場合は使いやすい内容。
ただし配合設計自体はダイジェスチョンとそう変わりませんが、保証成分のタンパク質が23%とやや低めなのでここをどう見るか、って感じですね。
N&Dキヌア|ウェイトマネジメント(体重管理)|94%動物性タンパク質
N&Dキヌア ウェイトマネジメント(体重管理) | 原産国:イタリア |
【原材料】 ラム肉、乾燥ラム、エンドウ豆デンプン、エンドウ豆繊維、キヌア、鶏脂、亜麻仁、乾燥ニシン、ブロッコリー、ニシン油、乾燥アスパラガス、天日乾燥アルファルファミール、オオバコ、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、アロエベラゲル濃縮物、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、ベータカロテン)、ミネラル類(ナトリウム、カリウム、クロライド、カルシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン)、酸化防止剤(植物油抽出トコフェロール) 【保証成分】 たんぱく質28.00%以上、脂質8.00%以上、粗繊維8.20%以下、灰分7.90%以下、水分9.00%以下 DHA0.12%以上、EPA0.10%以上、カルシウム0.90%以上、リン0.80%以上、カリウム0.65%以上、ナトリウム0.30%以上、マグネシウム0.12%以上、オメガ6脂肪酸1.20%以上、オメガ3脂肪酸0.25%以上、グルコサミン1200mg/kg以上、コンドロイチン硫酸900mg/kg以上 代謝エネルギー:EM Kcal/Kg 3145 - Mj/Kg 13,16 |
高タンパク・低脂質の体重管理用タイプ。ダイエット用のフードとしてこれはかなりオススメ!
ダイエット用って低タンパク・低脂質の設計のものをよく見かけますが・・・いやそれって高炭水化物って事ですからね!
良いダイエットってのは筋肉量を減らさず脂肪を落とす事。タンパク質は筋肉を維持するのに重要な成分ですので、このような高タンパク・低脂質の設計の方が成功しやすい。
人間のダイエット失敗する『リバウンド』と同じで、体重落ちても筋肉量まで落ちちゃうと基礎代謝が低くなり健康的な痩せ方とは言えない。これは犬も一緒。
そしてタンパク質の『品質』としては動物性タンパク質の割合が94%。脂質は抑えて繊維量をアップ。そのためカロリーが低くなっている。そんな設計。
これイチオシです。
N&Dプライム|高タンパク・高脂質|愛犬が活発なタイプならこれ|動物性由来のタンパク質98%
次に高タンパク・高脂質な『プライム』シリーズ。
愛犬が活発なタイプであればN&Dプライムシリーズから選ぶのが良いですね!成犬用だと主原料がチキン、ワイルドボア(野生のイノシシ)、ラムの3種類あります。代表してワイルドボアの使用原料・保証成分を紹介しておきます。
N&D プライム ワイルドボア(アップル入り) | 原産国:イタリア |
【原材料】 イノシシ肉、乾燥イノシシ、サツマイモ、チキン骨なし肉、乾燥チキン、鶏脂、アップル、乾燥全卵、ニシン、乾燥ニシン、ニシン油、エンドウ豆繊維、乾燥ニンジン、天日乾燥アルファルファミール、イヌリン、フラクトオリゴ糖、酵母抽出物、乾燥ザクロ、乾燥オレンジ、乾燥ホウレンソウ、オオバコ、乾燥ブルーベリー、乾燥ビール酵母、ウコン、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、アロエベラゲル濃縮物、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、ベータカロテン)、ミネラル類(ナトリウム、クロライド、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン)、 酸化防止剤(植物油抽出トコフェロール) 【保証成分】 たんぱく質34.00%以上、脂質18.00%以上、粗繊維2.60%以下、灰分7.90%以下、水分9.00%以下 DHA0.50%以上、EPA0.30%以上、カルシウム1.00%以上、リン0.80%以上、オメガ6脂肪酸3.30%以上、オメガ3脂肪酸0.90%以上、グルコサミン1200mg/kg以上、コンドロイチン硫酸900mg/kg以上 代謝エネルギー:EM Kcal/Kg 3841 - Mj/Kg 16,07 |
プライムシリーズはシングルプロテインではなく複数の動物性タンパク源を使用しているタイプ。ここまでのスペックとなると炭水化物の推定値を計算すると・・・
炭水化物量は基本表示されていませんが、ざっくりの数値は100から保証成分値全て引くと計算できます。100-(34+18+2.6+7.9+9)=28.5%
推定値ですが28.5%。エクストルーダー製のドライフードだと炭水化物量はかなり低い部類です。で、さっきのN&Dキヌアは炭水化物源として『エンドウ豆デンプン』を使用していましたが、プライムはそうではなく『サツマイモ』が炭水化物源となっております。
プライムシリーズは98%が動物性由来のタンパク質と凄い数値ですが、残りの2%はサツマイモがメインですね!
