今回紹介するドッグフードはロットプレミア。原産国はイギリスですね!
このフードの良い点として500g包装で小分け包装されてるという点。(4kgの場合、500g×8袋)
ドッグフードって当然ですが大容量であればあるほど単価は安くなります。しかしあまり多すぎると消費するのに時間が掛かるし、酸化など劣化が怖い。最近だと食品用の真空保存シーラーなんかを使っている方もいますよね。
我が家も場合によっては使っています。ちなみにこれね↓
これお手頃価格でオススメです。アイリスオーヤマの家電ってコスパ良くて良いですよね。我が家で使っているのはアイリスオーヤマの『フードシーラー 真空パック器 VPF-S50』です。
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ただ面倒と言えば面倒ですし、一度袋を開封してリパックする事になる。出来れば袋は開封したくない。
そんな場合、オススメなのが今回紹介するロットプレミアですね。
原材料・保証成分、どんな特徴があるフードか?については記事本文で解説していきますが、特にオススメなのは『小粒で高タンパクなフード。そして小分け包装されているもの』を求めている方にはドンピシャかな、と。(中粒も商品ラインナップにはありますが、欠品中のため今のところ小型犬の飼い主さん向けですね)
では解説していきます。
ロットプレミアはどんな特徴のあるフードか?良い点と悪い点について
さっそく原材料表示及び保証成分を見てみましょう。
今回は成犬用のチキン&アガリクス(小粒)を用意しましたのでそれで。
ロットプレミア チキン&アガリクス 小粒(成犬用)
【原材料】
ドライチキン、サツマイモ、フレッシュチキン、ジャガイモ、エンドウ豆、チキンファット、アルファルファ、チキンストック、リンシード、食物繊維、フィッシュオイル、アガリクス、ミックスハーブ、ミネラル(Zn、Fe、Mn、Cu、I)、ビタミン(A、D3、E)、プロビタミン(L-カルニチン)、ユッカシジゲラエキス、フラクトオリゴ糖、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、マンナンオリゴ糖、エンテロコッカスフェシウム、天然由来成分酸化防止剤(ローズマリーエキス、ミックストコフェロール)
【保証成分】
タンパク質 33%、脂質 17%、粗灰分 8%、水分 8%、粗繊維 5%
オメガ6 3.1%、オメガ3 1.2%
カルシウム 1.6% リン 1.1%
代謝エネルギー 372kcal/100g
保証成分値はタンパク質33%と高タンパクな部類。
細かい内容は後で解説しますが、この配合内容だと保証成分のタンパク値はチキン由来の動物性タンパク質が多いと予想でき、グレインフリーでプレバイオティクス、プロバイオティクスどちらも考慮したシンバイオティクス。
ここ最近で人気のある内容ですね!
まず良い点として後で価格は詳しく紹介しますが、4kg(500g×8袋)で8,140円(税込)。kg単価だと2,035円/kg。500gという小包装でこの単価。内容であればコスパは良いと感じます。
悪い点としては情報がやや薄い。ロットプレミアって間違いなく海外OEMタイプのフードです。なぜならイギリスに公式ページがないので。
つまり日本の販売元である会社がイギリスのどこかの工場に製造依頼。それを日本に輸入してきて国内で販売しているタイプとなります。
ただOEMについて国産のフードは色々と問題ありますが、海外製のOEMってそこまで悪いものはない。
ペットショップで良く見るフードだと『ソルビダ』とか『キアオラ』なんかも海外OEMですからね。これらフードにあんまり悪い印象ってないと思います。
実際に当サイトではOEMでもメリットがあるフードは高評価しています。具体的には『ウルフインサイト 』なんかがそうですね。
→ウルフインサイトを評価|高品質・高タンパク・グレインフリーでコスパ良し!
OEMのフードってやっぱり情報が薄くなりがちなんですよ。このフードも原材料表示の『食物繊維』って何の?って話ですし、『公式サイト 』を見ても原料の情報や工場の設備、品質管理、製造方法など詳しい情報がない。
ここをどう判断するか、ですね!
もうちょっと公式HPを整備した方が飼い主さん的には安心できるのではないかな、と感じます。
単純な使用原料・保証成分、そして小包装での価格を見たら良いフードだとは思いますけどね!
ロットプレミアの使用原料・保証成分について|ややタンパク質源に特徴あり。これはこれで悪くはない
では使用原料および保証成分についてもう少し詳しく見ていきましょう!
ロットプレミアには主原料が『チキン』、『ビーフ』、『ラム』、『ダック』のものがありますが、今回は先ほど紹介したチキンの成犬用でいきます!