ものすごく細かいポイントですが、N&Dキヌアと比べると添加しているミネラルが微妙に違う。ミネラルとかビタミンって『プレミックス』と呼ばれ、普通は原材料に足らないものを工場で配合・添加している、と想像しますが、実はそうじゃなくてプレミックスと呼ばれる配合済みのものを仕入れて使用する事がほとんどなんですよ。
するとどうなるか?
同じ工場で製造されている製品は同じプレミックスになりがち。
本来は原料が違えば不足するビタミン・ミネラルも当然違ってきます。なので理想としてはその原材料に応じたビタミン・ミネラルを配合するのが良いのですが、全部同じプレミックスを使う事が多いので何かが過剰だったり、何かが少ない、って事が起こります。
この辺りをしっかりしているのは好感持てますね!
私だったらプライムシリーズに加えて、次に紹介する魚メインのN&Dオーシャン、これも加えてローテーションしますかね!
高タンパク・高脂質なフードとしてかなりレベルが高いと思いますよ!あえて言うなら原材料の使用割合を記載して欲しいところですが、タンパク質のうち動物性タンパク質が何%か公開されているので、気にしなくて良いレベルかと!
N&Dオーシャン|高タンパク・高脂質|魚メイン|動物性由来のタンパク質96〜98%
動物性タンパク源が魚のみのN&Dオーシャン。使用原料が『ニシン』と『タラ』の2種類があります。
N&Dオーシャン タラ・パンプキン(オレンジ入り) | 原産国:イタリア |
【原材料】 タラ、乾燥タラ、エンドウ豆デンプン、ニシン油、乾燥パンプキン、オレンジ、エンドウ豆繊維、乾燥ニンジン、天日乾燥アルファルファミール、イヌリン、フラクトオリゴ糖、酵母抽出物、乾燥アップル、乾燥ザクロ、乾燥ホウレンソウ、オオバコ、乾燥ブルーベリー、乾燥ビール酵母、ウコン、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、アロエベラ濃縮物、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、ベータカロテン)、ミネラル類(ナトリウム、クロライド、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン)、酸化防止剤(植物油抽出トコフェロール) 【保証成分】 たんぱく質30.00%以上、脂質18.00%以上、粗繊維2.90%以下、灰分7.30%以下、水分9.00%以下 DHA1.00%以上、EPA0.70%以上、カルシウム0.80%以上、リン0.70%以上、オメガ6脂肪酸1.60%以上、オメガ3脂肪酸2.30%以上、グルコサミン1200mg/kg以上、コンドロイチン硫酸900mg/kg以上 代謝エネルギー:Kcal/Kg 3851 - Mj/Kg 16,11 |
スペックとしては高タンパク・高脂質で『プライム』と似たような設計ですが、エンドウ豆デンプンとパンプキンの影響で多少炭水化物量が多めになっている感じですね。
N&Dオーシャンの良いな、って感じる点がメインの原料で『タラ』がある点。ドッグフードの魚系原料だとサーモンが圧倒的に多く、海外製ならニシン、あとサバ系(マッカロー)なんかもありますが、白身魚系が少ない。
あるにはありますが、実質の割合的にうーん・・・ってフードが多い。癖のない白身魚で、またタラ由来のタンパク質がしっかり摂取できる。それが確信できる内容である。
愛犬がサーモン系のフードへの食いつきが悪かった、そんな場合は一度試してみるのも良いかも知れませんね。
で、魚メインなだけあって、保証成分上のオメガ3比率が高い。オメガ3脂肪酸について多く摂取すれば良い、って話でもないのですが、全体的な傾向としてオメガ6に寄って、オメガ3は不足している。これは間違いないです。
なので『ニシン』か『タラ』、どちらか愛犬が気に入った方で良いのでこれをローテーションに組み入れるのをオススメします!
N&Dパンプキン|高タンパク・高脂質、プライムの廉価版|動物性由来のタンパク質96%
N&Dパンプキンは『プライム』の廉価版で価格をリーズナブルにした、そんな内容ですね!ただ廉価版と言ってもN&Dの中で比べたら、って話で他のフードと比べれば十分グレードは高いフードです。
成犬用だと『チキン』、『ラム』、『ワイルドボア』がありますがここもプライムと同じですね。代表して『ラム』の使用原料・保証成分を紹介しておきます。
N&D パンプキン ラム(ブルーベリー入り) | 原産国:イタリア |
【原材料】 ラム肉、乾燥ラム、エンドウ豆デンプン、鶏脂、乾燥パンプキン、ブルーベリー、乾燥全卵、ニシン、乾燥ニシン、ニシン油、エンドウ豆繊維、乾燥ニンジン、天日乾燥アルファルファミール、イヌリン、フラクトオリゴ糖、酵母抽出物、乾燥アップル、乾燥ザクロ、乾燥オレンジ、乾燥ホウレンソウ、オオバコ、乾燥ビール酵母、ウコン、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、アロエベラゲル濃縮物、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、 アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、ベータカロテン)、ミネラル類(ナトリウム、クロライド、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン)、酸化防止剤(植物油抽出トコフェロール) 【保証成分】 たんぱく質28.00%以上、脂質18.00%以上、粗繊維2.90%以下、灰分8.60%以下、水分9.00%以下 DHA0.50%以上、EPA0.30%以上、カルシウム1.10%以上、リン0.80%以上、オメガ6脂肪酸3.30%以上、オメガ3脂肪酸0.90%以上、グルコサミン1200mg/kg以上、コンドロイチン硫酸900mg/kg以上 代謝エネルギー:EM Kcal/Kg 3806 - Mj/Kg 15,92 |
プライムのタンパク質保証成分は34%ですが、パンプキンの方は28〜30%と少し低くなっています。この部分が炭水化物に置き換わっており、その炭水化物は乾燥パンプキンから供給、同時に多少タンパク質も含まれるので動物性タンパク質の割合が2%ほど減っている。
だから価格もリーズナブルになっている。そんな内容。
N&Dってここまでかなり高評価の内容で書いていますが、お値段がまあまあ高いんですよ。後で表にして紹介しますが、プライムが2.8kg袋で税込9,190円。kg単価で3,676円/kg。パンプキンは同じ容量で6,520円(税込)、kg単価2,680円/kgです。(2024年8月時点)
この価格差を見た場合、個人的にはまずはパンプキンでも良いと感じます。内容の差に比べて価格差のメリットの方が大きい。
そんな訳で高タンパク・高脂質タイプのフードならプライムも良いが、とりあえずパンプキンで様子を見てみるのもオススメです!
N&Dホワイト&ブラウン|愛犬の被毛の変色に悩んでいる方向け|動物性由来のタンパク質96%
ちょっと特殊なN&Dホワイトとブラウン。
ホワイトは被毛の色が白い犬の変色を防ぐ。つまり真っ白な状態を維持する。ブラウンは逆に茶色系の被毛の退色を防ぐ。分かりやすく言えば茶系のトイプーとかだとシニアになると色が薄くなったりするじゃないですか?それを防ぐ、みたいなイメージですね。
で、フードでそんなの関係ある??って感じる方もいるでしょうが、犬の被毛の色はメラニン色素が影響しています。
メラニンを体内で合成するために必要なものがフェニルアラニン、チロシン、銅、なのですが、これを調整して配合している、って事。つまりホワイトはメラニンの合成を制限するためにフェニルアラニン、チロシン、銅を制限。逆にブラウンは増やしている。そんな内容。
これについては色々と論文もあるので興味のある方は調べてみて下さい。例えばこういうのですね↓
Nutritional components can influence hair coat colouration in white dogs
日本語であればロイカナのサイトが分かりやすく書いているのでこちらも紹介しておきます↓
N&D ホワイト スピルリナ入り | 原産国:イタリア |