タンパク質源について
まずタンパク質源について。先ほどロットプレミアは【最近人気のある内容】と言いましたが、全体的な仕上がりとして見ればそうですが、タンパク質源についてはちょっと違います。
第一原料、つまり原材料表示で一番最初に記載されているもの(一番重量が重いもの)がドライチキンになっている。
これプレミアムドッグフードだと珍しいです。
生肉を第一原料にして、ドライチキンなど乾燥系原料はその後に。乾燥系原料でタンパク質を確保する、って内容が多いですからね。
ただこれが悪い、って意味ではないです。
生肉は確かに熱加工されていない原料なのでタンパク質の『品質』として見れば良いですが、ほぼ水分なのでタンパク質『量』を確保するのは難しい。
ドライチキン、ディハイドレートチキンなどと表現されるものって結局のところは『チキンミール』です。水分飛ばして乾燥させたもの。生肉に比べ水分量が低いのでタンパク質の割合が多くなります。約3倍くらいはタンパク質量が多い。つまり少量でタンパク質を確保できるのがメリットですが、その品質はピンキリ。乾燥系原料の品質(原材料品質と加工方法)が公式サイトに記載されていると信頼度が上がる、と考えています。
ある意味、第一原料にドライチキンが表記されているって事は保証成分上のタンパク質はチキン由来のがメインである、そう判断できます。
生肉第一原料にして、タンパク質は植物性の乾燥原料で確保する、ってフードもありますからね。それよりは断然良い。
30%超えるような高タンパクなフードの場合、乾燥原料は必須。生肉だけじゃ高タンパクなフードって設計上不可能です。それがどの位置に表示されているか?って話で、これはこれで良い内容と思いますよ。
サツマイモやジャガイモ、エンドウ豆からのタンパク質供給はもちろんありますが、生の状態の原料なのでそこまで多くはないでしょうしね。
脂質源について
次に脂質源について。
犬にとって必須脂肪酸、つまり体内では合成できないので食べ物から摂取しなければならないものはオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸となります。
オメガ6はチキンファット、つまり鶏脂ですね。そしてオメガ3はフィッシュオイルが供給源。
オメガ3脂肪酸は特に意識しないと不足しがちなのですが、保証成分値の【オメガ6:3.1%、オメガ3:1.2%】この割合はオメガ3比率も高く非常に良い内容と判断できます。
ここは特に問題ないですね!
その他原料とロットプレミアの総評
その他の特筆すべき点として既に説明したシンバイオティクス以外だと『アガリクス』ですね!
アガリクスは日本名だと『カワリハラタケ』と呼ばれるキノコですが、免疫力を高めると言われているβグルカンが豊富に含まれているキノコ。有名どころのフードだと『アーテミス』にも配合されていますよね。
腫瘍やがんの治療のサポートとしてアピールされている場合もありますが、過度な期待をするのはどうかな、とは思いますが効果があるって発表はあるにはあります。
→https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/22/Suppl/22_suppl_13/_pdf/-char/ja
ちなみに我が家は平日はドライフード。休日は手作りorトッピングってスタイルなのですが、一応ちょっと意識してハナビラタケってキノコをよく買います。
ハナビラタケ売っているスーパーあまりないですが、売ってなかったら舞茸でも良いですよ!舞茸もβグルカン多く含むキノコなので!(加熱はして下さいね)
話がちょっと脱線しましたが、そんなアガリクス配合。
あとここも効果は何ともであるが関節サポートに期待できるグルコサミン・コンドロイチンも入っている。
全体的には悪くはない。これと言って欠点はないし、評価できる点も非常に多い。ただもう少し公式サイト上での情報があればな、って感じですね!
ロットプレミアの価格について|コスパは非常に良いと感じます!
では価格について。
公式サイトの価格がこちら
チキン&アガリクス(小粒) | 価格(税込) | kg単価 |
500g | 1,518円 | 3,036円/kg |
2kg(500×4袋) | 4,785円 | 2,393円/kg |
4kg(500×8袋) | 8,140円 | 2,035円/kg |
12kgも規格としてあるようですが販売は未定の模様。あとビーフ(小粒・中粒)、ラム(中粒)、ダック(中粒)もありますがチキンよりは若干高い。あと今は欠品中ですね。
現状だとチキン&アガリクス(小粒)のみ、ってのがちょっと残念ですが、また増えたら追記しておきます。
さて、この単価ですが、小包装と内容、そこを考慮した上で2,035円/kg。悪くない。定期購入とかじゃなくこの価格はコスパは非常に良いと感じます。
ロットプレミア(小粒)の形状を画像と動画で紹介!
まずは画像にて。上記が小粒のサイズですが7mm〜7.5mmくらいですね!
かなり小粒な部類。小型犬向きです。画像じゃサイズ感が分かりにくいかもなので動画でも紹介しておきますね。
ロットプレミア|現状だと小包装・小粒の高タンパクフードを求めている方にはオススメ!
さて今回はロットプレミアを紹介してみました。
このフードね、これ私の勝手な予想ですが、集客に苦労している・・・そんな気がします。
規格としてあるビーフやラム、ダックが欠品になっている。12kg袋の表記が公式サイトにあるものの販売未定になっている。そもそも公式サイトが整備されているとは言えない。
インターペットなど出店しているもののイマイチ伸び悩んでいる。まずは一番オーソドックスなチキンのフードが何とか広まらないか・・・と悩んでいる、そんな印象。
ドッグフードって内容が良ければ売れる、って話でもない。
商品ラインナップを増やすのも、12kgという大容量を売るのも『在庫リスク』がありますからね。気持ちは分かります。
個人的にはまず公式サイトを整備する事かな、と感じます。ブログの世界でもどれだけ良い記事書いていても、サイトのデザインがショボかったら読者さん離脱しちゃいます。
これと同じで内容良いフードでも公式サイトのデザインが微妙だと離脱してしまう
良い部分はたくさんある。何かがキッカケで売れそうな気はする!そんなフードですね。私は嫌いじゃないです!!
では今回はこの辺で。