【原材料】 シーバス、乾燥シーバス、サツマイモ、ニシン油、魚肉加水分解物、乾燥スピルリナ、フェネル、亜麻仁、エンドウ豆繊維、天日乾燥アルファルファミール、イヌリン、フラクトオリゴ糖、酵母抽出物、乾燥ホウレンソウ、オオバコ、乾燥ビール酵母、粉末セルロース、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、アロエベラゲル濃縮物、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン類(A、B₁、B₂、B₆、B₁₂、C、D₃、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、ベータカロテン)、ミネラル類(ナトリウム、カリウム、クロライド、カルシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素、マンガン、セレン)酸化防止剤(植物油抽出トコフェロール) 【保証成分】 たんぱく質23.00%以上、脂質18.00%以上、粗繊維2.90%以下、灰分7.90%以下、水分9.00%以下 DHA1.00%以上、EPA0.70%以上、カルシウム0.90%以上、リン0.80%以上、オメガ-3脂肪酸2.30%以上、オメガ-6脂肪酸1.60%以上、グルコサミン塩酸塩1000mg/kg以上、コンドロイチン硫酸700mg/kg以上 EM Kcal/Kg 3777 - Mj/Kg 15,80 |
N&D ブラウン スピルリナ入り | 原産国:イタリア |
【原材料】 ラム、乾燥ラム、サツマイモ、魚肉加水分解物、鶏脂、ニシン油、乾燥スピルリナ、ニンジン、亜麻仁、ウコン、エンドウ豆繊維、天日乾燥アルファルファミール、イヌリン、フラクトオリゴ糖、酵母抽出物、乾燥ホウレンソウ、オオバコ、乾燥ビール酵母、粉末セルロース、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、アロエベラゲル濃縮物、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン類(A、B₁、B₂、B₆、B₁₂、C、D₃、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、ベータカロテン)、ミネラル類(ナトリウム、カリウム、クロライド、カルシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン)、酸化防止剤(植物油抽出トコフェロール) 【保証成分】 たんぱく質34.00%以上、脂質18.00%以上、粗繊維3.30%以下、灰分8.60%以下、水分9.00%以下 DHA 0.50%以上、EPA0.30%以上、カルシウム1.10%以上、リン0.80%以上、オメガ-3脂肪酸0.90%以上、オメガ-6脂肪酸3.30%以上、グルコサミン塩酸塩1000mg/kg以上、コンドロイチン硫酸700mg/kg以上 代謝エネルギー:EM Kcal/Kg 3841 - Mj/Kg 16,07 |
被毛の影響要素を抜きにして単純に内容見ても悪いフードじゃないですし、試してみるのもアリかも知れませんね。この手のフードは他にないので効果の程はどうか?愛犬に与えている方はぜひコメント欄で教えて下さい!
あと『スピルリナ』ですね。これは藍藻(らんそう)類の一種なんですが、必須アミノ酸、ビタミン・ミネラルが豊富で人間の健康食品でもスーパーフードとして人気。またスピルリナは約30億年前に誕生したと言われており、最古の植物の一つとも言われています。
ただ植物なんですが動物の特徴も持ち合わせており、植物は光合成でデンプンを生成するが、スピルリナは動物が生成するグリコーゲンを光合成で生成するという変な植物。
植物って細胞壁というぶっといバリアで守られており、これを消化吸収するのって人や犬は苦手です。細胞壁の主成分であるセルロースを分解するセルラーゼを持っていませんからね。しかしスピルリナはこの細胞壁が薄いので消化吸収しやすい。
牛など反芻(はんすう)動物は胃を4つ持っており、その胃の中に膨大な微生物が棲んでいます。この微生物の中にセルラーゼを持っているものがいるので、牛は草をむしゃむしゃ食べても消化できる(牛というより微生物が分解できるので)。ちなみに反芻動物の胃が犬業界で『トライプ』と呼ばれるものです。
私このスピルリナなんですけど、飼料会社で働いていた時ちょっと注目しており、飼育試験も何度かしたのですが、効果はあった!非常に良い成績が出ました(魚の飼料ですけど)。
犬にもこれ間違いなく良い、と思っていますがあまり使われない理由がですね・・・原料が高い、ってのもそうなんですが色が濃い。製造ライン上に物凄く付着するんですよ。これが厄介で使いにくい。
愛犬家の方にはどうでも良い話ですが・・・笑
Vet LifeとN&Dアンセストラルグレインは動物病院のみで販売
その他の商品で古代穀物のスペルト小麦とオーツ麦を使用した『N&D アンセストラルグレイン』、療法食のVET LIFE (ベットライフ)というのがありますが、この2つは動物病院のみでの取り扱いですので詳しい説明は割愛します。
もっと言えば海外だとマンゴーとかパイナップル、パパイヤなどが配合された『N&D トロピカルセクション』ってのがありますが、これは日本では販売されていませんので、もし日本で販売されたら紹介するようにします。
N&Dドッグフードの価格について|他に比べ単価は高いものの内容考慮すると納得できる価格ではある
では価格について。価格は公式ページの価格を記載しています。
800g | 2.5kg | kg単価(2.5kg袋) | |
N&Dキヌア・ダイジェスチョン | 3,760円 | 9,190円 | 3,676円/kg |
N&Dキヌア・スキン&コート | 3,760円 | 9,190円 | 3,676円/kg |
N&Dキヌア・ウェイトマネジメント | 3,760円 | 9,190円 | 3,676円/kg |
N&Dプライム | 3,760円 | 9,190円 | 3,676円/kg |
N&Dオーシャン ニシン | 3,420円 | 7,520円 | 3,008円/kg |
N&Dオーシャン タラ | 3,080円 | 6,680円 | 2,672円/kg |
N&Dパンプキン | 2,740円 | 6,520円 | 2,608円/kg |
2kg | kg単価 | |
N&Dホワイト | 9,640円 | 4,820円/kg |
N&Dブラウン | 9,640円 | 4,820円/kg |
ホワイトとブラウンに関しては2kg袋のみとなりますが、その他は800gと2.5kgの容量があります。
で、内容は既に解説した通り非常に良いのですが、価格面はちょっと高い。しかも送料別ですからね。
この価格帯だとペットショップでも販売しているものだと対抗馬はエンパイア、あと定価でのアカナ、その辺りになりますがアカナは基本的に高タンパク・高脂質のみになってしまうのと、小粒なのがスモールブリードしかない。エンパイアは種類が少ない。
商品ラインナップと保証成分の幅が広い、ってのはN&Dの魅力ですね。単純な単価で見れば高いですが、内容も伴っているので決してコスパは悪くないと感じます。
あとコスパ面で言えば『N&Dパンプキン』、これは良い。N&Dの中では廉価版の立ち位置ですが、十分に高スペックな内容なので高タンパク・高脂質なフードで品質よくコスパ良い、そんなフードを探している場合は検討する価値あり。
ホワイトとブラウンについては内容だけ見ると割高に感じます。が、こういう特殊なフードはどうしても小ロットの生産になるので割高になるのは仕方ない。療法食とかが使用原料として見れば大した内容ではないけど値段は高い。これと同じ理由です。
ちなみに購入する場合はAmazonが公式の運営するショップがあるのでオススメですね。
楽天・Yahooショッピングにも一応取り扱いはありますが取り扱いしている商品ラインナップが少なかったり、ちょっと割高だったりするので、やはりAmazonかなと。
N&Dドッグフードの実物を画像と動画で紹介|残念ながら日本では小粒のみ販売
N&Dドッグフードは粒のサイズに規格があって成犬用だとミニサイズが8-10mmなのですが、日本だとこのサイズしか売っていません。海外だとそれより大きいものが2サイズあるんですけどね。
日本は圧倒的に小型犬が多いので、ここは仕方ない面もありますね。N&Dがもっと売れたらサイズ展開も増えるかもです。
数粒サイズ測定しましたが9mm前後と規格内。『小粒』表記で販売されているものはこのくらいのサイズが多いので、小型犬の飼い主さんはサイズについて特に気にする必要はないかと思います。
画像だけじゃサイズ感分かりにくかもなので動画でも紹介しておきます。
N&Dドッグフードは品質良く商品ラインナップも豊富なので広くオススメできるフードである!
さて、今回はファルミナのN&Dドッグフードを紹介してみました。やや価格は高めなものの非常に良いフードだと思いますよ。
でね、最近SNSを眺めているとよく『オススメのフード教えて下さい』みたいな投稿見かけるのですが、あれってすごく答えにくい質問だと思いません??
フードと言ってもウェット、ドライ、セミドライ、色々とありますし、ドライフードで限定してもエクストルーダー、コールドプレス、オーブンベイク、フリーズドライ、エアドライ、製法も色々とある。
そして保証成分値も幅がある。
どんなフードを求めているかもう少し具体的な情報がなければ答えようがない。なのでいつも色々と思う事はあるのですが、スルーしている。もちろんDMとか頂ければ分かる範囲で紹介していますけどね!
で、N&Dドッグフードは通常のドライフード(エクストルーダー製)で限定したら内容良いですし情報公開量も多い。商品ラインナップも豊富、スペックの幅もあるので広くオススメしやすい。そんなフードと感じます。
フード選びで迷っている方はぜひ試してみて下さい。
では今回はこの辺で。こちらに当サイトで評価の高かったフードをまとめていますので、こちらも参考にして頂けると嬉しいです!